Jリーグ所属の全クラブをビジネスマネジメント面からランキングした 「Jリーグ マネジメントカップ2019」を発表
[20/09/30]
提供元:PRTIMES
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J1は浦和レッドダイヤモンズ、J2はV・ファーレン長崎、J3はギラヴァンツ北九州が それぞれ首位に
デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、CEO:永田高士 以下、デロイト トーマツ)のスポーツビジネスグループは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するJ1、J2、J3全クラブを対象に、経営という側面から分析した、「Jリーグマネジメントカップ 2019」を発表します。今回の発表において、J1は浦和レッドダイヤモンズ、J2はV・ファーレン長崎、J3はギラヴァンツ北九州がそれぞれ首位となりました。
スポーツビジネスにおけるクラブのマネジメントでは、いかに試合に勝つかという「フィールドマネジメント(FM)」と同様に、いかにビジネスとして収益を上げ、また事業拡大をするかという「ビジネスマネジメント(BM)」が重要です。「Jリーグ マネジメントカップ」は2014年より、スポーツビジネスの一層の発展に向けて事業や経営といった観点からの関心と理解を広げることを目的に、毎年、発行しているものです。今回で5回目となる「Jリーグ マネジメントカップ2019」では、2020年7月にJリーグから公表された55クラブの2019年の財務情報など公開情報をもとに、ビジネスマネジメントにおいて重要なテーマである「マーケティング」「経営効率」「経営戦略」「財務状況」の4つの視点で計13のKPIを設けて分析しています。ランキングはそれぞれのKPIをJ1、J2、J3のディビジョンごとに数値化し集計したものです。
今回の「Jリーグ マネジメントカップ 2019」は、2019年シーズンを対象としたものですが、直近の2020年シーズンは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでのスポンサー収入や入場料収入の確保に不安を抱えるクラブが多くなっています。各クラブは知恵を絞ったBM施策を実行し、コロナ禍において、新たな収益源を確保、来客誘導施策を工夫していくことが急務となっています。デロイト トーマツは「Jリーグマネジメントカップ」等の活動を通じて、スポンサーシップの在り方やスポーツをコンテンツとしたビジネスの展開など、ウィズコロナ、ポストコロナにおけるスポーツビジネスの将来像に貢献していきたいと考えています。
調査結果の詳細については特設ページをご確認ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/consumer-and-industrial-products/articles/sb/j-league-management-cup.html
■J1
[画像1: https://prtimes.jp/i/202/319/resize/d202-319-351307-4.png ]
浦和が僅差で2年ぶり4度目の優勝!!
浦和は経営戦略分野で1位となり、その他のマーケティング分野、経営効率分野、財務状況分野も4位と、各分野で安定した強さを見せ、2位と僅か1ポイント差という接戦を制して優勝を勝ち取りました。
浦和の特徴は、2位に倍近くの金額差をつけている入場料収入です。入場料収入の裏側には一人ひとりのファン・サポーターの存在が紐づいているという意味で、クラブへのコミットメントの強い、質の高い収入であるといえます。
コロナ禍により集客という面では浦和の特徴を活かしにくい環境となってしまったのは事実ですが、スタジアム外でもサポーターに後押ししてもらえる仕組みをどう作っていくのか、今後も注目です。
■J2
[画像2: https://prtimes.jp/i/202/319/resize/d202-319-212163-5.png ]
長崎、地力を発揮して僅差ながらも初優勝!!
長崎は、経営効率分野では12位と振るいませんでしたが、マーケティング分野、財務状況分野で4位、経営戦略分野では1位タイとなり、僅差ではありますが初の優勝となりました。
昨シーズンはFM面で初めてのJ1昇格によるBM面への好影響がありました。一転して2019年シーズンは、J2降格による悪影響をいかに最小限にとどめ、安定した財務基盤を維持できるかの勝負となりましたが、見事そのチャレンジでは結果を出すことができました。
直近では、クラブの成長期において誰も経験したことのないコロナ禍による制約が続いていますが、新社長のもと、新しいホームスタジアム構想もあり、今後の動向に注目です。
■J3
[画像3: https://prtimes.jp/i/202/319/resize/d202-319-920491-6.png ]
北九州が30ポイント以上の大差で2連覇!!
