TIS、バリューチェーンを繋ぐIoTプラットフォーム『MONOweb(ものウェブ)』を製造業向けに提供開始
[17/08/22]
提供元:PRTIMES
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〜 工場・倉庫設備内の設備機器やセンサーなどからデータを収集・分析し、異常の早期発見と稼働状況確認コストの削減を実現 〜
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下TIS)は、工場・倉庫設備内の設備機器やセンサーなどからデータを収集・分析し、異常の早期発見と稼働状況確認コストの削減を実現するIoT(Internet of Things)プラットフォーム『MONOweb(R)(ものウェブ)』を製造業向けに、9月より提供開始することを発表します。
『MONOweb』は、製造業の生産設備機械や生産設備などの現場のシステムと、生産や経営などの業務システム(IT)とを繋ぐIoT実現のためのプラットフォームです。
IoTを活用したデータ収集・蓄積・分析のためのメニューで構成され、スピーディで安価に製造業の現場の課題の可視化や事前の不具合を知ることが可能になります。
『MONOweb』を活用することで、「設備異常の早期発見(生産ロス削減)」や「設備稼働状況確認コストの削減」といった課題の解決が可能になります。
<『MONOweb』の全体構成イメージ>
[画像: https://prtimes.jp/i/11650/296/resize/d11650-296-863547-0.jpg ]
TISでは、『MONOweb』を、センサーを使い設備保全や生産状況を把握したい製造業や、提供した設備機器のアフターサービスで稼働状況を把握したい設備機器メーカーなどに向けて展開していきます。
■『MONOweb』提供の背景
大手製造業を中心にIoTの活用は注目され、ドイツが主導する「Industrie4.0」※2や米国中心の「IIC (Industrial Internet Consortium)」※3が、製造業の国際競争力を上げるためにIoTを活用したサプライチェーンマネジメントの改革を進めています。
国内では「IVI(Industrial Value Chain Initiative)」※4が、2015年から国内の製造業現場の課題を、IoTを活用して解決する活動の業務シナリオを策定し実証実験を行っています。
「IVI」の業務シナリオの一つには、広大な工場敷地内に点在する設備の保全業務の効率化を、人に頼った定期点検や監視に頼る体制ではなく、IoTプラットフォームの活用で解決する例があげられています。
このように、工場では人間が介在する保全業務や機械や設備の稼働状況を収集、分析して、チョコ停(一時的な停止)などの予防にITを活用するニーズが高まっています。
TISも「IVI」のワーキンググループに参画し、製造現場の課題の収集と解決に向けた取り組みを進めており、お客様の工場・倉庫内の保全業務の改善に向けた各種提案を行っています。今回提供開始する『MONOweb』は、それらのノウハウを活用したIoTプラットフォームです。
『MONOweb』の展開に先行して、TISでは、大手製造業の工場設備の点検・修理などの保全業務を支援する「工場保全向けIoTシステム」を構築しました。2016年12月より試験稼動したこのIoTシステムでは、センサーから設備の稼動データを収集し、収集したデータを分析ツールでリアルタイムにモニタリングすることで、工場設備の適正な交換時期判断と操業停止防止に役立てています。
※2)「Industrie4.0」:ドイツ政府が推進する製造業の高度化を目指す戦略的プロジェクト。工業、特に製造業を高度にデジタル化する事で、マスカスタマイゼーションを可能とし、製造コストを大幅に削減することを主眼に置いた取り組み。
※3)「IIC (Industrial Internet Consortium)」:IoT技術、特にインダストリアルインターネットの産業実装と、デファクトスタンダードの推進を目的に、2014年にAT&T、シスコシステムズ、ゼネラル・エレクトリック、IBM、インテルの5社によって設立された国際規模の団体。2017年4月末現在、251団体が加盟。
※4)「IVI(Industrial Value Chain Initiative)」:ものづくりとITが融合したあたらしい社会をデザインし、それぞれの企業のそれぞれの現場が、それぞれの立場で、等しくイニシアティブをとるためのフォーラム。
■『MONOweb』の概要
『MONOweb』は、IoTを活用したデータ収集・蓄積・分析をするための以下の5つのメニューで構成されています。今後は、AIや機械学習を活用したデータ分析などの領域にもメニューを拡充させていく予定です。
1)「MONOweb Factory+」
「MONOweb Factory+」は、生産設備機械や生産設備のセンサーデータによる稼働監視から、生産システムと経営システムの連携まで、工場に関するシステムに必要な機能を、お客様の状況に合わせて構築するサービスです。
エッジコンピューティングでのデータ収集・蓄積から、センサーデータと既存の業務システムとの連携まで、3つのステージに合わせたモデルを用意し、お客様は自社の段階に合わせた選択が可能です。
□Entryモデル:
データ収集・蓄積をしたい企業を対象にしたモデル。工場設備の個々の機械の見える化で稼働状況を把握するシステムの構築を支援。
□Standardモデル:
生産設備システムと既存業務システムを連携させたい企業を対象にしたモデル。生産設備全体を個々の機械との相関関係から見える化し、生産システム内での業務改善などを支援。
