北欧デザインのルーツはここにあった!貴重な写真から北欧現代デザインのルーツが見えてくる。
[17/12/27]
提供元:PRTIMES
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北欧デザイン好きには必見の資料本。
株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2018年1月12日(金)に、『北欧 木の家具と建築の知恵』を刊行いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/12109/353/resize/d12109-353-594623-0.jpg ]
北欧の木造家具や建築を長年研究してきた著者が今だからこそ伝えたい、北欧現代デザインを生み出した人々の生活の知恵の数々。
北欧の家具や什器、建築のデザインに興味のある人はもちろん、そのルーツを探ることで見えてきた、日本人にとっても重要な木の文化や、ものづくりの原点について、著者が現地で撮りだめてきた多くの写真とともに解説した書籍です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/12109/353/resize/d12109-353-956028-1.jpg ]
はじめにより〜
北欧の木造建築、さらに当時のままの家具や什器などを見ると、技術的には劣っていても、木を如何に活かすかを考え、木を丸ごと活かす工夫が見られます。特に椅子を見るとそれを強く感じるとともに、モノの本来の在り方にまで思いをいたされます。19世紀になっても、北欧の人々にとって、家は一家の主を中心として家族総出で造るものでした。什器や椅子、テーブルなども勿論、主を初めとした使い手の手作りでした。そのため現代でも、家の補修さえ専門家に任せることなく、自ら行う人々が多く見られます。
もちろん私達日本人も、歴史的にも木との関わりが強く、木に対する親しみの深い民族です。しかし現代の私達はそれを忘れかけているように思えます。日本では早くから専門分化が進み、家を建てるのも家具什器を作るのも、もっぱら工人の仕事となっていきました。それによって専門家の技術は発達しました。一方で、それらを使う立場の者は木との関わり・木への想いが薄れたとも云えそうです。現代では、「住まい」は耐久消費財として住宅メーカーの手にわたり、住み手との関りはますます遠のいています。住み手は、「住まい」を共に「造る」のではなく、「買う」感覚になってしまっています。
近年、各種メディアで古民家や木の家具が取り上げられます。しかし常に一過性のブームに終わってしまう。日本の森は、戦後植林された杉、檜が成長しているにも関わらず、手入れがされないため、70%が“死の森”となっていると云われます。この森との関わり方にも、現代の日本人が置き忘れた大切なことが感じられます。
このような北欧の人々の木や自然への想いを知るにつけ、私たち日本人にも親しみやすく、優れた“北欧デザイン”の根底には、その想いを基にした“ものづくり”の思想があるのではないか、と考えるようになりました。
民家の調査行を通して得たエピソードを交えつつ、第二章に示した、無名の人々の手によって作られた、北欧の民家の中の家具・什器等、云わば民芸品の数々を通して、それらに込めた彼らの強く、深い木(樹)に対する想いを伝えたい。そして、彼らの想いの表れた“ものたち”から、「北欧デザイン」の根底にあるものを読み取っていただきたいと考えています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/12109/353/resize/d12109-353-645731-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/12109/353/resize/d12109-353-422801-3.jpg ]
【目次】
第I章 : 北欧の人々の木との強く深い関わり
エピソード
民族と自然環境(「北極圏」地域、「冬の北欧」地域、「夏の北欧」地域、標高差、地層)
樹木信仰―神話の樹(木)(全てが木、丸ごと活かす)、【コラム】北欧と日本の森づくりに思う
北欧デザインの基礎 (長く暗い冬=ものづくり、貧しさ=シンプルさ、資源の乏しさ=木材の活用・森への親しみ、手づくり=肌触り・優しさ、手仕事の思想=市民のためのデザイン)、【コラム】北欧現代家具と木材
第II章 : 木のモノたち〜ものづくりに見る北欧の人々の木への深い想い
1:住まい、【コラム】北欧民家の領域と境界、【コラム】サーミの合理的架構
2:家具
椅子[原型椅子:木の声を形に] [素朴型から発展型] [鳥の巣椅子][多機能椅子][他用途椅子][丸太椅子][婚約椅子][背板回転ベンチ]、テーブル、ベッド、収納家具、ゆりかご・玩具
3:什器
4:あかり
5:織機 他
6:民族楽器
7:倉
【コラム】日本の丸太組積構法建物=校倉・蒸籠倉
8:ヴァイキング船 と 教会建築
【著者プロフィール】
長谷川清之(ハセガワセイシ)
1941年 静岡県下田市出身。日本大学芸術学部美術学科卒業。建築・インテリアデザイン (現、建築デザインコース) 専攻。1988年 日本大学芸術学部美術学科教授・日本大学大学院芸術学研究科教授などを経て、建築設計、北欧民家・木造建築調査研究を継続し、現在に至る。北欧建築・デザイン協会、北欧文化協会会員。著書に 『フィンランドの木造民家』『スウェーデンの木造民家』『ノルウェーの木造民家』(ともに井上書院刊)ほか、共著も多数あり。
【書籍概要】
書 名:北欧 木の家具と建築の知恵
著 者:長谷川清之
仕 様:A5判、208ページ
定 価:本体2600円+税
配本日:2018年1月12日(金)
ISBN:978-4-416-71741-7
【書籍のご購入はこちら】
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784416717417
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/15251004/
ヨドバシ.com:http://www.yodobashi.com/product/100000009002893698/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4416717415/
