「テーマパーク」の認識と想起に関する調査
[24/02/29]
提供元:PRTIMES
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ディズニーが利用したいテーマパークの想起を独占
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、「テーマパーク」をテーマに、パーセプションに関するインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
ネオマーケティングのカテゴリーパーセプション調査では、当該カテゴリーのエボークトセット※、パーセプションを確認することで現状を俯瞰することができます。
そこで、テーマパークの現状を知るために、ネガティブ・ポジティブなイメージ、利用シーン、利用する際に想起するテーマパークのブランドを調査しました。
是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
※エボークトセットとは、利用や購入時に思い浮かぶブランド想起のことを指します。
主な結果
ブランド想起:東京ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパン
現在の認識:楽しい、非日常感を味わえる、キャラクターに会える
パーセプションチェンジの種:混んでいる、待ち時間が長い、子どもが飽きる、帰りが寂しい
【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上69歳以下のテーマパークを利用する方
有効回答数:1,000名
調査実施日:2023年12月14日(木)〜2023年12月18日(月)
※以下の数表は、回答を自由記述形式で取得した後、アフターコーディング集計を行った結果となります。
◆ポジティブイメージ
テーマパークは「楽しい」「非日常感を味わえる」という好ましいイメージを持たれているので、ここは大きな利点です。
また、「ドキドキする」「笑い声が溢れている」といった点も、少数派かもしれませんが、利用者がテーマパークを使う一つの要因になっていると考えられます。
テーマパークは「日常からの解放」が基本的な価値(POP)なので、楽しいだけではなく、ドキドキや笑いに包まれた空間を価値に提案を強化することで、新しい顧客層に訴求できます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/3149/435/resize/d3149-435-8dd3688fc982d128dfd0-3.png ]
◆ネガティブイメージ
「混んでいる」「待ち時間が長い」が利用をためらわせる大きな要因ですが、一部では「子どもが飽きてしまう」「帰りが寂しい」といった点が利用の妨げになっています。
一部の意見ではありますが、「確かに言われてみたら」という潜在しているネガティブの可能性があります。
さらに、「アトラクションの音が大音量で疲れる」という意見も見受けられます。
これらの課題に対しては、「機械的なアトラクションがない」、「子ども”が”楽しめる」「帰り道まで楽しい余韻」を切り口に訴求できると、独自の価値として選ばれる理由づくり及びテーマパークの認識を変えことに繋がるのではないでしょうか。
[画像2: https://prtimes.jp/i/3149/435/resize/d3149-435-6b7e1145a7bf9282b811-1.png ]
◆ブランド想起
東京ディズニーランドや、東京ディズニーシーン、東京ディズニーリゾートが上位を独占。ユニバーサルスタジオジャパンがそれに拮抗するかたち。
これは圧倒的な世界観の提供による成果です。
これらのブランドは、テーマパークを超えた、非日常体験型エンターテイメント施設として、「ここに来ればこういう自分になれる」「ここにくれば、こういう体験ができる」という価値を提供できている。
一方で「行きやすさ」がハードルになっているのも事実。
物理的な距離と、費用面による心理的な距離をなくしていくことが、頻度の増加・未顧客の獲得にとって不可欠でもある。
わざわざ行く理由を創っていくことが必要。その為に、ネガティブなパーセプションを変えることもひとつではないでしょうか。
・子どもが楽しめるテーマパークといったら、
・待ち時間が楽しい(待ちたくなる)テーマパークといったら、
・帰り道も楽しいテーマパークといったら、
[画像3: https://prtimes.jp/i/3149/435/resize/d3149-435-50668aed4d6803898b6e-2.png ]
◆総括
テーマパークの市場でブランドの想起率を高めるには、単に楽しい、非日常を味わえるだけでは不十分です。ネオマーケティングの調査から得られた結果をもとに、テーマパークに新しい価値を持たせ、消費者の印象を一新する戦略が必要です。
成功のカギは次の三点にあります:
・ポジティブイメージの拡散:テーマパークが圧倒的に「楽しい」、圧倒的「非日常体験」というポジティブなイメージをより多くの人に伝えることで、魅力を広げます。
・ネガティブイメージの解消:「混んでいる」「待ち時間が長い」「子どもが飽きる」「帰りが寂しい」といったネガティブな印象を払拭し、新たなテーマパークの認識を強化することで、消費者の安心を勝ち取ります。
・利用シーンの示唆:「ストレス発散」「気分転換」「リフレッシュ」といったテーマパークの利点を強調し、元気になる場所・空間として「具体化」し提案することで、新たな使用価値を提供します。
このように、テーマパークのポジティブな側面を強調し、ネガティブなイメージを解消することで、消費者に新しい視点を提供します。例えば、「よみうりランド」が従来の遊園地から、イルミネーションに強みを見出し、行く理由をつくって成功したように、消費者に新しい価値を見出してもらうことが大切です。
みんなが楽しいではなく、対象を絞る。
他のテーマパークより安い、高性能マシーンがあるといった差別化ではなく、ここでしかできないこと、ここでしか得られないこと、ここでしか味わえないことを創り・打ち出していくことでブランド想起につながりやすくなります。
ネオマーケティングではさまざまなカテゴリーパーセプションを独自で調査研究しております。一部情報を無償で公開しております。
カテゴリーパーセプション調査結果一覧
