NanoMarkets、CIGS太陽電池素材のトレンドと将来性を展望した調査報告書を発行
[09/02/20]
提供元:DreamNews
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先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、米国調査会社NanoMarkets発行の最新英文調査報告書「Materials Markets for CIGS Photovoltaics」の販売を開始いたしました。
米国の市場調査会社NanoMarketsは、報告書「Materials Markets for CIGS Photovoltaics」のなかで、銅、インジウム、ガリウム、セレン(CIGS)を利用した太陽電池素材技術が今後その潜在的な可能性を開花させ、薄膜太陽電池(TFPV)素材市場の寵児になるとの見通しを示しました。
同報告書の主な調査結果:
・太陽電池関係の企業は、過去2年間、深刻な経済危機という事態に加え、技術や経営の面でもさまざまな問題に直面しており、CIGS太陽電池市場に関する当初の成長見通しは修正を余儀なくされています。しかし、CIGSの長期的な可能性を示すプラスの材料も少なからず出てきています。先ごろNRELが、CIGSベースのセルで20.0%の変換効率を実現したと発表したのはその代表的な例といえるでしょう。また半導体業界で実績のある大手企業2社(IBMとTOK)も、CIGS太陽電池に多額の投資を行っています。NanoMarketsは、CIGS太陽電池の市場が2011年に4億310万ドル、2016年には21億6,000万ドルに成長するとの見通しを示しています。
・素材供給企業にとって有望な分野の1つと見られているのが、CIGS太陽電池セルで使われる基板素材です。現在最も広く使われている基板はガラスであり、体積という点では、CIGS太陽電池のなかで最も大きな割合を占める素材といえます。しかし、柔軟性に富む基板を求める声も高まっています。柔軟性の高い基板なら、ロール状にして連続的に処理できるため、セルの製造コストを実質的に引き下げることができると考えられているのです。このため、企業や研究機関は、ガラスポリマー化合物やポリイミドといった新しい基板素材の検討作業を進めています。NanoMarketsは、今後柔軟性の高いガラス素材や複合ガラス素材がCIGS太陽電池基板市場でシェアを伸ばすと予想しています。 素材供給企業にとって有望な分野の1つと見られているのが、CIGS太陽電池セルで使われる基板素材です。現在最も広く使われている基板はガラスであり、体積という点では、CIGS太陽電池のなかで最も大きな割合を占める素材といえます。しかし、柔軟性に富む基板を求める声も高まっています。柔軟性の高い基板なら、ロール状にして連続的に処理できるため、セルの製造コストを実質的に引き下げることができると考えられているのです。このため、企業や研究機関は、ガラスポリマー化合物やポリイミドといった新しい基板素材の検討作業を進めています。NanoMarketsは、今後柔軟性の高いガラス素材や複合ガラス素材がCIGS太陽電池基板市場でシェアを伸ばすと予想しています。
・CIGS素材の沈着に関しては、現在のところスパッタリングや蒸着など真空を利用した手法が支配的です。しかし、CIGS太陽電池の価格を引き下げるためには、真空以外の手法を用いて吸収体層を形成する必要があります。NanoMarketsでは、将来的に電着や印刷など、真空以外の手法を用いて製造されたセルが、真空沈着法で製造されたセルを上回るペースで増加すると見ています。真空以外の沈着法で製造されたCIGSセルの売上高は、2011年におよそ1億3,020万ドル、2016年には12億ドルに達する見通しです。
【 英文市場調査報告書 】
Materials Markets for CIGS Photovoltaics
CIGS太陽電池素材市場
http://www.infoshop-japan.com/study/nan78586-cigs-photovolt.html
出版社NanoMarkets
出版日2009/01
【 本件に関するお問合せ先 】
株式会社グローバル インフォメーション
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