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サイバーエージェントとNVIDIA、高品質なデジタルヒューマンの開発を加速      日本市場固有ニーズに対応した3DCG技術の機能拡充に向け協業を開始

仮想世界での体験向上および新たなビジネス機会創出を目指す




[画像1: https://prtimes.jp/i/12662/305/resize/d12662-305-0a5c6862668951f7c530-0.png ]

NVIDIA AI DAYS 2022 - 2022年6月23日 – 本日、株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751 )とNVIDIA(本社:カリフォルニア州サンタクララ、以下「NVIDIA」)は、高品質なデジタルヒューマンの開発、3DCG技術の拡充、およびAI コンピューティング インフラストラクチャ構築を目的に、協業を開始したことを発表しました。

本協業では、NVIDIAが提供するNVIDIA Omniverse™ ( https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/ )などを活用してデジタルヒューマンの研究開発を加速させるとともに、日本市場の固有ニーズに対応した3DCG技術の共同研究を行うことで、AIでクリエイティブの新たなステージを切り拓き、ビジネス機会の創出を目指します。

AI研究開発組織「AI Lab」を有し3DCG技術を活用したビジネス展開に注力するサイバーエージェントと、グラフィックス、シミュレーションおよび AI における高度なテクノロジを有し、アクセラレーテッド コンピューティングで世界をリードするNVIDIAが協業することで、両社のもつ研究開発力およびサービスへの実装力を通じて、さらなる3DCG技術の発展と社会実装拡大の実現に取り組んでまいります。

昨今、3DCG技術は、映画やゲームなどのエンターテインメント領域における活用にとどまらず、人間の分身として人間本来の活動に加え、時空を超えた新しい表現を可能にするデジタルヒューマンや、仮想世界における活用など世界的に注目を浴びています。

サイバーエージェントはこれまで、AI研究開発組織 「AI Lab」( https://cyberagent.ai/ailab/ ) および「デジタルヒューマン研究センター」( https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=26754 )においてディープラーニングを用いた3DCGモデル生成の研究を行うほか、フォトグラメトリー技術やCG制作を強みとする「株式会社CyberHuman Productions」( https://www.cyberhuman-productions.co.jp/ )を設立するなど、3DCG技術の研究開発および社会実装を積極的に行ってきました。また2022年2月には、サイバーエージェントが培ってきたAIや3DCG技術、小売企業のDX支援実績を活かし、仮想世界における企業の販促活動を支援するバーチャル店舗開発に特化した「株式会社CyberMetaverse Productions」( https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=27346 )を設立するなど、仮想世界でのサービス展開にも力を入れています。

NVIDIAは、3Dデジタルコンテンツ制作におけるリアルタイム コラボレーションおよびデジタルツインのシミュレーションのためのプラットフォームである NVIDIA Omniverse を提供しています。プロジェクト チームは、場所を選ばずに同じ 3D モデルでコラボレーションしながら、生産性を最大化し、コミュニケーションを強化することで、イノベーションを促進することができます。Omniverse は、高度でフォトリアリスティックなシーンの迅速な制作を可能にし、AIを活用して音声ソースだけで豊かな表情の顔のアニメーションを自動で生成することができ、さらに複雑で物理的に正確なリアルタイムシミュレーションの構築なども支援します。

デジタルヒューマンにおける開発では、精密でフォトリアリスティックな3DCGモデルの制作だけでなく、人間の精細な感情の表現も重要なため、最先端の機械学習手法を取り入れた高度なAI映像表現を実現することが課題です。特に、顔や体を高精細に表現するCG技術、映像と音声を一致させ動作を表現するリップシンク技術、そして、パーソナライズする上で膨大なパターンのコンテンツ生成が必要となります。これらの課題をOmniverse が解決いたします。

特に、Omniverse の一部である、Omniverse Audio2Face ( https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/apps/audio2face/ )は、NVIDIA ディープラーニング AI テクノロジを使用し、あらゆるボイスオーバー トラックに合わせた 3DCGモデルのアニメーション化を支援します。そのため、表現力豊かな顔のアニメーションを素早く簡単に生成することができます。NVIDIA Audio2Faceそのものがリップシンクを実現し、任意のセリフを発話させるための最適なツールとなります。

サイバーエージェントは、著名人のデジタルツインをキャスティングする「デジタルツインレーベル」事業においてOmniverseおよびOmniverse Audio2Faceを活用することで、実在する著名人のデジタルアバターのクリエイティブ制作およびより自然な発話を実現し、多種多様な広告の生成を目指します。

