広島県知事とフランス在外公館関係者らが「広島とフランスを結ぶガストロノミー」イベントで交流
[23/03/15]
提供元:PRTIMES
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日時:3月10日(金)12:00〜14:30 場所:東京・六本木「エディション・コウジ シモムラ」
牡蠣や日本酒をはじめとした広島県産食材をプロモーションするためのイベント「広島とフランスを結ぶガストロノミー」が2023年3月10日(金)に開催されました。本イベントは、広島県知事がホストとなり、県産食材の魅力を引き出すフランス料理を、広島県の日本酒やブルゴーニュワインとともに参加者にお楽しみいただく中で、広島県とフランスとを結ぶガストロノミーの再発見を促すことを目的に在日フランス大使館やフランス商工会議所の関係者らを招待して行ったものです。
広島県ではこれまで食を通じた国際交流に力をいれてきましたが、特に美食の国として知られるフランスとの関係構築には、重点的に取り組んできました。2023年2月に日本で初めてEUに向けた広島県産牡蠣の輸出が開始されたことをきっかけに、より一層友好を深めようと企画された本イベントは知事の挨拶とともに開会しました。
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(知事コメント)
広島県では、これまで、豊かな自然に育まれた四季折々の多彩な食材を活用して、世界各国と食を通じた国際交流を行ってまいりました。中でも、美食の国として知られるフランスとの関係構築については、重点的に取り組んでいるところです。
2020年には、世界有数のワイン生産地であるブルゴーニュ・ジュラ地方のワイン生産者組合と協定を締結しました。この協定は、広島県の日本酒とブルゴーニュ・ジュラ地方のワインにつきまして、その販路拡大とブランド化を図るため、相互に協力することを合意したものです。協定の締結以降は、新型コロナウイルスの感染拡大をも乗り越え、昨年10月には、フランスで開催されたワインの即売会に、日本酒として初めて出展する一方、広島県においては、今年12月にブルゴーニュワインの商談会およびPRイベントを予定するなど、交流を深めています。
そして今年2月からは、全国で初めて牡蠣のEU市場への輸出を開始いたしました。本県は国内生産の約6割を占める一大産地であり、フランスの皆様に愛される牡蠣を通じ、さらに関係を深めていけるものと考えています。
当日の調理は、会場である「エディション・コウジ シモムラ」の下村浩司シェフのほか、広島県内で腕を振るっている「福山ニューキャッスルホテル フレンチレストラン ロジェ」の星本敏男氏、「リーガロイヤルホテル広島」の惠美須屋淳子氏、「ホテルグランヴィア広島」の中西里菜氏が担当しました。星本氏、惠美須屋氏、中西氏は、優秀な若手料理人の発掘・育成を目的に県が平成26年に開始した「ひろしまシェフ・コンクール」の成績優秀者であり、ヨーロッパ随一のプロフェッショナル養成校フェランディに留学後、フランスのレストランにて修業しています。
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<当日提供された料理>
穴子/フロマージュ/ごぼう
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牡蠣/レモン
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地魚(あこう)/あわび茸/菜の花
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比婆牛/牡蠣/菊芋
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苺/フレッシュハーブ/保命酒
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<当日使用した食材>
比婆牛(庄原市)、葱・ごぼう(世羅町)、紅ほっぺ・保命酒(福山市)、菊芋・小蕪・菜の花・レモン(尾道市)、ハーブ(三原市)、あこう(瀬戸内海)、内浦あなご(大崎上島町)、牡蠣(三津湾)、あわび茸(廿日市市)、グラスフェッドバター・フロマージュ(三次市)
使われた食材はほとんどが広島県産の食材で、あらためて広島県が食の宝庫であることを伝える機会となりました。
閉会にあたり招待客を代表し、ジュール・イルマン在京都フランス総領事より、次のようなコメントがありました。
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(イルマン総領事コメント)
湯崎知事が取組む「広島ブランド」は素晴らしい考え方。ブランドというのは、品物だけではなく、伝統やノウハウ等、そこに関わるすべてのコミュニティが一つになってできあがるものであり、他のところでは真似できない。
