「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」兵庫県・姫路市立美術館にて4月20日(土)オープン
[19/02/21]
提供元:PRTIMES
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「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」が、兵庫県の姫路市立美術館にて開催されます。本展でチームラボは、人々を作品の一部とし、人々と世界との関係性を、より連続的なものに変えることを試みています。会期は、4月20日(土)から6月16日(日)まで。割引前売券は3月8日(金)より販売。
[画像1: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-343087-0.jpg ]
■展覧会コンセプト(姫路市立美術館より)
全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する ― チームラボ
チームラボの超主観空間論が生み出す無限の時空に浸る。そして今、ここに生きている、未知の自分に出逢う。
自己と他者、人間と自然、生物と非生物、あらゆる境界を超えて、人類の新たな視座を探求する旅に出よう。
展覧会詳細: https://www.teamlab.art/jp/e/himeji
姫路市立美術館: http://www.city.himeji.lg.jp/art.html
■展覧会概要(姫路市立美術館より)
観る者を作品に没入させ、参加、融合させ、作品と作品、自己と他者の境界が曖昧になる体験、そしてその場自体がチームラボの表現である。
本展では、《世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい》、《Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる》、《永遠の今の中で連続する生と死 II》というアーティスト自らが厳選したプロジェクション作品に加え、チームラボの美術表現の原理を体現するモニター作品《世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う》を組み合わせることによって、「今、ここ」でしか体験できない場を創出する。
「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」(茨城県天心記念五浦美術館)や「宇宙と芸術展」(森美術館)等でチームラボ作品を採用し、活動の初期からチームラボに注目してきた南條史生氏をアドバイザーに迎え、現在進行形の美術表現の深奥に迫り、その可能性を多様な観点から検証する。会期中には、猪子寿之氏、南條氏によるトークイベントを行うほか、各専門領域の知見を結集した展覧会関連書籍も刊行される。
※前売り券販売期間: 3月8日(金)〜4月19日(金)
※チケットぴあ(Pコード: 992-130)、ローソンチケット(Lコード: 53564)、セブン-イレブン、イープラス、CNプレイガイドなどの主要プレイガイド、コンビニエンスストアで販売。
【展示作品】
世界は暗闇から始まるが、それでもやさしくうつくしい / Born From the Darkness a Loving, and Beautiful World
Sisyu + teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Calligraphy: Sisyu, Sound: Hideaki Takahashi
[画像2: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-568631-1.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/whatloving-dark
人々が文字に近づくと、その文字がもつ世界が表れ、世界を創っていく。そして、世界の中で互いに影響し合う。
投影された世界の裏側には、360度広がる空間があり、文字から生まれたものたちは、空間上のそれぞれの位置や、それぞれが持つ知能や関係性、物理的な影響などによって、互いに影響を受け合いながら、空間上でリアルタイムに計算され、複雑かつ自然な世界をつくっていく。例えば、風が吹けば、風の物理的な影響を受け、蝶は火が嫌いで離れるが、花は好きで近づいていく。自然の景色に同じ瞬間がないように、同じ瞬間は二度となく、常に初めて見る景色を創り出す。
漢字が亀の甲羅や牛や鹿の骨、青銅器に刻まれていたころ、漢字の一文字は、ひとつの世界を持っていた。漢字を通して人々が呼び出した世界は、連続し、互いに相互作用を与えながら、世界は創られていく。
Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる / Black Waves: Lost, Immersed and Reborn
teamLab, 2019, Digital Installation, Continuous Loop, Sound: Hideaki Takahash
[画像3: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-869788-2.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/blackwaves_lost_immersed_and_reborn
1つの連続した波によるインスタレーション(波は展示空間内で一筆書きのように全て連続して繋がっている)。人々は、他者と共に作品の一部となり、溶け込んでいくことで、自分と他者との境界を連続的なものに変え、そして私たちと世界との、境界のない新しい関係を模索する。
コンピューター上の空間で、三次元上の水の動きをシミュレーションし波を構築している。水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動で線を描き、三次元上の波の表層に線を描いている。そして、立体的に描かれた線の集合を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し映像作品にしている。
