書評サイトHONZの栗下直也によるビジネス書、『得する、徳。』発売。
[19/12/23]
提供元:PRTIMES
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テイクを考えるな。ギブ、ギブ、ギブ! 経済記者が書くこれからの新しい徳の積みかた。
[画像: https://prtimes.jp/i/11369/373/resize/d11369-373-333037-0.jpg ]
昔から「ビジネスには信用が大事だ」と言われ、昨今では「信用があれば生きていける」という議論が盛んである。しかし、信用とは一体なんなのか? 漠然とした「信用」を読み解くヒントは渋沢栄一や土光敏夫などの名経営者が実践してきた「徳を積む」行為にある。財界人を取材してきた経済記者が書く、新しい徳の積みかた。会社は誰のもので、我々は何のために働くのか? 信用がカネに取って代わる社会を泳げ。(成毛 眞氏推薦)
「カネより信用を積め」「信用があれば生きていける」という議論を耳にするようになった。実際、融資を受けるにも、取引をするにも、信用が大切なのは昔から自明だった。しかし近年になって、いまさら声高に、信用を「見える化」、具体的には信用をポイント化する動きなどが出てきている。そんな風に、重視されつつあるらしい信用だが、いったい信用とは何なのだろうか? 本当に信用があれば生きていけるのだろうか。ヒントはすべて、日本に昔からある「徳を積む」という行為にあった。子曰く、子曰く、トイレの壁にも、子曰く。中小企業の事務所の壁に論語が貼ってあるのには意味があったのだ。
本書のテーマは「徳」である。本書では、これからの徳の積みかたを次のように定義する。
1. 何もかもは引き受けてはいけない
2. 犠牲を払っていると思うなら断れ
3. 無理に「いい人」を目指すな
4. 行為ではなく関係性を強調しろ
わかるようでよくわからない「信用」という概念を「徳」というキーワードに置き換えてみると、今後の自分の働きかた、生きかた、社会が目指す方向性が明確になっていく。第1章では、グローバリズムの権化のようなイメージがある米国でも「徳」が重視されつつある現状を読み解き、「これから時代の徳の積みかた」について定義する。第2章では、渋沢栄一、土光敏夫といった日本の名経営者たちの足跡をたどり、彼らの「徳」が、いまという時代で考えても、いかに古びずにフィットしていたかを探る。第3章では、「徳」がけっして無縁ではない「会社という存在」について考える。会社は誰のものなのか? 我々は誰のために、なんのために働くのか? 利益の追求と徳の追求は両立が可能であることがわかってくる。そして、第4章では、そうは言っても「カネにならないことはやりたくない」と思うあなたが、それでも「徳」を積んだほうがいい理由について考える。
まさにいま、「徳」が問われている。そして、歴史を振り返ればわかる。「徳」はいつか、忘れた頃に「得」になる。「俺だけどうにかなればいい」と考える人が増えるほど、あなたの小さな「徳」が、きっと輝く。
http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2395/
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昔から「ビジネスには信用が大事だ」と言われ、昨今では「信用があれば生きていける」という議論が盛んである。しかし、信用とは一体なんなのか? 漠然とした「信用」を読み解くヒントは渋沢栄一や土光敏夫などの名経営者が実践してきた「徳を積む」行為にある。財界人を取材してきた経済記者が書く、新しい徳の積みかた。会社は誰のもので、我々は何のために働くのか? 信用がカネに取って代わる社会を泳げ。(成毛 眞氏推薦)
「カネより信用を積め」「信用があれば生きていける」という議論を耳にするようになった。実際、融資を受けるにも、取引をするにも、信用が大切なのは昔から自明だった。しかし近年になって、いまさら声高に、信用を「見える化」、具体的には信用をポイント化する動きなどが出てきている。そんな風に、重視されつつあるらしい信用だが、いったい信用とは何なのだろうか? 本当に信用があれば生きていけるのだろうか。ヒントはすべて、日本に昔からある「徳を積む」という行為にあった。子曰く、子曰く、トイレの壁にも、子曰く。中小企業の事務所の壁に論語が貼ってあるのには意味があったのだ。
本書のテーマは「徳」である。本書では、これからの徳の積みかたを次のように定義する。
1. 何もかもは引き受けてはいけない
2. 犠牲を払っていると思うなら断れ
3. 無理に「いい人」を目指すな
4. 行為ではなく関係性を強調しろ
わかるようでよくわからない「信用」という概念を「徳」というキーワードに置き換えてみると、今後の自分の働きかた、生きかた、社会が目指す方向性が明確になっていく。第1章では、グローバリズムの権化のようなイメージがある米国でも「徳」が重視されつつある現状を読み解き、「これから時代の徳の積みかた」について定義する。第2章では、渋沢栄一、土光敏夫といった日本の名経営者たちの足跡をたどり、彼らの「徳」が、いまという時代で考えても、いかに古びずにフィットしていたかを探る。第3章では、「徳」がけっして無縁ではない「会社という存在」について考える。会社は誰のものなのか? 我々は誰のために、なんのために働くのか? 利益の追求と徳の追求は両立が可能であることがわかってくる。そして、第4章では、そうは言っても「カネにならないことはやりたくない」と思うあなたが、それでも「徳」を積んだほうがいい理由について考える。
まさにいま、「徳」が問われている。そして、歴史を振り返ればわかる。「徳」はいつか、忘れた頃に「得」になる。「俺だけどうにかなればいい」と考える人が増えるほど、あなたの小さな「徳」が、きっと輝く。
http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2395/