STとAutotalks、安全性とエコ運転を支援する車車間・路車間通信分野で協力
[14/12/10]
提供元:PRTIMES
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先進的な車載エレクトロニクスをリードする両社の強みを組み合わせ、第2世代の車車間・路車間通信用チップセットを実現
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、車車間・路車間通信用(V2X)チップセットのパイオニアでV2Xの普及を推進するイスラエルのAutotalksは、V2Xチップセットの提供に関して協力することを発表しました。V2X通信(V2V : 車車間、V2I : 路車間)は実用化に向けた開発が加速しており、両社は2017年までのV2Xチップセットの広範な普及を目指します。
調査会社であるIHS社は、世界のV2V通信機器の出荷台数が、2017年に約70万台、2020年には560万台、2025年には5500万台に増加すると予測しています。この大半はDSRC規格とITS G5規格をベースとする米国や欧州、さらには日本向けの出荷で、純正品とアフターマーケット品の両方を含んでいます。米国運輸省(DOT)と国家道路交通安全局(NHTSA)は、V2Xに関する規則作成先行公示(ANPRM)をリリースしました。ある準備報告書は、道路の安全性を劇的に改善するV2Xの準備が完了しいると言及しています。
STとAutotalksは、マスマーケット向けに最適化された第2世代のV2Xチップセットの製造で協力しています。両社はこの協力を通じて、技術ならびにリソースを相互補完的に活用することができます。Autotalksは、V2X向けの半導体、システムおよびソフトウェアの経験に加え、セキュリティ、モビリティ、通信、RF、信号処理および測位技術に関するノウハウを提供します。STは、より広い市場評価を可能にし、次世代チップセットの採用を加速させる車載機器メーカーとの戦略的パートナーシッや継続的な関係に加え、通信やナビゲーションなどの分野におけるチップ設計の専門性および高度な製造能力を提供します。
Autotalksの最高経営責任者(CEO)であるNir Sassonは、次の様にコメントしています。「STとの協力は、業界をリードする当社のV2Xプログラムに付加価値をもたらします。私たちは、協力を通じて、自動運転向けのセキュリティや機能安全のような次世代の目標に向けて、V2Xチップセットの応用範囲を拡大することができます。このようなプロジェクトは、業界内にはありません。」
STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 オートモーティブ製品グループジェネラル・マネージャであるMarco Montiは、次の様にコメントしています。「車載用半導体をリードする当社の技術専門性や、高度な車載用ICの提供を可能にするプロセスは、2017年までにこのプロジェクトを成功させる力となります。当社はAutotalksとの協力が、高品質かつコスト効率の良いソリューションの提供を可能にし、より環境に優しく、より安全な運転に向けたV2Xの広範な普及を実現することを期待しています。」
STの迅速な試作開発能力、高度な製造能力、高品質な技術とプロセス、および世界に広がるネットワークは、製品開発期間の短縮、設計と顧客サポートの促進、および製品の長寿命化に貢献します。
技術情報
V2X通信は、無線技術を使用して車車間・路車間の情報通信を行います。V2Xは、安全性が重視されるアプリケーションをサポートするため、極めて少ないレイテンシ、最高の信頼性を備えた無線信号の送受信、高度にセキュアな通信、および高精度な測位情報で運用する必要があります。承認規格に基づき、主に5.9 GHz帯を使用し、通信の相互運用性、セキュリティ、およびメッセージ送受信に対応しています。
現在のAutotalksのV2Xチップセットは、世界中のV2Xソリューションと互換性のあるAutotalksの複数分野にわたる専門性を統合したAEC Q-100準拠の通信用プロセッサとRFトランシーバで構成されています。Autotalksの統合型ソリューションは、最高の性能と信頼性を提供しながらV2Xの普及を加速させ、V2Xシステムのコストを最適化します。第2世代のソリューションでは、マスマーケットにおける要求をサポートするため、集積度とコスト効率をさらに向上させます。
STのテレマティクス、インフォテイメントおよび衛星測位システムに関する専門技術は、Autotalksの優れたV2X技術を補完します。両社は、STの最新の1チップ測位用ICであるTeseo IIおよびTeseo IIIを利用することにより、相互補完的な技術をV2X、テレマティクスおよび高度運転支援システム(ADAS)分野へ融合させることができます。
Autotalksについて
Autotalksは、車載用規格に対応し、電子制御ユニットの機能を有するVLSIソリューションの提供により、V2VおよびV2I通信を革新します。Autotalksは実行可能なV2Xセキュリティ・ソリューション、および開発スケジュールの短縮とコスト低減に貢献する統合型チップセットを提供しています。Autotalksは非上場企業で、ベンチャー・キャピタルの強力な支援を受けています。詳しくは http://www.auto-talks.com をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆Autotalksへのお問い合わせ先
Onn Haran, Chief Technology Officer
Tel: +972-9-8865-300
onn.haran@auto-talks.com