前近代の日本の絵画では、川や海など水は、線の集合として表現されることが多い。そして、その線の集合はまるで生き物かのようにどこか生命感を感じる。前近代の人々らには、実際、古典的な日本の絵画(川や海などで言うならば、まるで生き物のように見える線の集合)のように、世界が見えていたのではないだろうか。
「なぜ、前近代の人々が川や海そのものに生命を感じていたかのようなふるまいをしていたのか?」、そして、「なぜ、彼ら自身も自然の一部であるかのようなふるまいをしていたのか?」という疑問へのヒントが、それらの絵画表現の中にあるように感じる。
もし、ビデオカメラで切り取った本物の波よりも、本作の波の方に、より鑑賞者と作品世界との間に境界線がなくなるような、作品世界に入り込むような感覚、もっと大胆に言えば、その線の集合にすら生命体だと感じ、まるで鑑賞者が波に憑依するかのような体験をするならば、前近代的な日本の「世界の見え方」と、そこから発生する「世界に対するふるまい」とのつながりが見えてくる。
自然とは観察の対象ではなく、「自分自身も自然の一部である」と考えていたかのようなふるまいは、単に、かつての人々の見え方が、川や海のような自然の一部を生命体のように見せ、自然の一部にすら憑依させてしまいやすい見え方だったからではないだろうか。つまり、自然と自分との境界がないような感覚になりやすい見え方だったからではないだろうかと思うのだ。
永遠の今の中で連続する生と死 II / Continuous Life and Death at the Now of Eternity II
teamLab, 2019, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
[画像4: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-296678-3.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/continuous_life_and_death
現実の時間の流れの中で、花々は生まれ、つぼみをつけ、咲き、やがては散り、枯れて、死んでいく。花は誕生と死滅を永遠に繰り返し続けていく。 作品の置かれた場所の日の出とともに作品世界も明るくなり、日の入りとともに暗くなっていく。そして、1年を通して、咲いていく花々が移り変わっていく。
作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。 あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の 状態が複製されることなく、変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。
世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う / United, Fragmented, Repeated and Impermanent World
teamLab, 2013, Interactive Digital Work, 8 channels, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
[画像5: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-965039-4.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/ufri
繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目ごとに抽象化された世界とが、鑑賞者の存在により入り混じるインタラクティブ作品。
升目をピクセルとして見立て、空間が動いていきながらも、画面内で固定化された升目で抽象化していていくという新しい視覚効果を作り、鑑賞者の存在によって、繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目によって抽象化されて描かれた世界とが入り混じる。
【開催概要】
チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい
teamLab: Born From the Darkness a Loving, and Beautiful World
姫路市制130周年記念、神戸新聞播磨製作センター完成記念、サンテレビ開局50周年記念、姫路市立美術館リニューアルオープン記念
展覧会詳細: https://www.teamlab.art/jp/e/himeji/
会期: 2019年4月20日(土)〜6月16日(日)
時間: 10:00〜17:00(最終入場 16:30)
※4月27日(土)〜5月6日(月)は、10:00〜18:00(最終入場 17:30)
休館日: 月曜日
※4月29日(月)5月6日(月)は開館
会場: 姫路市立美術館 企画展示室(兵庫県姫路市本町68-25)
アクセス:
JR・山陽電車姫路駅より、神姫バス7.または8.乗り場から[3、4、5、61、62、64、81、82、84、86番]乗車約8分、「姫山公園南・医療センター・美術館前」下車すぐ。
姫路駅より徒歩約20分。
http://www.city.himeji.lg.jp/art/visit.html
入場料:
一般 1,400(1,200)円
大高生 1,000(800)円
中小生 600(400)円
未就学児 無料
※( )内は前売料金
※20名以上の団体は、前売券と同料金
チケット販売:
姫路市立美術館(当日券のみ)
チケットぴあ(Pコード: 992-130)、ローソンチケット(Lコード: 53564)、セブンーイレブン、イープラス、CNプレイガイドなどの主要プレイガイド、コンビニエンスストア
※前売り券販売期間:3月8日(金)〜4月19日(金)
※姫路市立美術館では当日券のみ購入可能。前売券は購入できません。
注意事項:
混雑状況に応じて、入場を規制させていただきます。
時間に限りがありますので、予定人数を超えた場合、ご来場いただいてもご入場いただけない場合もございます。
内容は急遽変更になる可能性がございます。
