「ひもの場の理論」創始者の一人が、宇宙のあらゆる謎を解く究極の理論を求める物理学者たちの挑戦の最前線について語る『神の方程式――「万物の理論」を求めて』が発売
[22/04/27]
提供元:PRTIMES
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私たちは宇宙の謎の核心にここまで近づいている! 「ひも理論」研究の第一人者が語る科学の冒険!
ビッグバンから始まり宇宙の終わりに至るまで、あらゆる事象の背後にあるただひとつのメカニズム――「万物の理論」とも呼ばれる究極理論――を、アインシュタイン以来、世界の物理学者が探究してきました。このたび発売の『神の方程式――「万物の理論」を求めて』(NHK出版、2022年4月27日刊)では、第一線の理論物理学者であり、究極理論の筆頭候補である「ひも理論」研究の第一人者である著者 ミチオ・カク氏が、科学者たちの真理をめぐる論争と情熱、そして研究の最前線について語ります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/18219/479/resize/d18219-479-dda82f860f313d503b24-0.jpg ]
ビッグバンの前に何が起きていたのか? そもそもなぜビッグバンが起きたのか?
ブラックホールを抜けた向こう側には何があるのか?
タイムトラベルは可能なのか?
ほかの宇宙へつながるワームホールは存在するのか?
高次元は存在するのか?
いくつもの並行宇宙からなるマルチバース(多宇宙)は存在するのか?
上記のような多くの謎や疑問について簡潔な数式で答えられる可能性をもつ、究極理論の「最有力候補」とも言われている「ひも理論」は、宇宙は点状の粒子ではなく、小さな振動するひもで構成されると仮定しています。それぞれのひもの振動による「音」が素粒子に相当するというのです。なぜこのような、一見して突拍子もない理論が真剣に研究されているのでしょうか?
現代テクノロジーのあらゆる驚異・進化は、科学者が世界の基本的な力を徐々に見つけてきたおかげで誕生しました。たとえば、ニュートンが運動と重力の法則を発見すると、機械の時代と産業革命の土台が築かれ、マイケル・ファラデーとジェームズ・クラーク・マクスウェルが電気と磁気を解明すると、強力なモーターや発電機によって都市に明かりがもたらされ、テレビやラジオ(無線)による瞬時の通信が実現しました。
また、アインシュタインが相対性理論から導いた数式E=mc2は星々のもつパワーを説明し、核力(原子核を構成する素粒子間に働く力のこと)を明らかにすることに役立ち、エルヴィン・シュレーディンガーやヴェルナー・ハイゼンベルクなどが量子論の秘密を解き明かすと、スーパーコンピュータやレーザー、インターネット、われわれの家にある数々の機器が生み出されました。現在、科学者たちは自然界に四つの力――重力、電磁力、強い核力、弱い核力――があると考えています。万物の理論とは、それらをひとつの理論にまとめるものです。「ひも理論」は現状で唯一、これまで分かっている四つの力を矛盾なく「統一」することができるので、著者は「ひも理論」こそ万物の理論の最有力候補だと考えているのです。「ひも理論」が完成すれば、「この宇宙が存在する意味」のような、深遠な謎も解き明かせる可能性がある――と、カク氏は述べています。
「ひも理論」は、現在では世界有数の科学者たちが行う数多くの研究の基礎となっています。本書では、「ひも理論」の進展の歴史と問題点、今後の展望などについて、「ひもの場の理論」創始者のひとりである著者が、理論への批判も含めて客観的な分析を読者に提供します。魅力的な科学者たちの挑戦の物語を読みながら、現代物理学のキーワードを一望できる一冊です。
『神の方程式――「万物の理論」を求めて』構成
究極理論への手引き
第1章 統一――いにしえからの夢
第2章 アインシュタインによる統一の追求
第3章 量子論の登場
第4章 ほとんど万物の理論
第5章 ダークな宇宙
