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TIS、クラウド型レンディングプラットフォームサービス『F-lend』を提供開始

〜 レンディングの各種ソリューションをクラウドで提供し、最短3か月で金融サービス立ち上げを実現 〜

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、貸付・融資などの金融サービス事業者の基幹システムをクラウド型で提供するレンディングプラットフォームサービス『F-lend(エフ・レンド)』の提供を開始することを発表します。




 『F-lend』は、銀行、信用金庫、保険などの金融機関を中心に300社以上の企業に導入実績がある与信管理ソリューション「SCORE LINK」や、30社以上の債権管理を支援する「Loansシリーズ」などで培ってきた、TISのレンディング(貸付・融資など)分野における業務理解・システム構築といったノウハウと、最新技術であるAIとビッグデータなどを組み合わせて提供するクラウド型のプラットフォームサービスです。

<『F-lend』の全体概要図>
[画像1: https://prtimes.jp/i/11650/441/resize/d11650-441-215778-0.jpg ]


 『F-lend』を活用することで、貸付・融資などの事業をおこなう金融サービス事業者は、営業支援・融資申込・審査決裁・債権管理といった業務に必要なシステムを、ワンストップで利用できます。
 これにより金融サービス事業者は、「新しい金融事業の早期展開」「取引先に対する金融サービスの提供までの期間の短縮」「信用リスクの高度化」が可能となります。さらに、本システムで金融サービス事業者と中小企業・専門士業がつながることで、中小企業の財務・労務・税務などの相談・分析・解決がオンラインで可能になるなど、金融サービス事業者のビジネス拡大や取引先への付加価値提供も実現できます。

 TISは、『F-lend』を金融機関や金融サービス事業者、多くの取引先を保有する商社・物流・卸などに提供していき、2020年までに300社へ提供し、関連サービスも含め売上を約30億円規模にすることを目指します。
 また、Fintechサービスプロバイダ、ビッグデータホルダー、GW(ゲートウェイ)サービスプロバイダなどのパートナー各社と積極的に協業し、『F-lend』をより利便性の高いサービスとしていきます。

■背景
 「金利ビジネスから手数料ビジネスへの転換」「融資における事業性融資の促進」など外部環境の大きな変化の結果、金融機関各社では与信管理や債権管理をより高度化させていくことが求められています。

 そこでTISでは、金融サービス事業者の与信管理や債権管理などのレンディング業務の高度化を支援する『F-lend』の提供を開始します。

■『F-lend』の概要
 『F-lend』を活用することで、「取引先管理の高度化」「多様な信用リスク分析の実行」「トランザクションデータ活用による企業活動と企業評価の連動」など、新たな業務手法を取り込むことが可能となります。『F-lend』は、以下の2つのシステムコンポーネントで構成されています。

1) データ分析システム:
データ分析システムでは、深層学習(ディープラーニング)などのAI技術を活用し、企業の会計データや信用データなどさまざまなデータ分析を行い、営業活動やマーケティング活動、信用リスク分析や経営課題分析を支援します。

<データ分析システムのラインナップ>
[画像2: https://prtimes.jp/i/11650/441/resize/d11650-441-736002-1.jpg ]


2)貸付業務支援システム:
貸付業務支援システムでは、各種金融商品(目的別ローンや割賦等)に適用し、かつ各種業法に対応した申込審査業務プロセスを支援します。

<貸付業務支援システムのラインナップ>
[画像3: https://prtimes.jp/i/11650/441/resize/d11650-441-600668-2.jpg ]


 また、「サービス利用者のユーザインターフェースとなるポータルサイト」と「各種第三者機関とのシームレスな連携を実現する外部接続API」を備え、利便性、拡張性の高いシステムを提供します。

■『F-lend』の特長
(1)AIを活用した企業分析エンジンの提供
- 業界で高いシェアを誇るTISのパッケージ「SCORELINK」を標準搭載し、定量的企業評価の基礎となる会計データ分析結果を提供します。
- 『F-lend』のAPI(Application Programming Interface)を活用し、金融機関が保持している会計データや定性情報をシームレスにAIを活用した企業分析エンジンへ取り込むことが可能となります。これにより、独自の企業分析と企業評価が可能になります。
- さまざまな定量的企業情報(会計データや信用データ・マーケティングデータなど)や、金融機関が一般的に保有していない外部データを活用した、企業信用リスク結果なども提供します。取引先の企業活動や取引データといった定性データとこれらの情報を組み合わせることで、顧客情報のリアルタイムな把握を可能にし、新たなビジネス機会を創出することができます。

(2)クラウド型End to Endシステムの提供
- 契約プロセスを可視化するワークフローとして、融資申込〜審査、決裁・契約、貸付実行までの管理機能を標準で提供します。中長期延滞時のリスケや法的手続きなど、多様な債権管理業務にも柔軟に対応ができ、バックオフィス業務の効率化にも貢献します。
- 金融サービス利用者には、融資申込みから契約などすべてのプロセスを非対面で実行可能となります。また、高いモビリティに対応した機能の提供により、モバイル端末によるデータ照会やお客様への説明が可能となります。

(3)FISC基準の高セキュリティ環境で標準機能を安価に提供
- 安価なサービス提供を可能とするOSSの標準採用と、シームレスな外部連携を可能とするAPIや高度な分析を可能とするAIの組み合わせにより、高機能を安価に提供します。また、お客様のニーズにより、SaaS型やPaaS型、オンプレミス型での提供も可能です。
- FISC※1の各種基準に準拠した運用管理サービスを含め高セキュリティの環境を、クラウドで提供します。

※FISC:金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準

<提供ステップと提供価格>
■サービス導入ステップ
・『F-lend』導入に関する基礎検討 :2カ月間〜
標準サービスとの比較検討・Fit&Gap・概念検証(PoC)等の実施
・『F-lend』導入 :3か月間〜
アプリケーションサービスの設定、環境構築、各種テスト、操作支援等の実施
・『F-lend』運用:リリース後
システム監視・運用、アプリケーション改修等の実施

■サービス提供価格
初期費用(ライセンス利用料、サービス構築費用): 3,000万円〜(税抜)
月額費用(サービス利用料、運用保守、監視、問い合わせなど): 100万円〜(税抜)
※カスタマイズは個別見積となります。


『F-lend』の詳細は以下URLをご参照下さい。
https://www.tis.jp/service_solution/f-lend/


TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

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