ミステリファンから絶賛の声続々! 誰も気づかなかった名作のトリックとは? 『謎ときサリンジャー』重版決定
[22/03/01]
提供元:PRTIMES
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20世紀文学の金字塔『ライ麦畑でつかまえて』サリンジャー作品の知られざる超絶技巧!ミステリ通をも唸らせる前代未聞の文芸評論が売れています。
発売半年、いまだ熱を持って話題となっている本があります。北海道大学教授の「文学探偵」と弟子がサリンジャーの世界に挑んだ『謎ときサリンジャー――「自殺」したのは誰なのか』(新潮選書)です。前代未聞の「問い」で始まる同書に反響続々、新潮社は重版を決定しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/47877/473/resize/d47877-473-6a99979b7fe3dcb1be60-2.jpg ]
「おもしろすぎて痺れる」
「ミステリの面白さそのもの」
「自分が今まで読んできたサリンジャーは何だったのだろう?」
20世紀を代表する作家を論じるれっきとした文学評論でありながら、ミステリ通をも唸らせる竹内康浩・朴舜起著『謎ときサリンジャー』の重版が決まりました。
同書は全世界で6500万部ともいわれる驚異的なベストセラーとなった小説作品『ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)』を生んだ作家J・D・サリンジャーの初期作品から「最後」の作品までを精緻に解読、これまで誰も疑問を呈してこなかったある謎を提起し、鮮やかに解いてみせます。
その「前代未聞」の問とは――主人公の拳銃自殺という結末で知られる名篇「バナナフィッシュにうってつけの日」のラストについて、著者たちは「果たしてそれは『自殺』だったのか?」と問うのです。この小説で描かれているのは「自殺」ではなく、「事件」だったのでは?と。これまで誰も発したことのないこの問いを出発点に、著者たちはサリンジャー作品全体の解読に挑み、その鮮やかな解釈はやがて『ライ麦畑』にまで及ぶのです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47877/473/resize/d47877-473-9a946899980dd873160e-1.jpg ]
著者の一人、竹内康浩氏は北海道大学教授でありながら、前作『謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』――ある未解決殺人事件の深層』の英訳版で世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった人物。
大胆でありながらどこまでも緻密な彼らの作品解読の過程は、多くの人の知的興奮を呼びました。作家の恩田陸さんは「これはすごい。画期的という単語が陳腐に思えるほど、画期的」、京都大学名誉教授の若島正さんは「興奮した。グラス家の物語に目を凝らせ(シー・モア・グラス)!耳を澄ませ!」、東京大学教授の阿部公彦さんは「余人の追随を許さない探求ぶりにぞっとするような快感を覚えた」とそれぞれコメントを寄せてくださいました。ミステリ通の編集者として知られる『書きたい人のためのミステリ入門』著者の新井久幸氏も昨年、「丁寧に伏線を拾って論理的に組み上げると、唯一無二の解にたどり着く」「今年読んだ本で真っ先に思い浮かんだのは、『僕が答える君の謎解き』(紙城境介)と、『謎ときサリンジャー』」と絶賛。
刊行直後から各新聞・雑誌・SNSで取り上げられ話題となった同書ですが、刊行半年が経つ年明けになっても『オール読物』編集部による「ステイホームのお供に! 2021年の傑作ミステリーはこれだ!」で取り上げられるなど注目が続くため、新潮社では重版を決定しました。
■内容紹介
「バナナフィッシュにうってつけの日」のラストは主人公の自殺ではなかった!? 前代未聞の問いは天才作家の作品世界全体に及び、やがては『ライ麦畑』までが……。世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった「文学探偵」が弟子と読み解く新たなサリンジャーの世界。
■著者紹介
竹内康浩(たけうち・やすひろ)
1965年、愛知県生まれ。アメリカ文学者。東京大学文学部卒。北海道大学大学院文学研究院教授。Mark X:Who Killed Huck Finn's Father?(マークX――誰がハック・フィンの父を殺したか?)がアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となる。サリンジャーの他、スコット・フィッツジェラルド、フラナリー・オコナー、マーク・トウェイン、エドガー・アラン・ポー等に関する論文を主にアメリカで発表している。
朴舜起(ぼく・しゅんき)
1992年、兵庫県西宮市生まれ、鳥取県境港市出身。立教大学文学部英米文学専修を卒業後、サリンジャー研究を志し、北海道大学大学院に進学。2021年8月現在、同文学院欧米文学研究室博士課程3年。ハーマン・メルヴィルやワシントン・アーヴィングなど19世紀アメリカ文学からイアン・マキューアンをはじめとする現代イギリス文学まで幅広く研究中。
■書籍データ
【タイトル】謎ときサリンジャー――「自殺」したのは誰なのか』
【著者名】竹内康浩、朴舜起
【発売日】2021/08/26
【書誌情報】新潮選書
【造本】四六判変型
