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信頼できるデータで構築した基盤モデルGraniteの日本語版を提供開始し、日本のお客様の生成AI活用を加速

日本IBMは、本日、AI およびデータのプラットフォームであるIBM watsonx( https://www.ibm.com/jp-ja/watsonx )にて、生成タスク用に設計されたIBM独自の基盤モデルであるGraniteモデル( https://jp.newsroom.ibm.com/2023-09-12-Blog-Building-AI-for-business-IBM-Granite-foundation-models )シリーズの一つとして、日本語性能を向上したGranite日本語版モデル(granite-8b-japanese)を、2月29日(米国時間)より提供開始することを発表しました。

IBM独自の基盤モデルであるGraniteモデルは、生成タスク用に設計されたモデルで、インターネット、学術、コード、法務、財務の5つの領域から得たビジネスに関連するデータ・セットで学習を行い、かつIBMがビジネス用途向けにキュレーションしています。また、好ましくないコンテンツを除去するための綿密な検査、社内外のモデルとのベンチマーク評価も行っており、watsonx.data( https://www.ibm.com/jp-ja/products/watsonx-data )とwatsonx.governance( https://www.ibm.com/jp-ja/products/watsonx-governance )との連携により、リスクを軽減し、モデル出力が責任ある形で展開できるように設計されています。さらに、Graniteモデルの学習に使用されたデータ・ソースを公開することで、お客様がより安心してAIの適用を進められるようにしています。

今回、すでに提供開始している英語版Graniteモデルと同じ設計思想で、IBM Researchが新たに日本語、英語、コードのデータ・セットで学習し、エンタープライズ・グレードの日本語能力を備えた日本市場向けGraniteモデルを開発しました。日本語に特化した言語処理を導入することで、長い日本語の文章を効率的に処理し、またより高速な推論を実現します。また、Granite日本語版モデルは80億のパラメーター・モデルであり、高い精度を、より低いインフラストラクチャー要件で実現することが可能です。

IBMは、ビジネスでAIを導入するうえで、業種や業務、ビジネス領域、ユースケースに応じて適材適所にモデルを選択することが重要であると考えており、watsonx.ai( https://www.ibm.com/jp-ja/products/watsonx-ai )スタジオでは、ビジネスに特化したIBM独自の基盤モデルのほかに、ユーザーのユースケースを想定して厳選したオープンソース・モデルを用意し、お客様に多様な選択肢を提供しています。本年1月からは、日本市場向けに、株式会社ELYZAが公開した日本語LLMモデルである「ELYZA-japanese-Llama-2-7b」も利用可能となっています。今回、Granite日本語版モデルを提供開始することで、日本のお客様は自社のニーズに最適な日本語基盤モデルを選択し、AI活用を加速することが可能になります。

日本IBMは、日本市場に特化した基盤モデルを提供し、また、社内の生成AIの専門家チームが有する専門知識を活用して、ビジネス・ユースケースにあわせたモデルのチューニングや運用の支援を行うことで、日本のお客様が自社の競争力をAIで増幅する「AI価値創造企業」を目指していただけるよう支援します。

IBM、IBM ロゴ、ibm.comは、 米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。
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