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「第5回ベーリンガーインゲルハイム・イノベーション・プライズ・イン・ジャパン」受賞者決定!〜レグセル株式会社が第1位を受賞〜




ベーリンガーインゲルハイムは、「Value through Innovation - イノベーションによる価値の創造 -」というビジョンのもと、医療・バイオテクノロ ジー分野における研究者や起業家、スタートアップ企業の革新的なアイデアの実現やシーズの育成を支援

9月28日(木)に昨年に続き神戸でピッチ・プレゼンテーション・コンテストを開催、今年は初めて国外からも参加し、各チームが様々な創薬研究分野の革新的なアイデアやプロジェクトを発表

審査の結果、第1位は「制御性T細胞による自己免疫疾患の特異的な治療」が受賞


[画像: https://prtimes.jp/i/2981/370/resize/d2981-370-4477f50302c1cb48f853-0.jpg ]

2023年10月23日 日本/東京 
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長 兼 社長:ヤンシュテファン・シェルド、以下、日本ベーリンガーインゲルハイム)は、2023年9月28日(木)に、ピッチ・プレゼンテーション・コンテストである「第5回ベーリンガーインゲルハイム・イノベーション・プライズ・イン・ジャパン」(以下「イノベーション・プライズ」)を開催しました。これは革新的な創薬に取り組む研究者や起業家・スタートアップ企業のアイデア実現・事業化やシーズの育成を支援する目的で開催されています。

昨年に続き、当社研究所がある神戸で開催された本イベントでは、多数の応募の中から選ばれた医療・バイオテクノロジー分野の起業家・スタートアップ企業7チームが、画期的な治療法や薬剤開発につながる、創薬分野における革新的なアイデアや技術開発に関するプレゼンテーションを行いました。今年は初めて国外からも応募が可能となり、韓国から3チームが参加しました。

審査員による厳正な審査の結果、アイデアの革新性と高い技術、さらに実現性の高さからレグセル株式会社(代表取締役社長CEO マイケル・マッキュラー氏)の「制御性T細胞による自己免疫疾患の特異的な治療」が第1位を受賞しました。また第2位には、標的タンパク質の分解技術を活用した創薬に取り組むPrazer Therapeutics(CEO Kyung-Soo Inn氏)「標的タンパク分解の新しい技術プラットフォームSPiDEM(TM)」が選ばれました。会場の参加者投票で最も高い評価を獲得したチームに送られるオーディエンス賞は、生体模倣システム理研白眉研究チーム(チームリーダー 萩原将也氏) 「オルガノイドと生体チップとの統合による次世代生体模倣システムの開発」に決定しました。受賞チームにはそれぞれ、賞金として、第1位に 400万円、第2位に100万円、オーディエンス賞に25万円が授与されます。

また本イベントに先立ち、審査のために来日したエクスターナルイノベーションおよびベンチャーファンド担当の各グローバル責任者、並びに日本ベーリンガーインゲルハイムの代表取締役会長 兼 社長であるヤンシュテファン・シェルドによるオープンイノベーションに関するセミナー「Meet BI」も開催され、当社のスタートアップやアカデミアとのパートナーシップ、社内ベンチャーファンドによるバイオテック企業への投資等、イノベーションへの取り組みについて広く社外の方々に知っていただく機会となりました。

ベーリンガーインゲルハイムのグローバル事業開発&ライセンシング ヘッド デトレフ・メネリッヒは次のように述べています。「当社がアジアで唯一実験施設を備えた研究拠点を置く神戸で今年も本イベントを開催でき、多数の方々がご参加くださったことを心より嬉しく思います。Meet BIでは、研究者や投資家の方々と活発な質疑応答を交わし、当社への関心の高さを知ることができました。またイノベーション・プライズは、韓国の初参加を弾みに、アジア諸国から優秀な研究プロジェクトが集まるイベントにしたいと考えています。神戸でまかれたアイデアやコラボレーションの種が、近い将来、芽吹くことを願っています」