honto:https://honto.jp/netstore/pd-book_28804752.html
【書籍に関するお問い合わせ先】
株式会社 誠文堂新光社
〒113-0033 東京都文京区本郷3-3-11
ホームページ:http://www.seibundo-shinkosha.net/
フェイスブック:https://www.facebook.com/seibundoshinkosha/
ツイッター:https://twitter.com/seibundo_hanbai
株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2018年1月12日(金)に、『北欧 木の家具と建築の知恵』を刊行いたします。
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北欧の木造家具や建築を長年研究してきた著者が今だからこそ伝えたい、北欧現代デザインを生み出した人々の生活の知恵の数々。
北欧の家具や什器、建築のデザインに興味のある人はもちろん、そのルーツを探ることで見えてきた、日本人にとっても重要な木の文化や、ものづくりの原点について、著者が現地で撮りだめてきた多くの写真とともに解説した書籍です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/12109/353/resize/d12109-353-956028-1.jpg ]
はじめにより〜
北欧の木造建築、さらに当時のままの家具や什器などを見ると、技術的には劣っていても、木を如何に活かすかを考え、木を丸ごと活かす工夫が見られます。特に椅子を見るとそれを強く感じるとともに、モノの本来の在り方にまで思いをいたされます。19世紀になっても、北欧の人々にとって、家は一家の主を中心として家族総出で造るものでした。什器や椅子、テーブルなども勿論、主を初めとした使い手の手作りでした。そのため現代でも、家の補修さえ専門家に任せることなく、自ら行う人々が多く見られます。
もちろん私達日本人も、歴史的にも木との関わりが強く、木に対する親しみの深い民族です。しかし現代の私達はそれを忘れかけているように思えます。日本では早くから専門分化が進み、家を建てるのも家具什器を作るのも、もっぱら工人の仕事となっていきました。それによって専門家の技術は発達しました。一方で、それらを使う立場の者は木との関わり・木への想いが薄れたとも云えそうです。現代では、「住まい」は耐久消費財として住宅メーカーの手にわたり、住み手との関りはますます遠のいています。住み手は、「住まい」を共に「造る」のではなく、「買う」感覚になってしまっています。
近年、各種メディアで古民家や木の家具が取り上げられます。しかし常に一過性のブームに終わってしまう。日本の森は、戦後植林された杉、檜が成長しているにも関わらず、手入れがされないため、70%が“死の森”となっていると云われます。この森との関わり方にも、現代の日本人が置き忘れた大切なことが感じられます。
このような北欧の人々の木や自然への想いを知るにつけ、私たち日本人にも親しみやすく、優れた“北欧デザイン”の根底には、その想いを基にした“ものづくり”の思想があるのではないか、と考えるようになりました。
民家の調査行を通して得たエピソードを交えつつ、第二章に示した、無名の人々の手によって作られた、北欧の民家の中の家具・什器等、云わば民芸品の数々を通して、それらに込めた彼らの強く、深い木(樹)に対する想いを伝えたい。そして、彼らの想いの表れた“ものたち”から、「北欧デザイン」の根底にあるものを読み取っていただきたいと考えています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/12109/353/resize/d12109-353-645731-2.jpg ]
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【目次】
第I章 : 北欧の人々の木との強く深い関わり
エピソード
民族と自然環境(「北極圏」地域、「冬の北欧」地域、「夏の北欧」地域、標高差、地層)
樹木信仰―神話の樹(木)(全てが木、丸ごと活かす)、【コラム】北欧と日本の森づくりに思う
北欧デザインの基礎 (長く暗い冬=ものづくり、貧しさ=シンプルさ、資源の乏しさ=木材の活用・森への親しみ、手づくり=肌触り・優しさ、手仕事の思想=市民のためのデザイン)、【コラム】北欧現代家具と木材
第II章 : 木のモノたち〜ものづくりに見る北欧の人々の木への深い想い
1:住まい、【コラム】北欧民家の領域と境界、【コラム】サーミの合理的架構
2:家具
椅子[原型椅子:木の声を形に] [素朴型から発展型] [鳥の巣椅子][多機能椅子][他用途椅子][丸太椅子][婚約椅子][背板回転ベンチ]、テーブル、ベッド、収納家具、ゆりかご・玩具
3:什器
4:あかり
5:織機 他
6:民族楽器
7:倉
【コラム】日本の丸太組積構法建物=校倉・蒸籠倉
8:ヴァイキング船 と 教会建築
【著者プロフィール】
長谷川清之(ハセガワセイシ)
1941年 静岡県下田市出身。日本大学芸術学部美術学科卒業。建築・インテリアデザイン (現、建築デザインコース) 専攻。1988年 日本大学芸術学部美術学科教授・日本大学大学院芸術学研究科教授などを経て、建築設計、北欧民家・木造建築調査研究を継続し、現在に至る。北欧建築・デザイン協会、北欧文化協会会員。著書に 『フィンランドの木造民家』『スウェーデンの木造民家』『ノルウェーの木造民家』(ともに井上書院刊)ほか、共著も多数あり。
【書籍概要】
書 名:北欧 木の家具と建築の知恵
著 者:長谷川清之
仕 様:A5判、208ページ
定 価:本体2600円+税
配本日:2018年1月12日(金)
ISBN:978-4-416-71741-7
【書籍のご購入はこちら】
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784416717417
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