ヘルスサイエンス研究開発拠点を、4月から湘南アイパークに集約
[22/03/29]
提供元:PRTIMES
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〜「免疫」に加え、「脳機能」・「腸内環境」領域における研究をさらに加速〜
キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)のキリン中央研究所(所長 吉田有人)は、ヘルスサイエンス領域の成長を加速するために、茨城県つくば市にある研究開発拠点を、4月1日(金)より湘南ヘルスイノベーションパーク(略称 湘南アイパーク、所在地 神奈川県藤沢市)に集約します。
■背景
[画像1: https://prtimes.jp/i/73077/356/resize/d73077-356-49e144b976faf39b64ca-0.jpg ]
キリングループは、既存事業である「食領域」、「医領域」に加え「ヘルスサイエンス領域」の育成を目指しており、キリンホールディングスでは、キリン中央研究所、飲料未来研究所、パッケージイノベーション研究所で、「食領域」と「ヘルスサイエンス領域」の研究開発活動を行っています。
中でも、キリン中央研究所は「ヘルスサイエンス領域」の研究を担っています。特に「免疫」、「脳機能」、「腸内環境」の研究に重点を置き、健康機能性素材や食品を開発しています。また、健康状態を自分で簡単に測定できる「見える化」の研究にも取り組み、日常的に疾病の予防が行える習慣づくりの提案や社会への啓発を目指しています。
グループとして「ヘルスサイエンス領域」のさらなる事業拡大に向けた組織づくりをするため、2020年7月よりキリンホールディングスと協和発酵バイオ株式会社(社長 神崎夕紀)との間で研究機能の統合を進めてきました。その結果、現在のキリン中央研究所の研究開発拠点は、福浦(神奈川県横浜市)、つくば(茨城県つくば市)および湘南(神奈川県藤沢市)の3つに分散しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/73077/356/resize/d73077-356-7858075cc81f81426ef0-1.png ]
このたび、2022年4月より、つくばの研究開発拠点を湘南に集約することで、キリングループは「ヘルスサイエンス領域」で行うイノベーション創発に向けた活動をさらに加速します。これに伴い、協和発酵バイオは茨城県つくば市での研究開発活動を2022年3月末に終了します。協和発酵バイオ生産技術研究所(山口県防府市)では、2022年4月以降も引き続き、効率的な発酵生産プロセス開発などの研究を進めていきます。
■期待される効果
(1)研究員同士の知見の共有や組み合わせ
キリン中央研究所は、「脳機能」の主力素材として「シチコリン」、「βラクトリン」、「熟成ホップ」の研究を進めています。それぞれ期待する機能性や利用場面、また販売する地域(国内・海外)も異なるため、これまで「シチコリン」はつくば、「βラクトリン」と「熟成ホップ」は湘南で研究を進めていました。研究開発拠点を集約することで、脳機能の試験設計や評価系に関する知見・経験の共有がこれまで以上にスムーズに行えるようになり、研究の効率化が期待されます。
また「腸内環境」についても、これまでは主に福浦で研究を進めてきましたが、つくばで開発中の「ヒトミルクオリゴ糖(HMO)」にも腸内環境を改善する効果が期待されています。研究開発拠点集約後は、この領域における商品・サービスの実用化に向けた動きを加速します。
(2)異業種とのオープンイノベーション
湘南アイパークには、ヘルスケア産業を中心にさまざまな企業が入居しています。これら同居企業とのオープンイノベーションにより、キリングループだけでは実現できない生活習慣全般をトータルケアするための提案や啓発活動が可能になると考えています。
(3)業務効率化
自社占有部分に加え、湘南アイパークのオープンラボや共有機器も同時に利用することで、機器の新規購入を抑え、維持・管理を省力化できます。
■湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)について
湘南アイパークは、2018年4月に設立された製薬企業発のサイエンスパークです。幅広い業種や規模の産官学が結集し、ヘルスイノベーションを加速する場となることを目指しています。製薬企業のみならず、次世代医療、AI、ベンチャーキャピタル、行政など約140社、2200人以上 (2022年3月現在) の企業・団体がエコシステムを形成しています。
・所在地:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地1
・湘南アイパーク ホームページ https://www.shonan-health-innovation-park.com/
キリングループの「ヘルスサイエンス領域」での研究開発活動について
キリングループは長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」の達成に向けて、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV※先進企業になる」ことを目指しています。既存事業の「食領域」(酒類・飲料事業)と「医領域」(医薬事業)に加え、キリングループが長年培ってきた高度な「発酵・バイオ」の技術をベースにして、人々の健康に貢献する「ヘルスサイエンス領域」(ヘルスサイエンス事業)の立ち上げ、育成を進めています。
「ヘルスサイエンス領域」では、「免疫」、「脳機能」、「腸内環境」を重点領域に定め、研究開発活動を推進しています。
※ Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造。
●「免疫」領域
キリンが発見した「プラズマ乳酸菌」や「KW乳酸菌」のように、「免疫」をベネフィットにした素材や商品の開発、「免疫」の見える化の研究などを行っています。「日常生活から免疫をケアする習慣づくり」を社会に提案し、根付かせることを目指します。
●「脳機能」領域
「シチコリン」、「βラクトリン」、「熟成ホップ」など、記憶力・注意力・集中力といった認知機能に作用する素材や商品の開発、「脳機能」の見える化、食以外の生活習慣との組み合わせ研究やサービス開発を行っています。「日常生活から健康な脳を保つ習慣づくり」を社会に提案し、根付かせることを目指します。
●「腸内環境」領域
