新しいIBM Powerサーバーは、AIワークロードをコアからクラウド、エッジまで拡張し、業種を超えたビジネス価値の向上を実現
[24/05/14]
提供元:PRTIMES
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著者:IBM Power 製品マネジメント部門 バイスプレジデント スティーブ・シブリー(Steve Sibley)
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ビジネス価値をさらに高めるためにAIを採用する企業が増える中、小売業、製造業、ヘルスケア、運輸などの業界のお客様が、データが生じる場所でデータを活用しようと、エッジにワークロードを導入しようとしています。Gartner(R)が本年3月に発行した調査レポートである「Market Guide for Edge Computing」には、次のように記載されています。「データ、データ管理機能、分析ワークロードをエンドポイントデバイスに至るまで最適なポイントに配置することで、企業はよりリアルタイムのユースケースを実現できます。さらに、連続的に上下するデータ管理ワークロードを集中型データセンターまたはクラウドからエッジデバイスまで、移動させる柔軟性により、リソースの最適化がより進むでしょう(*1)」
この取り組みを支援するため、IBM はIBM(R) Power(R) S1012( https://www.ibm.com/power?utm_content=SRCWW&p1=Search&p4=43700074877084941&p5=p&gad_source=1&gclid=EAIaIQobChMIrKKL7r7YhQMVRGpHAR16gwOeEAAYASAAEgIDr_D_BwE&gclsrc=aw.ds )の導入によるサーバー・ポートフォリオの拡充を発表しました。この1ソケット、ハーフ・ワイドのPower10プロセッサー・ベースのシステムは、Power S812と比較して、コアあたり最大3倍のパフォーマンスを提供します(*2)。2Uラックマウント型またはタワー型のデスクサイド・フォーム・ファクターで提供され、エッジ・レベル・コンピューティング向けに最適化されています。また、中小規模の組織でコア・ワークロードを実行するために、Power製品の中で最も低いエントリー価格を実現しています。IBM Power S1012 は、主流のデータセンター設備の外にあるリモート・オフィスやバック・オフィス(ROBO)でAI推論ワークロードを実行し、バックアップや災害対策のためにIBM(R) Power(R) Virtual Server( https://www.ibm.com/jp-ja/products/power-virtual-server )などのクラウド・サービスに直接接続したりする柔軟性をお客様に提供します。
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1ソケット、高さ2U、ハーフラック幅のサーバー2台に、1、4、または8コアのeSCMモジュール、最大256GBのメモリをそれぞれ搭載
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1ソケット、タワー・シャーシ・フォーム・ファクターで、1、4、8コアのeSCMモジュール、最大256GBのメモリを搭載
エッジのより少ないスペースで、より多くのことを実現へ
IBM Power S1012は、AI推論などのアプリケーションをコアからクラウド、そしてエッジへと拡張しようとするお客様のために、リモート管理機能を強化するように設計されています。また、エッジ・コンピューティングは、小売業における顧客行動の分析、製造業における生産プロセスの監視と最適化など、業界を横断するリアルタイムの洞察によって競争上の優位性を提供することができます。
IBMと、アナリティクス・エコシステム・パートナーのEquitusとの共通のお客様は、IBM Powerを使用してエッジでAIモデルを実行し、防衛目的のオブジェクト分類を提供されます。Equitus Federal Corp社でプレジデントを務めるMatt Niessen氏は次のように述べています。「Equitus Corp.は、ディープエッジ、フォワードオペレーション、エアギャップ、および従来のクラウド環境用のミッションクリティカルなハードウェア・プラットフォームを必要としていました。IBM Power10と、そのMatrix Math Accelerator (MMA)は、データセンターと同様にエッジでの推論にも最適な技術でした。今日、お客様は当社のEquitus Video Sentinel(EVS)とKnowledge Graph Neural Network(KGNN)AIシステムをIBM Power10サーバーとRed Hat OpenShift Container Platformに導入することで、国家安全保障の保護など、最も重要なものを含む多くのユースケースに利用することができます。IBM Power S1012は、データそのものが生成される場所でAI推論をサポートする最新の機能を提供します」
IBM Power S1012は、以下のように設計されています:
