“知的資本が企業価値に与える影響について”分析結果発表 〜北米企業を対象に、アスタミューゼの知的資本スコアおける企業価値評価への影響を分析〜
[24/06/17]
提供元:PRTIMES
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アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、“特許が企業価値に与える影響について”(三菱UFJ信託銀行株式会社 資産運用部 グローバル株式運用グループ チーフファンドマネージャー 大嵩崎 裕資氏・シニアファンドマネージャー 苅谷 謙太氏、株式会社三菱UFJトラスト投資工学研究所 主任研究員 小林 寛司氏)において、知的資本スコアを提供いたしました。この度、その研究分析結果が『三菱UFJ信託資産運用情報』2024年6月号No.145にて発表されましたのでお知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/7141/529/resize/d7141-529-1c821ed11eee48d8867a-0.png ]
この度、『三菱UFJ信託資産運用情報』2024年6月号No.145で発表されました“特許が企業価値に与える影響について”では、北米市場を分析対象とし、R&D 費ではなく所有する特許の価値が投資家の期待を含む企業の株式リターンに与える影響について検証を行うとともに、アスタミューゼの特許データを用いて、特許の保有が企業価値の代理変数である将来の PBR 水準へ与える影響についても検証しています。
特許を取得している企業と取得していない企業の間には将来株価リターンと将来 ROE に対して格差が生じることがわかり、特許を取得している企業の中においても、より評価の高い特許を保有している企業のほうが将来株価リターンと ROE が高いことがわかりました。この効果は、既存のリスクファクターを調整した後においても有効性が保たれました。また、特許の保有は、現時点または将来の PBR 水準を高める効果があることが北米企業でも確認されました。
企業による研究開発競争が激化している状況下、知的資本としての特許は、企業のイノベーション活動を高め、自社の競争優位性や企業価値向上に寄与すると考えられます。このため、特許は、今後も企業と投資家の双方にとって関心の高いテーマとなり、資本市場に与える影響もより大きなものになると想定されます。特許を正しく評価し、的確に投資判断に活用することは、より良い運用成果の獲得につながると期待できることを示唆したものになっています。
▼タイトル
特許が企業価値に与える影響について
▼筆者
三菱UFJ信託銀行株式会社 資産運用部 グローバル株式運用グループ
チーフファンドマネージャー 大嵩崎 裕資氏
シニアファンドマネージャー 苅谷 謙太氏
株式会社三菱UFJトラスト投資工学研究所
主任研究員 小林 寛司氏
▼目次
はじめに
無形資産における知的資本としての特許
特許評価スコアの有効性分析
総括
▼掲載URL
https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u202406_1.pdf
▼先行研究
『知的資本の PBR への遅延浸透効果:「アスタミューゼスコア」と「柳モデル」の応用(月刊資本市場)』柳・杉森[2022]
▼アスタミューゼについて
世界193ヵ国、39言語、7億件を超える世界最大級の無形資産可視化データベースを構築し、独自に定義した136の“成長領域”とSDGsに対応した人類が解決すべき105の“社会課題”に分類・分析。領域・企業・人の観点から高解像度な予測を機械的に導出するアルゴリズムを開発している。事業会社、金融機関/投資家、公的機関に対し、データを活用したコンサルティング、オルタナティブデータやスコアリングの販売、インパクト評価、技術分析、未来予測、企業価値可視化などのサービスを提供している。社内専門家チームを有し、サステナビリティや脱炭素、先端技術に関するプロジェクトを多数手がける。
https://www.astamuse.co.jp/
▼本件に対する問い合わせ
アスタミューゼ株式会社 広報担当 E-Mail: press@astamuse.co.jp
[画像: https://prtimes.jp/i/7141/529/resize/d7141-529-1c821ed11eee48d8867a-0.png ]
この度、『三菱UFJ信託資産運用情報』2024年6月号No.145で発表されました“特許が企業価値に与える影響について”では、北米市場を分析対象とし、R&D 費ではなく所有する特許の価値が投資家の期待を含む企業の株式リターンに与える影響について検証を行うとともに、アスタミューゼの特許データを用いて、特許の保有が企業価値の代理変数である将来の PBR 水準へ与える影響についても検証しています。
特許を取得している企業と取得していない企業の間には将来株価リターンと将来 ROE に対して格差が生じることがわかり、特許を取得している企業の中においても、より評価の高い特許を保有している企業のほうが将来株価リターンと ROE が高いことがわかりました。この効果は、既存のリスクファクターを調整した後においても有効性が保たれました。また、特許の保有は、現時点または将来の PBR 水準を高める効果があることが北米企業でも確認されました。
企業による研究開発競争が激化している状況下、知的資本としての特許は、企業のイノベーション活動を高め、自社の競争優位性や企業価値向上に寄与すると考えられます。このため、特許は、今後も企業と投資家の双方にとって関心の高いテーマとなり、資本市場に与える影響もより大きなものになると想定されます。特許を正しく評価し、的確に投資判断に活用することは、より良い運用成果の獲得につながると期待できることを示唆したものになっています。
▼タイトル
特許が企業価値に与える影響について
▼筆者
三菱UFJ信託銀行株式会社 資産運用部 グローバル株式運用グループ
チーフファンドマネージャー 大嵩崎 裕資氏
シニアファンドマネージャー 苅谷 謙太氏
株式会社三菱UFJトラスト投資工学研究所
主任研究員 小林 寛司氏
▼目次
はじめに
無形資産における知的資本としての特許
特許評価スコアの有効性分析
総括
▼掲載URL
https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u202406_1.pdf
▼先行研究
『知的資本の PBR への遅延浸透効果:「アスタミューゼスコア」と「柳モデル」の応用(月刊資本市場)』柳・杉森[2022]
▼アスタミューゼについて
世界193ヵ国、39言語、7億件を超える世界最大級の無形資産可視化データベースを構築し、独自に定義した136の“成長領域”とSDGsに対応した人類が解決すべき105の“社会課題”に分類・分析。領域・企業・人の観点から高解像度な予測を機械的に導出するアルゴリズムを開発している。事業会社、金融機関/投資家、公的機関に対し、データを活用したコンサルティング、オルタナティブデータやスコアリングの販売、インパクト評価、技術分析、未来予測、企業価値可視化などのサービスを提供している。社内専門家チームを有し、サステナビリティや脱炭素、先端技術に関するプロジェクトを多数手がける。
https://www.astamuse.co.jp/
▼本件に対する問い合わせ
アスタミューゼ株式会社 広報担当 E-Mail: press@astamuse.co.jp