腸内細菌叢(腸内フローラ)の検査や腸内環境の改善策など、「腸内環境」を改善することで健康な体をつくるサービスにつながる研究活動に取り組んでいます。
キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)のキリン中央研究所(所長 吉田有人)は、ヘルスサイエンス領域の成長を加速するために、茨城県つくば市にある研究開発拠点を、4月1日(金)より湘南ヘルスイノベーションパーク(略称 湘南アイパーク、所在地 神奈川県藤沢市)に集約します。
■背景
[画像1: https://prtimes.jp/i/73077/356/resize/d73077-356-49e144b976faf39b64ca-0.jpg ]
キリングループは、既存事業である「食領域」、「医領域」に加え「ヘルスサイエンス領域」の育成を目指しており、キリンホールディングスでは、キリン中央研究所、飲料未来研究所、パッケージイノベーション研究所で、「食領域」と「ヘルスサイエンス領域」の研究開発活動を行っています。
中でも、キリン中央研究所は「ヘルスサイエンス領域」の研究を担っています。特に「免疫」、「脳機能」、「腸内環境」の研究に重点を置き、健康機能性素材や食品を開発しています。また、健康状態を自分で簡単に測定できる「見える化」の研究にも取り組み、日常的に疾病の予防が行える習慣づくりの提案や社会への啓発を目指しています。
グループとして「ヘルスサイエンス領域」のさらなる事業拡大に向けた組織づくりをするため、2020年7月よりキリンホールディングスと協和発酵バイオ株式会社(社長 神崎夕紀)との間で研究機能の統合を進めてきました。その結果、現在のキリン中央研究所の研究開発拠点は、福浦(神奈川県横浜市)、つくば(茨城県つくば市)および湘南(神奈川県藤沢市)の3つに分散しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/73077/356/resize/d73077-356-7858075cc81f81426ef0-1.png ]
このたび、2022年4月より、つくばの研究開発拠点を湘南に集約することで、キリングループは「ヘルスサイエンス領域」で行うイノベーション創発に向けた活動をさらに加速します。これに伴い、協和発酵バイオは茨城県つくば市での研究開発活動を2022年3月末に終了します。協和発酵バイオ生産技術研究所(山口県防府市)では、2022年4月以降も引き続き、効率的な発酵生産プロセス開発などの研究を進めていきます。
■期待される効果
(1)研究員同士の知見の共有や組み合わせ
キリン中央研究所は、「脳機能」の主力素材として「シチコリン」、「βラクトリン」、「熟成ホップ」の研究を進めています。それぞれ期待する機能性や利用場面、また販売する地域(国内・海外)も異なるため、これまで「シチコリン」はつくば、「βラクトリン」と「熟成ホップ」は湘南で研究を進めていました。研究開発拠点を集約することで、脳機能の試験設計や評価系に関する知見・経験の共有がこれまで以上にスムーズに行えるようになり、研究の効率化が期待されます。
また「腸内環境」についても、これまでは主に福浦で研究を進めてきましたが、つくばで開発中の「ヒトミルクオリゴ糖(HMO)」にも腸内環境を改善する効果が期待されています。研究開発拠点集約後は、この領域における商品・サービスの実用化に向けた動きを加速します。
(2)異業種とのオープンイノベーション
湘南アイパークには、ヘルスケア産業を中心にさまざまな企業が入居しています。これら同居企業とのオープンイノベーションにより、キリングループだけでは実現できない生活習慣全般をトータルケアするための提案や啓発活動が可能になると考えています。
(3)業務効率化
自社占有部分に加え、湘南アイパークのオープンラボや共有機器も同時に利用することで、機器の新規購入を抑え、維持・管理を省力化できます。
■湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)について
湘南アイパークは、2018年4月に設立された製薬企業発のサイエンスパークです。幅広い業種や規模の産官学が結集し、ヘルスイノベーションを加速する場となることを目指しています。製薬企業のみならず、次世代医療、AI、ベンチャーキャピタル、行政など約140社、2200人以上 (2022年3月現在) の企業・団体がエコシステムを形成しています。
・所在地:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地1
・湘南アイパーク ホームページ https://www.shonan-health-innovation-park.com/
キリングループの「ヘルスサイエンス領域」での研究開発活動について
キリングループは長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」の達成に向けて、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV※先進企業になる」ことを目指しています。既存事業の「食領域」(酒類・飲料事業)と「医領域」(医薬事業)に加え、キリングループが長年培ってきた高度な「発酵・バイオ」の技術をベースにして、人々の健康に貢献する「ヘルスサイエンス領域」(ヘルスサイエンス事業)の立ち上げ、育成を進めています。
「ヘルスサイエンス領域」では、「免疫」、「脳機能」、「腸内環境」を重点領域に定め、研究開発活動を推進しています。
※ Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造。
●「免疫」領域
キリンが発見した「プラズマ乳酸菌」や「KW乳酸菌」のように、「免疫」をベネフィットにした素材や商品の開発、「免疫」の見える化の研究などを行っています。「日常生活から免疫をケアする習慣づくり」を社会に提案し、根付かせることを目指します。
●「脳機能」領域
「シチコリン」、「βラクトリン」、「熟成ホップ」など、記憶力・注意力・集中力といった認知機能に作用する素材や商品の開発、「脳機能」の見える化、食以外の生活習慣との組み合わせ研究やサービス開発を行っています。「日常生活から健康な脳を保つ習慣づくり」を社会に提案し、根付かせることを目指します。
●「腸内環境」領域
腸内細菌叢(腸内フローラ)の検査や腸内環境の改善策など、「腸内環境」を改善することで健康な体をつくるサービスにつながる研究活動に取り組んでいます。