主催: 姫路市立美術館、株式会社神戸新聞社、株式会社サンテレビジョン、竹田印刷株式会社
後援: ラジオ関西
展覧会アドバイザー: 南條史生(美術評論家・森美術館館長)
特別協力: Pace Gallery、高橋コレクション
お問合せ: 姫路市立美術館 Tel. 079-222-2288
【チームラボ】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に、そして、自分と世界との間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
47万人が訪れた「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」(2014年)、「ミラノ万博2015」日本館をはじめ、シリコンバレー、台北、ロンドン、パリ、ニューヨーク、シンガポールなど国内外で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」を常設。2020年秋まで東京・豊洲に超巨大没入空間「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」を開催中。2019年3月23日からTANK Shanghai(上海)にて、「teamLab: Universe of Water Particles in the Tank」開催。
チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア・シドニー)、南オーストラリア州立美術館(オーストラリア・アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(トルコ・イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(オーストラリア・メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ・フィンランド)に永久収蔵されている。
チームラボ: http://teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab_news/
Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc
twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART
teamLab is represented by Pace Gallery.
【姫路市立美術館】
兵庫県内で最初に登録された公立博物館。建物の歴史は古く、西館(南北棟)は明治38年頃、北館(東西棟)は大正2年に旧日本陸軍第十師団倉庫として建設された。戦後は昭和22年に姫路市役所として転用され、昭和55年の市役所移転にともない、近現代美術を扱う市立美術館として改装され昭和58年に開館。
煉瓦造りの建物は近代遺産として平成15年に国の登録有形文化財となり、天空に輝く世界文化遺産・国宝姫路城の麓に煉瓦色の館が寄り添う、世界でも稀有な景観を形成している。開館以来、世紀を跨いで市民のための美の殿堂となってきた。
平成30年8月より7ヶ月間、「人にも、モノにも、やさしい環境を整える」をモットーに改修を行い、開館37年目、記念すべきリニューアル記念特別展として、「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」を開催。
[画像1: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-343087-0.jpg ]
■展覧会コンセプト(姫路市立美術館より)
全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する ― チームラボ
チームラボの超主観空間論が生み出す無限の時空に浸る。そして今、ここに生きている、未知の自分に出逢う。
自己と他者、人間と自然、生物と非生物、あらゆる境界を超えて、人類の新たな視座を探求する旅に出よう。
展覧会詳細: https://www.teamlab.art/jp/e/himeji
姫路市立美術館: http://www.city.himeji.lg.jp/art.html
■展覧会概要(姫路市立美術館より)
観る者を作品に没入させ、参加、融合させ、作品と作品、自己と他者の境界が曖昧になる体験、そしてその場自体がチームラボの表現である。
本展では、《世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい》、《Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる》、《永遠の今の中で連続する生と死 II》というアーティスト自らが厳選したプロジェクション作品に加え、チームラボの美術表現の原理を体現するモニター作品《世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う》を組み合わせることによって、「今、ここ」でしか体験できない場を創出する。
「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」(茨城県天心記念五浦美術館)や「宇宙と芸術展」(森美術館)等でチームラボ作品を採用し、活動の初期からチームラボに注目してきた南條史生氏をアドバイザーに迎え、現在進行形の美術表現の深奥に迫り、その可能性を多様な観点から検証する。会期中には、猪子寿之氏、南條氏によるトークイベントを行うほか、各専門領域の知見を結集した展覧会関連書籍も刊行される。
※前売り券販売期間: 3月8日(金)〜4月19日(金)
※チケットぴあ(Pコード: 992-130)、ローソンチケット(Lコード: 53564)、セブン-イレブン、イープラス、CNプレイガイドなどの主要プレイガイド、コンビニエンスストアで販売。
【展示作品】
世界は暗闇から始まるが、それでもやさしくうつくしい / Born From the Darkness a Loving, and Beautiful World
