「冷泉家時雨亭叢書」全100巻 いよいよ完結
[17/11/24]
提供元:PRTIMES
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冷泉家時雨亭叢書(朝日新聞社・発行、朝日新聞出版・発売)は、11月20日(月)に第百巻『百人一首 百人一首注 拾遺(三)』が刊行され、ついに完結します。
[画像: https://prtimes.jp/i/4702/311/resize/d4702-311-391077-0.jpg ]
京都御所の北に位置する冷泉家は、現存する唯一の公家住宅。藤原俊成(1114―1204)・定家(1162―1241)父子の流れを汲む「歌の家」としての伝統を800年以上にわたって守り続けてきました。その文書蔵(御文庫)には平安時代以来の膨大な典籍・古文書類が伝わっていますが、長らく門外不出、一子相伝の「秘籍」とされてきました。
1980年、それら文書類を財団法人(現・公益財団法人冷泉家時雨亭文庫)に移管し、公開することを先代の同家第24代為任(ためとう)氏が決意されました。国文学や歴史の研究者にとって、まさに垂涎の資史料を覆っていたヴェールが上がった瞬間でした。
冷泉家時雨亭叢書はそれら貴重な典籍・古文書類を精巧な写真版(影印版)で刊行し、同財団の公開事業の一助とするものです。朝日新聞社は「21世紀につなぐ文化事業」と位置付け、出版元となりました。第一回配本は1992年、第一巻『古来風躰抄』が刊行されました。
以来、全100巻に収録された書目は約650点。国宝5点(上記の藤原俊成自筆『古来風躰抄』、藤原定家自筆『明月記』『拾遺愚草』、同筆『古今和歌集〈嘉禄二年本〉』『後撰和歌集〈天福二年本〉』)を筆頭に、数点の例外を除きほとんどすべてが重要文化財指定された書物という豪華ラインアップでした。叢書のためにすべて大判で撮り下ろされた写真は、4万カット近くに及びました。
配本開始時は1期あたり12巻を5期、全60巻を予定していました。しかし、その後の調査の進展と学界からの強い期待を受けて6期全72巻、7期全84巻、そして8期全100巻と順次、構想が拡大されました。そして25年を経てついに第百巻の刊行に至ったわけです。まさに世紀を跨ぐ一大出版事業となりました。それがこのたび、25年の歳月をかけて完結をみました。
■「冷泉家時雨亭叢書」全100巻の総目次はこちらをご覧下さい。
https://publications.asahi.com/original/shoseki/reizeike/index.shtml
[画像: https://prtimes.jp/i/4702/311/resize/d4702-311-391077-0.jpg ]
京都御所の北に位置する冷泉家は、現存する唯一の公家住宅。藤原俊成(1114―1204)・定家(1162―1241)父子の流れを汲む「歌の家」としての伝統を800年以上にわたって守り続けてきました。その文書蔵(御文庫)には平安時代以来の膨大な典籍・古文書類が伝わっていますが、長らく門外不出、一子相伝の「秘籍」とされてきました。
1980年、それら文書類を財団法人(現・公益財団法人冷泉家時雨亭文庫)に移管し、公開することを先代の同家第24代為任(ためとう)氏が決意されました。国文学や歴史の研究者にとって、まさに垂涎の資史料を覆っていたヴェールが上がった瞬間でした。
冷泉家時雨亭叢書はそれら貴重な典籍・古文書類を精巧な写真版(影印版)で刊行し、同財団の公開事業の一助とするものです。朝日新聞社は「21世紀につなぐ文化事業」と位置付け、出版元となりました。第一回配本は1992年、第一巻『古来風躰抄』が刊行されました。
以来、全100巻に収録された書目は約650点。国宝5点(上記の藤原俊成自筆『古来風躰抄』、藤原定家自筆『明月記』『拾遺愚草』、同筆『古今和歌集〈嘉禄二年本〉』『後撰和歌集〈天福二年本〉』)を筆頭に、数点の例外を除きほとんどすべてが重要文化財指定された書物という豪華ラインアップでした。叢書のためにすべて大判で撮り下ろされた写真は、4万カット近くに及びました。
配本開始時は1期あたり12巻を5期、全60巻を予定していました。しかし、その後の調査の進展と学界からの強い期待を受けて6期全72巻、7期全84巻、そして8期全100巻と順次、構想が拡大されました。そして25年を経てついに第百巻の刊行に至ったわけです。まさに世紀を跨ぐ一大出版事業となりました。それがこのたび、25年の歳月をかけて完結をみました。
■「冷泉家時雨亭叢書」全100巻の総目次はこちらをご覧下さい。
https://publications.asahi.com/original/shoseki/reizeike/index.shtml