第6章 ひも理論の誕生――期待と問題
第7章 宇宙の意味を探す
謝辞
訳者あとがき
原注
参考文献
索引
著者
ミチオ・カク (著/文)
ニューヨーク市立大学理論物理学教授。ハーヴァード大学卒業後、カリフォルニア大学バークリー校で博士号取得。「ひもの場の理論」の創始者の一人。『アインシュタインを超える』(講談社)、『パラレルワールド』『サイエンス・インポッシブル』『2100年の科学ライフ』『フューチャー・オブ・マインド』『人類、宇宙に住む』(以上、NHK出版)などの著書がベストセラーとなり、『パラレルワールド(Parallel Worlds)』はサミュエル・ジョンソン賞候補作。『フューチャー・オブ・マインド(The Future of the Mind)』 は『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー1位に輝く。BBCやディスカバリー・チャンネルなど数々のテレビ科学番組に出演するほか、全米ラジオ科学番組の司会者も務める。最新の科学を一般読者や視聴者にわかりやすく情熱的に伝える著者の力量は高く評価されている。
訳者
斉藤 隆央 (さいとう・たかお)
翻訳家。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。訳書にミチオ・カク『パラレルワールド』『サイエンス・インポッシブル』『2100の科学ライフ』『フューチャー・オブ・マインド』『人類、宇宙に住む』、フィリップ・プレイト『宇宙から恐怖がやってくる!』(以上、NHK出版)、ニック・レーン『生命、エネルギー、進化』、ポール・J・スタインハート『「第二の不可能」を追え!』(以上、みすず書房)、ホヴァート・シリング『時空のさざなみ』(化学同人)、ジム・アル=カリーリ『エイリアン』(紀伊國屋書店)、キース・クーパー『彼らはどこにいるのか』(河出書房新社)ほか多数。
商品情報
[画像2: https://prtimes.jp/i/18219/479/resize/d18219-479-882747b369f22aa55f55-1.png ]
出版社:NHK出版
発売日:2022年4月27日
定価:2,090円(本体1,900円)
判型:四六判
ページ数:232ページ
ISBN:978-4-14-081899-2
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140818999
ビッグバンから始まり宇宙の終わりに至るまで、あらゆる事象の背後にあるただひとつのメカニズム――「万物の理論」とも呼ばれる究極理論――を、アインシュタイン以来、世界の物理学者が探究してきました。このたび発売の『神の方程式――「万物の理論」を求めて』(NHK出版、2022年4月27日刊)では、第一線の理論物理学者であり、究極理論の筆頭候補である「ひも理論」研究の第一人者である著者 ミチオ・カク氏が、科学者たちの真理をめぐる論争と情熱、そして研究の最前線について語ります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/18219/479/resize/d18219-479-dda82f860f313d503b24-0.jpg ]
ビッグバンの前に何が起きていたのか? そもそもなぜビッグバンが起きたのか?
ブラックホールを抜けた向こう側には何があるのか?
タイムトラベルは可能なのか?
ほかの宇宙へつながるワームホールは存在するのか?
高次元は存在するのか?
いくつもの並行宇宙からなるマルチバース(多宇宙)は存在するのか?
上記のような多くの謎や疑問について簡潔な数式で答えられる可能性をもつ、究極理論の「最有力候補」とも言われている「ひも理論」は、宇宙は点状の粒子ではなく、小さな振動するひもで構成されると仮定しています。それぞれのひもの振動による「音」が素粒子に相当するというのです。なぜこのような、一見して突拍子もない理論が真剣に研究されているのでしょうか?
