リスキリングの取り組み状況とデジタル化の関連性など「バックオフィス業務に関する総合調査」レポート第二弾
[24/04/19]
提供元:PRTIMES
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〜リスキリングに取り組む層は2割程度にとどまるも、デジタル化の進展がリスキリング意欲を加速させる一要因に〜
財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売する株式会社ミロク情報サービス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:是枝 周樹、以下「MJS」)は、財務・経理・人事・総務・労務などバックオフィス業務に関わる445名を対象に、デジタル(IT/AIなど)活用の状況と業務効率化、1年前と比べての業務量や業務内容の変化など「バックオフィス業務に関する総合調査」を実施いたしました。
今回は調査報告第二弾として、「スキルアップ・リスキリングの取り組み状況」の観点で分析した調査結果についてご報告いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-8f66804bcca000e9a187-0.png ]
■調査概要
調査名 :バックオフィス業務に関する総合調査
調査対象 :財務・経理・人事・総務・労務に従事する20〜70歳までの男女
有効回答人数:445人
調査期間 :2024年2月19日(月)〜2024年2月20日(火)
調査エリア :全国
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」利用)
調査実施機関:株式会社ミロク情報サービス
■調査結果(要旨)
今回の調査で明らかになった主な結果は以下の通りです。
・全体ではスキルアップに取り組む人は5割を超えるも、リスキリングに取り組む人は約2割にとどまる
・男女別でみた場合、スキルアップに取り組んでる人は、男性は4割程度、女性は6割以上と差がある一方、リスキリングに取り組んでいる人は男女共に約2割とほぼ同等
・リスキリングに取り組む人を従業員規模別でみた場合、100名未満では自費での取り組みが多い傾向
・リスキリングに取り組んでいる人の7割がデジタル活用による業務効率化を実感
【調査詳細】
―スキルアップ・リスキリングの取り組み状況―
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_1_70655b5c9bb43b77b06ef8ef627d60c6.jpg ]
【スキルアップの取り組み状況】
[画像2: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-7d6ea7e6c2428b78f59e-9.jpg ]
【リスキリングの取り組み状況】
[画像3: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-54b95004b96696b0a601-10.jpg ]
※スキルアップ…現在の業務スキルや知見の向上を目的とした取り組み
※リスキリング…現在とは異なる業務スキルや知見の向上を目的とした取り組み
―<男女別>スキルアップ・リスキリングの取り組み状況―
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_2_0664fea243fb20609b80efbf3cb480fd.jpg ]
スキルアップに取り組む男性は約4割だったのに対し、女性は約6割が取り組んでおり、なかでも「2.スキルアップのため、会社の費用負担・補助による外部講座の受講や受験」をしていると回答した人が32.4%と最多となりました。
リスキリングはスキルアップに比べ男女ともに取り組んでいる割合が低く、男性が23.7%、女性は20.2%にとどまりました。
特に男性においては「該当するものは無い」の回答が半数に近い49%となりました。
【男女別スキルアップの取り組み状況】
[画像4: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-e23985ee5a125d2fc1c8-3.png ]
【男女別リスキリングの取り組み状況】
[画像5: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-3762a0c29840d4c39b1e-4.png ]
【質問】スキルアップまたはリスキリングのために、この1年間ほどでは、どのようなことをしていますか。※複数回答可
[画像6: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-398d00f9fbf9f95b08c3-5.png ]
1. スキルアップのために会社が用意した社内講座や勉強会に参加
2. スキルアップのため、会社の費用負担・補助による外部講座の受講や受験
3. スキルアップのため、自費での外部講座の受講や受験
4. スキルアップのため、会社の費用負担・補助による参考図書等の購入による学習
5. スキルアップのため、自費での参考図書等の購入による学習
6. リスキリングのために会社が用意した社内講座や勉強会に参加
