【報道参考資料】ウクライナ東部 180以上の教育関連施設が被害に
[14/12/24]
提供元:PRTIMES
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147の学校が閉鎖
※本信は ユニセフ本部(ニューヨーク)の発信情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、
独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_78177.html でご覧いただけます
【2014年12月19日 ニューヨーク/ジュネーブ/キエフ発】
ユニセフ(国連児童基金)は、戦闘が続くウクライナのドネツク州では147の学校が閉鎖
においこまれ、今年9月1日以降、約5万人の子どもたちの教育に影響がでていることを
発表しました。一部の学校は攻撃を受け廃墟と化しており、他は安全面への懸念から閉校
しています。また政府管制地域では、187の教育関連施設が損壊や破壊の被害を受けて
います。
「子どもたちが学校に戻り、教育を再開できることが不可欠です。紛争の矢面に立ち
続けているのは、教育や基礎的なサービスから遮断されている子どもたちです。なかには、
酷い戦闘や爆撃の様子を目撃している子どももいます。ユニセフは、武力衝突に関わる
すべての関係者に対し、子どもたちを暴力行為から守ることを引き続き求めます」と、
ユニセフ中央・東部ヨーロッパ地域事務所代表のマリーピエール・ポワリエール代表は
訴えます。
緊急事態下において、学校は「日常」を維持するために重要な役割を果たします。教育は、
紛争地域に暮らすウクライナの子どもたちのトラウマを癒し、ストレスを緩和する助け
となります。
ウクライナ東部で高まり続ける危機は170万人以上の子どもに影響を及ぼしており、その
状況は非常に深刻です。2014年3月以降、この紛争により住む場所を失い、避難を余儀
なくされた人は100万人以上。うちウクライナ国内で避難生活を送っている人は約53万人
にのぼり、そのうち少なくとも13万人が子どもたちです。
子どもたちが避難先で教育を受けられる機会は限られています。子どもたちの両親は、
さらなる避難、あるいはもと住んでいた場所に戻る可能性を考え、新しい学校への
入学手続きに踏み出せないのです。
ユニセフは、60万人にのぼるウクライナの子どもたちと家族が緊急に必要としている
支援を届けるための下記の活動資金として、3,240万米ドル(約38億700万円/1米ドル=
117.5円で換算)を必要としています。
- 22万5,000人の学齢期の子どもに、質の高い教育のための物資を提供
- 10万人の子どもに、ストレスを軽減するため心のケアを提供
- 喫急に必要な、ポリオの予防接種の実施
- 紛争地域の25万人の子どもとその母親が、安全な水と衛生状態を確保できるよう物資
を提供
「ユニセフは、これまでにお寄せいただいたあたたかい支援に、心より感謝の意を表し
ます。長く続く危機に加え、厳しい寒さが子どもたちを襲っているなか、ユニセフは
パートナー団体とともに、子どもたちが必要としている緊急支援を行うべく、国際社会
にさらなる協力を要請します」(ポワリエール代表)
■参考情報
現在までにユニセフに寄せられた資金は940万米ドル(約11億450万円/1米ドル=117.5円で
換算)。その資金により、下記の支援活動が実施できました。
教育
・子どもがいる20万世帯以上の家庭に、地雷や不発弾の危険性や、身を守るための安全な
行動についての啓発を実施。
・避難生活を強いられている子どもたちに、教育キットや学用品を提供。
子どもの保護
・スクール・カウンセラー400人に研修を実施。これにより、4,000人の子どもたちと
養育者が心のケアやカウンセリングを受けることが可能となる。
・両親や子どもたちのための相談ホットラインの運営を支援。2014年11月の1カ月間で、
5,000人を超える入電者に相談を行った。
・パートナー団体と協力して、ユニセフは支援センターで500人以上の子どもや両親に
心のケアを提供。
・3万人以上の子どもと養育者が支援を受けられるよう、12のコミュニティ保護センター
を支援。
保健と栄養
・基本的な緊急保健キットと助産キットを調達。国内避難民や紛争が続く地域で暮らす
人々13万人への保健ケアが可能に。
・赤ちゃんの命を守るため、緊急事態下での母乳育児の重要性を5,000人以上の母親に
伝えたり、電話相談サービスを実施。
・ウクライナ政府と協力し、ポリオワクチンの調達を開始。
水と衛生
・安全な飲み水をドネツク州とルハーンシク州の10万人に提供。命を失いかねない病気
から子どもたちを守るため、衛生支援物資や衛生に関する情報を6万人以上の子どもや
その家族に提供。
■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
本信関連素材: http://uni.cf/1wyEJxl ・ http://uni.cf/1qQovQM
ウクライナ/その他: http://weshare.unicef.org/mediaresources
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Kristen Elsby ユニセフ・ジュネーブ本部, +41 22 909 5286, kelsby@unicef.org
Veronika Vashchenko ウクライナ事務所(キエフ) +38 044 254 2439,
vvashchenko@unicef.org
