TISが、ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学と「AIとSDNを活用した次世代CDN技術」の共同研究を開始
[17/12/18]
提供元:PRTIMES
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〜 高性能計算サーバを駆使したAIを活用し、ベトナム国内での効率的なデータ配信基盤の実現を目指す 〜
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下TIS)は、ベトナムの有力大学の一つであるベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学([Vietnam National University, Ho Chi Minh City - University of Technology]、所在:ベトナム ホーチミン市、学長:ヴ・ディン・タイン[Vu Dinh Thanh]、以下 HCMUT)と、「AIとSDN(Software Defined Network)※1を活用した次世代CDN(コンテンツ配信ネットワーク)技術」について、ベトナム国内で共同研究を進めることを発表します。
※1:ソフトウェアにより仮想的にネットワーク機器を制御して、ネットワーク構成や設定などを柔軟に変更することができる技術
TISでは、4K/8K動画やVRコンテンツなどの大容量コンテンツの普及により増大するインターネット通信量を削減できる「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」を、国立大学法人電気通信大学(以下、電通大)の吉永研究室と共同で開発しました。
今回の共同研究では、インターネット通信量を最大で約85%削減できるこの次世代CDN技術に、HCMUTの高性能計算サーバを駆使したAIを組み合わせることで、ベトナム国内における効率的なデータ配信基盤の実現を目指します。
<共同研究で実現する「AIとSDNを活用した次世代CDN技術」の適用イメージ>
[画像1: https://prtimes.jp/i/11650/359/resize/d11650-359-377073-0.jpg ]
HCMUTでは、ベトナム国内の通信基盤の充実と効率化を目的として、TISと電通大の共同研究成果である通信量を大幅削減できる分散協調キャッシュ技術を応用することで、実用化に向けた課題解決を図ります。
TISでは、今後急速なネットワークの発展が期待される東南アジア諸国への事業進出を視野に入れ、様々な地域における通信課題の解決を図ることを目的として、HCMUTとの共同研究で得た知見を国内に還元し、様々な地域に適する通信技術の確立を目指します。
今回の共同研究では、実運用されているネットワークのアクセスログをもとに、AIを活用したアクセス傾向予測を行います。予測結果をもとにキャッシュを制御することで、時間変化する通信を効率よく制御するネットワークを開発します。また、キャッシュネットワークに特化したSDN管理技術を開発し、ネットワーク環境の変化に応じた最適経路制御でさらなる通信環境の改善を図ります。
TISでは、HCMUTとの共同研究成果を電通大と共有し、事業化に向けた課題解決と次世代CDN技術の研究開発の推進と、国内外での実証実験に向けた取り組みを進めていきます。また、産学共同研究による、さらなる技術開発の遂行と、国内外の通信事業者をターゲットとした事業化にも取り組んでいきます。
<TISが目指す共同研究のサイクルと事業化スキーム>
[画像2: https://prtimes.jp/i/11650/359/resize/d11650-359-558360-1.jpg ]
■「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」の概要
「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」は、複数のキャッシュサーバをネットワークで接続し、ネットワーク全体で大容量なキャッシュを構築します。キャッシュされたコンテンツはサーバ間で共有し、人気コンテンツはユーザに近いキャッシュサーバに配置することで、効率よく通信量を削減します。
<「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」の仕組みイメージ>
[画像3: https://prtimes.jp/i/11650/359/resize/d11650-359-860288-2.jpg ]
本技術を活用したシミュレーションでは、キャッシュサーバを配置しない場合と比較して約85%、従来技術と比較しても約60%の通信量の削減を確認しました。本技術の詳細は、以下発表をご参照下さい。
・2017年9月26日発表:電気通信大学 吉永研究室とTISが「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」を共同で開発
https://www.tis.co.jp/news/2017/tis_news/20170926_1.html
■ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学について
ホーチミン市校工科大学は、11学部合計 27,500人の学生を有しています。ベトナムの技術系大学の中では、研究・教育の中核と認知されており、ベトナム南部の技術系大学の中で最大規模かつ最高位に位置し、最も歴史ある大学です。
・学部:情報工学、応用化学、機械工学、電気・電子工学、土木工学、応用科学、管理工学、環境科学、地質・石油工学、交通工学、材料科学
TISは、ベトナムにおけるIT活用の発展への支援を目的として、2013年にHCMUTと提携し、研究助成金の提供と共同研究を進めてきました。今回の共同研究は、その一環として行われるものです。
・TIS、ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学と提携