Sisyu + teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Calligraphy: Sisyu, Sound: Hideaki Takahashi
[画像2: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-568631-1.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/whatloving-dark
人々が文字に近づくと、その文字がもつ世界が表れ、世界を創っていく。そして、世界の中で互いに影響し合う。
投影された世界の裏側には、360度広がる空間があり、文字から生まれたものたちは、空間上のそれぞれの位置や、それぞれが持つ知能や関係性、物理的な影響などによって、互いに影響を受け合いながら、空間上でリアルタイムに計算され、複雑かつ自然な世界をつくっていく。例えば、風が吹けば、風の物理的な影響を受け、蝶は火が嫌いで離れるが、花は好きで近づいていく。自然の景色に同じ瞬間がないように、同じ瞬間は二度となく、常に初めて見る景色を創り出す。
漢字が亀の甲羅や牛や鹿の骨、青銅器に刻まれていたころ、漢字の一文字は、ひとつの世界を持っていた。漢字を通して人々が呼び出した世界は、連続し、互いに相互作用を与えながら、世界は創られていく。
Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる / Black Waves: Lost, Immersed and Reborn
teamLab, 2019, Digital Installation, Continuous Loop, Sound: Hideaki Takahash
[画像3: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-869788-2.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/blackwaves_lost_immersed_and_reborn
1つの連続した波によるインスタレーション(波は展示空間内で一筆書きのように全て連続して繋がっている)。人々は、他者と共に作品の一部となり、溶け込んでいくことで、自分と他者との境界を連続的なものに変え、そして私たちと世界との、境界のない新しい関係を模索する。
コンピューター上の空間で、三次元上の水の動きをシミュレーションし波を構築している。水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動で線を描き、三次元上の波の表層に線を描いている。そして、立体的に描かれた線の集合を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し映像作品にしている。
前近代の日本の絵画では、川や海など水は、線の集合として表現されることが多い。そして、その線の集合はまるで生き物かのようにどこか生命感を感じる。前近代の人々らには、実際、古典的な日本の絵画(川や海などで言うならば、まるで生き物のように見える線の集合)のように、世界が見えていたのではないだろうか。
「なぜ、前近代の人々が川や海そのものに生命を感じていたかのようなふるまいをしていたのか?」、そして、「なぜ、彼ら自身も自然の一部であるかのようなふるまいをしていたのか?」という疑問へのヒントが、それらの絵画表現の中にあるように感じる。
もし、ビデオカメラで切り取った本物の波よりも、本作の波の方に、より鑑賞者と作品世界との間に境界線がなくなるような、作品世界に入り込むような感覚、もっと大胆に言えば、その線の集合にすら生命体だと感じ、まるで鑑賞者が波に憑依するかのような体験をするならば、前近代的な日本の「世界の見え方」と、そこから発生する「世界に対するふるまい」とのつながりが見えてくる。
自然とは観察の対象ではなく、「自分自身も自然の一部である」と考えていたかのようなふるまいは、単に、かつての人々の見え方が、川や海のような自然の一部を生命体のように見せ、自然の一部にすら憑依させてしまいやすい見え方だったからではないだろうか。つまり、自然と自分との境界がないような感覚になりやすい見え方だったからではないだろうかと思うのだ。
永遠の今の中で連続する生と死 II / Continuous Life and Death at the Now of Eternity II
teamLab, 2019, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
[画像4: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-296678-3.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/continuous_life_and_death
現実の時間の流れの中で、花々は生まれ、つぼみをつけ、咲き、やがては散り、枯れて、死んでいく。花は誕生と死滅を永遠に繰り返し続けていく。 作品の置かれた場所の日の出とともに作品世界も明るくなり、日の入りとともに暗くなっていく。そして、1年を通して、咲いていく花々が移り変わっていく。
作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。 あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の 状態が複製されることなく、変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。
世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う / United, Fragmented, Repeated and Impermanent World
teamLab, 2013, Interactive Digital Work, 8 channels, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
[画像5: https://prtimes.jp/i/7339/595/resize/d7339-595-965039-4.jpg ]
