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ヨコハマトリエンナーレ2020「Afterglow ー 光の破片をつかまえる」Yokohama Triennale 2020 “Afterglow”

タイトル、コンセプト、第1弾参加アーティストを発表

横浜トリエンナーレ組織委員会は、アーティスティック・ディレクターにラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)を迎えて開催する「ヨコハマトリエンナーレ2020」のタイトル、コンセプト、第1弾参加アーティスト19名を発表します。




タイトル:ヨコハマトリエンナーレ2020「Afterglow ー 光の破片をつかまえる」Yokohama Triennale 2020 “Afterglow”

[画像1: https://prtimes.jp/i/13670/593/resize/d13670-593-746772-5.jpg ]


ヨコハマトリエンナーレ2020によせて:
 ヨコハマトリエンナーレ2020「Afterglow―光の破片をつかまえる」では、インドのニューデリーを拠点とするアーティスト3名によるラクス・メディア・コレクティヴをアーティスティック・ディレクターに迎え、彼らとともに時空を超える思考の旅へと誘います。
 かつてアナログテレビがあった頃、放送終了後に流れた砂嵐の中には、ビッグバンの名残である宇宙マイクロ波背景放射と呼ばれる電磁波が含まれていたといいます。タイトルのAfterglow(残光)とは、私たちが日常生活の中で知らず知らずのうちに触れていた、宇宙誕生の瞬間に発せられた光の破片を指すものとして選ばれた言葉です。ラクス・メディア・コレクティヴは、太古の昔に発生した破壊のエネルギーが、新たな創造の糧となり、長い時間をかけてこの世界や生命を生み出してきたととらえ、現代の世界もまた、さまざまなレベルでの破壊/毒性と、回復/治癒の連続性の中で、人間の営みが行われてきたと考えています。目まぐるしく変化する世界の中で、有毒なものを排除するのではなく、共存する生き方をいかにして実現するのか。ラクス・メディア・コレクティヴと共に、アーティストや鑑賞者、そのほか様々な形で本展にかかわる人々の間でこの問いを共有し、思考を続けていくことによって「ヨコハマトリエンナーレ2020」は形作られていくことになります。
 ヨコハマトリエンナーレ2020は、通常の展覧会だけでなく、2019年11月からスタートし、横浜にとどまらず広く海外でも開催する「エピソード」と呼ぶイベントの2部構成からなります。そこに、思考の出発点(ソース)を共有するための「ソースブック」と名付けた書物を加え、世界に対する認識を拡張していくことを試みます。

第1弾発表参加 アーティスト( *は日本で初めて作品を発表するアーティスト)
新井 卓
イシャム・ベラダ*
ジェシー・ダーリング*
エヴァ・ファブレガス*
ファーミング・アーキテクツ*
イヴァナ・フランケ
ズザ・ゴリンスカ*
アンドレアス・グライナー
ニルバー・ギュレシ*
飯川雄大
飯山由貴
岩間朝子
川久保ジョイ
アモル・K・パティル*
佐藤雅晴
新宅加奈子
田村友一郎
アントン・ヴィドクル
ランティアン・シィエ*
( 計19名/姓のアルファベット順/2019年11月29日現在)
[画像2: https://prtimes.jp/i/13670/593/resize/d13670-593-663029-0.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/13670/593/resize/d13670-593-101399-1.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/13670/593/resize/d13670-593-338340-2.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/13670/593/resize/d13670-593-938969-3.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/13670/593/resize/d13670-593-994204-4.jpg ]


コンセプト (解説):
ラクス・メディア・コレクティヴ(以下、ラクス)のキュレーションは、「テーマ」ではなく、
「ソース」から発想することを特徴としています。
「ソース」とは、時代や文化的背景の異なる実在の人物の生き方や考え方を例示する資料であり、ラクスがアーティストや関係者たちと企画を練り上げる上で、会話や思考の素材となります。
ラクスは、これらの資料を開幕前の企画段階から全ての人々に対して共有します。そして、「ソース」を起点に会話や対話を重ね、まるで「茂み」のように豊かな思想と思考の世界がヨコハマトリエンナーレ2020において立ちあらわれることを期待しています。

ラクスは、本展のコンセプトを「ソースの共有」と「エピソードから始まるヨコハマトリエンナーレ2020」という2つのテキストにまとめました。プレス資料をご覧ください。

「ソースの共有」
「ソース」となる5つの資料(『ソースブック』に収録※)を起点とするラクス自身の思考を、次のキーワードを用いて紹介、共有します。ラクスが、「独学すること」「ケア」「世界を把握し自ら光を放つ」といった本展を形作るヒントを見出していることが読み取れます。
キーワード:「ホワイトノイズ」「ルミナス・ケア」「茂み」「明滅する光」「反百科事典」
「漁師のアドバイス」「分割」「有毒な光」「翻訳不可能な言葉ーオントシラ」

「エピソードから始まるヨコハマトリエンナーレ2020」
ラクスは、ヨコハマトリエンナーレの会期と会期の狭間にある時間に着目しました。ヨコハマトリエンナーレ2020では、時間と場所が特定された展示に加え、「エピソード」と称するイベントを断続的に行い、対話のきっかけを作ります。「エピソード」は、横浜で行う「エピソード00ソースの共有」を皮切りに香港、ニューデリー、ヨハネスブルグに移動し、2020年7月に横浜で開幕する展覧会の期間中、本格的に展開される予定です。
ラクスは、「世界じゅうのたくさんの人々に、本展を作りあげるさまざまな力(インパルス)を、見つめ、精査し、興味をもってもらえるようにしたいのだ。対話を広げれば、私たちは、言説と実践、調査と制作、少数派と多数派、隠蔽と公開の間にある強固な区分をほぐしていけるだろう」と記しています。
(エピソードの英語表記は日本語をローマ字表記した「Episōdo」となります。)

※『ソースブック』について(https://www.yokohamatriennale.jp/2020/concept/source/にて公開中)
本展のコンセプトとラクスが選んだ次の5つの「ソース」(資料)の文章を抜粋、編集した冊子です。
1.トム・ギル著『毎日あほうだんす――寿町の日雇い哲学者 西川紀光の世界』
2.ホリプロバ・タケダ著『あるベンガル婦人の日本訪問記』
3.スヴェトラーナ・ボイム著「Scenography of Friendship(友情のセノグラフィ)」
4.エマ・フラット著「The Authorship and Significance of the Nujūm al-‘ulūm: A Sixteenth-Century
Astrological Encyclopedia from Bijapur (16世紀にビージャープル王国で編纂された占星術百科事典
 『ヌジュー ム・アル・ウルーム』の著者と意義について)」
5.下村脩、下村幸、ジョン・H・ブリネガー著『Luminous Pursuit: Jellyfish, GFP, and the Unforeseen
Path to the Nobel Prize(光に導かれて――クラゲ、GFP、そして思いがけぬノーベル賞への道)』

アーティスト作品参考画像はWEBサイトからダウンロードできます。
http://www.yokohamatriennale.jp/press/

【ヨコハマトリエンナーレ2020 概要】
ヨコハマトリエンナーレ2020「Afterglow―光の破片をつかまえる」
展覧会会期:2020年7月3日(金)〜10月11日(日)
※開場日数90日、毎週木曜日休場(7/23、8/13、10/8を除く)
会場:横浜美術館、プロット48 
アーティスティック・ディレクター:ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)
主催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
公式WEB :http://www.yokohamatriennale.jp
Twitter:@yokotori_
[画像7: https://prtimes.jp/i/13670/593/resize/d13670-593-313698-6.jpg ]
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