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アオサノリを復活させよう!小学生が徳島の海を調査し7つのオリジナルレシピを開発する「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ 発表会」開催しました!

10月30日(土) 徳島県徳島市

海と日本プロジェクトinとくしま実行委員会は、徳島県海部郡牟岐町で8月7日(土)〜8日(日)に、徳島県の小学生が、徳島県のアオサノリ減少問題を体験学習した「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」内で作ったオリジナル商品とアオサノリを使ったオリジナルレシピ発表会を開催しました。
徳島県は、汽水域が多く海藻の生育に適した環境で、古くから海藻の天然採取や養殖による水産業が栄えていました。しかし近年、その水揚げ量は減少の一途を辿っており、特にアオサノリ養殖はほぼ衰退。生産量の低下は地域の水産加工業の空洞化にもつながっています。
このイベントでは、参加の子どもたちに徳島県のアオサノリ問題をテーマに「アオサノリ」についてそして「今の徳島の海」を学んでもらいました。この体験学習を経て、子どもたちはアオサノリの魅力が詰まった「オリジナル商品」「オリジナルレシピ」を作成しました。これを通じてアオサノリの魅力を発信し”徳島のアオサノリ”復活のきっかけとします。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。




[画像1: https://prtimes.jp/i/77920/499/resize/d77920-499-0ee72585c7b12506b154-5.jpg ]




イベント概要

・実施概要 「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」
・日程   10月30日(土)
・開催場所 新聞放送会館(徳島市中徳島町2)
・参加人数 小学5・6年生13人
・協力団体 徳島県、徳島文理大学、海藻ラボ株式会社、LMP design、mouve、徳島県立牟岐少年自然の家、海と遊ぼ屋 海達、株式会社MIZUYA、徳島県ナースセンター
公式サイト:https://aosanori.wixsite.com/aosanori-recipe


徳島の海とアオサノリを学んだ夏の体験学習を振り返る

8月に徳島県牟岐町で公募で選ばれた県内の子どもたちが徳島の海とアオサノリについて体験し学んだ「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」。まずこの体験学習を振り返りました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/77920/499/resize/d77920-499-8974424b07e007be2346-4.jpg ]




<子どもたちが学んだ事>

徳島の海とアオサノリ
学習の基本となる徳島の海と海藻の基礎知識を学びました。徳島県でも、北と南の海では環境が大きく異なる為、獲れる海藻が全然違うなど、身近な徳島の海での意外と知らないことの多いことに驚いていました。

なぜ、徳島でアオサノリが獲れなくなったのか
そして今回のテーマとなる「アオサノリ」について学びました。『アオサノリ』は、ヒトエグサのことを方言で表した言葉で、主に佃煮の原料として使われる海苔の一種。徳島県はアオサノリの一大産地として全国的に知られていましたが、近年、環境の変化や温暖化に伴う水温の上昇やミネラルバランスの変化などにより徳島でアオサノリはあまり獲れなくなりました。これにより、アオサノリに係わる水産業の空洞化にもつながりました。

アオサノリの世界が注目した研究
アオサノリが成長するために必要な成長因子を合成し、アオサノリの細胞に添加することで安定成長させる技術を開発し、徳島アオサノリ復活に向け研究を続けている研究施設で、説明を聞きながら見学しました。そして、実際に成長したアオサノリに触れ乾燥作業などを体験。子どもたちは乾燥海苔として食べるアオサノリの元の姿に興味を持ちながら、初めての乾燥体験に慣れない手つきで臨んでいました。

アオサノリをはじめとする海藻の生息
牟岐町の海岸で、アオサノリをはじめとする海藻類の生息環境を調査しました。
台風接近で少し波が高い中での調査でしたが足まで海に入り、海水温や潮の流れを感じながら、コンクリートで整備された海岸と岩場が残る磯での比較観察では海水の流れや海藻類の付着の違いなどを学びました。翌日は少し波も落ち着き、アオサノリなど海藻の生息環境の海中調査をしました。シュノーケリングで海中調査。海藻が定着しやすい流れが穏やかな海中岩場付近を調査しました、子どもたちは海中世界に興味津々、海藻などの発見をする度にまるでお宝を発見時の様に笑顔で報告しあっていました。また、海中に漂う海ごみを発見すると自主的に回収する姿も見られました。

