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円安、物価高、低賃金…「僕らは日本で生きていけますか?」『働くときに知っておきたい「自分ごと」のお金の話 データで見る日本経済の現在地』発売(5/10)

徹底的なデータ検証から日本経済の実態をあぶり出す

株式会社大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は『働くときに知っておきたい「自分ごと」のお金の話 データで見る日本経済の現在地』(明石順平 著)を2023年5月10日に発売いたします。




[画像: https://prtimes.jp/i/33602/493/resize/d33602-493-ccdec4a9245a0dcfacd9-0.jpg ]





円安、物価高、低賃金…不安なニュースが多い日本で「僕らは日本で生きていけますか?」




働いていくために必要な、「自分ごとの日本経済」
円安、物価高、低賃金…、これからも日本で働いていく私たちには不安ばかりが募ります。
「僕らは日本で生きていけますか?」という、切実な問いに対してこの本はつくられました。この本では、自分自身と日本経済の未来について自分の頭で考えるために必要なデータを集め、理解しやすく115の図版にまとめています。太郎くんとモノシリンの会話から、自分の生活をとりまく日本経済の現在地を把握し、これから歩んでいくための指針としてください。




目次



●プロローグ
1章 僕の給料は、この国の経済を映している
●日本の賃金を世界と比較してみると…
【図1-1】賃金を25年前と比べてみたら
【図1-2】より実際的な賃金の伸び率
【図1-3】GDPを25年前と比べてみたら
【図1-4】そして、より実際的なGDP伸び率は

●いつから賃金は下がり始めた?
【図1-5】バブル期の公定歩合は

●株と不動産の危険な高騰
【図1-6】土地代が急激に高く!
【図1-7】株価のピークは土地代のピークの2年前

●経済停滞は金融危機に数年遅れて始まる
【図1-8】13年で20銀行が破綻した!
【図1-9】銀行の貸出金のピークは1997年
【図1-10】名目GDPも1997年をピークに停滞…
【図1-11】賃金と物価のピークも1997年…?
【図1-12】失業率も同じ年を起点に変化していた

●無形のお金が増えていく仕組み
●物価が無限ループで上がっていく
●マネーストックを意識してみよう
●借金するほどお金が増える?
【図1-13】マネタリーベースとマネーストック
【図1-14】マネタリーベースをマネーストックで割ると…

●銀行の破綻は連鎖する 41

2章 過去10年の経済政策の成果
●アベノミクスで経済は再生した?
【図2-1】金融緩和の異次元レベルは?
【図2-2】ひと目で分かる金融緩和政策の空振り

●シナリオから外れた物価上昇
【図2-3】物価上昇は確かに起こっていた
【図2-4】「金融緩和」の宣言だけで円安は進む
【図2-5】原油価格の暴落がたまたま円安に重なった

●それで、賃金は上がったの?
【図2-6】物価に対して賃金は上がらなかった
【図2-7】正規雇用者だけを見ても実質賃金は…
【図2-8】高度経済成長期は賃金も上がっていた
【図2-9】最大の家計打撃はリーマン・ショックじゃなかった!
【図2-10】「2年間まったく成長できなかった」の図
【図2-11】家計の冷え込みは加速している
【図2-12】食べることさえ苦しくなっていく

●“せこい”統計操作を見抜いていく
【図2-13】改定前の基準でGDPの推移を見ると
【図2-14】20兆円の差が消えてしまった!
【図2-15】基準変更による差だけを抜き出してみる
【図2-16】同じ要因で改定幅に差が出るのはなぜ?
【図2-17】2008SNAによるかさ上げ額

●見れば見るほど不自然な「その他」
【図2-18】「その他」ではかさ下げまで起きていた
【図2-19】「その他」の影響を可視化する
【図2-20】「消費」の失敗を補う? 不自然な一致

●際立つ「平成23年基準」の異様さ
【図2-21】3つの基準を比べてみると
【図2-22】「本来の」基準変更時の差額

●賃金は上がっていると言われても…
【図2-23】賃金が前年に比べて上がった年、下がった年
【図2-24】2013年以降、家計はより苦しくなっている

●円安との相関性を見てみよう
【図2-25】どの産業で、働く人が増えている?
【図2-26】本当に働く人は増えているのか
【図2-27】働き盛りの数はむしろ減っている
【図2-28】働き手が減っている世代だけを見た推移
【図2-29】働き手が増えている世代だけを見た推移
【図2-30】もともと失業率は下がってきていた

●就職率改善と賃上げのカラクリ
【図2-31】定年退職により大量のイスが空いた
【図2-32】どれだけの人の給料が上がったの?
【図2-33】アベノミクスで実質賃金は下がっていた

●確かに物価は上昇したけど…
【図2-34】株価は日銀と年金の買い支えで保たれている
【図2-35】急増した年金の株式運用
【図2-36】日銀のETF購入額も年々高まっていた

●バブルの失敗をまた繰り返す
【図2-37】土地代もまた上がってきた?
【図2-38】やっぱり土地代も上がっていた!

