IBM、StepZenを買収し、データとAPIによって企業のビジネス価値向上を支援
[23/02/14]
提供元:PRTIMES
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[米国ニューヨーク州アーモンク - 2023年2月8日(現地時間)]
IBMは、開発者が少ないコードで迅速にGraphQL APIを構築できる、独自のアーキテクチャーを持つGraphQLサーバーを開発したStepZen Inc.の買収を発表しました。
今回の発表は、IBMにとって2023年最初の買収です。2020年4月にアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)がCEOに就任して以来、IBMはハイブリッドクラウドとAIの機能を強化するため、30社を買収してきました。
ハイブリッドクラウドの導入が進むにつれ、データはあらゆる場所に保存されるようになりました。データストアには、データウェアハウス、データレイク、レイクハウスなどさまざまな種類があり、さらに異なるクラウドやオンプレミス環境にもまたがって保存されます。APIは、異なるデータソースとアプリケーションをつなぐ重要なコネクターとして機能します。企業はアプリケーションとエクスペリエンスを強化するのに必要なデータを得るために、これまで以上にAPIを活用し、またAPIを作成していきます。
GraphQLは、企業によるREST APIやデータ・システムへの投資に合わせて、データを操作するための照会言語(クエリー言語)として急速に普及し、APIの新しい標準となっています。例えば、e-コマースのアプリケーションでは、GraphQLは1回の呼び出しで、顧客情報、注文番号、配送状況など、異なるサブシステムにあるデータを統合し、期待通りのフォーマットで返すことができます。このシンプルさが、GraphQLの使用率が急速に伸びている理由です。Gartner(R)( https://www.gartner.com/en/documents/4009103 )のレポートによると、GraphQLを実運用で使用する企業の割合は、2021年の10%未満から、2025年までに50%以上になると予測されています[1]。GraphQL API は、アプリケーション利用者にとってとても使いやすいものの、作成者にとっては難しい可能性があります。
StepZen は2020 年に設立され、開発者が GraphQL API をより簡単に作成する方法を提供しています。StepZenは宣言型プログラミング・アプローチ(プログラムがどのように実行するかを明示せず、何を実行するかを記述する)を採用し、その結果、より小さく直感的なコード、より優れたランタイム・パフォーマンス、そして実行時間の短縮を実現しています。また、StepZenは高い柔軟性を持つように設計されています。他のAPIアプローチと互換性があり、SaaSとして利用できる一方、プライベートクラウドやオンプレミスのデータセンターでも利用することができます。
StepZenは、APIとクラウド規模の利用に高い専門性を持ち、IBM Db2、PostgreSQL、Apache Derbyなどのデータベース技術に重要な貢献をしたエンジニアのチームによって開発されました。2023年2月6日に買収を完了し、StepZenの人材とテクノロジーはIBMソフトウェア部門の一部となりました。本取引の財務的な詳細は公開していません。
StepZenは、IBMが研究開発と戦略的買収を組み合わせてイノベーションを起こし、ハイブリッドクラウド時代に企業が必要とするデータ、AI、自動化のソリューションを提供する最新の取り組みの一例です。StepZenによって、統合( https://www.ibm.com/jp-ja/products/cloud-pak-for-integration )、API管理( https://www.ibm.com/jp-ja/products/api-connect )、データ・ファブリック( https://www.ibm.com/jp-ja/data-fabric )、データ管理( https://www.ibm.com/jp-ja/data-management )などの主要分野におけるIBMの自立的な成長を推進します。例えば、IBM API Connect( https://www.ibm.com/jp-ja/products/api-connect )向けに新しいAIテスト機能を提供し、APIを分析し、テスト・ケースを自動生成し、検出したエラーを報告することで、コードの品質と開発者の生産性向上に貢献します。GraphQL APIの作成に関するStepZenの革新的な技術によって、IBMがAPI Connectで推進しているイノベーションを補完し、企業が顧客にとってより良いデジタル体験を構築できるよう支援していきます。
以上
執筆者:カリーム・ユセフ(Kareem Yusuf博士、IBMソフトウェア、プロダクト・マネジメント&グロース担当シニア・バイス・プレジデント)
StepZenの詳細については、https://stepzen.com をご覧ください。
GARTNERは、Gartner Inc.または関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービ スマークであり、同社の許可に基づいて使用しています。All rights reserved.