北九州はマーケティング分野、経営戦略分野、財務状況分野で1位、経営効率分野で2位と全分野で好成績を収め、堂々の2連覇となりました。
2019年シーズンは、取り組んできた組織再編とスタッフのマインドチェンジというBM施策の効果が具体化し、FM面にもそれが波及した形となりました。ほぼ全ての指標で上位に入り、他のクラブを寄せ付けない強さで、FM面同様、北九州の底力を爆発させる結果となりました。
コロナ禍でスタジアムへの集客が難しくなることが想定されますが、北九州の「らしさ」の象徴でもあるBM面とFM面の連携を武器に、厳しい環境の中でも引き続き結果を残し続けられるか、今後の動向にも期待です。
■ランキングの算出方法
マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況に対して、デロイト トーマツが独自のKPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)に基づいて項目別にランク付けを行い、そのランキングに応じたビジネスマネジメントポイントを付与していきます。各KPIは以下の通りです。
マーケティング:平均入場者数、スタジアム集客率、新規観戦者割合、客単価
経営効率:勝点1あたりチーム人件費、勝点1あたり入場料収入
経営戦略:売上高・チーム人件費率、SNSフォロワー数、SNSフォロワー数増減率、グッズ関連利益額
財務状況:売上高、売上高成長率、自己資本比率
・上記KPIに基づいてディビジョン別にランキングに応じたポイントを付与(J1の第1位は18ポイント、J2の第 1位は22ポイント、J3の第1位は15ポイントで、順位が1つ下がるごとに1ポイント減らす)
・最終的に4つのステージの累計ポイントによってランキングする
・BMポイントが同率の場合、マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況の順で順位が上のクラブを上位クラブとする
デロイト トーマツのスポーツビジネスグループ(SBG)について
クラブやリーグ、協会等競技団体の経営基盤の強化から観客・ファンの獲得、収益を最大化する商品サービスの開発、スタジアムの建設・運営管理など、スポーツビジネスを成功させるために解決すべき課題は数多く存在します。デロイト トーマツ グループでは、財務会計、戦略、マーケティング・業務改革など、多様な分野のプロフェッショナルを擁し、スポーツビジネス領域におけるグローバルでの豊富な知見を活かしつつ、あらゆる面から事業支援を行う体制を整えています。
www.deloitte.com/jp/sports-business
デロイト トーマツ グループは、日本最大規模のプロフェッショナルサービスファームとして有する圧倒的な専門性・総合力と、データ・アナリティクスやデジタル・テクノロジーに関する最先端の実践的知見を融合することで、経済社会や産業の将来像を指し示し、その実現に必要とされる経営変革と社会イノベーションを加速させる「経済社会の変革のカタリスト」となることを目指しています。SBGの活動では、日本におけるスポーツビジネス領域での産業基盤の強化や、スポーツを核とした地域活性化モデルの構築などスポーツをハブとした「経済社会の変革のカタリスト」としての取り組みを推進しています。
デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、CEO:永田高士 以下、デロイト トーマツ)のスポーツビジネスグループは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するJ1、J2、J3全クラブを対象に、経営という側面から分析した、「Jリーグマネジメントカップ 2019」を発表します。今回の発表において、J1は浦和レッドダイヤモンズ、J2はV・ファーレン長崎、J3はギラヴァンツ北九州がそれぞれ首位となりました。
スポーツビジネスにおけるクラブのマネジメントでは、いかに試合に勝つかという「フィールドマネジメント(FM)」と同様に、いかにビジネスとして収益を上げ、また事業拡大をするかという「ビジネスマネジメント(BM)」が重要です。「Jリーグ マネジメントカップ」は2014年より、スポーツビジネスの一層の発展に向けて事業や経営といった観点からの関心と理解を広げることを目的に、毎年、発行しているものです。今回で5回目となる「Jリーグ マネジメントカップ2019」では、2020年7月にJリーグから公表された55クラブの2019年の財務情報など公開情報をもとに、ビジネスマネジメントにおいて重要なテーマである「マーケティング」「経営効率」「経営戦略」「財務状況」の4つの視点で計13のKPIを設けて分析しています。ランキングはそれぞれのKPIをJ1、J2、J3のディビジョンごとに数値化し集計したものです。
今回の「Jリーグ マネジメントカップ 2019」は、2019年シーズンを対象としたものですが、直近の2020年シーズンは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでのスポンサー収入や入場料収入の確保に不安を抱えるクラブが多くなっています。各クラブは知恵を絞ったBM施策を実行し、コロナ禍において、新たな収益源を確保、来客誘導施策を工夫していくことが急務となっています。デロイト トーマツは「Jリーグマネジメントカップ」等の活動を通じて、スポンサーシップの在り方やスポーツをコンテンツとしたビジネスの展開など、ウィズコロナ、ポストコロナにおけるスポーツビジネスの将来像に貢献していきたいと考えています。
調査結果の詳細については特設ページをご確認ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/consumer-and-industrial-products/articles/sb/j-league-management-cup.html
■J1
[画像1: https://prtimes.jp/i/202/319/resize/d202-319-351307-4.png ]
浦和が僅差で2年ぶり4度目の優勝!!