日本ベーリンガーインゲルハイムの代表取締役会長 兼 社長であるヤンシュテファン・シェルドは、次のように述べています。「イノベーション・プライズの日本での開催は今回が5回目となりますが、登壇者および会場参加の応募も多くなり、本イベントが日本の地に根付き、注目を集めていることを実感いたしました。当社は日本のライフサイエンス・イノベーションに引き続きコミットしており、本イベントをはじめとしたスタートアップ支援や、アカデミアおよびスタートアップ、企業との協業により、日本のイノベーションが世界中の患者さんの生活を変えるような画期的な治療法の開発につながるよう貢献していきます」

ベーリンガーインゲルハイムは、引き続き、本イベントによる支援の他、共同研究、ライセンシング、インキュベーションによる事業の育成など、様々な協働の形態による支援を行ってまいります。


<受賞プロジェクト> (チーム/企業名および発表者)
■ 第1位
レグセル株式会社 
取締役 マイケル・マッキュラー氏、取締役 石川 大介氏 
※役職名は発表当時
「Antigen-specific regulatory T cell therapy targeting autoimmune & inflammatory diseases / 制御性T細胞による自己免疫疾患の特異的な治療」

受賞者コメント:
「数ある革新的なプロジェクトの中から1位に選出していただき、誠にありがとうございました。当社では、制御性T細胞を用いて効果的に自己免疫疾患を抑制する新たな治療法の実現に向け、研究開発を行っています。大手製薬企業であるベーリンガーインゲルハイムが主催するピッチコンテストで高評価を得られたことは、投資家への大きなアピールになると期待しています。今回の受賞を励みに、この治療法を一日も早く患者さんのもとへ届けられるよう、一層努力したいと思います」

■ 第2位
Prazer Therapeutics 
CEO  Kyung-Soo Inn氏
「SPiDEM platform for targeted protein degradation / 標的タンパク分解の新しい技術プラットフォームSPiDEM(TM)」

受賞者コメント:
「当社では標的タンパク質の分解技術を活用した創薬に取り組んでいます。今回は、当社のコア技術である次世代標的タンパク質分解技術と、それをベースとしたSPiDEM(TM)というプラットフォーム技術について紹介し、共同研究でご一緒できるパートナー企業を見つけるために参加しました。優れた事業や研究の中から2位に選んでいただき、非常に光栄です。また、私たちの研究について見つめ直す良い機会にもなりました。心より感謝いたします」

■ オーディエンス賞
生体模倣システム理研白眉研究チーム 
チームリーダー 萩原 将也氏
「Next-Generation of MPS: Modularized organoids in a chip /オルガノイドと生体チップとの統合による次世代生体模倣システムの開発 」

受賞者コメント:
「この度は、多くの聴衆の方々に私たちの研究を高く評価していただき、大変嬉しく思っています。私たちは、小さなキューブ型培養器の中でつくったヒト幹細胞由来のミニ臓器と血管網を模した生体機能チップを活用し、誰でも簡単に非臨床試験を行うことができる創薬評価システムの開発に取り組んでいます。今後は本システムの有効性を示す多様なデータの収集に注力し、事業化に向け歩みを進めていきます」

Meet BIの詳細は下記をご覧ください。
https://prtimes.jp/a/?f=d2981-370-2defa9751e80f364177e0731ebd37271.pdf

ベーリンガーインゲルハイム・ イノベーション・プライズについて
ベーリンガーインゲルハイムは1885年に小さな町工場として創業して以来、「Value through Innovation -イノベーションによる価値の創造-」をビジョンとして掲げています。若いライフサイエンス企業とバイオ起業家のイノベーション力は、次世代の画期的な医薬品の発見に不可欠な要素です。また、起業家による革新的な研究や技術の育成と事業化は非常に重要であると考えています。ベーリンガーインゲルハイム・ イノベーション・プライズは、革新的な創薬に取り組む研究者・起業家やスタートアップ企業の挑戦と献身を表彰し、アイデアの実現・事業家、シーズの育成を支援しています。

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、世代を超えて生活を変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出を目指しています。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的かつサステナブルな視点を維持しています。ヒト用医療用医薬品とアニマルヘルスの2つの事業分野において、53,000人以上の社員が世界130ヵ国以上で事業を展開しています。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com/2022/
(アニュアルレポート 英語)
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