現代テクノロジーのあらゆる驚異・進化は、科学者が世界の基本的な力を徐々に見つけてきたおかげで誕生しました。たとえば、ニュートンが運動と重力の法則を発見すると、機械の時代と産業革命の土台が築かれ、マイケル・ファラデーとジェームズ・クラーク・マクスウェルが電気と磁気を解明すると、強力なモーターや発電機によって都市に明かりがもたらされ、テレビやラジオ(無線)による瞬時の通信が実現しました。
また、アインシュタインが相対性理論から導いた数式E=mc2は星々のもつパワーを説明し、核力(原子核を構成する素粒子間に働く力のこと)を明らかにすることに役立ち、エルヴィン・シュレーディンガーやヴェルナー・ハイゼンベルクなどが量子論の秘密を解き明かすと、スーパーコンピュータやレーザー、インターネット、われわれの家にある数々の機器が生み出されました。現在、科学者たちは自然界に四つの力――重力、電磁力、強い核力、弱い核力――があると考えています。万物の理論とは、それらをひとつの理論にまとめるものです。「ひも理論」は現状で唯一、これまで分かっている四つの力を矛盾なく「統一」することができるので、著者は「ひも理論」こそ万物の理論の最有力候補だと考えているのです。「ひも理論」が完成すれば、「この宇宙が存在する意味」のような、深遠な謎も解き明かせる可能性がある――と、カク氏は述べています。
「ひも理論」は、現在では世界有数の科学者たちが行う数多くの研究の基礎となっています。本書では、「ひも理論」の進展の歴史と問題点、今後の展望などについて、「ひもの場の理論」創始者のひとりである著者が、理論への批判も含めて客観的な分析を読者に提供します。魅力的な科学者たちの挑戦の物語を読みながら、現代物理学のキーワードを一望できる一冊です。
『神の方程式――「万物の理論」を求めて』構成
究極理論への手引き
第1章 統一――いにしえからの夢
第2章 アインシュタインによる統一の追求
第3章 量子論の登場
第4章 ほとんど万物の理論
第5章 ダークな宇宙
第6章 ひも理論の誕生――期待と問題
第7章 宇宙の意味を探す
謝辞
訳者あとがき
原注
参考文献
索引
著者
ミチオ・カク (著/文)
ニューヨーク市立大学理論物理学教授。ハーヴァード大学卒業後、カリフォルニア大学バークリー校で博士号取得。「ひもの場の理論」の創始者の一人。『アインシュタインを超える』(講談社)、『パラレルワールド』『サイエンス・インポッシブル』『2100年の科学ライフ』『フューチャー・オブ・マインド』『人類、宇宙に住む』(以上、NHK出版)などの著書がベストセラーとなり、『パラレルワールド(Parallel Worlds)』はサミュエル・ジョンソン賞候補作。『フューチャー・オブ・マインド(The Future of the Mind)』 は『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー1位に輝く。BBCやディスカバリー・チャンネルなど数々のテレビ科学番組に出演するほか、全米ラジオ科学番組の司会者も務める。最新の科学を一般読者や視聴者にわかりやすく情熱的に伝える著者の力量は高く評価されている。
訳者
斉藤 隆央 (さいとう・たかお)
翻訳家。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。訳書にミチオ・カク『パラレルワールド』『サイエンス・インポッシブル』『2100の科学ライフ』『フューチャー・オブ・マインド』『人類、宇宙に住む』、フィリップ・プレイト『宇宙から恐怖がやってくる!』(以上、NHK出版)、ニック・レーン『生命、エネルギー、進化』、ポール・J・スタインハート『「第二の不可能」を追え!』(以上、みすず書房)、ホヴァート・シリング『時空のさざなみ』(化学同人)、ジム・アル=カリーリ『エイリアン』(紀伊國屋書店)、キース・クーパー『彼らはどこにいるのか』(河出書房新社)ほか多数。
商品情報
[画像2: https://prtimes.jp/i/18219/479/resize/d18219-479-882747b369f22aa55f55-1.png ]
出版社:NHK出版
発売日:2022年4月27日
定価:2,090円(本体1,900円)
判型:四六判
ページ数:232ページ
ISBN:978-4-14-081899-2
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140818999