2017年3月卒業予定者の就職活動に関する調査 【6月1日時点の状況】男子学生の49.5%が「育児休業」を利用したい“イクメン予備軍”
[16/06/28]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
〜 就職活動継続中の学生では、「新たな企業に応募」が増加〜
企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営する株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)の人と仕事研究所 https://apj.aidem.co.jp/ では、2017年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女701名を対象に調査を実施しました。この度、その調査結果をまとめましたので、一部抜粋してお知らせします。
調査結果
≪内定企業からの意思確認≫
「内定承諾書等の書類提出」56.8% 「口頭で確認」34.2%
入社予定企業が中小企業である学生ほど、書類提出を求められている傾向
≪「育児休業」制度の利用意向≫
「利用したい」 男性49.5% 女性92.0%
男子学生の半数近くが“イクメン予備軍”
≪6月上旬の面接予定≫
「ある」87.0% そのうち24.7%が「5月上旬」以前に面接予定が決定していた
面接予定企業数は、「2社」24.7% 「1社」22.9% 「4〜5社」22.9%
最終面接の予定がある学生は43.9%
≪企業への新たな応募予定≫ (本項目のみ6月15日状況の調査結果※を含む)
新たな応募予定「ある」67.8%
6月1日の選考解禁後、就職活動継続中の学生は、新たな応募予定が増加傾向へ
※調査期間2016年6月15日〜17日、有効回答622名
調査概要
調査対象:2017年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年6月1日〜3日
有効回答:701名
調査・分析担当者のコメント
アイデム人と仕事研究所 所長 岸川 宏
「選考解禁を迎え、明暗分かれる」
6月1日の選考解禁を受け、また一つ就職活動の節目を迎えました。6月の上旬に面接を予定している学生の、実に4割以上が最終面接の予定ありと回答しています。6月15日に臨時で調査を行なったところ、内定獲得率は15日間で47.9%から60.1%へ12.2ポイント上昇し、就職活動を終了したと回答する学生も17.1ポイント増加しました。
一方、就職活動を継続する学生に目を向けると、「新たな応募予定がある」と回答する割合は、6月15日時点で増加に転じました。さらに、今まで興味のなかった「業界」「職種」への応募意向も強くなってきています。最終選考の結果を受け、就職活動を終了する学生が多くなる一方、リスタートを迫られた学生もまた増加しているようです。
調査結果の詳細(一部抜粋)
≪内定企業からの意思確認≫
「内定承諾書等の書類提出」56.8% 「口頭で確認」34.2%
入社予定企業が中小企業である学生ほど、書類提出を求められている傾向
[画像1: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-169634-1.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-841267-2.jpg ]
内定を獲得している学生に対し、内定企業から入社の意思をどのような形で確認されたかを聞いた(複数内定獲得者は、最も多かった確認方法を回答)。56.8%の学生が、「内定承諾書(誓約書)等の書類提出」を求められたとしている。他は、「書類提出はなく、口頭(電話やメールも含む)で確認」が34.2%、「特に意思確認はされていない」が8.9%だった。
「入社予定企業の従業員規模」との関係を見ると、「299人以下」規模の企業に入社予定の学生では70.6%、「300〜999人」規模の企業に入社予定の学生では66.7%が、「内定承諾書(誓約書)等の書類提出」を求められている。一方、「1,000〜2,999人」や「3,000人以上」の企業に入社予定の学生では、その割合は4割程度に下がっており、中小企業ほど、内定者の入社の確約を書類提出という形に残るもので得たい傾向があるようだ。
≪「育児休業」制度の利用意向≫
「利用したい」 男性49.5% 女性92.0%
[画像3: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-137456-3.jpg ]
[画像4: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-245030-4.jpg ]
学生に、将来的に育児のための制度(「育児休業」「時短勤務」「残業の免除」)を利用したいか聞いた。「育児休業」については、「利用したいと思う」と回答した学生が54.8%に上った。「どちらかと言えば利用したいと思う」も含めると、73.6%の学生に利用意向があった。「時短勤務」「残業の免除」も概ね同様の傾向で、7割以上の学生に利用意向がある。