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/ufri
繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目ごとに抽象化された世界とが、鑑賞者の存在により入り混じるインタラクティブ作品。
升目をピクセルとして見立て、空間が動いていきながらも、画面内で固定化された升目で抽象化していていくという新しい視覚効果を作り、鑑賞者の存在によって、繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目によって抽象化されて描かれた世界とが入り混じる。
【開催概要】
チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい
teamLab: Born From the Darkness a Loving, and Beautiful World
姫路市制130周年記念、神戸新聞播磨製作センター完成記念、サンテレビ開局50周年記念、姫路市立美術館リニューアルオープン記念
展覧会詳細: https://www.teamlab.art/jp/e/himeji/
会期: 2019年4月20日(土)〜6月16日(日)
時間: 10:00〜17:00(最終入場 16:30)
※4月27日(土)〜5月6日(月)は、10:00〜18:00(最終入場 17:30)
休館日: 月曜日
※4月29日(月)5月6日(月)は開館
会場: 姫路市立美術館 企画展示室(兵庫県姫路市本町68-25)
アクセス:
JR・山陽電車姫路駅より、神姫バス7.または8.乗り場から[3、4、5、61、62、64、81、82、84、86番]乗車約8分、「姫山公園南・医療センター・美術館前」下車すぐ。
姫路駅より徒歩約20分。
http://www.city.himeji.lg.jp/art/visit.html
入場料:
一般 1,400(1,200)円
大高生 1,000(800)円
中小生 600(400)円
未就学児 無料
※( )内は前売料金
※20名以上の団体は、前売券と同料金
チケット販売:
姫路市立美術館(当日券のみ)
チケットぴあ(Pコード: 992-130)、ローソンチケット(Lコード: 53564)、セブンーイレブン、イープラス、CNプレイガイドなどの主要プレイガイド、コンビニエンスストア
※前売り券販売期間:3月8日(金)〜4月19日(金)
※姫路市立美術館では当日券のみ購入可能。前売券は購入できません。
注意事項:
混雑状況に応じて、入場を規制させていただきます。
時間に限りがありますので、予定人数を超えた場合、ご来場いただいてもご入場いただけない場合もございます。
内容は急遽変更になる可能性がございます。
主催: 姫路市立美術館、株式会社神戸新聞社、株式会社サンテレビジョン、竹田印刷株式会社
後援: ラジオ関西
展覧会アドバイザー: 南條史生(美術評論家・森美術館館長)
特別協力: Pace Gallery、高橋コレクション
お問合せ: 姫路市立美術館 Tel. 079-222-2288
【チームラボ】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に、そして、自分と世界との間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
47万人が訪れた「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」(2014年)、「ミラノ万博2015」日本館をはじめ、シリコンバレー、台北、ロンドン、パリ、ニューヨーク、シンガポールなど国内外で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」を常設。2020年秋まで東京・豊洲に超巨大没入空間「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」を開催中。2019年3月23日からTANK Shanghai(上海)にて、「teamLab: Universe of Water Particles in the Tank」開催。
チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア・シドニー)、南オーストラリア州立美術館(オーストラリア・アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(トルコ・イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(オーストラリア・メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ・フィンランド)に永久収蔵されている。
チームラボ: http://teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab_news/
Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc
twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART
teamLab is represented by Pace Gallery.
【姫路市立美術館】
兵庫県内で最初に登録された公立博物館。建物の歴史は古く、西館(南北棟)は明治38年頃、北館(東西棟)は大正2年に旧日本陸軍第十師団倉庫として建設された。戦後は昭和22年に姫路市役所として転用され、昭和55年の市役所移転にともない、近現代美術を扱う市立美術館として改装され昭和58年に開館。
煉瓦造りの建物は近代遺産として平成15年に国の登録有形文化財となり、天空に輝く世界文化遺産・国宝姫路城の麓に煉瓦色の館が寄り添う、世界でも稀有な景観を形成している。開館以来、世紀を跨いで市民のための美の殿堂となってきた。
平成30年8月より7ヶ月間、「人にも、モノにも、やさしい環境を整える」をモットーに改修を行い、開館37年目、記念すべきリニューアル記念特別展として、「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」を開催。