アオサノリは美味しい!
そしてこの日のランチはアオサノリづくし!アオサノリ入りおにぎりや磯部揚げ。子どもたちは美味しく食べながら学びました。また料理研究家の指導で、アオサノリの風味を活かした「アオサノリのパンケーキ」を調理、試食も行いました。お味はもちろん「美味しい!」

アオサノリ復活へ向けて、ボクたちができること
体験学習のまとめとなる発表会では、「昔の様にアオサノリなどが獲れるような環境をつくる、アオサノリが育つ海を汚さないように日頃から気を付ける」など、様々な意見がでました。アオサノリをとりまく問題を通して、徳島の海にも様々なあることなど多くの事を学びました。また学んできたアオサノリをより多くの人たちに伝えるため、料理研究家などの指導のもと、オリジナルレシピも考えました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/77920/499/resize/d77920-499-b2aa14410ce4d64b1531-1.jpg ]




オリジナルレシピの完成

学んだ事をもとに子どもたちと料理研究家の田中美和さんが一緒に考えたアオサノリを使ったオリジナルレシピが完成し披露されました。アオサノリの美味しさを知って欲しいとの子どもたちが考えたバラエティー豊かなレシピが完成。アオサノリと徳島の魚でアオサノリを育む徳島の海を表現した「海鮮丼〜海ノ丸(かいのまる)〜」アオサノリが生息する徳島の海の中を可愛く表現した「アオサノリとソーダアイスクリーム」などオリジナルレシピは全部で7種類。アオサノリの美味しさ、そしてこのメニューを通じて徳島のアオサノリに興味を持って貰いたいとの子どもたちの希望でこの数になりました。自分たちが作ったレシピが、料理という形となり試食した子どもたちは一様に「美味しい!」の他、「みんなにおいしくアオサノリを食べてもらえる」「これを食べて海をアオサノリができる環境にみんなでしていきたい」「もっとアオサノリ食べたいからもっと海のために頑張りたい」と、自分たち作ったレシピに喜び、改めて徳島のアオサノリに復活に向けて決意を新たにしていました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/77920/499/resize/d77920-499-82ee2de82b9cc08c3d7c-2.jpg ]


<オリジナルレシピ>全7種類
「海鮮丼〜海ノ丸(かいのまる)〜」
「アオサノリとソーダアイスクリーム」
「アオサのパスタ」
「アオサンド」
「あおさチップス」
「徳島のりグラタン」
「あおさみたらし団子」
[画像5: https://prtimes.jp/i/77920/499/resize/d77920-499-cdd2958b30ffccf46a87-3.jpg ]


オリジナル商品お披露目
オリジナル商品『アオサノリ』(商品中身:乾燥アオサノリ)の発表が行われました。
この商品は、徳島産アオサノリのみを使用した乾燥アオサノリです。徳島県産のアオサノリは流通量も少なく多量入手することは難しくなっていますが、海藻ラボ株式会社様の協力で商品化が実現しました。オリジナルのパッケージには、海と日本プロジェクトの活動内容はもちろん、今回のイベントで子供たちが学んだ内容や感想、さらにイベント内で子供たちが考えたアオサノリオリジナルレシピをQRコードで公開しています。
販売は、徳島県内スーパー量販店など(※数量限定)
[画像6: https://prtimes.jp/i/77920/499/resize/d77920-499-a7ee0019d59b83f2c9de-0.jpg ]




アオサノリ復活へ向けてのこれから

様々な体験や学習を通して、アオサノリの事や、アオサノリなどが育つ徳島の豊かな海の環境について学んだ子どもたち。学んできたアオサノリをより多くの人たちに伝えるため、オリジナル商品、オリジナルレシピ開発を行い。それが1つの形になりました。「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」は終了しましたが、この企画でを通じて、自分たちが住む徳島の海の素晴らしさはもちろん、そこで起こっている大きな変化などに気づいて貰い自分事となるイベントでした。

団体概要
団体名称:海と日本プロジェクトinとくしま実行委員会
本社所在地 :徳島市中徳島町2-5-2
電話番号 :088-655-7520
代表理事 :武知浩史
設立 :2016年4月6日
URL :https://tokushima.uminohi.jp/
活動内容:徳島の豊かな海を未来に残すため、次世代を担う子供たちや若者を対象に、海に親しみその素晴らしさ・豊かさを知り大切にする心を育てる運動を興し推進する。
[画像7: https://prtimes.jp/i/77920/499/resize/d77920-499-a2fa7c3ac54bc2c30ebb-6.png ]

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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