さらに、Omniverse Audio2Faceを日本語の自然言語処理や音声合成と結び付けるため、両社は今後、日本語対応の共同研究について視野にいれています。 サイバーエージェントは、日本語話者の再現研究を行っており、そのスクリプトをもとにした日本語の学習データは、Omniverse Audio2Face を日本語に対応させるための AI モデルのトレーニングに活用できます。日本語の形態素解析や感情分析 をもとに Omniverse Audio2Faceを日本語対応させることで、デジタルヒューマンの日本語発話の精度向上を目指すとともに、さらなる高度なデジタルヒューマンの実現への道筋となることを期待しています。

さらに、高品質なデジタルヒューマンの開発において、新たなクリエイティブワークフローの構築が鍵となります。より自然なデジタルヒューマンを開発するにあたり、高精細な表現のために多数のレンダラーや様々なクリエイティブ制作のためのアプリケーションが必須となります。さらに限られた時間で効率よく開発を進めるためには、複数の開発者が同時に作業できる環境が必要です。

NVIDIA Omniverse Enterprise ( https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/enterprise/ )は、複数のソフトウェア スイートでリモートから作業する3Dデザイン チームが、共有された仮想世界で、あらゆる端末からリアルタイムに共同で編集できるコラボレーション環境を実現します。NVIDIA Omniverse Enterpriseによって、高品質なデジタルヒューマンの制作が可能となり、ワークフローを高速化し、クリエイティブなプロセスに、より多くの時間を割くことができるため、創作の新たな高みを達成できます。

このような高品質なデジタルヒューマンの開発を加速し、様々な領域における高度なAI開発を推進するためには、すべてのワークロードに対して妥協することなく、十分なパフォーマンスを提供することができるエンタープライズ規模のAI コンピューティング インフラストラクチャが必須です。サイバーエージェントとNVIDIAは最高クラスのアクセラレーテッド インフラストラクチャと高速かつスケーラブルなパフォーマンスを提供することができるAI開発環境の構築においても協業してまいります。

今後も、3DCGにおける先進技術の導入や新たな試みを通じて、デジタルヒューマンの研究、社会実装および仮想世界における新たな価値を創造するとともに、企業のマーケティング活動に貢献してまいります。

株式会社サイバーエージェント 常務執行役員 内藤 貴仁は次のように述べています。「GPUの発明をはじめAI領域における先駆的な取り組みをされてきたNVIDIA様と共に、3DCG市場を開拓できることを嬉しく思います。これまでにはない先進技術の導入や新たな試みを通じて、デジタルヒューマンの研究、社会実装が加速することを楽しみにしております。新たなビジネス機会の創出を目指すとともに、デジタルヒューマンの日本語発話の精度向上など日本市場ならではの研究にも取り組んでまいりますので、NVIDIA様との今後の取り組みに是非ご期待ください。」

エヌビディア 日本代表 兼 米国本社副社長 大崎真孝は次のように述べています。「サイバーエージェント様と3DCG市場の拡大に向けて、協力体制を築けることを大変心強く思います。サイバーエージェント様の戦略の中核となるAIによるコンテンツ生成においてNVIDIA Omniverse 、ならびにNVIDIAのAIコンピューティング プラットフォームが、これら事業に貢献できるよう協力体制を強化することとなりました。広告コンテンツの多様化、また仮想世界という媒体の活性化が進む中、両社の協業が、3DCGにおける表現の高度化、日本市場にあったコンテンツ制作に寄与し、ユーザーに新たな価値を提供ができることを期待しております。」

[画像2: https://prtimes.jp/i/12662/305/resize/d12662-305-e96d8394000cd8810de7-1.jpg ]


[画像3: https://prtimes.jp/i/12662/305/resize/d12662-305-020f90c227d61596a712-2.png ]


サイバーエージェントについて
1998年設立。技術と運用力の高さで国内トップシェアを誇るインターネット広告事業、新しい未来のテレビ「ABEMA」などを提供するメディア事業や、ゲーム事業を中心に展開。近年、広告事業ではAI研究開発組織「AI Lab」を設立し、広告クリエイティブ生成におけるAI活用やデジタルヒューマンの研究開発など、幅広い領域のAI研究および社会実装に注力しています。

NVIDIAについて
1999 年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。

(C) 2022 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、およびNVIDIA ロゴ、NVIDIA Omniverseは米国およびその他の国々の NVIDIA Corporation (エヌビディア コーポレーション) の商標かつ/あるいは登録商標です。その他の会社名、機関名や製品名についても、それらに関連付けられる各機関の商標である可能性があります。製品の特徴、価格、発売・販売および仕様は、予告なしに変更されることがあります。

本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時にNVIDIA製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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