エッジでのAI推論の実現:Power S1012をエッジに配置することで、お客様はデータが生成される場所でAI推論を実行できるため、データ転送が不要になります。各Power S1012には、AI推論をサポートするためにコアごとに4つのMatrix Mathアクセラレーターが搭載されています。洞察が競争上の優位性を維持し、悪用されないようにするため、Power10による透過的なメモリ暗号化により、ローカルで実行されるAIモデルへのデータの出入りを保護し、データ漏えいに対処します。さらに、高度なリモート管理機能とクラス最高の信頼性を誇るPower10フィーチャー(*3)により、IBM Power S1012 は、企業がIT環境をリモートで効率的に管理・監視し、応答性を高めてダウンタイムを最小限に抑えることを可能にします。冗長ハードウェアやフェイルオーバー・メカニズムなどの高可用性機能により、コンパクトな物理的フットプリントで継続的な運用を確保することができます。
AIX および IBM i のお客様の IT フットプリントを削減し、コア・パフォーマンスを向上:中小規模の IBM i ( https://www.ibm.com/jp-ja/products/ibm-i?utm_content=SRCWW&p1=Search&p4=43700078267685822&p5=e&p9=58700008576102159&gclid=CjwKCAjw0YGyBhByEiwAQmBEWu4zwdEgtrtKTV0zUTWcYaO4v87avQ4IMDzE83OKxWut2lqD6muavhoCPd8QAvD_BwE&gclsrc=aw.ds )をご利用のお客様に、Power S1012 は最新の Power10 プロセッサー・ベースのテクノロジーへの道を提供します。ビジネス・クリティカルな IBM i アプリケーションの IT 経済性と効率性を向上させるために、1、4、または 8 プロセッサ・コアが利用可能で、お客様は Power S814(*4)と比較してパフォーマンスを最大 3 倍向上させることができます。さらに、Power S1012 2U ハーフ・ワイド・デザインは、Power S1014 4U ラック・サーバーと比較して、お客様の IT 物理フットプリントに割り当てられるスペースを最大 75%削減することができ、1 台のサーバを本番用として使用し、もう 1 台を仮想ハードウェア管理コンソール(vHMC)をホスティングするオプションや、開発、テスト、高可用性に使用するオプションにより、アプリケーションと IT 管理の統合を可能にします。
サポートと可用性
IBM Power S1012 などのシステムのライフサイクル全体にわたる高可用性の維持は非常に重要です。IBM Power Expert Care( https://www.ibm.com/services/systems-support )は、段階的アプローチによるサービスとサポートをすぐに利用できる方法を提供します。お客様は、サポート・ティアに応じて3年から5年までのオプションで、ITインフラストラクチャのミッション・クリティカルな要件に最適なレベルのサポートを享受することができます。さらに、お客様のニーズに応じて、オプションでコミットされたサービス・レベルも用意されており、さらなるカスタマイズとサポートを提供することが可能です。
IBM Power S1012は、IBMおよび認定ビジネス・パートナーから2024年6月14日に一般発売される予定です。
当報道資料は、2024年5月7日(現地時間)にIBM Corporationが発表したブログの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。https://newsroom.ibm.com/Blog-New-IBM-Power-server-extends-AI-workloads-from-core-to-cloud-to-edge-for-added-business-value-across-industries
当ブログは、以下の当社ホームページに掲載しています:
https://jp.newsroom.ibm.com/2024-05-14-Blog-New-IBM-Power-server-extends-AI-workloads-from-core-to-cloud-to-edge-for-added-business-value-across-industries
Gartner(R)、Market Guide for Edge Computing(エッジコンピューティングのマーケット・ガイド)、ID G00780388、Thomas Bittman共著、2024年3月12日発行
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CPW Benchmarkの1コアの結果は、Power S1012が29,000であるのに対し、Power S812は9,360
ITIC 2023年8-9月期 世界サーバーハードウェア・サーバーOS信頼性レポート p.3
CPW Benchmarkの結果に基づくと、Power S1012の4コアが111,300であるのに対し、Power S814は37,440、Power S1012の8コアが203,100であるのに対し、Power S814は81,050