https://column.neo-m.jp/data/perception
【調査結果】※一部記載
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、「テーマパーク」をテーマに、パーセプションに関するインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
ネオマーケティングのカテゴリーパーセプション調査では、当該カテゴリーのエボークトセット※、パーセプションを確認することで現状を俯瞰することができます。
そこで、テーマパークの現状を知るために、ネガティブ・ポジティブなイメージ、利用シーン、利用する際に想起するテーマパークのブランドを調査しました。
是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
※エボークトセットとは、利用や購入時に思い浮かぶブランド想起のことを指します。
主な結果
ブランド想起:東京ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパン
現在の認識:楽しい、非日常感を味わえる、キャラクターに会える
パーセプションチェンジの種:混んでいる、待ち時間が長い、子どもが飽きる、帰りが寂しい
【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上69歳以下のテーマパークを利用する方
有効回答数:1,000名
調査実施日:2023年12月14日(木)〜2023年12月18日(月)
※以下の数表は、回答を自由記述形式で取得した後、アフターコーディング集計を行った結果となります。
◆ポジティブイメージ
テーマパークは「楽しい」「非日常感を味わえる」という好ましいイメージを持たれているので、ここは大きな利点です。
また、「ドキドキする」「笑い声が溢れている」といった点も、少数派かもしれませんが、利用者がテーマパークを使う一つの要因になっていると考えられます。
テーマパークは「日常からの解放」が基本的な価値(POP)なので、楽しいだけではなく、ドキドキや笑いに包まれた空間を価値に提案を強化することで、新しい顧客層に訴求できます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/3149/435/resize/d3149-435-8dd3688fc982d128dfd0-3.png ]
◆ネガティブイメージ
「混んでいる」「待ち時間が長い」が利用をためらわせる大きな要因ですが、一部では「子どもが飽きてしまう」「帰りが寂しい」といった点が利用の妨げになっています。
一部の意見ではありますが、「確かに言われてみたら」という潜在しているネガティブの可能性があります。
さらに、「アトラクションの音が大音量で疲れる」という意見も見受けられます。
これらの課題に対しては、「機械的なアトラクションがない」、「子ども”が”楽しめる」「帰り道まで楽しい余韻」を切り口に訴求できると、独自の価値として選ばれる理由づくり及びテーマパークの認識を変えことに繋がるのではないでしょうか。
[画像2: https://prtimes.jp/i/3149/435/resize/d3149-435-6b7e1145a7bf9282b811-1.png ]
◆ブランド想起
東京ディズニーランドや、東京ディズニーシーン、東京ディズニーリゾートが上位を独占。ユニバーサルスタジオジャパンがそれに拮抗するかたち。
これは圧倒的な世界観の提供による成果です。
これらのブランドは、テーマパークを超えた、非日常体験型エンターテイメント施設として、「ここに来ればこういう自分になれる」「ここにくれば、こういう体験ができる」という価値を提供できている。
一方で「行きやすさ」がハードルになっているのも事実。
物理的な距離と、費用面による心理的な距離をなくしていくことが、頻度の増加・未顧客の獲得にとって不可欠でもある。
わざわざ行く理由を創っていくことが必要。その為に、ネガティブなパーセプションを変えることもひとつではないでしょうか。
・子どもが楽しめるテーマパークといったら、
・待ち時間が楽しい(待ちたくなる)テーマパークといったら、
・帰り道も楽しいテーマパークといったら、
[画像3: https://prtimes.jp/i/3149/435/resize/d3149-435-50668aed4d6803898b6e-2.png ]
◆総括
テーマパークの市場でブランドの想起率を高めるには、単に楽しい、非日常を味わえるだけでは不十分です。ネオマーケティングの調査から得られた結果をもとに、テーマパークに新しい価値を持たせ、消費者の印象を一新する戦略が必要です。
成功のカギは次の三点にあります:
・ポジティブイメージの拡散:テーマパークが圧倒的に「楽しい」、圧倒的「非日常体験」というポジティブなイメージをより多くの人に伝えることで、魅力を広げます。
・ネガティブイメージの解消:「混んでいる」「待ち時間が長い」「子どもが飽きる」「帰りが寂しい」といったネガティブな印象を払拭し、新たなテーマパークの認識を強化することで、消費者の安心を勝ち取ります。
・利用シーンの示唆:「ストレス発散」「気分転換」「リフレッシュ」といったテーマパークの利点を強調し、元気になる場所・空間として「具体化」し提案することで、新たな使用価値を提供します。
このように、テーマパークのポジティブな側面を強調し、ネガティブなイメージを解消することで、消費者に新しい視点を提供します。例えば、「よみうりランド」が従来の遊園地から、イルミネーションに強みを見出し、行く理由をつくって成功したように、消費者に新しい価値を見出してもらうことが大切です。
みんなが楽しいではなく、対象を絞る。
他のテーマパークより安い、高性能マシーンがあるといった差別化ではなく、ここでしかできないこと、ここでしか得られないこと、ここでしか味わえないことを創り・打ち出していくことでブランド想起につながりやすくなります。
ネオマーケティングではさまざまなカテゴリーパーセプションを独自で調査研究しております。一部情報を無償で公開しております。
カテゴリーパーセプション調査結果一覧
https://column.neo-m.jp/data/perception
【調査結果】※一部記載