江戸東京たてもの園の歴史的建造物の鑑賞価値を高めるWebアプリケーションを公開
[24/04/26]
提供元:PRTIMES
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AR技術やGPS機能等を用いた、より深く・楽しく・快適な鑑賞体験を提供
大日本印刷株式会社(DNP)は、江戸東京たてもの園(東京都小金井市、運営:公益財団法人東京都歴史文化財団)内の復元建造物等への理解を深めるWebアプリケーション「江戸東京たてもの園鑑賞ナビ」(略称:たてもの園ナビ)の提供を2024年4月25日(木)に開始しました。
スマートフォンのGPS(Global Positioning System)機能によって、来園者が自分の現在位置を把握しながら園内を散策できる位置情報認識機能、復元建造物の関連資料等を閲覧できるAR(拡張現実:Augmented Reality)機能、解説コンテンツ等によって建造物への理解を深めることができます。この「たてもの園ナビ」を通じてDNPは、生活者が貴重な文化遺産をより深く・楽しく・快適に鑑賞できる環境を提供していきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-5705ab30da7da62e6d3b-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-181d804b3cb12dc85eb4-4.jpg ]
【「たてもの園ナビ」の開発背景と概要】
江戸東京たてもの園は、1993年に東京都江戸東京博物館の分館として開設されました。現地保存が不可能で、かつ文化的価値の高い歴史的建造物を約30棟移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指しています。都立小金井公園内にある同園は、敷地面積約7ヘクタール、東西の長さ500m以上で、江戸時代に建てられた茅葺き(かやぶき)農家、著名な建築家が設計した住宅、下町の商店建築などがあり、さまざまな時代の街並みを歩いているように感じられます。一方、広大なため、「どのような順番で回ったらいいのか」「時間がないので見どころだけ知りたい」といった来園者からの意見・要望がありました。
こうした課題に対してDNPと江戸東京たてもの園は今回、東京都と東京都歴史文化財団が行う「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」*1の一環として、Webアプリケーション「たてもの園ナビ」を開発し、来園者の鑑賞環境整備を行います。また、本Webアプリケーションを用いた教育普及活動への展開も検討されています。
【「たてもの園ナビ」の特長】
○Webブラウザーで誰でも利用が可能
本アプリは日本語と英語に対応しています。特設Webサイト(https://tatemonoen-navi.jp/)にアクセスすることで、園内でご利用できます。専用のソフトウェア等をインストールすることなく、スマートフォンのWebブラウザーでアクセスできます*2。
○AR技術を用いたコンテンツ表示
利用者は自分のスマートフォンで本アプリを起動し、園内の一部の復元建造物内等(2024年4月現在は6カ所)に設置したARマーカーを読み込むと、展示している生活用品等の使用方法、移築前の様子を写した写真をARコンテンツとして閲覧できます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-098a5d10ec2ecb7190d8-0.jpg ]
○GPS機能を用いた「マップモード」
マップモードを選択すると、利用者のスマートフォンの位置情報を利用して、画面の地図上に現在位置を表示します。園内の階段・段差や砂利道等を地図に表示するなど、バリアフリーにも配慮しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-97d14e7b19824a168bb6-0.jpg ]
○建造物の「みどころ表示」
画面の地図上の全30カ所の復元建造物にあるピンを選択すると、その建造物のみどころに関する詳細な解説が表示されます。「音声ガイド」ボタンを押すと、音声で解説を聴くことができます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-085d60d8983919515f0b-0.jpg ]
【参考:DNPのデジタルアーカイブに関する取り組み】
DNPは、世界遺産をはじめとする京都の有形・無形の文化遺産を毀損することなく保存し、次の世代へ継承する「京都・文化遺産アーカイブプロジェクト」*3や、フランス国立図書館の貴重な作品のデジタル化や鑑賞システムの開発を行う「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」*4などを推進しています。こうした取り組みを通じて高精細画像処理等の技術・ノウハウを高め、ITを活用したインタラクティブな鑑賞システムを開発して、アート作品や文化財等のデジタル化と公開・利活用を支援しています。今後も、アート作品や文化財等の保存・継承・公開等に関わる活動を推進して、多くの人々が文化を学び、さまざまな体験ができる事業を展開していきます*5。
*1 都の文化施設が有する収蔵品や、各館の展覧会・公演等の活動の文化資源をデジタル化し、記録・保存するとともに、 多様な形態での鑑賞体験を提供するプロジェクト。文化資源のオンライン公開、最先端技術による新しい鑑賞体験の創出とそれに伴う各館の情報環境整備を一体的に推進し、「誰もが、いつでも、どこでも芸術文化を楽しめる環境」を実現。
*2 推奨環境:
○パソコン:Windows:Google Chrome 最新版、Microsoft Edge 最新版、Mozilla Firefox 最新版
Macintosh:Safari 最新版
○スマートフォン、タブレット端末:iPhone:iOS15以上 Safari 最新版
Android:Android10以上 Google Chrome 最新版
※本サイトをより快適にご利用いただくためには、Cookieが有効であることと位置情報(GPS)の許可が必要です。
*3 京都・文化遺産アーカイブプロジェクトについて → https://www.dnp.co.jp/biz/case/detail/20173117_4968.html
*4 フランス国立図書館とのプロジェクトについて → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20168297_1587.html
*5 文化財のデジタルアーカイブソリューション → https://www.dnp.co.jp/biz/theme/cultural_property/