□Enterpriseモデル:
センサーデータと基幹システムとを連携させたい企業を対象にしたモデル。生産システムと経営システムの連携した業務改革までを支援。
2)「MONOweb Sensor+」
「MONOweb Sensor+」は、センサー群の実装に特化したサービスです。配線不要かつ電池不要の「EnOcean」※5対応のセンサーを工場設備に取り付け、IoTゲートウェイ経由で情報を蓄積し、異常発生時の変調を可視化するためのクラウドサービスを提供します。「EnOcean」は、配線も電池も不要のため、既存の製造現場においても、機械や周辺の環境情報を収集するのに有効なセンサーです。
※5)「EnOcean」:光や温度、振動などの微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術(環境発電技術)」を使用した、電池不要の無線通信規格。
3)「MONOweb Device+」
「MONOweb Device+」は、IoTゲートウェイで管理しているソフトウェアや設計工程の成果物、業務改善のためのデータ連携を支援します。
□ファームウェア配信サービス:
IoTエージェントを組み込んだエッジの機器内のソフトウェアを管理し、遠隔(リモート)からソフトウェアなどの更新をすることを可能にします。
□設計図面管理:
オンプレミス(自社で管理するサーバー)上にある設計画面をモバイル端末とセキュアに同期し、オンラインやオフラインのモバイル端末内で設計画面を参照することを可能にします。
□IoT SDK:
デバイスと既に構築されているデータベース(例えば、Oracle、SQLServer、MYSQL、PostgreSQL)と直接双方向のデータ連携を可能にします。
4)「MONOweb Find+」
「MONOweb Find+」は、エッジコンピューティングで収集したデータを簡単で理解しやすいUIで可視化するサービスです。収集したデータを、豊富な表現力と複眼的な分析力を兼ね備えたダッシュボード形式でご提供します。
例えば、工場の機械や労働者の作業を監視・管理するシステム(MES:製造実行システム)の中でお客様が課題解決したい管理項目の分かりやすい可視化や、作業の日報を生産量や作業時間などと関連付けた分析結果の可視化を実現します。
5)「MONOweb Work+」
「MONOweb Work+」は、製造業の現場に加えて、生産システムや経営システムと連携する様々な業務の無駄を削減するサービスです。
例えば、まだシステム化(IT化)されていない定型業務を自動化するためのRPA(Robotic Process Automation)ツールを提供します。RPAにより、既存の定型業務を自動化し、短期間で導入効果を出すことで、製造現場の効率化と高付加価値業務へのパワーシフトが可能になります。
『MONOweb』の詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/MONOweb/index.html
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下TIS)は、工場・倉庫設備内の設備機器やセンサーなどからデータを収集・分析し、異常の早期発見と稼働状況確認コストの削減を実現するIoT(Internet of Things)プラットフォーム『MONOweb(R)(ものウェブ)』を製造業向けに、9月より提供開始することを発表します。
『MONOweb』は、製造業の生産設備機械や生産設備などの現場のシステムと、生産や経営などの業務システム(IT)とを繋ぐIoT実現のためのプラットフォームです。
IoTを活用したデータ収集・蓄積・分析のためのメニューで構成され、スピーディで安価に製造業の現場の課題の可視化や事前の不具合を知ることが可能になります。
『MONOweb』を活用することで、「設備異常の早期発見(生産ロス削減)」や「設備稼働状況確認コストの削減」といった課題の解決が可能になります。
<『MONOweb』の全体構成イメージ>
[画像: https://prtimes.jp/i/11650/296/resize/d11650-296-863547-0.jpg ]
TISでは、『MONOweb』を、センサーを使い設備保全や生産状況を把握したい製造業や、提供した設備機器のアフターサービスで稼働状況を把握したい設備機器メーカーなどに向けて展開していきます。
■『MONOweb』提供の背景
大手製造業を中心にIoTの活用は注目され、ドイツが主導する「Industrie4.0」※2や米国中心の「IIC (Industrial Internet Consortium)」※3が、製造業の国際競争力を上げるためにIoTを活用したサプライチェーンマネジメントの改革を進めています。
国内では「IVI(Industrial Value Chain Initiative)」※4が、2015年から国内の製造業現場の課題を、IoTを活用して解決する活動の業務シナリオを策定し実証実験を行っています。
「IVI」の業務シナリオの一つには、広大な工場敷地内に点在する設備の保全業務の効率化を、人に頼った定期点検や監視に頼る体制ではなく、IoTプラットフォームの活用で解決する例があげられています。
このように、工場では人間が介在する保全業務や機械や設備の稼働状況を収集、分析して、チョコ停(一時的な停止)などの予防にITを活用するニーズが高まっています。
TISも「IVI」のワーキンググループに参画し、製造現場の課題の収集と解決に向けた取り組みを進めており、お客様の工場・倉庫内の保全業務の改善に向けた各種提案を行っています。今回提供開始する『MONOweb』は、それらのノウハウを活用したIoTプラットフォームです。