男女別に見ると、各制度に対する「利用したいと思う」と「どちらかと言えば利用したいと思う」を合わせた利用意向は、女性の方が圧倒的に高い。男性の利用意向は、「育児休業」「時短勤務」で5割を下回るが、「残業の免除」では56.1%と増加し、前述の2つの制度よりも利用へのハードルが低いようだ。
さらに、女性に対して各制度をパートナー(夫)に利用してほしいか聞くと、「育児休業」57.5%、「時短勤務」52.0%、「残業の免除」65.1%という結果になった。「育児休業を利用したいと思う割合:男女別」で明らかになった男性”本人”の利用意向よりもやや高く、パートナー(夫)に対して期待している様子である。特に、「残業の免除」でその傾向が強い。一方で、女性本人の利用意向よりも大幅に低い値であることから、男性が各制度を利用することの難しさを感じていることも垣間見える。
≪6月上旬の面接予定≫
「ある」87.0%
そのうち24.7%が「5月上旬」以前に面接予定が決定していた
[画像5: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-895126-5.jpg ]
6月1日時点で「選考中」(応募はしているが、選考途中であり最終的な結果が出ていない状態)の企業が1社以上ある学生に対し、6月上旬(6月1日〜6月10日頃まで)に面接選考を受ける予定があるかを聞いた。「ある」と回答した学生は87.0%に上り、男性よりも女性、理系よりも文系の方が、面接予定が入っている学生の割合が高い。
また、6月上旬に面接予定が「ある」と回答した学生に対し、その面接の予定はいつ頃から決まっていたかを聞いた。45.8%が「2016年5月下旬」と回答しており、概ね1〜2週間前から面接の予定が決まっていたようだ。一方、「2016年5月上旬」以前とする回答が合わせて24.7%に上っている。1ヵ月以上も前から面接の予定が決まっていた学生が一定数いることから、企業側が6月1日の選考活動解禁を意識して、面接の予定を組んでいたことがうかがえる。
面接予定企業数は、「2社」24.7% 「1社」22.9% 「4〜5社」22.9%
最終面接の予定がある学生は43.9%
[画像6: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-174171-6.jpg ]
6月上旬に面接予定が「ある」と回答した学生に対し、その企業数を聞いた。多い順に、「2社」24.7%、「1社」22.9%、「4〜5社」22.9社となっている。属性別に見ると、文理別では、文系は理系よりも面接予定の企業数が平均で0.9社多い。また、企業規模に対する志向別に見ると、「大企業志向」の学生は平均4.1社に上り、その他の学生よりも1社以上多くなっている。
また、6月上旬の面接予定のうち、最終面接だとわかっている企業数を聞いたところ、最多の56.0%が「0社」と回答した。半面、「1社」29.7%、「2社」7.9%、「3社以上」6.3%と約4割の学生が最終面接を抱えており、就職活動が終盤に向かいつつあることがうかがえる。属性別に見ると、男性の方が、最終面接の予定がある学生の割合が高い。文理別で見ると、理系は、「6月上旬に面接を受ける予定の企業数」において、文系よりも平均社数が少なかったにもかかわらず、最終面接企業が1社以上ある割合が高く、少ない企業数でかつ選考の進みが早いようだ。
≪企業への新たな応募予定≫ ※本項目のみ6月15日状況の調査結果を含む
新たな応募予定「ある」67.8%
6月1日の選考解禁後、就職活動継続中の学生は、新たな応募予定が増加
[画像7: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-861815-9.jpg ]
「1社以上の内定を獲得し、就活を終了した」または「まだ何も始めていない」段階以外の学生に対し、6月の就職活動において、新たに企業に応募する予定があるかを聞いた。「ある」と回答した学生の割合は、6月1日調査では64.5%、6月15日調査では67.8%となった。3月1日の調査開始以来、減少し続けていたが、6月15日調査では増加に転じた。6月上旬に最終選考が一斉に行なわれ始めたためか、満足のいく結果が得られず、新たな応募先を開拓せざるを得ない学生が増えてきたことがうかがえる。
今まで興味のなかった業界・職種への応募予定も増加傾向
[画像8: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-351165-8.jpg ]
さらに、新たに応募する予定が「ある」と回答した学生に、今まで興味がなかった“業界”や、興味がなかった“職種”も応募しようと考えているかを聞いた。「(応募しようと)考えている」と回答した学生の割合は、“業界”では6月1日調査58.3%(6月15日調査62.9%)、“職種”では6月1日調査43.1%(6月15日調査49.8%)となった。新たな企業に目を向ける際には、“職種”よりも、“業界”の視野を広げる学生の方が多いようだ。また、今までとは異なる“業界”や“職種”に応募する意向の学生は減少傾向にあったが、6月1日調査から増加傾向に転じた。就職活動が進むにつれ視野が広がったり、内定獲得者が増えてきたことへの焦りなどが影響しているのかもしれない。