●輸出「量」は増えていない
【図2-39】輸出「量」は増えていない

3章 国の借金が増えると、未来はどうなる?
●「国の借金」の仕組み
【図3-1】日本の資産と負債を比べてみよう

●毎年60年ローンを組む日本財政
【図3-2】日本が組む「60年ローン」
【図3-3】増えていく建設国債・特例国債・借換債
【図3-4】すべての国債の発行額は

●膨張する「サブの財布」
【図3-5】借換債の額を見てみよう
【図3-6】「メインの財布=一般会計」の歳入
【図3-7】新たな借金はどれだけ増えた?

●日銀でごまかす日本財政
【図3-8】日銀はどれだけ国債を買っている?
【図3-9】買入額に日銀が占める割合

●知るほどにリスキーな数値
【図3-10】ついにマイナスにまでなった金利
【図3-11】一致するはずの表面利率と応募者平均利回りのズレ
【図3-12】表面利率と長期金利の動きを見てみると…
【図3-13】金利を下げることで利払費を抑えている

●大規模な財政出動がもたらすもの
●お金と価値の交換比率が変わる?
●借金が増え続けてきた背景
【図3-14】歳出・税収と、国債の推移
【図3-15】経済成長期以降の物価上昇
【図3-16】その間の経済成長はというと…
【図3-17】膨らんでいく社会保障費

●その場しのぎの人気取りのツケ
【図3-18】減税によって失われた税収は?
【図3-19】「法人税減税のために消費税が…!」の図
【図3-20】法人税を所得税に置き換えてみると

●加速する国債発行
【図3-21】かさんでいく建設国債・特例国債
【図3-22】膨らむ社会保障と削られる公共投資

●リーマンショックの打撃

4章 僕らの貧富と税の関係
●「税が重いから苦しい」って本当?
【図4-1】世界と比べた日本の所得税収
【図4-2】世界と比べた日本の消費税収
【図4-3】世界と比べた日本の法人税収
【図4-4】3つの税を合計してみると
【図4-5】消費税が高い10か国の名目GDPを比較すると
【図4-6】消費税が高い国の実質GDP
【図4-7】同じく消費税が高い国の名目賃金を比較
【図4-8】消費税が高い国の実質賃金
【図4-9】世界と比べて日本の国民負担は大きいか
【図4-10】世界と比べた日本の公的社会支出の大きさ

●「今」が「将来の価値」を奪っている
【図4-11】国の借金の大きさを世界と比較

5章 日本で人らしく働くためには
●働きすぎがもたらす弊害
【図5-1】日本人の労働時間は減ってきた?
【図5-2】フルタイムとパートで分けた労働時間の推移
【図5-3】労働時間の国際的な比較
【図5-4】長時間労働者の国際的な比較
【図5-5】脳・心臓疾患の労災請求件数
【図5-6】脳・心臓疾患の労災請求に対する支給決定件数
【図5-7】精神障害の労災請求件数
【図5-8】精神障害の労災請求に対する支給決定件数

●サービス残業は健全な淘汰をゆがめてしまう
●労働組合は僕たちを守れるか
【図5-9】働く人一人当たりの監督官の数は?
【図5-10】日本の労働組合員数の推移
【図5-11】労働組合(員)数と企業規模の推移
【図5-12】世界の労働組合組織率
【図5-13】世界の労働協約カバー率

●「生産性」の計算式
【図5-14】付加価値には何が含まれる?

●増える外国人労働者
【図5-15】在留外国人の構成比

●留学生の現実
●技能実習制度は誰のために?
【図5-16】受け入れ期間の延長で急増する「技能実習生」
【図5-17】違反・あるいは指導が入った場合の推移

●皮肉にも、「円安」によって解決されていく
【図5-18】実質実効為替レートの推移

●そして、人手不足へ
【図5-19】業種別に見る就業者数の増減

6章 日本と世界の未来予測図
●労働力が加速して減っていく
【図6-1】鎌倉幕府以前から見る日本の人口の推移
【図6-2】生産年齢人口割合の未来予測
【図6-3】高齢者人口割合の未来予測
【図6-4】後期高齢者人口割合の未来予測
【図6-5】増えていく社会保障給付費の内訳
【図6-6】社会保障の給付と負担の内訳

●僕らは“地道に考えながら”歩んでいけるか
【図6-7】先進国の過去50年の人口推移
【図6-8】先進国の過去50年の生産年齢人口割合の推移
【図6-9】先進国の過去50年の高齢者人口割合の推移
【図6-10】先進国の過去50年の合計特殊出生率の推移




著者略歴



明石順平(あかし・じゅんぺい)
弁護士。1984年、和歌山県生まれ、栃木県育ち。東京都立大学法学部、法政大学法科大学院を卒業。主に労働事件、消費者被害事件を担当。ブラック企業被害対策弁護団所属。著書に『アベノミクスによろしく』『データが語る日本財政の未来』『国家の統計破壊』『ツーカとゼーキン』(いずれも集英社インターナショナル新書)、『キリギリスの年金』(朝日新書)、『人間使い捨て国家』『財政爆発』(ともに角川新書)など。ブログ「モノシリンの3分でまとめるモノシリ話」管理人。




書籍概要



書名:働くときに知っておきたい「自分ごと」のお金の話 データで見る日本経済の現在地 
著者:明石順平
出版年月日:2023/5/10
判型・ページ数:四六・208ページ  
定価:1760円(税込)
発行元:株式会社大和書房 https://www.daiwashobo.co.jp
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