就活ルールを「守らない」ガイアックス、政府の就活ルール維持を受け、2022採用も情報公開を継続
[19/11/05]
提供元:PRTIMES
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〜必要なのは「時期のルール」ではなく「情報公開のルール」〜
株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、経団連の会員企業ではなく、また就活ルールが就活市場を歪めていると判断したため、就活ルールによらない新卒採用活動をおこなってきました。さらに、就活生が自分らしい就活をできるためのひとつの回答として、ガイアックスは2020年4月入社採用(新卒採用)活動の内部データを毎月公開しながら、採用活動を続けてきました。
このたび、2022年入社採用において、政府が就活ルール(説明会は3年生の3月、面接は4年生の6月、内定は10月に解禁)を定め、経済団体・業界団体に要請する方針を受け、当社は、時期のルールよりも情報公開のルールが重要と考え、新卒採用活動のデータ公開を継続することを発表します。なお、当社は新卒採用を通年採用にて実施しております。
[画像1: https://prtimes.jp/i/3955/318/resize/d3955-318-585482-0.png ]
●形骸化したため、経団連が廃止した就活ルール
就活ルールは既に形骸化しており、経団連は2018年10月9日、就活ルールを2021年春に入社する学生から廃止すると発表しています※1。また、2019年10月30日、経済同友会の桜田代表幹事は、30日の記者会見で就活ルールについて「なくなっていくべきである」と述べ、将来的に撤廃すべきだと認識を示しています※2。就活ルールにおける面接解禁は6月からですが、2020卒の2019年5月1日時点での大学生の就職内定率は51.4%※3、6月1日時点での大学生の就職内定率は70.3%※4と、6月からの選考・面接の解禁は、ほぼ形骸化しています。
しかしながら、このような実態と合わないルールが維持されていることで、多くの企業は、就活ルールを守っているように見せかけています。6月1日の面接解禁日に最終面接を行い、そこで内々定を通知するのが慣わしになってしまっています※5。結果、採用面接は6月開始と、就活ルールを信じる正直な就活生が損をする状態であり、たいへん不誠実な状態となっています。
●多様化する大学生活の実態に合わない就活ルール
留学や休学しての学外での活動、部活動の遅い時期での引退などにより、就活ルールで定められた時期での就職活動が困難な学生が多く見受けられるようになりました。そのような中、就活ルールで就活時期を定めて学生を縛るのではなく、それぞれの大学生活に合わせ、学生が自分で就職活動の時期を選べることが望まれています。
そのため、ガイアックスでは、採用の時期を定めることはなく、選考を受ける時期、入社する時期を自由に選べるようにしています。
●必要なのは「時期のルール」ではなく「情報公開のルール」
就活生に対して、企業の対応が不誠実だと感じさせるのは、就活ルールという時期の問題だけではありません。いわゆる「学歴フィルター」問題があります※6。就活ルールに定められた採用活動期間中に、多数のエントリーシートや企業説明会への応募が集中する中で選考をおこなうため、学歴フィルターを用いて大学群ごとの説明会参加人数制限をする企業が一部にあります。一方、その学歴フィルターの存在を明らかにしている企業はありません。
このような就活ルールや学歴フィルタリングの有無などの不誠実な対応は、就活生に不信感を持たせます。すると、学生側も欺こうとし、正直な志望状況を話せず、選考や内定の辞退を決めたものの辞退を言い出しずらかったり、一方で、企業側も内定者の真意が分からず、不信をもってしまったりするなど、結果双方のためになっていない現状があります。
必要なのは、学生と企業の情報の非対称性の解消です。お互いのことを隠さずにきちんと伝え、双方の望んだキャリアを歩めるようにしていくことこそが重要です。就職活動とは「企業が学生を選別する」のではなく、「企業と学生の双方が歩み寄り合意する」という、より健全な構図となっていくよう望みます。
ガイアックスでは、月別の人事面接通過状況および大学別の人事面接通過状況など新卒採用の各種選考データの公開をおこなっており、今後も継続して公開してまいります。就活ルールを「守らない」採用活動が実際にどのように進められているのか、またどのような結果に結びついたのか、各社・各大学・各学生が参考にできるよう、ガイアックスの2019年卒の採用、2020年卒採用に続き今後も公開してまいります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/3955/318/resize/d3955-318-574442-1.png ]
●関連URL
ガイアックス ポテンシャル採用公開データ https://www.gaiax.co.jp/blog/post-series/recruit-data/
※1:定例記者会見における中西会長発言要旨(経団連、2018年10月9日)
https://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2018/1009.html
※2:就活ルール、将来撤廃を=桜田経済同友会代表幹事(時事通信、2019年10月30日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019103001255
※3:就職プロセス調査(2020年卒)【確報版】「2019年5月1日時点 内定状況」(就職みらい研究所、2019年5月15日)
https://data.recruitcareer.co.jp/research_article/20190515001/
※4:就職プロセス調査(2020年卒)【確報版】「2019年6月1日時点 内定状況」(就職みらい研究所、2019年6月7日)
https://data.recruitcareer.co.jp/research_article/20180625001/
※5:就活で「6月1日に来てください」が意味する事とは?形骸化が止まらない就活ルールの現状(2019年5月13日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/sakaikazuki/20190513-00125815/