◆STへのお客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス株式会社
オートモーティブ製品グループ
TEL : 03-5783-8260 Fax : 03-5783-8216
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、車車間・路車間通信用(V2X)チップセットのパイオニアでV2Xの普及を推進するイスラエルのAutotalksは、V2Xチップセットの提供に関して協力することを発表しました。V2X通信(V2V : 車車間、V2I : 路車間)は実用化に向けた開発が加速しており、両社は2017年までのV2Xチップセットの広範な普及を目指します。
調査会社であるIHS社は、世界のV2V通信機器の出荷台数が、2017年に約70万台、2020年には560万台、2025年には5500万台に増加すると予測しています。この大半はDSRC規格とITS G5規格をベースとする米国や欧州、さらには日本向けの出荷で、純正品とアフターマーケット品の両方を含んでいます。米国運輸省(DOT)と国家道路交通安全局(NHTSA)は、V2Xに関する規則作成先行公示(ANPRM)をリリースしました。ある準備報告書は、道路の安全性を劇的に改善するV2Xの準備が完了しいると言及しています。
STとAutotalksは、マスマーケット向けに最適化された第2世代のV2Xチップセットの製造で協力しています。両社はこの協力を通じて、技術ならびにリソースを相互補完的に活用することができます。Autotalksは、V2X向けの半導体、システムおよびソフトウェアの経験に加え、セキュリティ、モビリティ、通信、RF、信号処理および測位技術に関するノウハウを提供します。STは、より広い市場評価を可能にし、次世代チップセットの採用を加速させる車載機器メーカーとの戦略的パートナーシッや継続的な関係に加え、通信やナビゲーションなどの分野におけるチップ設計の専門性および高度な製造能力を提供します。
Autotalksの最高経営責任者(CEO)であるNir Sassonは、次の様にコメントしています。「STとの協力は、業界をリードする当社のV2Xプログラムに付加価値をもたらします。私たちは、協力を通じて、自動運転向けのセキュリティや機能安全のような次世代の目標に向けて、V2Xチップセットの応用範囲を拡大することができます。このようなプロジェクトは、業界内にはありません。」
STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 オートモーティブ製品グループジェネラル・マネージャであるMarco Montiは、次の様にコメントしています。「車載用半導体をリードする当社の技術専門性や、高度な車載用ICの提供を可能にするプロセスは、2017年までにこのプロジェクトを成功させる力となります。当社はAutotalksとの協力が、高品質かつコスト効率の良いソリューションの提供を可能にし、より環境に優しく、より安全な運転に向けたV2Xの広範な普及を実現することを期待しています。」
STの迅速な試作開発能力、高度な製造能力、高品質な技術とプロセス、および世界に広がるネットワークは、製品開発期間の短縮、設計と顧客サポートの促進、および製品の長寿命化に貢献します。
技術情報
V2X通信は、無線技術を使用して車車間・路車間の情報通信を行います。V2Xは、安全性が重視されるアプリケーションをサポートするため、極めて少ないレイテンシ、最高の信頼性を備えた無線信号の送受信、高度にセキュアな通信、および高精度な測位情報で運用する必要があります。承認規格に基づき、主に5.9 GHz帯を使用し、通信の相互運用性、セキュリティ、およびメッセージ送受信に対応しています。
現在のAutotalksのV2Xチップセットは、世界中のV2Xソリューションと互換性のあるAutotalksの複数分野にわたる専門性を統合したAEC Q-100準拠の通信用プロセッサとRFトランシーバで構成されています。Autotalksの統合型ソリューションは、最高の性能と信頼性を提供しながらV2Xの普及を加速させ、V2Xシステムのコストを最適化します。第2世代のソリューションでは、マスマーケットにおける要求をサポートするため、集積度とコスト効率をさらに向上させます。
STのテレマティクス、インフォテイメントおよび衛星測位システムに関する専門技術は、Autotalksの優れたV2X技術を補完します。両社は、STの最新の1チップ測位用ICであるTeseo IIおよびTeseo IIIを利用することにより、相互補完的な技術をV2X、テレマティクスおよび高度運転支援システム(ADAS)分野へ融合させることができます。
Autotalksについて
Autotalksは、車載用規格に対応し、電子制御ユニットの機能を有するVLSIソリューションの提供により、V2VおよびV2I通信を革新します。Autotalksは実行可能なV2Xセキュリティ・ソリューション、および開発スケジュールの短縮とコスト低減に貢献する統合型チップセットを提供しています。Autotalksは非上場企業で、ベンチャー・キャピタルの強力な支援を受けています。詳しくは http://www.auto-talks.com をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆Autotalksへのお問い合わせ先
Onn Haran, Chief Technology Officer
Tel: +972-9-8865-300
onn.haran@auto-talks.com
◆STへのお客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス株式会社
オートモーティブ製品グループ
TEL : 03-5783-8260 Fax : 03-5783-8216