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NVIDIA、ソフトバンクの生成AIと5G/6G向け次世代データセンターでのGrace Hopper Superchip活用に向けソフトバンクと協業

ArmベースのSuperchipとBlueField-3 DPUを活用した革新的なアーキテクチャーにより、生成AIを活用したワイヤレス通信を実現




[画像: https://prtimes.jp/i/12662/389/resize/d12662-389-b8daedba79ac7c42f7da-0.jpg ]


台湾、台北 – COMPUTEX – 2023 年 5 月 29 日 - NVIDIA(以下「NVIDIA」)とソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、生成AIと5G(第5世代移動通信システム)/6G(第6世代移動通信システム)に向けた次世代プラットフォームの構築に向けて協業します。このプラットフォームはNVIDIA GH200 Grace Hopper™ Superchip (https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/grace-hopper-superchip/) がベースになっており、ソフトバンクが今後構築する日本各地の新しい分散型AIデータセンターへの導入を予定しています。

生成AIのアプリケーションとサービスの急速かつ世界的な展開を推進するために、ソフトバンクはNVIDIAと協力の下、コスト削減が可能で、エネルギー効率の高いマルチテナントな共通サーバープラットフォームで生成AIとワイヤレス通信向けのアプリケーションを提供する、データセンターを構築します。

このプラットフォームでは、Arm NeoverseのGH200 Superchipをベースにした、新しいNVIDIA MGX™ リファレンスアーキテクチャーが使用され、アプリケーションのパフォーマンス、スケーラビリティーおよびリソースの利用率の改善が期待されています。

ソフトバンク株式会社の代表取締役 社長執行役員 兼 CEOである宮川 潤一は、次のように述べています。「AIと共存する時代に入り、データ処理と電力の需要が急速に増加しています。ソフトバンクは、日本での超デジタル化社会を支えるために次世代社会インフラを提供します。ソフトバンクとNVIDIAとの協業により、RANの最適化を含め、AIを活用した設備パフォーマンスの向上を実現します。さらには消費電力の削減、さまざまな生成AIアプリの実装、リソースの共有のためのデータセンターの相互接続の実現を目指します」

NVIDIAの創業者/CEOであるジェンスン フアン(Jensen Huang)は、次のように述べています。「アクセラレーションコンピューティングと生成AIへの需要は、データセンターのアーキテクチャーを根本的に変える原動力となっています。NVIDIA Grace Hopperは、大規模な拡張性を持ち、生成AIの処理のために設計された革新的なコンピューティングプラットフォームです。これまでの先進的な取り組みと同様に、ソフトバンクは、生成AIをホストする通信ネットワークの構築に向け世界をリードしています」

新しいデータセンターは、より均等に分散化され、AIと5Gの両方のワークロード処理の実現を目指します。これにより、低遅延でピーク時の運用を実現し、全体のエネルギーコストを大幅に削減することができます。

ソフトバンクは、自動運転、AI、拡張現実と仮想現実、コンピュータービジョンおよびデジタルツインのための5G/6Gアプリケーションの実現を目指しています。

業界トップクラスのスループットを実現する仮想RAN(vRAN)
NVIDIA Grace HopperとNVIDIA BlueField(R)-3データプロセッシングユニットにより、特注のハードウェアアクセラレーションまたは専用の5G CPUを使わずに、ソフトウェアデファインドの5G vRANと生成AIアプリケーションを加速することができます。さらに、NVIDIA SpectrumイーサーネットスイッチとBlueField-3は、5G向けのきわめて精度の高いタイミングプロトコルを備えています。

このソリューションは、NVIDIAアクセラレーテッド1U MGXベースのサーバーデザインになっており、一般に利用可能なデータのダウンリンクスループットが5Gアクセラレーターで36Gbpsという、業界トップクラスの容量を達成し、5G速度の性能限界を打破します。事業者にとっては、業界標準のサーバーで、このような高さのダウンリンク容量を実現することがこれまでの大きな課題となっていました。

新しいリファレンスアーキテクチャー
NVIDIA MGXは、モジュール型のリファレンスアーキテクチャーであるため、システムメーカーやハイパースケールのお客さまは、さまざまなAI、HPCおよびNVIDIA Omniverse™ (https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/) アプリケーションに適した、100種類の異なったサーバーを迅速かつコスト効率よく構築することができるプラットフォームを導入できます。

高性能で、ソフトウェアデファインドな、クラウドネイティブ5Gネットワーク向けのNVIDIA Aerial™ ソフトウェア (https://developer.nvidia.com/aerial-sdk)を組み込むことにより、これらの5G基地局を通じて、通信事業者は、コンピューティングリソースを動的に割り当てることができるようになり、競合他社の製品に比べて電力効率が2.5倍向上することが期待されます。

Armの最高経営責任者であるレネ ハース(Rene Haas)氏は、次のように述べています。「生成AIの未来は、NVIDIAのArm NeoverseベースGrace Hopper Superchipのようなハイパフォーマンスでエネルギー効率の優れたコンピューティングを必要としています。NVIDIA BlueField DPUとGrace Hopperを組み合わせることで、ソフトバンクは新しい5Gデータセンターで最も要求の厳しいコンピューティングとメモリー集約型のアプリケーションを実行し、ソフトウェアデファインド5GおよびAIに飛躍的な効率向上をもたらします」

ソフトバンクについて
ソフトバンク株式会社(プライム市場:9434)は、「情報革命で人々を幸せに」というソフトバンクグループの経営理念の下、ライフスタイルやワークスタイルに変革をもたらす、さまざまな通信サービスやソリューションを提供しています。スマートフォンを中心とした魅力的なサービスや5Gネットワークで通信事業を強化するとともに、AIやIoT、ビッグデータなどの活用や、グローバルに事業を展開するグループのテクノロジー企業群とのコラボレーションにより、革新的な新規事業を創出し、さらなる事業成長を目指しています。
詳細は、ウェブサイト (https://www.softbank.jp/corp/) をご覧ください。

NVIDIAについて
1993年の創業以来、NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアです。同社が 1999 年に発明した GPU は、PC ゲーム市場の成長を促進し、コンピューター グラフィックスを再定義して、現代の AI の時代に火をつけながら、メタバースの創造を後押ししています。NVIDIA は現在、業界を再形成しているデータセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業です。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/ 

※本発表資料は米国時間 2023年 5 月 28日に発表されたプレスリリース (https://nvidianews.nvidia.com/news/softbank-telecom-data-centers-grace-hopper) の抄訳です。
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