また広島県が継続している料理人コンクールに昨年参加し、大変感動した。優勝者の海外修業を広島県が支援し、彼らが帰国したら、広島県に戻って仕事をする仕組みは、広島県の食の未来のためにも大変よい取組みである。広島に行き、広島の素晴らしい食材、素晴らしい料理を食べるには、これからを支える料理人が必要で、広島県は日本の美食の首都になれると思う。
今日は牡蠣と日本酒というテーマでしたが、フランスでは牡蠣は生で食べるのが基本なので、火入れをした調理法も普及することで可能性が広がるはずだ。個人的には牡蠣フライの可能性も感じている。
また本日のペアリングでは、1つの料理に日本酒と白ワインの両方が提供されたが、そのいずれも美味しく、共通点があった。一番驚いたのは和牛と日本酒のペアリングが最高だったこと。フランス料理でも日本酒が飲めるというのは、フランスをはじめヨーロッパ諸国で展開をする上では、「成功の鍵」 となると思う。本イベントを通じて、広島県産の食材の魅力がフランスの関係者の皆様に認められたことは今後の海外展開において大きな自信となりました。今後も広島が誇る生産者が生み出す産品の数々を、より多くの方に知っていただけるよう、取り組んでまいります。
【開催概要】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/13653/table/479_1_5115c4ba05c1a311dce25bbddd932853.jpg ]
【参考】
<牡蠣について>
令和5年1月、県内の牡蠣事業者であるクニヒロ株式会社がEU-HACCPを取得したことで、日本で初めてEUに向けた牡蠣(冷凍殻付き牡蠣)の輸出が可能となりました。輸出対象の牡蠣は、県が「清浄海域」に定める三津湾産のものです。かつて真珠の養殖が行われていた三津湾は、水の循環がよく、水質の綺麗な海域であり、身の引き締まった濃厚な牡蠣が育ちます。
<日本酒について>
広島県は、平成26年に「広島県日本酒ブランド化促進協議会」を発足し、世界屈指の美食大国として知られるフランスを最重要マーケットとして、広島県産日本酒の販路拡大およびのブランド化に取り組んできました。「広島県日本酒ブランド化促進協議会」には、令和5年2月現在、県内8蔵元が会員として参加しています。
牡蠣や日本酒をはじめとした広島県産食材をプロモーションするためのイベント「広島とフランスを結ぶガストロノミー」が2023年3月10日(金)に開催されました。本イベントは、広島県知事がホストとなり、県産食材の魅力を引き出すフランス料理を、広島県の日本酒やブルゴーニュワインとともに参加者にお楽しみいただく中で、広島県とフランスとを結ぶガストロノミーの再発見を促すことを目的に在日フランス大使館やフランス商工会議所の関係者らを招待して行ったものです。
広島県ではこれまで食を通じた国際交流に力をいれてきましたが、特に美食の国として知られるフランスとの関係構築には、重点的に取り組んできました。2023年2月に日本で初めてEUに向けた広島県産牡蠣の輸出が開始されたことをきっかけに、より一層友好を深めようと企画された本イベントは知事の挨拶とともに開会しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13653/479/resize/d13653-479-409b7d938e72e4233b79-0.jpg ]
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(知事コメント)
広島県では、これまで、豊かな自然に育まれた四季折々の多彩な食材を活用して、世界各国と食を通じた国際交流を行ってまいりました。中でも、美食の国として知られるフランスとの関係構築については、重点的に取り組んでいるところです。
2020年には、世界有数のワイン生産地であるブルゴーニュ・ジュラ地方のワイン生産者組合と協定を締結しました。この協定は、広島県の日本酒とブルゴーニュ・ジュラ地方のワインにつきまして、その販路拡大とブランド化を図るため、相互に協力することを合意したものです。協定の締結以降は、新型コロナウイルスの感染拡大をも乗り越え、昨年10月には、フランスで開催されたワインの即売会に、日本酒として初めて出展する一方、広島県においては、今年12月にブルゴーニュワインの商談会およびPRイベントを予定するなど、交流を深めています。
そして今年2月からは、全国で初めて牡蠣のEU市場への輸出を開始いたしました。本県は国内生産の約6割を占める一大産地であり、フランスの皆様に愛される牡蠣を通じ、さらに関係を深めていけるものと考えています。