【本体定価】1,650円(税込)
【ISBN】978-4-10-603870-9
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603870/
発売半年、いまだ熱を持って話題となっている本があります。北海道大学教授の「文学探偵」と弟子がサリンジャーの世界に挑んだ『謎ときサリンジャー――「自殺」したのは誰なのか』(新潮選書)です。前代未聞の「問い」で始まる同書に反響続々、新潮社は重版を決定しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/47877/473/resize/d47877-473-6a99979b7fe3dcb1be60-2.jpg ]
「おもしろすぎて痺れる」
「ミステリの面白さそのもの」
「自分が今まで読んできたサリンジャーは何だったのだろう?」
20世紀を代表する作家を論じるれっきとした文学評論でありながら、ミステリ通をも唸らせる竹内康浩・朴舜起著『謎ときサリンジャー』の重版が決まりました。
同書は全世界で6500万部ともいわれる驚異的なベストセラーとなった小説作品『ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)』を生んだ作家J・D・サリンジャーの初期作品から「最後」の作品までを精緻に解読、これまで誰も疑問を呈してこなかったある謎を提起し、鮮やかに解いてみせます。
その「前代未聞」の問とは――主人公の拳銃自殺という結末で知られる名篇「バナナフィッシュにうってつけの日」のラストについて、著者たちは「果たしてそれは『自殺』だったのか?」と問うのです。この小説で描かれているのは「自殺」ではなく、「事件」だったのでは?と。これまで誰も発したことのないこの問いを出発点に、著者たちはサリンジャー作品全体の解読に挑み、その鮮やかな解釈はやがて『ライ麦畑』にまで及ぶのです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47877/473/resize/d47877-473-9a946899980dd873160e-1.jpg ]
著者の一人、竹内康浩氏は北海道大学教授でありながら、前作『謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』――ある未解決殺人事件の深層』の英訳版で世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった人物。
大胆でありながらどこまでも緻密な彼らの作品解読の過程は、多くの人の知的興奮を呼びました。作家の恩田陸さんは「これはすごい。画期的という単語が陳腐に思えるほど、画期的」、京都大学名誉教授の若島正さんは「興奮した。グラス家の物語に目を凝らせ(シー・モア・グラス)!耳を澄ませ!」、東京大学教授の阿部公彦さんは「余人の追随を許さない探求ぶりにぞっとするような快感を覚えた」とそれぞれコメントを寄せてくださいました。ミステリ通の編集者として知られる『書きたい人のためのミステリ入門』著者の新井久幸氏も昨年、「丁寧に伏線を拾って論理的に組み上げると、唯一無二の解にたどり着く」「今年読んだ本で真っ先に思い浮かんだのは、『僕が答える君の謎解き』(紙城境介)と、『謎ときサリンジャー』」と絶賛。
刊行直後から各新聞・雑誌・SNSで取り上げられ話題となった同書ですが、刊行半年が経つ年明けになっても『オール読物』編集部による「ステイホームのお供に! 2021年の傑作ミステリーはこれだ!」で取り上げられるなど注目が続くため、新潮社では重版を決定しました。
■内容紹介
「バナナフィッシュにうってつけの日」のラストは主人公の自殺ではなかった!? 前代未聞の問いは天才作家の作品世界全体に及び、やがては『ライ麦畑』までが……。世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった「文学探偵」が弟子と読み解く新たなサリンジャーの世界。
■著者紹介
竹内康浩(たけうち・やすひろ)
1965年、愛知県生まれ。アメリカ文学者。東京大学文学部卒。北海道大学大学院文学研究院教授。Mark X:Who Killed Huck Finn's Father?(マークX――誰がハック・フィンの父を殺したか?)がアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となる。サリンジャーの他、スコット・フィッツジェラルド、フラナリー・オコナー、マーク・トウェイン、エドガー・アラン・ポー等に関する論文を主にアメリカで発表している。
朴舜起(ぼく・しゅんき)
1992年、兵庫県西宮市生まれ、鳥取県境港市出身。立教大学文学部英米文学専修を卒業後、サリンジャー研究を志し、北海道大学大学院に進学。2021年8月現在、同文学院欧米文学研究室博士課程3年。ハーマン・メルヴィルやワシントン・アーヴィングなど19世紀アメリカ文学からイアン・マキューアンをはじめとする現代イギリス文学まで幅広く研究中。
■書籍データ
【タイトル】謎ときサリンジャー――「自殺」したのは誰なのか』
【著者名】竹内康浩、朴舜起
【発売日】2021/08/26
【書誌情報】新潮選書
【造本】四六判変型
【本体定価】1,650円(税込)
【ISBN】978-4-10-603870-9
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603870/