※6:就活「学歴フィルター」復活の兆し、巧妙化する手口と実態 (2018年11月8日)
https://diamond.jp/articles/-/184504
株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、経団連の会員企業ではなく、また就活ルールが就活市場を歪めていると判断したため、就活ルールによらない新卒採用活動をおこなってきました。さらに、就活生が自分らしい就活をできるためのひとつの回答として、ガイアックスは2020年4月入社採用(新卒採用)活動の内部データを毎月公開しながら、採用活動を続けてきました。
このたび、2022年入社採用において、政府が就活ルール(説明会は3年生の3月、面接は4年生の6月、内定は10月に解禁)を定め、経済団体・業界団体に要請する方針を受け、当社は、時期のルールよりも情報公開のルールが重要と考え、新卒採用活動のデータ公開を継続することを発表します。なお、当社は新卒採用を通年採用にて実施しております。
[画像1: https://prtimes.jp/i/3955/318/resize/d3955-318-585482-0.png ]
●形骸化したため、経団連が廃止した就活ルール
就活ルールは既に形骸化しており、経団連は2018年10月9日、就活ルールを2021年春に入社する学生から廃止すると発表しています※1。また、2019年10月30日、経済同友会の桜田代表幹事は、30日の記者会見で就活ルールについて「なくなっていくべきである」と述べ、将来的に撤廃すべきだと認識を示しています※2。就活ルールにおける面接解禁は6月からですが、2020卒の2019年5月1日時点での大学生の就職内定率は51.4%※3、6月1日時点での大学生の就職内定率は70.3%※4と、6月からの選考・面接の解禁は、ほぼ形骸化しています。
しかしながら、このような実態と合わないルールが維持されていることで、多くの企業は、就活ルールを守っているように見せかけています。6月1日の面接解禁日に最終面接を行い、そこで内々定を通知するのが慣わしになってしまっています※5。結果、採用面接は6月開始と、就活ルールを信じる正直な就活生が損をする状態であり、たいへん不誠実な状態となっています。
●多様化する大学生活の実態に合わない就活ルール
留学や休学しての学外での活動、部活動の遅い時期での引退などにより、就活ルールで定められた時期での就職活動が困難な学生が多く見受けられるようになりました。そのような中、就活ルールで就活時期を定めて学生を縛るのではなく、それぞれの大学生活に合わせ、学生が自分で就職活動の時期を選べることが望まれています。
そのため、ガイアックスでは、採用の時期を定めることはなく、選考を受ける時期、入社する時期を自由に選べるようにしています。
●必要なのは「時期のルール」ではなく「情報公開のルール」
就活生に対して、企業の対応が不誠実だと感じさせるのは、就活ルールという時期の問題だけではありません。いわゆる「学歴フィルター」問題があります※6。就活ルールに定められた採用活動期間中に、多数のエントリーシートや企業説明会への応募が集中する中で選考をおこなうため、学歴フィルターを用いて大学群ごとの説明会参加人数制限をする企業が一部にあります。一方、その学歴フィルターの存在を明らかにしている企業はありません。
このような就活ルールや学歴フィルタリングの有無などの不誠実な対応は、就活生に不信感を持たせます。すると、学生側も欺こうとし、正直な志望状況を話せず、選考や内定の辞退を決めたものの辞退を言い出しずらかったり、一方で、企業側も内定者の真意が分からず、不信をもってしまったりするなど、結果双方のためになっていない現状があります。
必要なのは、学生と企業の情報の非対称性の解消です。お互いのことを隠さずにきちんと伝え、双方の望んだキャリアを歩めるようにしていくことこそが重要です。就職活動とは「企業が学生を選別する」のではなく、「企業と学生の双方が歩み寄り合意する」という、より健全な構図となっていくよう望みます。
ガイアックスでは、月別の人事面接通過状況および大学別の人事面接通過状況など新卒採用の各種選考データの公開をおこなっており、今後も継続して公開してまいります。就活ルールを「守らない」採用活動が実際にどのように進められているのか、またどのような結果に結びついたのか、各社・各大学・各学生が参考にできるよう、ガイアックスの2019年卒の採用、2020年卒採用に続き今後も公開してまいります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/3955/318/resize/d3955-318-574442-1.png ]
●関連URL
ガイアックス ポテンシャル採用公開データ https://www.gaiax.co.jp/blog/post-series/recruit-data/
※1:定例記者会見における中西会長発言要旨(経団連、2018年10月9日)
https://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2018/1009.html
※2:就活ルール、将来撤廃を=桜田経済同友会代表幹事(時事通信、2019年10月30日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019103001255
※3:就職プロセス調査(2020年卒)【確報版】「2019年5月1日時点 内定状況」(就職みらい研究所、2019年5月15日)
https://data.recruitcareer.co.jp/research_article/20190515001/
※4:就職プロセス調査(2020年卒)【確報版】「2019年6月1日時点 内定状況」(就職みらい研究所、2019年6月7日)
https://data.recruitcareer.co.jp/research_article/20180625001/
※5:就活で「6月1日に来てください」が意味する事とは?形骸化が止まらない就活ルールの現状(2019年5月13日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/sakaikazuki/20190513-00125815/
※6:就活「学歴フィルター」復活の兆し、巧妙化する手口と実態 (2018年11月8日)
https://diamond.jp/articles/-/184504