調査結果の全体 ※一部6月15日時点の調査結果を含む
≪進捗状況≫
◆現在のステータス
【主な活動】(6月1日時点)
「面接・試験段階」43.1% 「内定獲得/就活継続段階」27.5%
「内定獲得/就活終了段階」18.4%
【各活動ステータスに到達した学生の割合】(6月1日時点)
「面接・試験段階」91.6%
(前月比+8.3ポイント、前年同月比+6.4ポイント)
「内定獲得段階」47.9%
(前月比+24.2ポイント、前年同月比+16.8ポイント)
内定獲得率は、6月1日時点で47.9%、6月15日時点で60.1% 半月で12.2ポイント上昇
「内定獲得/就活終了段階」は、6月1日時点で18.4%、6月15日時点で35.5% 半月で17.1ポイント上昇
◆内定獲得社数
6月1日時点:平均1.8社 6月15日時点:平均2.2社
◆1日の活動時間
「就職活動に費やす時間」は3.6時間で、前回調査(5月1日時点:4.5時間)から0.9時間の減少
「学業に費やす時間」は3.3時間で、前回調査(5月1日時点:2.9時間)から0.4時間の増加
◆面接選考企業数
「5〜9社」30.7% 「10〜19社」29.4% 「1〜4社」27.7%
平均8.6社 前年同月調査(6.8社)より1.8社の増加 前回調査(6.4社)から2.2社の増加
◆現在選考中の企業数
「5〜9社」30.1% 「1〜2社」25.4% 「3〜4社」21.2%
平均5.3社 前回調査(6.6社)から1.3社の減少
◆就職活動の進捗感
「予定よりも進んでいない」43.7% 「予定よりも進んでいる」29.0% 「予定通り」27.2%
「内定なし」学生の66.8%は「予定よりも進んでいない」
≪今後の就職活動予定≫
◆企業への新たな応募予定
企業への新たな応募予定が「ある」学生
6月1日時点:64.5% 6月15日時点:67.8%
3月1日以降減少し続けていたが、6月15日時点で初めて増加
今まで興味がなかった”業界”や“職種”への応募を考えている学生
【業界】6月1日時点:58.3% 6月15日時点:62.9%
【職種】6月1日時点:43.1% 6月15日時点:49.8%
3月1日以降減少し続けていたが、6月15日時点で初めて増加
◆6月上旬の面接予定
「ある」87.0% 24.7%が「5月上旬」以前に面接予定が決定
面接予定企業数は、「2社」24.7% 「1社」22.9% 「4〜5社」22.9%
最終面接の予定がある学生は43.9%
◆就職活動の終了見込み時期
「6月末頃まで」34.8% 「7月末頃まで」28.1%
「内定あり」学生の59.9%が、「6月末頃まで」に終えたい意向
≪内定企業・入社予定企業について≫
◆内定企業からの意思確認
「内定承諾書等の書類提出」56.8% 「口頭で確認」34.2%
入社予定企業が中小企業である学生ほど、書類提出を求められている傾向
◆内定企業への入社意思表示の期限
「6月」が51.0%で最多 すでに入社意思を表示した学生は58.5%
うち、40.6%が引き続き他の企業に応募する意向
≪学生の意識≫
◆「育児休業」制度の利用意向
「利用したい」 男性49.5% 女性92.0%
◆「時短勤務」制度の利用意向
「利用したい」 男性49.8% 女性89.2%
◆「残業の免除」制度の利用意向
「利用したい」 男性56.1% 女性86.2%
※ 本ニュースリリースは調査全文の一部を抜粋しているため、調査全文をご希望の際は、
下記広報担当へお問い合わせいただくか、下記のウェブサイトからダウンロードしてください。
https://apj.aidem.co.jp/enquete/
<本件に関するお問い合わせ先> 株式会社アイデム 広報担当/望月・栗木 電話:03-5269-8780
<株式会社アイデム 会社概要>
【求人媒体事業】アピール型就職活動サイト「JOBRASS新卒」・求人サイト「イーアイデム」運営
新聞折込求人紙「しごと情報アイデム」(関東圏・静岡県・関西圏・岡山県・福岡県)、求人フリーペーパー「ジョブアイデム」企画・発行
【人材紹介事業】「Aidem Smart Agent」(新卒・転職・シニア)
【アイデム 人と仕事研究所】人材育成:各種セミナー、ビジネスマナー、講師派遣(オリジナル研修)、新入社員育成プログラム
調査・情報サービス:会員制ホームページの運営、オリジナル調査資料の定期発行、人事・労務管理情報紙の編集・発行
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-4-10 電話/03-5269-8711(代)http://www.aidem.co.jp