7. リスキリングのため、会社の費用負担・補助による外部講座の受講や受験
8. リスキリングのため、自費での外部講座の受講や受験
9. リスキリングのため、会社の費用負担・補助による参考図書等の購入による学習
10. リスキリングのため、自費での参考図書等の購入による学習
11. その他(具体的にご回答ください)
12. 該当するものは無い
―<従業員規模別>リスキリングの取り組み状況―
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_3_61f67a07a60c84996a42601f83fd10ff.jpg ]
何かしらリスキリングに取り組んでいる人を従業員規模別でみた場合、従業員規模に寄らず会社負担の講座や勉強会、書籍を活用している層が一定割合いるものの、従業員規模が100名以下の場合、自費でリスキリングに取り組む人が40%を超える結果となりました。
【質問】(何かしらリスキリングに取り組んでいる人の内訳)
この1年間ほどでは、どのようなことをしていますか。※複数回答可
[画像7: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-6112b81b1c1dfe61b2cc-6.png ]
―リスキリング取り組み状況と業務効率化の状況―
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_4_d9bcbbb8374b364a2e9e968c06c3d5d2.jpg ]
何かしらリスキリングに取り組んでいると回答した人のうち「1年前と比べ、デジタル活用(IT/AIなど)によって業務を効率化できたか」という設問で「非常に効率化できた」が9.5%、「多少は効率化できた」が61.1%と、合わせて半数以上の70.6%が効率化できたと回答しました。
調査対象全体では「非常に効率化できた」「多少は効率化できた」の合計が52.8%であることから、自社のデジタル化の進展という環境の変化が、リスキリングに取り組むきっかけの一要因となっている可能性があります。
【質問】(何かしらリスキリングに取り組んでいる人の内訳)
あなたの部署の業務もしくは全社的な取り組みで、1年前と比べてデジタル活用(IT/AIなど)によって業務を効率化できたと思いますか。
[画像8: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-8ad9e2eb613d64e69374-7.png ]
【有識者コメント】
2022年頃から、国内において「リスキリング」という言葉が使われ始めました。今回の調査結果は、その浸透が道半ばであることが推察される結果となりました。
従業員視点に立つと、スキルアップが現在の業務、言い換えれば短期的な視点で即効性のあるスキルや知見を活用することの学びであるに対し、リスキリングは、中長期な視点も踏まえ、将来のキャリア形成も見据えた学びや就業機会の模索行動とも言え、先が見えないことへの学びの準備が不足していることが見て取れます。
一方、企業経営側の視点に立ちますと、従業員規模が100名以下の場合、自費でリスキリングしている人が4割超という調査結果から、企業経営側から十分な教育機会の提供(投資)がされておらず、リスキリングの目的や意義について、従業員に対して適切な動機づけが十分にされてないことも推察されます。
大企業と比較して中小企業は相対的にIT投資による業務効率化(デジタル活用)が進んでいないことが一因ではありますが、変化の激しい事業環境において、業務効率化への対応は必須であり、それを人材投資の面で支える施策が「リスキリング」です。企業経営側主導で、誰にどのようなスキルを身につけてほしいかを明確にすること、従業員に対する適切な動機づけ(どうしてリスキリングが必要なのか)と教育機会の提供、および自社内でそのスキルを発揮できる就業機会(キャリア)を提供することが求められます。
[画像9: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-23224b34085d579aa4f1-8.jpg ]
株式会社トランストラクチャ 兼子 敦氏
MJSのグループ会社で組織・人事コンサルティングサービスを提供する株式会社トランストラクチャ(https://www.transtructure.com/)のマネージャーとして、IT、製造、国立研究開発法人など多くの企業・団体の教育体系構築、各種研修企画・開発に従事。
■ 株式会社ミロク情報サービス(MJS)について (https://www.mjs.co.jp/)
全国の会計事務所と中堅・中小企業に対し、経営システムおよび経営ノウハウならびに経営情報サービスを提供しています。現在、約8,400の会計事務所ユーザーを有し、財務会計・税務を中心とした各種システムおよび経営・会計・税務等に関する多彩な情報サービスを提供しています。また、中堅・中小企業に対して、財務を中心としたERPシステムおよび各種ソリューションサービスを提供し、企業の経営改革、業務改善を支援しており、現在、約10万社の中堅・中小企業ユーザーを有しています。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社ミロク情報サービス