当日の調理は、会場である「エディション・コウジ シモムラ」の下村浩司シェフのほか、広島県内で腕を振るっている「福山ニューキャッスルホテル フレンチレストラン ロジェ」の星本敏男氏、「リーガロイヤルホテル広島」の惠美須屋淳子氏、「ホテルグランヴィア広島」の中西里菜氏が担当しました。星本氏、惠美須屋氏、中西氏は、優秀な若手料理人の発掘・育成を目的に県が平成26年に開始した「ひろしまシェフ・コンクール」の成績優秀者であり、ヨーロッパ随一のプロフェッショナル養成校フェランディに留学後、フランスのレストランにて修業しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13653/479/resize/d13653-479-197ab3bcfd02d0c9031e-9.jpg ]
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<当日提供された料理>
穴子/フロマージュ/ごぼう
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牡蠣/レモン
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地魚(あこう)/あわび茸/菜の花
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比婆牛/牡蠣/菊芋
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苺/フレッシュハーブ/保命酒
[画像9: https://prtimes.jp/i/13653/479/resize/d13653-479-a8b92bf7666c2c272134-7.jpg ]
<当日使用した食材>
比婆牛(庄原市)、葱・ごぼう(世羅町)、紅ほっぺ・保命酒(福山市)、菊芋・小蕪・菜の花・レモン(尾道市)、ハーブ(三原市)、あこう(瀬戸内海)、内浦あなご(大崎上島町)、牡蠣(三津湾)、あわび茸(廿日市市)、グラスフェッドバター・フロマージュ(三次市)
使われた食材はほとんどが広島県産の食材で、あらためて広島県が食の宝庫であることを伝える機会となりました。
閉会にあたり招待客を代表し、ジュール・イルマン在京都フランス総領事より、次のようなコメントがありました。
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(イルマン総領事コメント)
湯崎知事が取組む「広島ブランド」は素晴らしい考え方。ブランドというのは、品物だけではなく、伝統やノウハウ等、そこに関わるすべてのコミュニティが一つになってできあがるものであり、他のところでは真似できない。
また広島県が継続している料理人コンクールに昨年参加し、大変感動した。優勝者の海外修業を広島県が支援し、彼らが帰国したら、広島県に戻って仕事をする仕組みは、広島県の食の未来のためにも大変よい取組みである。広島に行き、広島の素晴らしい食材、素晴らしい料理を食べるには、これからを支える料理人が必要で、広島県は日本の美食の首都になれると思う。
今日は牡蠣と日本酒というテーマでしたが、フランスでは牡蠣は生で食べるのが基本なので、火入れをした調理法も普及することで可能性が広がるはずだ。個人的には牡蠣フライの可能性も感じている。
また本日のペアリングでは、1つの料理に日本酒と白ワインの両方が提供されたが、そのいずれも美味しく、共通点があった。一番驚いたのは和牛と日本酒のペアリングが最高だったこと。フランス料理でも日本酒が飲めるというのは、フランスをはじめヨーロッパ諸国で展開をする上では、「成功の鍵」 となると思う。本イベントを通じて、広島県産の食材の魅力がフランスの関係者の皆様に認められたことは今後の海外展開において大きな自信となりました。今後も広島が誇る生産者が生み出す産品の数々を、より多くの方に知っていただけるよう、取り組んでまいります。
【開催概要】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/13653/table/479_1_5115c4ba05c1a311dce25bbddd932853.jpg ]
【参考】
<牡蠣について>
令和5年1月、県内の牡蠣事業者であるクニヒロ株式会社がEU-HACCPを取得したことで、日本で初めてEUに向けた牡蠣(冷凍殻付き牡蠣)の輸出が可能となりました。輸出対象の牡蠣は、県が「清浄海域」に定める三津湾産のものです。かつて真珠の養殖が行われていた三津湾は、水の循環がよく、水質の綺麗な海域であり、身の引き締まった濃厚な牡蠣が育ちます。
<日本酒について>
広島県は、平成26年に「広島県日本酒ブランド化促進協議会」を発足し、世界屈指の美食大国として知られるフランスを最重要マーケットとして、広島県産日本酒の販路拡大およびのブランド化に取り組んできました。「広島県日本酒ブランド化促進協議会」には、令和5年2月現在、県内8蔵元が会員として参加しています。