企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営する株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)の人と仕事研究所 https://apj.aidem.co.jp/ では、2017年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女701名を対象に調査を実施しました。この度、その調査結果をまとめましたので、一部抜粋してお知らせします。
調査結果
≪内定企業からの意思確認≫
「内定承諾書等の書類提出」56.8% 「口頭で確認」34.2%
入社予定企業が中小企業である学生ほど、書類提出を求められている傾向
≪「育児休業」制度の利用意向≫
「利用したい」 男性49.5% 女性92.0%
男子学生の半数近くが“イクメン予備軍”
≪6月上旬の面接予定≫
「ある」87.0% そのうち24.7%が「5月上旬」以前に面接予定が決定していた
面接予定企業数は、「2社」24.7% 「1社」22.9% 「4〜5社」22.9%
最終面接の予定がある学生は43.9%
≪企業への新たな応募予定≫ (本項目のみ6月15日状況の調査結果※を含む)
新たな応募予定「ある」67.8%
6月1日の選考解禁後、就職活動継続中の学生は、新たな応募予定が増加傾向へ
※調査期間2016年6月15日〜17日、有効回答622名
調査概要
調査対象:2017年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年6月1日〜3日
有効回答:701名
調査・分析担当者のコメント
アイデム人と仕事研究所 所長 岸川 宏
「選考解禁を迎え、明暗分かれる」
6月1日の選考解禁を受け、また一つ就職活動の節目を迎えました。6月の上旬に面接を予定している学生の、実に4割以上が最終面接の予定ありと回答しています。6月15日に臨時で調査を行なったところ、内定獲得率は15日間で47.9%から60.1%へ12.2ポイント上昇し、就職活動を終了したと回答する学生も17.1ポイント増加しました。
一方、就職活動を継続する学生に目を向けると、「新たな応募予定がある」と回答する割合は、6月15日時点で増加に転じました。さらに、今まで興味のなかった「業界」「職種」への応募意向も強くなってきています。最終選考の結果を受け、就職活動を終了する学生が多くなる一方、リスタートを迫られた学生もまた増加しているようです。
調査結果の詳細(一部抜粋)
≪内定企業からの意思確認≫
「内定承諾書等の書類提出」56.8% 「口頭で確認」34.2%
入社予定企業が中小企業である学生ほど、書類提出を求められている傾向
[画像1: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-169634-1.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-841267-2.jpg ]
内定を獲得している学生に対し、内定企業から入社の意思をどのような形で確認されたかを聞いた(複数内定獲得者は、最も多かった確認方法を回答)。56.8%の学生が、「内定承諾書(誓約書)等の書類提出」を求められたとしている。他は、「書類提出はなく、口頭(電話やメールも含む)で確認」が34.2%、「特に意思確認はされていない」が8.9%だった。
「入社予定企業の従業員規模」との関係を見ると、「299人以下」規模の企業に入社予定の学生では70.6%、「300〜999人」規模の企業に入社予定の学生では66.7%が、「内定承諾書(誓約書)等の書類提出」を求められている。一方、「1,000〜2,999人」や「3,000人以上」の企業に入社予定の学生では、その割合は4割程度に下がっており、中小企業ほど、内定者の入社の確約を書類提出という形に残るもので得たい傾向があるようだ。
≪「育児休業」制度の利用意向≫
「利用したい」 男性49.5% 女性92.0%
[画像3: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-137456-3.jpg ]
[画像4: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-245030-4.jpg ]
学生に、将来的に育児のための制度(「育児休業」「時短勤務」「残業の免除」)を利用したいか聞いた。「育児休業」については、「利用したいと思う」と回答した学生が54.8%に上った。「どちらかと言えば利用したいと思う」も含めると、73.6%の学生に利用意向があった。「時短勤務」「残業の免除」も概ね同様の傾向で、7割以上の学生に利用意向がある。
男女別に見ると、各制度に対する「利用したいと思う」と「どちらかと言えば利用したいと思う」を合わせた利用意向は、女性の方が圧倒的に高い。男性の利用意向は、「育児休業」「時短勤務」で5割を下回るが、「残業の免除」では56.1%と増加し、前述の2つの制度よりも利用へのハードルが低いようだ。