社長室 経営企画部 広報・IRグループ
宮城・安藤
Tel:03-5361-6309
Fax:03-5360-3430
E-mail:press@mjs.co.jp
財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売する株式会社ミロク情報サービス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:是枝 周樹、以下「MJS」)は、財務・経理・人事・総務・労務などバックオフィス業務に関わる445名を対象に、デジタル(IT/AIなど)活用の状況と業務効率化、1年前と比べての業務量や業務内容の変化など「バックオフィス業務に関する総合調査」を実施いたしました。
今回は調査報告第二弾として、「スキルアップ・リスキリングの取り組み状況」の観点で分析した調査結果についてご報告いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-8f66804bcca000e9a187-0.png ]
■調査概要
調査名 :バックオフィス業務に関する総合調査
調査対象 :財務・経理・人事・総務・労務に従事する20〜70歳までの男女
有効回答人数:445人
調査期間 :2024年2月19日(月)〜2024年2月20日(火)
調査エリア :全国
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」利用)
調査実施機関:株式会社ミロク情報サービス
■調査結果(要旨)
今回の調査で明らかになった主な結果は以下の通りです。
・全体ではスキルアップに取り組む人は5割を超えるも、リスキリングに取り組む人は約2割にとどまる
・男女別でみた場合、スキルアップに取り組んでる人は、男性は4割程度、女性は6割以上と差がある一方、リスキリングに取り組んでいる人は男女共に約2割とほぼ同等
・リスキリングに取り組む人を従業員規模別でみた場合、100名未満では自費での取り組みが多い傾向
・リスキリングに取り組んでいる人の7割がデジタル活用による業務効率化を実感
【調査詳細】
―スキルアップ・リスキリングの取り組み状況―
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_1_70655b5c9bb43b77b06ef8ef627d60c6.jpg ]
【スキルアップの取り組み状況】
[画像2: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-7d6ea7e6c2428b78f59e-9.jpg ]
【リスキリングの取り組み状況】
[画像3: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-54b95004b96696b0a601-10.jpg ]
※スキルアップ…現在の業務スキルや知見の向上を目的とした取り組み
※リスキリング…現在とは異なる業務スキルや知見の向上を目的とした取り組み
―<男女別>スキルアップ・リスキリングの取り組み状況―
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_2_0664fea243fb20609b80efbf3cb480fd.jpg ]
スキルアップに取り組む男性は約4割だったのに対し、女性は約6割が取り組んでおり、なかでも「2.スキルアップのため、会社の費用負担・補助による外部講座の受講や受験」をしていると回答した人が32.4%と最多となりました。
リスキリングはスキルアップに比べ男女ともに取り組んでいる割合が低く、男性が23.7%、女性は20.2%にとどまりました。
特に男性においては「該当するものは無い」の回答が半数に近い49%となりました。
【男女別スキルアップの取り組み状況】
[画像4: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-e23985ee5a125d2fc1c8-3.png ]
【男女別リスキリングの取り組み状況】
[画像5: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-3762a0c29840d4c39b1e-4.png ]
【質問】スキルアップまたはリスキリングのために、この1年間ほどでは、どのようなことをしていますか。※複数回答可
[画像6: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-398d00f9fbf9f95b08c3-5.png ]
1. スキルアップのために会社が用意した社内講座や勉強会に参加
2. スキルアップのため、会社の費用負担・補助による外部講座の受講や受験
3. スキルアップのため、自費での外部講座の受講や受験
4. スキルアップのため、会社の費用負担・補助による参考図書等の購入による学習
5. スキルアップのため、自費での参考図書等の購入による学習
6. リスキリングのために会社が用意した社内講座や勉強会に参加
7. リスキリングのため、会社の費用負担・補助による外部講座の受講や受験
8. リスキリングのため、自費での外部講座の受講や受験
9. リスキリングのため、会社の費用負担・補助による参考図書等の購入による学習
