ガン闘病中の人気エッセイスト 玉村豊男 が軽妙に書き下ろす病気遍歴
[18/01/17]
提供元:PRTIMES
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2018年1月16日(水)『病気自慢 からだの履歴書』
この度、株式会社世界文化社は、玉村豊男著『病気自慢 からだの履歴書』(発行:世界文化クリエイティブ 東京都千代田区九段北4-2-29)を1月16日(火)に発売します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/9728/410/resize/d9728-410-302677-1.jpg ]
★8つの病院に14回入院した著者による「病気自慢」
肝ガンが見つかり、現在も検査・治療中の人気エッセイストが、自らの病気遍歴を軽妙なタッチで綴ります。外反母趾、肥満、交通事故による頭部挫傷と左耳裂傷、原因不明の大量吐血、肝炎、アレルギー、糖尿病、胃潰瘍、痛風、白内障、そして肝ガン。37歳から72歳までの36年間に、8つの病院に14回入院した「病気の自慢話」は、エスプリとユーモアに溢れています。しかし、軽妙な文体の奥には、死と向かい合い、日々の暮らしを生きる著者の真摯な姿勢が感じられます。
★本文より
ようやくガンになった。これで自分にも、少しは病気を自慢する資格ができたかもしれない。告知を受けたとき、まず頭に浮かんだのはそのことでした。
私の遺骨は、ブドウ畑に散骨してもらいたいのです。……散骨する場所は、一九九二年に植栽したヴィラデストのいちばん古いブドウ畑にしてください。……この畑の古い樹に生るブドウからは、ヴィラデストの旗艦ブランドである「ヴィニュロンズ・リザーブ」のワインがつくられていますが、私の骨のカルシウムが加われば、その年以降のヴィンテージはおいしさも一段と増すに違いありません。ですからこのワインは「玉村豊男粉骨砕身畑」の特別バージョンとして、ふつうのリザーブより少し高く売ってもいいかな……とも思うのですが、そこまで遺言で指示するのは行き過ぎでしょうか。
肝炎が治ったら、肝ガンになった。右のパンチをよけたら左からパンチを食らったようなものですが、精密検査の結果として診断が確定されたときは、来るべきものが来た、という感慨とともに、なぜかさっぱりとした、心の重荷が下りたような気がしたことを覚えています。
<著者プロフィール>
玉村豊男(たまむら・とよお) エッセイスト・画家・ワイナリーオーナー。1945年東京生まれ。東京大学フランス文学科卒。1968年パリ大学言語学研究所留学。1972年より文筆業。1983年長野県軽井沢町、1991年同県東部町(現・東御町)に移住して農園を開き、2004年よりヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー開業。2007年元箱根に玉村豊男ライフアートミュージアム開館。2014年日本ワイン農業研究所を設立し、アルカンヴィーニュ(ワイナリー)を拠点とする千曲川ワインアカデミーを開講。1986年輸血後肝炎(C型肝炎)にかかっていることが判明。2015年投薬治療により完治するが、翌2016年肝ガンが見つかる。現在も検査・治療中。著書多数。
<目次>
遺言----------------------------- まず最初に遺書を書いておくこと
吐血----------------------------- 四十一歳の厄年に大吐血をしたこと
メンチカツ--------------- 出血があってもカツを食べて平気な胃袋のこと
病気の原因-------------- 医者の考える原因と患者が知っている原因は異なること
輸血---------------------------- からだ全体の血液を入れ替えたこと
交通事故------------------- バーベキューに行く途中でクルマが横転したこと
緊急手術------------------- 用意のいい患者だと看護師から誉められたこと
見舞い客------------------- 見舞いに来る友人たちに事故の状況を説明するのに疲れたこと
眩暈---------------------------- 行きつけのスシ屋で病室を予約したこと
子供の頃------------------- タマゴの食べ過ぎで胃弱になったが運だけは強かったこと
花粉症----------------------- ついに結核になったかと思ったこと
アレルギー-------------- 酒とマンゴーで死にそうになったこと
血糖値----------------------- アレルギーで血糖値が急上昇すること
糖尿病棟------------------- 怨嗟の病棟から逃げ出したこと
胃潰瘍----------------------- 貧血で倒れてまた病院に担ぎ込まれたこと
痛風---------------------------- 痛風患者は王侯貴族の家系かもしれないこと
遷延性肝炎--------------- 数字に一喜一憂してはいけないこと
ヒマ潰し------------------- 陶芸はダメだが絵を描くようになって救われたこと
主治医------------------------ なんでも相談できるかかりつけの医者を選ぶこと
サプリメント------------ 効いているかどうかは結局わからないこと
筋トレ----------------------- 七十歳を過ぎても筋肉がつくこと
ダイエット--------------- 体重は自由自在にコントロールできること
ヨガ----------------------------- インドで行者になろうかと思ったこと
エアロビクス----------- ジョギングをするようになって煙草を止めたこと
外反拇指------------------- 靴を買うのが嫌いなこと
インプラント---------- 自分で嚙んで歯を割ってしまうこと
白内障----------------------- 五十年間つきあった眼鏡と別れたこと
新薬----------------------------- 三十年来の慢性肝炎が二週間で完治したこと
肝臓ガン------------------- 肝炎が治ったらガンができたこと
RFA------------------------ ラジオ波焼灼術でレバーを焼くこと
入院鞄------------------------ 自分ひとりになれる時間を楽しむこと
自宅療養------------------- 寝たきりになれる部屋を探すこと
[画像2: https://prtimes.jp/i/9728/410/resize/d9728-410-210621-0.jpg ]
<刊行概要>
『病気自慢 からだの履歴書』
■発売日:2018年1月16日(水)