当報道資料は、2023年2月8日(現地時間)にIBM Corporationが発表したブログの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/IBM-Acquires-StepZen-to-Help-Enterprises-Get-More-Business-Value-from-Their-Data-and-APIs
IBM、IBM ロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。
[1] 出典: Gartner Research, "Predicts 2022: APIs Demand Improved Security and Management" Shameen Pillai et al., December 6, 2021
IBMは、開発者が少ないコードで迅速にGraphQL APIを構築できる、独自のアーキテクチャーを持つGraphQLサーバーを開発したStepZen Inc.の買収を発表しました。
今回の発表は、IBMにとって2023年最初の買収です。2020年4月にアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)がCEOに就任して以来、IBMはハイブリッドクラウドとAIの機能を強化するため、30社を買収してきました。
ハイブリッドクラウドの導入が進むにつれ、データはあらゆる場所に保存されるようになりました。データストアには、データウェアハウス、データレイク、レイクハウスなどさまざまな種類があり、さらに異なるクラウドやオンプレミス環境にもまたがって保存されます。APIは、異なるデータソースとアプリケーションをつなぐ重要なコネクターとして機能します。企業はアプリケーションとエクスペリエンスを強化するのに必要なデータを得るために、これまで以上にAPIを活用し、またAPIを作成していきます。
GraphQLは、企業によるREST APIやデータ・システムへの投資に合わせて、データを操作するための照会言語(クエリー言語)として急速に普及し、APIの新しい標準となっています。例えば、e-コマースのアプリケーションでは、GraphQLは1回の呼び出しで、顧客情報、注文番号、配送状況など、異なるサブシステムにあるデータを統合し、期待通りのフォーマットで返すことができます。このシンプルさが、GraphQLの使用率が急速に伸びている理由です。Gartner(R)( https://www.gartner.com/en/documents/4009103 )のレポートによると、GraphQLを実運用で使用する企業の割合は、2021年の10%未満から、2025年までに50%以上になると予測されています[1]。GraphQL API は、アプリケーション利用者にとってとても使いやすいものの、作成者にとっては難しい可能性があります。
StepZen は2020 年に設立され、開発者が GraphQL API をより簡単に作成する方法を提供しています。StepZenは宣言型プログラミング・アプローチ(プログラムがどのように実行するかを明示せず、何を実行するかを記述する)を採用し、その結果、より小さく直感的なコード、より優れたランタイム・パフォーマンス、そして実行時間の短縮を実現しています。また、StepZenは高い柔軟性を持つように設計されています。他のAPIアプローチと互換性があり、SaaSとして利用できる一方、プライベートクラウドやオンプレミスのデータセンターでも利用することができます。
StepZenは、APIとクラウド規模の利用に高い専門性を持ち、IBM Db2、PostgreSQL、Apache Derbyなどのデータベース技術に重要な貢献をしたエンジニアのチームによって開発されました。2023年2月6日に買収を完了し、StepZenの人材とテクノロジーはIBMソフトウェア部門の一部となりました。本取引の財務的な詳細は公開していません。
StepZenは、IBMが研究開発と戦略的買収を組み合わせてイノベーションを起こし、ハイブリッドクラウド時代に企業が必要とするデータ、AI、自動化のソリューションを提供する最新の取り組みの一例です。StepZenによって、統合( https://www.ibm.com/jp-ja/products/cloud-pak-for-integration )、API管理( https://www.ibm.com/jp-ja/products/api-connect )、データ・ファブリック( https://www.ibm.com/jp-ja/data-fabric )、データ管理( https://www.ibm.com/jp-ja/data-management )などの主要分野におけるIBMの自立的な成長を推進します。例えば、IBM API Connect( https://www.ibm.com/jp-ja/products/api-connect )向けに新しいAIテスト機能を提供し、APIを分析し、テスト・ケースを自動生成し、検出したエラーを報告することで、コードの品質と開発者の生産性向上に貢献します。GraphQL APIの作成に関するStepZenの革新的な技術によって、IBMがAPI Connectで推進しているイノベーションを補完し、企業が顧客にとってより良いデジタル体験を構築できるよう支援していきます。
以上
執筆者:カリーム・ユセフ(Kareem Yusuf博士、IBMソフトウェア、プロダクト・マネジメント&グロース担当シニア・バイス・プレジデント)
StepZenの詳細については、https://stepzen.com をご覧ください。
GARTNERは、Gartner Inc.または関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービ スマークであり、同社の許可に基づいて使用しています。All rights reserved.
当報道資料は、2023年2月8日(現地時間)にIBM Corporationが発表したブログの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/IBM-Acquires-StepZen-to-Help-Enterprises-Get-More-Business-Value-from-Their-Data-and-APIs
IBM、IBM ロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。
[1] 出典: Gartner Research, "Predicts 2022: APIs Demand Improved Security and Management" Shameen Pillai et al., December 6, 2021