東京国立博物館と凸版印刷、正倉院「正倉」と「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVR化
[19/10/07]
提供元:PRTIMES
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正倉院宝物の長期保存の謎を紐解くVR作品『正倉院―時を超える想い』を製作御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」と連動公開
独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:銭谷 眞美、以下東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下凸版印刷)は、宮内庁正倉院事務所(所在地:奈良県奈良市、所長:西川 明彦、以下正倉院事務所)の協力の下、正倉院「正倉(しょうそう)」の内部空間と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」を鑑賞できるVR作品『正倉院―時を超える想い』を製作しました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=TpPT89ypETk&feature=youtu.be ]
本作品は、2019年10月14日(月・祝)から東京国立博物館で開催する御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」の連動企画として、同館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2019年10月9日(水)から上演します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-764495-0.jpg ]
■VR作品『正倉院-時を超える想い』について
・正倉院「正倉」と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVRで緻密に再現
本作品の製作にあたり、凸版印刷は正倉院事務所の協力を得て、「正倉」の外観・内部と「螺鈿紫檀五絃琵琶」を対象として、立体形状計測と高精細撮影によりデジタルアーカイブを実施。取得したアーカイブデータを活用し、「正倉」と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVRで精密に再現しました。通常立ち入ることができない「正倉」の内部空間や、世界で唯一現存する五絃琵琶である「螺鈿紫檀五絃琵琶」の緻密な装飾など、普段は見る機会が限られた建築や宝物の鑑賞を可能にしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-565341-1.jpg ]
・「正倉」内部の特徴や構造をわかりやすく解説
本作品で再現された「正倉」では、通常の視点では見ることのできない部分まで鑑賞することができ1260余年を経た校倉造りの木肌や鎌倉時代の落雷の焼け焦げの跡などを紹介しながら、内部空間を自由に移動し解説します。また、校倉造りの建築工法もCG映像で紹介。スクリーンに実寸大に再現された「正倉」を鑑賞しながら、いかに壮大な建築であったかを体感できます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-227315-2.jpg ]
・「螺鈿紫檀五絃琵琶」の輝きを鑑賞
「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、聖武天皇が生前ご愛用された品々を記した「国家珍宝帳」にも記載されている作品です。古代シルクロードを通じて日本にもたらされたものですが、起源であるインドにも現存作例はなく、世界で唯一、正倉院にのみ残されています。ミュージアムシアターでは、VR技術をもちいて、「螺鈿紫檀五絃琵琶」の様々なアングルや表情を大画面いっぱいに映し出し、螺鈿、鼈甲(べっこう)の光沢変化や緻密な装飾を鑑賞することができます。また、1260年余りの時を超えてもその美しい姿を保つ「螺鈿紫檀五絃琵琶」がなぜ長期保存できたかを、正倉の構造や宝物の管理手法をもとに解説します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-681473-3.jpg ]
■正倉院について
正倉院は、今からおよそ1260年前に東大寺の旧境内に建てられた巨大な木造建築の宝庫です。
正倉院には、シルクロードを渡って伝来した、中国やインド、ギリシャなどの国際性豊かな宝物が遺され、これらを「正倉院宝物」と呼びます。奈良時代、光明皇后が聖武天皇の御冥福を祈念して東大寺の本尊盧舎那仏(大仏)に奉納した御遺愛品などがその始まりです。現在、正倉院正倉は宮内庁が所管しており、宝物は古来の「正倉」ではなく戦後に建造された西宝庫・東宝庫に分納されています。なお、正倉院は「正倉院正倉」として1998年に世界遺産に登録されています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-528185-4.jpg ]
■ 上演案内
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/304_1.jpg ]
■ SNSハッシュタグ投稿でステッカープレゼント
上演終了後、高精細なデータを活用した本作品ならではの画像をスクリーンに投影し、記念撮影会を実施。撮影した写真や感想などにハッシュタグ「#トーハクでVR正倉院」または「#VRShosoin」をつけてSNSに投稿した方には、ミュージアムシアター限定オリジナルステッカーをプレゼントします。
[画像6: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-608613-5.jpg ]
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/304_2.jpg ]
■御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」について
会期: 2019年10月14日(月・祝)〜11月24日(日)
開館時間: 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
※毎週金・土曜日、11月3日(日・祝)、4日(月・休)は21:00まで
休館日: 月曜日、11月5日(火)
会場: 東京国立博物館 平成館
主催: 東京国立博物館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
観覧料金: 一般 1,700円(1,500円)、大学生 1,100円(900円)、高校生 700円(500円)、中学生以下無料*()内は前売り
※展覧会の詳細は、東京国立博物館のホームページhttps://www.tnm.jp/をご覧ください。
■ 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について
「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。専属のナビゲーターのライブ上演で、あたかもコンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。
・超高精細4KプロジェクタによるVR映像投映