Melanie Sharpe, ユニセフ・ニューヨーク本部 +1 917 485 3344, msharpe@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
※本信は ユニセフ本部(ニューヨーク)の発信情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、
独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_78177.html でご覧いただけます
【2014年12月19日 ニューヨーク/ジュネーブ/キエフ発】
ユニセフ(国連児童基金)は、戦闘が続くウクライナのドネツク州では147の学校が閉鎖
においこまれ、今年9月1日以降、約5万人の子どもたちの教育に影響がでていることを
発表しました。一部の学校は攻撃を受け廃墟と化しており、他は安全面への懸念から閉校
しています。また政府管制地域では、187の教育関連施設が損壊や破壊の被害を受けて
います。
「子どもたちが学校に戻り、教育を再開できることが不可欠です。紛争の矢面に立ち
続けているのは、教育や基礎的なサービスから遮断されている子どもたちです。なかには、
酷い戦闘や爆撃の様子を目撃している子どももいます。ユニセフは、武力衝突に関わる
すべての関係者に対し、子どもたちを暴力行為から守ることを引き続き求めます」と、
ユニセフ中央・東部ヨーロッパ地域事務所代表のマリーピエール・ポワリエール代表は
訴えます。
緊急事態下において、学校は「日常」を維持するために重要な役割を果たします。教育は、
紛争地域に暮らすウクライナの子どもたちのトラウマを癒し、ストレスを緩和する助け
となります。
ウクライナ東部で高まり続ける危機は170万人以上の子どもに影響を及ぼしており、その
状況は非常に深刻です。2014年3月以降、この紛争により住む場所を失い、避難を余儀
なくされた人は100万人以上。うちウクライナ国内で避難生活を送っている人は約53万人
にのぼり、そのうち少なくとも13万人が子どもたちです。
子どもたちが避難先で教育を受けられる機会は限られています。子どもたちの両親は、
さらなる避難、あるいはもと住んでいた場所に戻る可能性を考え、新しい学校への
入学手続きに踏み出せないのです。
ユニセフは、60万人にのぼるウクライナの子どもたちと家族が緊急に必要としている
支援を届けるための下記の活動資金として、3,240万米ドル(約38億700万円/1米ドル=
117.5円で換算)を必要としています。
- 22万5,000人の学齢期の子どもに、質の高い教育のための物資を提供
- 10万人の子どもに、ストレスを軽減するため心のケアを提供
- 喫急に必要な、ポリオの予防接種の実施
- 紛争地域の25万人の子どもとその母親が、安全な水と衛生状態を確保できるよう物資
を提供
「ユニセフは、これまでにお寄せいただいたあたたかい支援に、心より感謝の意を表し
ます。長く続く危機に加え、厳しい寒さが子どもたちを襲っているなか、ユニセフは
パートナー団体とともに、子どもたちが必要としている緊急支援を行うべく、国際社会
にさらなる協力を要請します」(ポワリエール代表)
■参考情報
現在までにユニセフに寄せられた資金は940万米ドル(約11億450万円/1米ドル=117.5円で
換算)。その資金により、下記の支援活動が実施できました。
教育
・子どもがいる20万世帯以上の家庭に、地雷や不発弾の危険性や、身を守るための安全な
行動についての啓発を実施。
・避難生活を強いられている子どもたちに、教育キットや学用品を提供。
子どもの保護
・スクール・カウンセラー400人に研修を実施。これにより、4,000人の子どもたちと
養育者が心のケアやカウンセリングを受けることが可能となる。
・両親や子どもたちのための相談ホットラインの運営を支援。2014年11月の1カ月間で、
5,000人を超える入電者に相談を行った。
・パートナー団体と協力して、ユニセフは支援センターで500人以上の子どもや両親に
心のケアを提供。
・3万人以上の子どもと養育者が支援を受けられるよう、12のコミュニティ保護センター
を支援。
保健と栄養
・基本的な緊急保健キットと助産キットを調達。国内避難民や紛争が続く地域で暮らす
人々13万人への保健ケアが可能に。
・赤ちゃんの命を守るため、緊急事態下での母乳育児の重要性を5,000人以上の母親に
伝えたり、電話相談サービスを実施。
・ウクライナ政府と協力し、ポリオワクチンの調達を開始。
水と衛生
・安全な飲み水をドネツク州とルハーンシク州の10万人に提供。命を失いかねない病気
から子どもたちを守るため、衛生支援物資や衛生に関する情報を6万人以上の子どもや
その家族に提供。
■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
本信関連素材: http://uni.cf/1wyEJxl ・ http://uni.cf/1qQovQM
ウクライナ/その他: http://weshare.unicef.org/mediaresources
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Kristen Elsby ユニセフ・ジュネーブ本部, +41 22 909 5286, kelsby@unicef.org
Veronika Vashchenko ウクライナ事務所(キエフ) +38 044 254 2439,
vvashchenko@unicef.org
Melanie Sharpe, ユニセフ・ニューヨーク本部 +1 917 485 3344, msharpe@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています