フェンディ、「バゲット」の「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトが韓国へ
[24/10/16]
提供元:PRTIMES
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伝統的なメドゥプ工芸のアルティザン、キム・ウニョンとの出会い
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イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI) の「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」プロジェクトは、アーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)が1997年にデザインした「バゲット(Baguette)」を地元の工芸を用いて再解釈し、芸術的価値を持つ真の装飾品を制作するよう、さまざまなアトリエやワークショップに依頼するものです。これら唯一無二のクリエーションにおいて、古代のハンドメイドの能力や技法という、大きな価値が結集されます。
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アメリカ、日本、中国、マダガスカル、そしてスコットランドと世界中に広がったフェンディとローカルアーティストとの 草の根パートナーシッププロジェクトが2024年、韓国に辿り着きました。「ハンド・イン・ハンド」という名前はユニークなコラボレーションに命を吹き込む各地の職人の手と、フェンディの職人の手の出会いを表しています。今回フェンディは韓国において、1本の長い紐をさまざまな形に結い、留めることにより、装飾的な結び目を作る伝統工芸“メドゥプ”(Maedeup)を1965年から製作している地元の職人、キム・ウニョン(Kim Eun-young)と協業しています。
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色と技法によって、そのバッグは個性的に仕上げられています。慶尚南道(キョンサンナムド/Gyeongsangnam-do)の固城(コソン/Goseong)郡西部、文殊庵(ムンスアム/Munsuam Hermitage)から見る、雲に薄く覆われた夕日にインスピレーションを得たナチュラルでユニークなカラーパレットは、染色した絹糸を天然または人工の素材と合わせることにより、表現されています。黄色味を帯びたオフホワイトはドングリを、アプリコットカラーはクズウコンを用いて、数回の染色を経てその独特な色合いを実現しています。アッシュグレーは韓国の伝統的な夕景を思わせ自然とのコントラストを壊すことなく視覚的に調和するよう、クズウコンで染色した後にグレーに染められています。
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技法に関しては、朝鮮王朝時代、伝統的に王と王妃の儀式用衣装の装飾に用いられた“マンス”(mangsu)が取り入れられています。直線、クロス、ウェーブ、木といった特定のパターンが、その形を見事に強調しています。職人たちは熟練するまでに30年以上を要するという、光沢があり伸縮性のある“スルシル”(sulsil/何重にも撚り合わせた糸で、服の端や周囲を装飾するために用いられる)を複雑に組み合わせています。3,432メートルのフリンジ糸が用いられたバッグは、伝統的なパターンに組み上げられたシルクの控えめな輝きによって、さらに優雅に仕上げられています。
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バッグを彩るアクセサリーがこの「バゲット」を特徴づけています。サイドのノットから垂れ下がるアンバーには、長寿を象徴する桃と、気品や尊厳、優雅さを象徴する梅の花が彫刻されています。また、銀メッキのカプセルに収められた、鮮やかな赤い半球状のガーネットが取り付けられています。バッグの正面には、ゴールドメッキ製のメタルバックルが取り付けられ、中央のインサートはバルティックアンバーを用いて、すべてハンドメイドにより製作されています。ハンドルと各所のディテールはおそろいのリザードレザー製で、内ポケットにはキム・ウニョンとフェンディ「ハンド・イン・ハンド」のロゴが刻印されています。
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「ハンド・イン・ハンド」はフェンディにとって、伝統的な生産方法を現代に継承している職人に向けた賛辞を表す重要なステップです。古代のハンドメイドの技法をかつてないほど広く、世界的な規模で維持しようとしている職人たちの、才能と情熱をフェンディは信じています。
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キム・ウニョンについて
韓国を拠点に活動するメドゥプ職人、キム・ウニョンは、何十年もの間、装飾的な組紐(メドゥプとして知られる)の技能において高く評価されています。1942年生まれの彼女は、梨花女子大学校(Ewha Womans University)で室内装飾を専攻し、芸術の世界への道のりを築きました。卒業後、偶然目にした新聞でメドゥプ職人に関する記事を読み、その道を学ぶことを決意したことで、組紐への旅が始まりました。染色を学ぶために40代半ばで大学院に入学したことも、彼女の工芸に対する深い思いを表しています。それから30年を経た1995年に初の個展を開催すると、彼女の技能は広く知られるようになり、1996年には「ソウルで13人目の組紐の名人」と称されるようになりました。以来、ローマやパリ、京都を含む世界中のさまざまな美術館で展覧会を開催するなど、60年近くに渡り組紐を作り続けています。メドゥプは驚くほど複雑な技能と技術を必要としますが、ウニョンは彼女の作品を通じて組紐が現代の日常生活に自然に取り入れることができる可能性を示しています。彼女の組紐に対する情熱は作品が世界中の人々の目にふれる機会を導き、またその情熱によって彼女はテクニックを磨き続けています。1984年、韓国メドゥプ研究所(the Korea Maedeup Research Institute)の副会長に任命され、1997年にはソウル無形文化財教育展示場(Seoul Intangible Cultural Heritage Center)の代表に任命されました。
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アメリカ、日本、中国、マダガスカル、そしてスコットランドと世界中に広がったフェンディとローカルアーティストとの 草の根パートナーシッププロジェクトが2024年、韓国に辿り着きました。「ハンド・イン・ハンド」という名前はユニークなコラボレーションに命を吹き込む各地の職人の手と、フェンディの職人の手の出会いを表しています。今回フェンディは韓国において、1本の長い紐をさまざまな形に結い、留めることにより、装飾的な結び目を作る伝統工芸“メドゥプ”(Maedeup)を1965年から製作している地元の職人、キム・ウニョン(Kim Eun-young)と協業しています。
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色と技法によって、そのバッグは個性的に仕上げられています。慶尚南道(キョンサンナムド/Gyeongsangnam-do)の固城(コソン/Goseong)郡西部、文殊庵(ムンスアム/Munsuam Hermitage)から見る、雲に薄く覆われた夕日にインスピレーションを得たナチュラルでユニークなカラーパレットは、染色した絹糸を天然または人工の素材と合わせることにより、表現されています。黄色味を帯びたオフホワイトはドングリを、アプリコットカラーはクズウコンを用いて、数回の染色を経てその独特な色合いを実現しています。アッシュグレーは韓国の伝統的な夕景を思わせ自然とのコントラストを壊すことなく視覚的に調和するよう、クズウコンで染色した後にグレーに染められています。
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技法に関しては、朝鮮王朝時代、伝統的に王と王妃の儀式用衣装の装飾に用いられた“マンス”(mangsu)が取り入れられています。直線、クロス、ウェーブ、木といった特定のパターンが、その形を見事に強調しています。職人たちは熟練するまでに30年以上を要するという、光沢があり伸縮性のある“スルシル”(sulsil/何重にも撚り合わせた糸で、服の端や周囲を装飾するために用いられる)を複雑に組み合わせています。3,432メートルのフリンジ糸が用いられたバッグは、伝統的なパターンに組み上げられたシルクの控えめな輝きによって、さらに優雅に仕上げられています。
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「ハンド・イン・ハンド」はフェンディにとって、伝統的な生産方法を現代に継承している職人に向けた賛辞を表す重要なステップです。古代のハンドメイドの技法をかつてないほど広く、世界的な規模で維持しようとしている職人たちの、才能と情熱をフェンディは信じています。
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キム・ウニョンについて
韓国を拠点に活動するメドゥプ職人、キム・ウニョンは、何十年もの間、装飾的な組紐(メドゥプとして知られる)の技能において高く評価されています。1942年生まれの彼女は、梨花女子大学校(Ewha Womans University)で室内装飾を専攻し、芸術の世界への道のりを築きました。卒業後、偶然目にした新聞でメドゥプ職人に関する記事を読み、その道を学ぶことを決意したことで、組紐への旅が始まりました。染色を学ぶために40代半ばで大学院に入学したことも、彼女の工芸に対する深い思いを表しています。それから30年を経た1995年に初の個展を開催すると、彼女の技能は広く知られるようになり、1996年には「ソウルで13人目の組紐の名人」と称されるようになりました。以来、ローマやパリ、京都を含む世界中のさまざまな美術館で展覧会を開催するなど、60年近くに渡り組紐を作り続けています。メドゥプは驚くほど複雑な技能と技術を必要としますが、ウニョンは彼女の作品を通じて組紐が現代の日常生活に自然に取り入れることができる可能性を示しています。彼女の組紐に対する情熱は作品が世界中の人々の目にふれる機会を導き、またその情熱によって彼女はテクニックを磨き続けています。1984年、韓国メドゥプ研究所(the Korea Maedeup Research Institute)の副会長に任命され、1997年にはソウル無形文化財教育展示場(Seoul Intangible Cultural Heritage Center)の代表に任命されました。