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コーセー、新たなCO2排出量削減目標を策定 2040年までにカーボンニュートラルを目指す




 株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、このたび、世界が直面する気候変動への対応をより一層強化するため、新たに、2040年までにCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを決定し、2030年までのCO2排出量削減目標について、SBT1.5℃目標(※1)に準じた設定に上方改定しました。
(※1)Science Based Targetsイニシアチブが提唱する、パリ協定が求める水準と整合した目標。世界全体の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑えるための科学的な根拠に基づき設定。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41232/352/resize/d41232-352-e98efcdbee43247964e9-1.jpg ]

Scope1:事業者自らによるCO2の直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3:Scope1・Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

コーセー企業サイト「サステナビリティ」 低炭素移行計画 
 https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/environment/actionplan/


当社グループの新たなCO2排出量削減目標

【新規設定】
 ■2040年までに、カーボンニュートラルを目指す (Scope1・Scope2)
【上方改定】 
 ■2030年までに、Scope1・2のCO2排出量を、35%から55%削減に上方改定 (2018年比・総量目標)
 〔方策〕 再生可能エネルギーの使用促進をはじめ、今後は新規電力・エネルギー等の採用も検討
【継続】
 ■2030年までに、Scope3のCO2排出量を、30%削減 (2018年比・総量目標)
 〔方策〕 容器包装のプラスチック使用量削減や再生プラスチック素材容器の採用をはじめ、
      CO2排出量削減に繋がる、原材料調達、輸送、商品・サービスの開発、商品の使用・廃棄等
      について、ステークホルダーと連携し、さらなる削減の取り組みを推進

CO2排出量削減に関する中長期目標と実績

 当社グループは、2030年に向けたサステナビリティ戦略と目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」の取り組みテーマのひとつとして「事業活動全体での環境負荷低減」を掲げています。その中で、世界が直面する気候変動の問題は、自社の事業活動やバリューチェーンにも大きく影響するものとして、CO2削減目標を掲げ、全社グループで取り組みを推進しています。
 2021年度における削減の進捗は、自社が直接排出するCO2および他社から共有される電力等を由来とするCO2の排出(Scope1・2)の場合、2030年までに35%削減の目標に対して22.9%の削減、またそれ以外の、事業活動に関連する他社からの間接的なCO2の排出(Scope3)は、2030年までに30%削減の目標に対して26.3%の削減となりました。(Scope1・2・3ともに、2018年度のCO2排出量を総量で100とした場合の削減率)
 今後は、中長期ビジョン「VISION2026」で掲げる「KOSÉ Beauty Partnership(コーセー ビューティ パートナーシップ)(※2)」のもと、当社グループと関わりのある、あらゆるステークホルダーと連携して、脱炭素社会の実現に向けた取り組みをグループ全体で加速させていきます。
(※2)コーセーレポート2022 (統合報告書)P16
 https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2022/05/report2022-all.pdf
 
■コーセー企業サイト「サステナビリティ」 中長期目標 
 https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/plan/goal/
■コーセー企業サイト「サステナビリティ」 サステナビリティ関連データ
 https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/data/


気候変動への取り組み

・主力生産拠点の群馬工場で全購入電力を再生可能エネルギーへ切り替え
2021年1月7日発行リリース
  https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2021/01/20210107.pdf
 
・国際イニシアチブ「SBTi(Science Based Targetsイニシアチブ)」による「SBT」認定を取得
2021年3月31日発行リリース
  https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2021/03/20210331.pdf
 
・国際NGO「CDP(※3)」への調査回答(2021年は前年に続き、気候変動分野において最高評価「A」を獲得)
(※3)環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家や主要購買組織の要請に基づき、企業や自治体に、気候変動対策などの環境問題対策に関して情報開示を求め、また、それを通じて環境対策を促すことを主たる活動としている非政府組織(NGO)
■2021年12月8日発行リリース「CDP 気候変動分野で最高評価」
 https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2021/12/20211208.pdf
■2022年2月10日発行リリース「CDP サプライヤー・エンゲージメント最高評価」
 https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2022/02/20220210.pdf
 
・気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD(※4))の提言に沿った気候変動のシナリオ分析の情報開示
(※4)TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosuresの略。金融安定理事会(FSB)により設置されたタスクフォース
■2020年10月28日発行リリース「TCFDの提言に賛同」
 https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2020/10/20201028.pdf
 
■コーセー企業サイト「サステナビリティ」 気候変動への対応
 https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/environment/tcfd/


当社グループのサステナビリティ推進活動について

 当社グループは、1991年より「美しい知恵 人へ、地球へ。」を企業メッセージとして発信し、「人へ」と「地球へ」という2つの側面から広く社会的課題に貢献する独自の活動を推進してきました。2020年4月には、中長期ビジョン「VISION2026」において、3つの基盤戦略のひとつに「バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進」を掲げ、これに連動し、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標をまとめた、「コーセー サステナビリティ プラン」を発表しました。当社グループは、社会的課題への対応は「事業成長」と「持続可能な社会の実現」の両立を図るために、欠かすことのできない重要な経営課題のひとつとして捉え、サステナビリティ活動を推進しています。
■コーセー企業サイト「サステナビリティ」:https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/


「コーセー サステナビリティ プラン」について


[画像2: https://prtimes.jp/i/41232/352/resize/d41232-352-6587f6a0e54622158f48-0.jpg ]

 人々や地球環境の未来をより良いものとするため、「人へ」「地球へ」の2つの側面から広く貢献する6つの取り組みテーマで構成されています。また、当社グループの行動憲章である「正しきことに従う心」をあらゆる企業活動の基盤となるポリシーとして位置づけ、遵守するべき項目も定めています。本プランの取り組みを通じ、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献していきます。

■コーセー企業サイト「サステナビリティ」 コーセー サステナビリティ プラン: 
 https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/plan/
■コーセー企業サイト「サステナビリティ」 コーセー サステナビリティ プラン 2021年度 実績報告データ  
 https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2022/04/kose_sustainability_progress2021.pdf
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