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独自免疫測定法でPOCTデバイスを開発する株式会社イムノセンスへ出資

グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営する、Shimadzu Future Innovation Fund(以下、Shimadzu FIF)は、独自免疫測定法でPOCT*デバイスを開発する株式会社イムノセンス(本社:大阪府吹田市 / 以下、イムノセンス)へ出資を実行したことをお知らせいたします。 * Point of Care Testing:診療所、在宅、遠隔地、災害現場など様々な医療現場で行われるリアルタイム検査の総称




[画像: https://prtimes.jp/i/47342/301/resize/d47342-301-e4eef7691de1d431c82a-0.png ]

イムノセンスは大阪大学特任教授の民谷栄一氏が開発した「GLEIA法」という免疫反応と電気化学反応を組み合わせた独自の免疫測定技術を活用して、POCT免疫検査デバイスの開発に取り組むスタートアップです。

現在臨床における免疫検査方法は、大きく分けて免疫クロマトによる目視検査と病院や臨床検査センターの高感度定量検査があります。前者は感度や定量性、後者は価格やサイズ、リアルタイム性といった、セルフケアの行動変容における重要な要素に課題を有していました。同社は独自の免疫測定法によりリアルタイム測定・高感度・低価格・小型という要素を保有するall-in-oneデバイスを開発しました。このデバイスにより既存の免疫検査のギャップを埋め、実用的で臨床価値の高いPOCT免疫検査を実現します。

現在は心臓疾患向け等マーカーを検査するデバイスの設計開発がすでに完了し、体内炎症を検査する目的の第一弾製品(CRP)はPMDAの薬機届け出も完了している状況です。CEOである杉原氏は大手企業で同様のPOCT検査デバイスの開発から量産設計、事業開発に携わった経験を強みに、同社ビジネスを牽引しています。

グローバル・ブレインは独自の測定法とデバイス開発力の高さ、POCT市場の高いポテンシャル、「GLEIA法」のPOCT以外への応用可能性を評価し今回の出資を決定いたしました。今回の出資を機に株式会社島津製作所と連携してイムノセンスの事業成長に貢献してまいります。

■イムノセンスについて
会社名 株式会社イムノセンス
所在地 大阪府吹田市岸部新町6番1号
    国立研究開発法人国立循環器病研究センター
    オープンイノベーションラボ 30602
代表者 代表取締役 杉原 宏和
設立日 2018年1月
事業内容 独自免疫測定法「GLEIA」を用いたPOCT検査デバイスの開発
URL https://immunosens.com/

■Shimadzu FIFについて
登記上の名称 Shimadzu Future Innovation投資事業有限責任組合
無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社
運用総額 50億円
運用期間 10年間
有限責任組合員 株式会社島津製作所
投資対象 ヘルスケア、グリーントランスフォーメーション(GX)、マテリアル、インダストリーを中心とした産業セクター

■グローバル・ブレインについて
会社名 グローバル・ブレイン株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町10-11
代表者 代表取締役社長 百合本 安彦
設立日 1998年1月
事業内容 ベンチャーキャピタル事業
URL https://globalbrains.com
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