※記載された内容・画像は発表日現在のものです。今後予告なしに変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
大日本印刷株式会社(DNP)は、江戸東京たてもの園(東京都小金井市、運営:公益財団法人東京都歴史文化財団)内の復元建造物等への理解を深めるWebアプリケーション「江戸東京たてもの園鑑賞ナビ」(略称:たてもの園ナビ)の提供を2024年4月25日(木)に開始しました。
スマートフォンのGPS(Global Positioning System)機能によって、来園者が自分の現在位置を把握しながら園内を散策できる位置情報認識機能、復元建造物の関連資料等を閲覧できるAR(拡張現実:Augmented Reality)機能、解説コンテンツ等によって建造物への理解を深めることができます。この「たてもの園ナビ」を通じてDNPは、生活者が貴重な文化遺産をより深く・楽しく・快適に鑑賞できる環境を提供していきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-5705ab30da7da62e6d3b-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-181d804b3cb12dc85eb4-4.jpg ]
【「たてもの園ナビ」の開発背景と概要】
江戸東京たてもの園は、1993年に東京都江戸東京博物館の分館として開設されました。現地保存が不可能で、かつ文化的価値の高い歴史的建造物を約30棟移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指しています。都立小金井公園内にある同園は、敷地面積約7ヘクタール、東西の長さ500m以上で、江戸時代に建てられた茅葺き(かやぶき)農家、著名な建築家が設計した住宅、下町の商店建築などがあり、さまざまな時代の街並みを歩いているように感じられます。一方、広大なため、「どのような順番で回ったらいいのか」「時間がないので見どころだけ知りたい」といった来園者からの意見・要望がありました。
こうした課題に対してDNPと江戸東京たてもの園は今回、東京都と東京都歴史文化財団が行う「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」*1の一環として、Webアプリケーション「たてもの園ナビ」を開発し、来園者の鑑賞環境整備を行います。また、本Webアプリケーションを用いた教育普及活動への展開も検討されています。
【「たてもの園ナビ」の特長】
○Webブラウザーで誰でも利用が可能
本アプリは日本語と英語に対応しています。特設Webサイト(https://tatemonoen-navi.jp/)にアクセスすることで、園内でご利用できます。専用のソフトウェア等をインストールすることなく、スマートフォンのWebブラウザーでアクセスできます*2。
○AR技術を用いたコンテンツ表示
利用者は自分のスマートフォンで本アプリを起動し、園内の一部の復元建造物内等(2024年4月現在は6カ所)に設置したARマーカーを読み込むと、展示している生活用品等の使用方法、移築前の様子を写した写真をARコンテンツとして閲覧できます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-098a5d10ec2ecb7190d8-0.jpg ]
○GPS機能を用いた「マップモード」
マップモードを選択すると、利用者のスマートフォンの位置情報を利用して、画面の地図上に現在位置を表示します。園内の階段・段差や砂利道等を地図に表示するなど、バリアフリーにも配慮しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-97d14e7b19824a168bb6-0.jpg ]
○建造物の「みどころ表示」
画面の地図上の全30カ所の復元建造物にあるピンを選択すると、その建造物のみどころに関する詳細な解説が表示されます。「音声ガイド」ボタンを押すと、音声で解説を聴くことができます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/69194/592/resize/d69194-592-085d60d8983919515f0b-0.jpg ]
【参考:DNPのデジタルアーカイブに関する取り組み】
DNPは、世界遺産をはじめとする京都の有形・無形の文化遺産を毀損することなく保存し、次の世代へ継承する「京都・文化遺産アーカイブプロジェクト」*3や、フランス国立図書館の貴重な作品のデジタル化や鑑賞システムの開発を行う「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」*4などを推進しています。こうした取り組みを通じて高精細画像処理等の技術・ノウハウを高め、ITを活用したインタラクティブな鑑賞システムを開発して、アート作品や文化財等のデジタル化と公開・利活用を支援しています。今後も、アート作品や文化財等の保存・継承・公開等に関わる活動を推進して、多くの人々が文化を学び、さまざまな体験ができる事業を展開していきます*5。
*1 都の文化施設が有する収蔵品や、各館の展覧会・公演等の活動の文化資源をデジタル化し、記録・保存するとともに、 多様な形態での鑑賞体験を提供するプロジェクト。文化資源のオンライン公開、最先端技術による新しい鑑賞体験の創出とそれに伴う各館の情報環境整備を一体的に推進し、「誰もが、いつでも、どこでも芸術文化を楽しめる環境」を実現。
*2 推奨環境:
○パソコン:Windows:Google Chrome 最新版、Microsoft Edge 最新版、Mozilla Firefox 最新版
Macintosh:Safari 最新版
○スマートフォン、タブレット端末:iPhone:iOS15以上 Safari 最新版
Android:Android10以上 Google Chrome 最新版
※本サイトをより快適にご利用いただくためには、Cookieが有効であることと位置情報(GPS)の許可が必要です。
*3 京都・文化遺産アーカイブプロジェクトについて → https://www.dnp.co.jp/biz/case/detail/20173117_4968.html
*4 フランス国立図書館とのプロジェクトについて → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20168297_1587.html
*5 文化財のデジタルアーカイブソリューション → https://www.dnp.co.jp/biz/theme/cultural_property/
※記載された内容・画像は発表日現在のものです。今後予告なしに変更することがありますので、あらかじめご了承ください。