■定価 :1,404円(税込)
■発行 :世界文化クリエイティブ
■発売 :世界文化社
※一部書店により発売日が異なります。
この度、株式会社世界文化社は、玉村豊男著『病気自慢 からだの履歴書』(発行:世界文化クリエイティブ 東京都千代田区九段北4-2-29)を1月16日(火)に発売します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/9728/410/resize/d9728-410-302677-1.jpg ]
★8つの病院に14回入院した著者による「病気自慢」
肝ガンが見つかり、現在も検査・治療中の人気エッセイストが、自らの病気遍歴を軽妙なタッチで綴ります。外反母趾、肥満、交通事故による頭部挫傷と左耳裂傷、原因不明の大量吐血、肝炎、アレルギー、糖尿病、胃潰瘍、痛風、白内障、そして肝ガン。37歳から72歳までの36年間に、8つの病院に14回入院した「病気の自慢話」は、エスプリとユーモアに溢れています。しかし、軽妙な文体の奥には、死と向かい合い、日々の暮らしを生きる著者の真摯な姿勢が感じられます。
★本文より
ようやくガンになった。これで自分にも、少しは病気を自慢する資格ができたかもしれない。告知を受けたとき、まず頭に浮かんだのはそのことでした。
私の遺骨は、ブドウ畑に散骨してもらいたいのです。……散骨する場所は、一九九二年に植栽したヴィラデストのいちばん古いブドウ畑にしてください。……この畑の古い樹に生るブドウからは、ヴィラデストの旗艦ブランドである「ヴィニュロンズ・リザーブ」のワインがつくられていますが、私の骨のカルシウムが加われば、その年以降のヴィンテージはおいしさも一段と増すに違いありません。ですからこのワインは「玉村豊男粉骨砕身畑」の特別バージョンとして、ふつうのリザーブより少し高く売ってもいいかな……とも思うのですが、そこまで遺言で指示するのは行き過ぎでしょうか。
肝炎が治ったら、肝ガンになった。右のパンチをよけたら左からパンチを食らったようなものですが、精密検査の結果として診断が確定されたときは、来るべきものが来た、という感慨とともに、なぜかさっぱりとした、心の重荷が下りたような気がしたことを覚えています。
<著者プロフィール>
玉村豊男(たまむら・とよお) エッセイスト・画家・ワイナリーオーナー。1945年東京生まれ。東京大学フランス文学科卒。1968年パリ大学言語学研究所留学。1972年より文筆業。1983年長野県軽井沢町、1991年同県東部町(現・東御町)に移住して農園を開き、2004年よりヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー開業。2007年元箱根に玉村豊男ライフアートミュージアム開館。2014年日本ワイン農業研究所を設立し、アルカンヴィーニュ(ワイナリー)を拠点とする千曲川ワインアカデミーを開講。1986年輸血後肝炎(C型肝炎)にかかっていることが判明。2015年投薬治療により完治するが、翌2016年肝ガンが見つかる。現在も検査・治療中。著書多数。
<目次>
遺言----------------------------- まず最初に遺書を書いておくこと
吐血----------------------------- 四十一歳の厄年に大吐血をしたこと
メンチカツ--------------- 出血があってもカツを食べて平気な胃袋のこと
病気の原因-------------- 医者の考える原因と患者が知っている原因は異なること
輸血---------------------------- からだ全体の血液を入れ替えたこと
交通事故------------------- バーベキューに行く途中でクルマが横転したこと
緊急手術------------------- 用意のいい患者だと看護師から誉められたこと
見舞い客------------------- 見舞いに来る友人たちに事故の状況を説明するのに疲れたこと
眩暈---------------------------- 行きつけのスシ屋で病室を予約したこと
子供の頃------------------- タマゴの食べ過ぎで胃弱になったが運だけは強かったこと
花粉症----------------------- ついに結核になったかと思ったこと
アレルギー-------------- 酒とマンゴーで死にそうになったこと
血糖値----------------------- アレルギーで血糖値が急上昇すること
糖尿病棟------------------- 怨嗟の病棟から逃げ出したこと
胃潰瘍----------------------- 貧血で倒れてまた病院に担ぎ込まれたこと
痛風---------------------------- 痛風患者は王侯貴族の家系かもしれないこと
遷延性肝炎--------------- 数字に一喜一憂してはいけないこと
ヒマ潰し------------------- 陶芸はダメだが絵を描くようになって救われたこと
主治医------------------------ なんでも相談できるかかりつけの医者を選ぶこと
サプリメント------------ 効いているかどうかは結局わからないこと
筋トレ----------------------- 七十歳を過ぎても筋肉がつくこと
ダイエット--------------- 体重は自由自在にコントロールできること
ヨガ----------------------------- インドで行者になろうかと思ったこと
エアロビクス----------- ジョギングをするようになって煙草を止めたこと
外反拇指------------------- 靴を買うのが嫌いなこと
インプラント---------- 自分で嚙んで歯を割ってしまうこと
白内障----------------------- 五十年間つきあった眼鏡と別れたこと
新薬----------------------------- 三十年来の慢性肝炎が二週間で完治したこと
肝臓ガン------------------- 肝炎が治ったらガンができたこと
RFA------------------------ ラジオ波焼灼術でレバーを焼くこと
入院鞄------------------------ 自分ひとりになれる時間を楽しむこと
自宅療養------------------- 寝たきりになれる部屋を探すこと
[画像2: https://prtimes.jp/i/9728/410/resize/d9728-410-210621-0.jpg ]
<刊行概要>
『病気自慢 からだの履歴書』
■発売日:2018年1月16日(水)
■定価 :1,404円(税込)
■発行 :世界文化クリエイティブ
■発売 :世界文化社
※一部書店により発売日が異なります。