『MONOweb』の展開に先行して、TISでは、大手製造業の工場設備の点検・修理などの保全業務を支援する「工場保全向けIoTシステム」を構築しました。2016年12月より試験稼動したこのIoTシステムでは、センサーから設備の稼動データを収集し、収集したデータを分析ツールでリアルタイムにモニタリングすることで、工場設備の適正な交換時期判断と操業停止防止に役立てています。
※2)「Industrie4.0」:ドイツ政府が推進する製造業の高度化を目指す戦略的プロジェクト。工業、特に製造業を高度にデジタル化する事で、マスカスタマイゼーションを可能とし、製造コストを大幅に削減することを主眼に置いた取り組み。
※3)「IIC (Industrial Internet Consortium)」:IoT技術、特にインダストリアルインターネットの産業実装と、デファクトスタンダードの推進を目的に、2014年にAT&T、シスコシステムズ、ゼネラル・エレクトリック、IBM、インテルの5社によって設立された国際規模の団体。2017年4月末現在、251団体が加盟。
※4)「IVI(Industrial Value Chain Initiative)」:ものづくりとITが融合したあたらしい社会をデザインし、それぞれの企業のそれぞれの現場が、それぞれの立場で、等しくイニシアティブをとるためのフォーラム。
■『MONOweb』の概要
『MONOweb』は、IoTを活用したデータ収集・蓄積・分析をするための以下の5つのメニューで構成されています。今後は、AIや機械学習を活用したデータ分析などの領域にもメニューを拡充させていく予定です。
1)「MONOweb Factory+」
「MONOweb Factory+」は、生産設備機械や生産設備のセンサーデータによる稼働監視から、生産システムと経営システムの連携まで、工場に関するシステムに必要な機能を、お客様の状況に合わせて構築するサービスです。
エッジコンピューティングでのデータ収集・蓄積から、センサーデータと既存の業務システムとの連携まで、3つのステージに合わせたモデルを用意し、お客様は自社の段階に合わせた選択が可能です。
□Entryモデル:
データ収集・蓄積をしたい企業を対象にしたモデル。工場設備の個々の機械の見える化で稼働状況を把握するシステムの構築を支援。
□Standardモデル:
生産設備システムと既存業務システムを連携させたい企業を対象にしたモデル。生産設備全体を個々の機械との相関関係から見える化し、生産システム内での業務改善などを支援。
□Enterpriseモデル:
センサーデータと基幹システムとを連携させたい企業を対象にしたモデル。生産システムと経営システムの連携した業務改革までを支援。
2)「MONOweb Sensor+」
「MONOweb Sensor+」は、センサー群の実装に特化したサービスです。配線不要かつ電池不要の「EnOcean」※5対応のセンサーを工場設備に取り付け、IoTゲートウェイ経由で情報を蓄積し、異常発生時の変調を可視化するためのクラウドサービスを提供します。「EnOcean」は、配線も電池も不要のため、既存の製造現場においても、機械や周辺の環境情報を収集するのに有効なセンサーです。
※5)「EnOcean」:光や温度、振動などの微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術(環境発電技術)」を使用した、電池不要の無線通信規格。
3)「MONOweb Device+」
「MONOweb Device+」は、IoTゲートウェイで管理しているソフトウェアや設計工程の成果物、業務改善のためのデータ連携を支援します。
□ファームウェア配信サービス:
IoTエージェントを組み込んだエッジの機器内のソフトウェアを管理し、遠隔(リモート)からソフトウェアなどの更新をすることを可能にします。
□設計図面管理:
オンプレミス(自社で管理するサーバー)上にある設計画面をモバイル端末とセキュアに同期し、オンラインやオフラインのモバイル端末内で設計画面を参照することを可能にします。
□IoT SDK:
デバイスと既に構築されているデータベース(例えば、Oracle、SQLServer、MYSQL、PostgreSQL)と直接双方向のデータ連携を可能にします。
4)「MONOweb Find+」
「MONOweb Find+」は、エッジコンピューティングで収集したデータを簡単で理解しやすいUIで可視化するサービスです。収集したデータを、豊富な表現力と複眼的な分析力を兼ね備えたダッシュボード形式でご提供します。
例えば、工場の機械や労働者の作業を監視・管理するシステム(MES:製造実行システム)の中でお客様が課題解決したい管理項目の分かりやすい可視化や、作業の日報を生産量や作業時間などと関連付けた分析結果の可視化を実現します。
5)「MONOweb Work+」
「MONOweb Work+」は、製造業の現場に加えて、生産システムや経営システムと連携する様々な業務の無駄を削減するサービスです。
例えば、まだシステム化(IT化)されていない定型業務を自動化するためのRPA(Robotic Process Automation)ツールを提供します。RPAにより、既存の定型業務を自動化し、短期間で導入効果を出すことで、製造現場の効率化と高付加価値業務へのパワーシフトが可能になります。
『MONOweb』の詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/MONOweb/index.html
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。