浦和は経営戦略分野で1位となり、その他のマーケティング分野、経営効率分野、財務状況分野も4位と、各分野で安定した強さを見せ、2位と僅か1ポイント差という接戦を制して優勝を勝ち取りました。
浦和の特徴は、2位に倍近くの金額差をつけている入場料収入です。入場料収入の裏側には一人ひとりのファン・サポーターの存在が紐づいているという意味で、クラブへのコミットメントの強い、質の高い収入であるといえます。
コロナ禍により集客という面では浦和の特徴を活かしにくい環境となってしまったのは事実ですが、スタジアム外でもサポーターに後押ししてもらえる仕組みをどう作っていくのか、今後も注目です。
■J2
[画像2: https://prtimes.jp/i/202/319/resize/d202-319-212163-5.png ]
長崎、地力を発揮して僅差ながらも初優勝!!
長崎は、経営効率分野では12位と振るいませんでしたが、マーケティング分野、財務状況分野で4位、経営戦略分野では1位タイとなり、僅差ではありますが初の優勝となりました。
昨シーズンはFM面で初めてのJ1昇格によるBM面への好影響がありました。一転して2019年シーズンは、J2降格による悪影響をいかに最小限にとどめ、安定した財務基盤を維持できるかの勝負となりましたが、見事そのチャレンジでは結果を出すことができました。
直近では、クラブの成長期において誰も経験したことのないコロナ禍による制約が続いていますが、新社長のもと、新しいホームスタジアム構想もあり、今後の動向に注目です。
■J3
[画像3: https://prtimes.jp/i/202/319/resize/d202-319-920491-6.png ]
北九州が30ポイント以上の大差で2連覇!!
北九州はマーケティング分野、経営戦略分野、財務状況分野で1位、経営効率分野で2位と全分野で好成績を収め、堂々の2連覇となりました。
2019年シーズンは、取り組んできた組織再編とスタッフのマインドチェンジというBM施策の効果が具体化し、FM面にもそれが波及した形となりました。ほぼ全ての指標で上位に入り、他のクラブを寄せ付けない強さで、FM面同様、北九州の底力を爆発させる結果となりました。
コロナ禍でスタジアムへの集客が難しくなることが想定されますが、北九州の「らしさ」の象徴でもあるBM面とFM面の連携を武器に、厳しい環境の中でも引き続き結果を残し続けられるか、今後の動向にも期待です。
■ランキングの算出方法
マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況に対して、デロイト トーマツが独自のKPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)に基づいて項目別にランク付けを行い、そのランキングに応じたビジネスマネジメントポイントを付与していきます。各KPIは以下の通りです。
マーケティング:平均入場者数、スタジアム集客率、新規観戦者割合、客単価
経営効率:勝点1あたりチーム人件費、勝点1あたり入場料収入
経営戦略:売上高・チーム人件費率、SNSフォロワー数、SNSフォロワー数増減率、グッズ関連利益額
財務状況:売上高、売上高成長率、自己資本比率
・上記KPIに基づいてディビジョン別にランキングに応じたポイントを付与(J1の第1位は18ポイント、J2の第 1位は22ポイント、J3の第1位は15ポイントで、順位が1つ下がるごとに1ポイント減らす)
・最終的に4つのステージの累計ポイントによってランキングする
・BMポイントが同率の場合、マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況の順で順位が上のクラブを上位クラブとする
デロイト トーマツのスポーツビジネスグループ(SBG)について
クラブやリーグ、協会等競技団体の経営基盤の強化から観客・ファンの獲得、収益を最大化する商品サービスの開発、スタジアムの建設・運営管理など、スポーツビジネスを成功させるために解決すべき課題は数多く存在します。デロイト トーマツ グループでは、財務会計、戦略、マーケティング・業務改革など、多様な分野のプロフェッショナルを擁し、スポーツビジネス領域におけるグローバルでの豊富な知見を活かしつつ、あらゆる面から事業支援を行う体制を整えています。
www.deloitte.com/jp/sports-business
デロイト トーマツ グループは、日本最大規模のプロフェッショナルサービスファームとして有する圧倒的な専門性・総合力と、データ・アナリティクスやデジタル・テクノロジーに関する最先端の実践的知見を融合することで、経済社会や産業の将来像を指し示し、その実現に必要とされる経営変革と社会イノベーションを加速させる「経済社会の変革のカタリスト」となることを目指しています。SBGの活動では、日本におけるスポーツビジネス領域での産業基盤の強化や、スポーツを核とした地域活性化モデルの構築などスポーツをハブとした「経済社会の変革のカタリスト」としての取り組みを推進しています。