https://www.tis.co.jp/news/tis_news/20131029_1.html
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下TIS)は、ベトナムの有力大学の一つであるベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学([Vietnam National University, Ho Chi Minh City - University of Technology]、所在:ベトナム ホーチミン市、学長:ヴ・ディン・タイン[Vu Dinh Thanh]、以下 HCMUT)と、「AIとSDN(Software Defined Network)※1を活用した次世代CDN(コンテンツ配信ネットワーク)技術」について、ベトナム国内で共同研究を進めることを発表します。
※1:ソフトウェアにより仮想的にネットワーク機器を制御して、ネットワーク構成や設定などを柔軟に変更することができる技術
TISでは、4K/8K動画やVRコンテンツなどの大容量コンテンツの普及により増大するインターネット通信量を削減できる「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」を、国立大学法人電気通信大学(以下、電通大)の吉永研究室と共同で開発しました。
今回の共同研究では、インターネット通信量を最大で約85%削減できるこの次世代CDN技術に、HCMUTの高性能計算サーバを駆使したAIを組み合わせることで、ベトナム国内における効率的なデータ配信基盤の実現を目指します。
<共同研究で実現する「AIとSDNを活用した次世代CDN技術」の適用イメージ>
[画像1: https://prtimes.jp/i/11650/359/resize/d11650-359-377073-0.jpg ]
HCMUTでは、ベトナム国内の通信基盤の充実と効率化を目的として、TISと電通大の共同研究成果である通信量を大幅削減できる分散協調キャッシュ技術を応用することで、実用化に向けた課題解決を図ります。
TISでは、今後急速なネットワークの発展が期待される東南アジア諸国への事業進出を視野に入れ、様々な地域における通信課題の解決を図ることを目的として、HCMUTとの共同研究で得た知見を国内に還元し、様々な地域に適する通信技術の確立を目指します。
今回の共同研究では、実運用されているネットワークのアクセスログをもとに、AIを活用したアクセス傾向予測を行います。予測結果をもとにキャッシュを制御することで、時間変化する通信を効率よく制御するネットワークを開発します。また、キャッシュネットワークに特化したSDN管理技術を開発し、ネットワーク環境の変化に応じた最適経路制御でさらなる通信環境の改善を図ります。
TISでは、HCMUTとの共同研究成果を電通大と共有し、事業化に向けた課題解決と次世代CDN技術の研究開発の推進と、国内外での実証実験に向けた取り組みを進めていきます。また、産学共同研究による、さらなる技術開発の遂行と、国内外の通信事業者をターゲットとした事業化にも取り組んでいきます。
<TISが目指す共同研究のサイクルと事業化スキーム>
[画像2: https://prtimes.jp/i/11650/359/resize/d11650-359-558360-1.jpg ]
■「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」の概要
「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」は、複数のキャッシュサーバをネットワークで接続し、ネットワーク全体で大容量なキャッシュを構築します。キャッシュされたコンテンツはサーバ間で共有し、人気コンテンツはユーザに近いキャッシュサーバに配置することで、効率よく通信量を削減します。
<「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」の仕組みイメージ>
[画像3: https://prtimes.jp/i/11650/359/resize/d11650-359-860288-2.jpg ]
本技術を活用したシミュレーションでは、キャッシュサーバを配置しない場合と比較して約85%、従来技術と比較しても約60%の通信量の削減を確認しました。本技術の詳細は、以下発表をご参照下さい。
・2017年9月26日発表:電気通信大学 吉永研究室とTISが「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」を共同で開発
https://www.tis.co.jp/news/2017/tis_news/20170926_1.html
■ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学について
ホーチミン市校工科大学は、11学部合計 27,500人の学生を有しています。ベトナムの技術系大学の中では、研究・教育の中核と認知されており、ベトナム南部の技術系大学の中で最大規模かつ最高位に位置し、最も歴史ある大学です。
・学部:情報工学、応用化学、機械工学、電気・電子工学、土木工学、応用科学、管理工学、環境科学、地質・石油工学、交通工学、材料科学
TISは、ベトナムにおけるIT活用の発展への支援を目的として、2013年にHCMUTと提携し、研究助成金の提供と共同研究を進めてきました。今回の共同研究は、その一環として行われるものです。
・TIS、ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学と提携
https://www.tis.co.jp/news/tis_news/20131029_1.html
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。