・スクリーンサイズ: 300インチ(横幅6.6m、高さ3.7m)
・シアターHP: http://www.toppan-vr.jp/mt/
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:銭谷 眞美、以下東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下凸版印刷)は、宮内庁正倉院事務所(所在地:奈良県奈良市、所長:西川 明彦、以下正倉院事務所)の協力の下、正倉院「正倉(しょうそう)」の内部空間と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」を鑑賞できるVR作品『正倉院―時を超える想い』を製作しました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=TpPT89ypETk&feature=youtu.be ]
本作品は、2019年10月14日(月・祝)から東京国立博物館で開催する御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」の連動企画として、同館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2019年10月9日(水)から上演します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-764495-0.jpg ]
■VR作品『正倉院-時を超える想い』について
・正倉院「正倉」と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVRで緻密に再現
本作品の製作にあたり、凸版印刷は正倉院事務所の協力を得て、「正倉」の外観・内部と「螺鈿紫檀五絃琵琶」を対象として、立体形状計測と高精細撮影によりデジタルアーカイブを実施。取得したアーカイブデータを活用し、「正倉」と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVRで精密に再現しました。通常立ち入ることができない「正倉」の内部空間や、世界で唯一現存する五絃琵琶である「螺鈿紫檀五絃琵琶」の緻密な装飾など、普段は見る機会が限られた建築や宝物の鑑賞を可能にしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-565341-1.jpg ]
・「正倉」内部の特徴や構造をわかりやすく解説
本作品で再現された「正倉」では、通常の視点では見ることのできない部分まで鑑賞することができ1260余年を経た校倉造りの木肌や鎌倉時代の落雷の焼け焦げの跡などを紹介しながら、内部空間を自由に移動し解説します。また、校倉造りの建築工法もCG映像で紹介。スクリーンに実寸大に再現された「正倉」を鑑賞しながら、いかに壮大な建築であったかを体感できます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-227315-2.jpg ]
・「螺鈿紫檀五絃琵琶」の輝きを鑑賞
「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、聖武天皇が生前ご愛用された品々を記した「国家珍宝帳」にも記載されている作品です。古代シルクロードを通じて日本にもたらされたものですが、起源であるインドにも現存作例はなく、世界で唯一、正倉院にのみ残されています。ミュージアムシアターでは、VR技術をもちいて、「螺鈿紫檀五絃琵琶」の様々なアングルや表情を大画面いっぱいに映し出し、螺鈿、鼈甲(べっこう)の光沢変化や緻密な装飾を鑑賞することができます。また、1260年余りの時を超えてもその美しい姿を保つ「螺鈿紫檀五絃琵琶」がなぜ長期保存できたかを、正倉の構造や宝物の管理手法をもとに解説します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-681473-3.jpg ]
■正倉院について
正倉院は、今からおよそ1260年前に東大寺の旧境内に建てられた巨大な木造建築の宝庫です。
正倉院には、シルクロードを渡って伝来した、中国やインド、ギリシャなどの国際性豊かな宝物が遺され、これらを「正倉院宝物」と呼びます。奈良時代、光明皇后が聖武天皇の御冥福を祈念して東大寺の本尊盧舎那仏(大仏)に奉納した御遺愛品などがその始まりです。現在、正倉院正倉は宮内庁が所管しており、宝物は古来の「正倉」ではなく戦後に建造された西宝庫・東宝庫に分納されています。なお、正倉院は「正倉院正倉」として1998年に世界遺産に登録されています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-528185-4.jpg ]
■ 上演案内
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/304_1.jpg ]
■ SNSハッシュタグ投稿でステッカープレゼント
上演終了後、高精細なデータを活用した本作品ならではの画像をスクリーンに投影し、記念撮影会を実施。撮影した写真や感想などにハッシュタグ「#トーハクでVR正倉院」または「#VRShosoin」をつけてSNSに投稿した方には、ミュージアムシアター限定オリジナルステッカーをプレゼントします。
[画像6: https://prtimes.jp/i/33034/304/resize/d33034-304-608613-5.jpg ]
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/304_2.jpg ]
■御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」について
会期: 2019年10月14日(月・祝)〜11月24日(日)
開館時間: 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
※毎週金・土曜日、11月3日(日・祝)、4日(月・休)は21:00まで
休館日: 月曜日、11月5日(火)
会場: 東京国立博物館 平成館
主催: 東京国立博物館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
観覧料金: 一般 1,700円(1,500円)、大学生 1,100円(900円)、高校生 700円(500円)、中学生以下無料*()内は前売り
※展覧会の詳細は、東京国立博物館のホームページhttps://www.tnm.jp/をご覧ください。
■ 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について
「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。専属のナビゲーターのライブ上演で、あたかもコンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。
・超高精細4KプロジェクタによるVR映像投映
・スクリーンサイズ: 300インチ(横幅6.6m、高さ3.7m)
・シアターHP: http://www.toppan-vr.jp/mt/
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* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上