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当社は、2011年7月22日開催の取締役会において、タイ王国（以下タイ）における海外子会社の設立に向け、タイにおいてBOI（※）の申請手続きを開始することを決議いたしましたのでお知らせいたします。なお、BOIの申請が受理され次第、同国に当社の100％子会社を設立する予定です。

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１．子会社設立の背景と目的
当社グループでは中期経営戦略の柱として「DB+CCS（データベース+コミュニケーション＆コンシェルジュ・サービス）でGlobal Companyを目指す」をスローガンに掲げ、世の中に溢れている大量の情報を蓄積・整理・統合し、情報を必要としているユーザーに対し、多様なデバイスを通じて最適な情報を提供することに取り組んでおります。この戦略に基づき、当社が運営する日本最大級の住宅・不動産情報ポータルサイト『HOME'S』にて、2011年4月に物件情報検索サービスで日本初の英語・中国語対応を開始し、日本国内の約283万件（2011年6月平均）の物件情報を多言語で検索可能となりました。多言語化のみならず、2012年3月期中に東アジア・東南アジア域内の3カ国程度で事業を開始すべく検討を進めており、その第一弾としてタイで100％子会社を設立し、事業を開始することといたしました。設立当初は、当社が運営する日本最大級の住宅・不動産情報ポータルサイト『HOME'S』と同様のサイトをタイに開設し、同国の物件情報を同国のユーザーが閲覧できるサービスを提供する予定です。また、営業パートナーとして、タイ及びタイの周辺諸国の不動産業界に強固なネットワークを持つ、不動産専門のマーケティング・コンサルティング会社Agency For Real Estate Affairs Co. Ltd. （以下、AREA社）と業務提携をし、日本同様に物件網羅性の高い住宅・不動産情報ポータルサイトを運営していく予定です。

２．AREA社について
事業内容：国際基準による不動産査定・調査を公的機関及び民間企業に対して提供する独立系のプロフェッショナル資産コンサルティング会社
設立年度：1991年
代表者：Managing Director（chairman）　Sopon Pornchokchai
資本金：５百万バーツ（約13百万円）

３．日程（すべて予定であり、状況により日程が前後する可能性があります）
2011年８月　 BOI申請
2011年９月　 タイに子会社設立（持ち分比率100％）
2011年12月　 営業開始

４．今後の見通し
現在のところ、当社の業績に与える影響は軽微と見込んでおりますが、今後、本件が当社の業績に重大な影響を与えることが判明した場合には、速やかにお知らせいたします。また、BOIの申請はこれから行う予定であり、本件については申請が受理されることを前提としたものです。万が一、何らかの理由で不受理となった場合には速やかに開示を行う予定です。

（※）BOI（Board of Investment）は、タイ首相を委員長とするタイ投資奨励法に基づいた公的機関であり、主に輸出産業の保護・育成を図り経済発展を促すことを目的として、奨励される業種や事業に対しては各種免税・規制の緩和等の特典を与え投資を奨励している。タイの法律である「外国人事業法（Foreign Business Act ）」においては、インターネットを使ったポータルサイトの運営（サービス業）は、外資の出資比率が49％までとされているが、BOIの承認を得れば、出資比率100％の会社設立も可能となる。