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医療用機器マニュアル生産システムに枚葉インクジェットプリンター「VarioPrint i300」を追加導入

キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社(代表取締役社長:井崎孝 以下、キヤノンPPS)はキヤノンメディカルシステムズ株式会社(代表取締役社長:瀧口 登志夫)が採用する医療機器製品マニュアル自動化生産システムに、枚葉インクジェットプリンター「VarioPrint i300」を追加導入し、印刷品質向上とさらなる生産性の向上を実現しました。




[画像: https://prtimes.jp/i/13943/586/resize/d13943-586-584663-0.png ]

キヤノンメディカルシステムズは世界150以上の国や地域に医療機器を提供しており、2万種以上におよぶ小ロット・多品種の医療用機器マニュアルの製作を自社で手がけています。2018年に生産コスト削減と納品リードタイム短縮のため、マニュアル生産ワークフローの見直しを行い、キヤノンPPSが医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして輪転インクジェットプリンター「ColorStream 6700 Chroma」や生産管理ソフトウエア、製本システムなどを連携させたシステムを導入し、従来比生産コストを約30%減、納品リードタイムも2日短縮しています。
上記システムに加え、「VarioPrint i300」を導入することで、従来トナー方式のカット紙プリンターで出力していた月間40万ページの手差しページの印刷と、リプリントジョブを同システムに取り込むことが可能になります。システム全体の生産性を向上するとともに、印刷方式をインクジェット方式に統一し、印刷品質の向上を実現しました。
今後は、2020年4月中に設置作業・トレーニングを完了し、その後6月より新システムの本稼働を開始する予定です。

「VarioPrint i300」はインクジェットの特性である高い生産性と優れた生産コスト、そしてカット紙ならではのアプリケーションの柔軟性を持った枚葉インクジェットプリンターです。A4両面最大300ページ/分のスピードと、角折れや波打ちなどによってヘッドに触れてしまう可能性のある用紙を印刷前に検出して即座に排出する機構により、汚れや故障の原因を未然に防ぎ、高い生産性を維持することが可能です。定期的にノズル抜けチェックシートを印刷し、自動スキャンしてノズル抜けを検知・補正するバックアップ機能を搭載し、ノズル抜けが起きた場合でも、両隣のノズルを使用して自動補正することで、印刷を継続することが可能です。
また、CMYKのプロセスカラーのインクを吐出する前に、ベースコート剤を印刷面に塗布する「ColorGrip(カラーグリップ)」を搭載し、上質紙からオフセットコート紙まで幅広い用紙に対応しています。「ColorGrip」はインクの広がりや走りを抑制することでシャープなディテールで印刷でき、また染み込みを抑制して適正な濃度にすることで、コート紙でもインク同士の混色を抑制して濁りのない正確な色を表現することが可能です。
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