10. リスキリングのため、自費での参考図書等の購入による学習
11. その他(具体的にご回答ください)
12. 該当するものは無い
―<従業員規模別>リスキリングの取り組み状況―
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_3_61f67a07a60c84996a42601f83fd10ff.jpg ]
何かしらリスキリングに取り組んでいる人を従業員規模別でみた場合、従業員規模に寄らず会社負担の講座や勉強会、書籍を活用している層が一定割合いるものの、従業員規模が100名以下の場合、自費でリスキリングに取り組む人が40%を超える結果となりました。
【質問】(何かしらリスキリングに取り組んでいる人の内訳)
この1年間ほどでは、どのようなことをしていますか。※複数回答可
[画像7: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-6112b81b1c1dfe61b2cc-6.png ]
―リスキリング取り組み状況と業務効率化の状況―
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/18493/table/360_4_d9bcbbb8374b364a2e9e968c06c3d5d2.jpg ]
何かしらリスキリングに取り組んでいると回答した人のうち「1年前と比べ、デジタル活用(IT/AIなど)によって業務を効率化できたか」という設問で「非常に効率化できた」が9.5%、「多少は効率化できた」が61.1%と、合わせて半数以上の70.6%が効率化できたと回答しました。
調査対象全体では「非常に効率化できた」「多少は効率化できた」の合計が52.8%であることから、自社のデジタル化の進展という環境の変化が、リスキリングに取り組むきっかけの一要因となっている可能性があります。
【質問】(何かしらリスキリングに取り組んでいる人の内訳)
あなたの部署の業務もしくは全社的な取り組みで、1年前と比べてデジタル活用(IT/AIなど)によって業務を効率化できたと思いますか。
[画像8: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-8ad9e2eb613d64e69374-7.png ]
【有識者コメント】
2022年頃から、国内において「リスキリング」という言葉が使われ始めました。今回の調査結果は、その浸透が道半ばであることが推察される結果となりました。
従業員視点に立つと、スキルアップが現在の業務、言い換えれば短期的な視点で即効性のあるスキルや知見を活用することの学びであるに対し、リスキリングは、中長期な視点も踏まえ、将来のキャリア形成も見据えた学びや就業機会の模索行動とも言え、先が見えないことへの学びの準備が不足していることが見て取れます。
一方、企業経営側の視点に立ちますと、従業員規模が100名以下の場合、自費でリスキリングしている人が4割超という調査結果から、企業経営側から十分な教育機会の提供(投資)がされておらず、リスキリングの目的や意義について、従業員に対して適切な動機づけが十分にされてないことも推察されます。
大企業と比較して中小企業は相対的にIT投資による業務効率化(デジタル活用)が進んでいないことが一因ではありますが、変化の激しい事業環境において、業務効率化への対応は必須であり、それを人材投資の面で支える施策が「リスキリング」です。企業経営側主導で、誰にどのようなスキルを身につけてほしいかを明確にすること、従業員に対する適切な動機づけ(どうしてリスキリングが必要なのか)と教育機会の提供、および自社内でそのスキルを発揮できる就業機会(キャリア)を提供することが求められます。
[画像9: https://prtimes.jp/i/18493/360/resize/d18493-360-23224b34085d579aa4f1-8.jpg ]
株式会社トランストラクチャ 兼子 敦氏
MJSのグループ会社で組織・人事コンサルティングサービスを提供する株式会社トランストラクチャ(https://www.transtructure.com/)のマネージャーとして、IT、製造、国立研究開発法人など多くの企業・団体の教育体系構築、各種研修企画・開発に従事。
■ 株式会社ミロク情報サービス(MJS)について (https://www.mjs.co.jp/)
全国の会計事務所と中堅・中小企業に対し、経営システムおよび経営ノウハウならびに経営情報サービスを提供しています。現在、約8,400の会計事務所ユーザーを有し、財務会計・税務を中心とした各種システムおよび経営・会計・税務等に関する多彩な情報サービスを提供しています。また、中堅・中小企業に対して、財務を中心としたERPシステムおよび各種ソリューションサービスを提供し、企業の経営改革、業務改善を支援しており、現在、約10万社の中堅・中小企業ユーザーを有しています。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社ミロク情報サービス
社長室 経営企画部 広報・IRグループ
宮城・安藤
Tel:03-5361-6309
Fax:03-5360-3430
E-mail:press@mjs.co.jp