さらに、女性に対して各制度をパートナー(夫)に利用してほしいか聞くと、「育児休業」57.5%、「時短勤務」52.0%、「残業の免除」65.1%という結果になった。「育児休業を利用したいと思う割合:男女別」で明らかになった男性”本人”の利用意向よりもやや高く、パートナー(夫)に対して期待している様子である。特に、「残業の免除」でその傾向が強い。一方で、女性本人の利用意向よりも大幅に低い値であることから、男性が各制度を利用することの難しさを感じていることも垣間見える。
≪6月上旬の面接予定≫
「ある」87.0%
そのうち24.7%が「5月上旬」以前に面接予定が決定していた
[画像5: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-895126-5.jpg ]
6月1日時点で「選考中」(応募はしているが、選考途中であり最終的な結果が出ていない状態)の企業が1社以上ある学生に対し、6月上旬(6月1日〜6月10日頃まで)に面接選考を受ける予定があるかを聞いた。「ある」と回答した学生は87.0%に上り、男性よりも女性、理系よりも文系の方が、面接予定が入っている学生の割合が高い。
また、6月上旬に面接予定が「ある」と回答した学生に対し、その面接の予定はいつ頃から決まっていたかを聞いた。45.8%が「2016年5月下旬」と回答しており、概ね1〜2週間前から面接の予定が決まっていたようだ。一方、「2016年5月上旬」以前とする回答が合わせて24.7%に上っている。1ヵ月以上も前から面接の予定が決まっていた学生が一定数いることから、企業側が6月1日の選考活動解禁を意識して、面接の予定を組んでいたことがうかがえる。
面接予定企業数は、「2社」24.7% 「1社」22.9% 「4〜5社」22.9%
最終面接の予定がある学生は43.9%
[画像6: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-174171-6.jpg ]
6月上旬に面接予定が「ある」と回答した学生に対し、その企業数を聞いた。多い順に、「2社」24.7%、「1社」22.9%、「4〜5社」22.9社となっている。属性別に見ると、文理別では、文系は理系よりも面接予定の企業数が平均で0.9社多い。また、企業規模に対する志向別に見ると、「大企業志向」の学生は平均4.1社に上り、その他の学生よりも1社以上多くなっている。
また、6月上旬の面接予定のうち、最終面接だとわかっている企業数を聞いたところ、最多の56.0%が「0社」と回答した。半面、「1社」29.7%、「2社」7.9%、「3社以上」6.3%と約4割の学生が最終面接を抱えており、就職活動が終盤に向かいつつあることがうかがえる。属性別に見ると、男性の方が、最終面接の予定がある学生の割合が高い。文理別で見ると、理系は、「6月上旬に面接を受ける予定の企業数」において、文系よりも平均社数が少なかったにもかかわらず、最終面接企業が1社以上ある割合が高く、少ない企業数でかつ選考の進みが早いようだ。
≪企業への新たな応募予定≫ ※本項目のみ6月15日状況の調査結果を含む
新たな応募予定「ある」67.8%
6月1日の選考解禁後、就職活動継続中の学生は、新たな応募予定が増加
[画像7: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-861815-9.jpg ]
「1社以上の内定を獲得し、就活を終了した」または「まだ何も始めていない」段階以外の学生に対し、6月の就職活動において、新たに企業に応募する予定があるかを聞いた。「ある」と回答した学生の割合は、6月1日調査では64.5%、6月15日調査では67.8%となった。3月1日の調査開始以来、減少し続けていたが、6月15日調査では増加に転じた。6月上旬に最終選考が一斉に行なわれ始めたためか、満足のいく結果が得られず、新たな応募先を開拓せざるを得ない学生が増えてきたことがうかがえる。
今まで興味のなかった業界・職種への応募予定も増加傾向
[画像8: http://prtimes.jp/i/2663/617/resize/d2663-617-351165-8.jpg ]
さらに、新たに応募する予定が「ある」と回答した学生に、今まで興味がなかった“業界”や、興味がなかった“職種”も応募しようと考えているかを聞いた。「(応募しようと)考えている」と回答した学生の割合は、“業界”では6月1日調査58.3%(6月15日調査62.9%)、“職種”では6月1日調査43.1%(6月15日調査49.8%)となった。新たな企業に目を向ける際には、“職種”よりも、“業界”の視野を広げる学生の方が多いようだ。また、今までとは異なる“業界”や“職種”に応募する意向の学生は減少傾向にあったが、6月1日調査から増加傾向に転じた。就職活動が進むにつれ視野が広がったり、内定獲得者が増えてきたことへの焦りなどが影響しているのかもしれない。
調査結果の全体 ※一部6月15日時点の調査結果を含む
≪進捗状況≫
◆現在のステータス
【主な活動】(6月1日時点)
「面接・試験段階」43.1% 「内定獲得/就活継続段階」27.5%
「内定獲得/就活終了段階」18.4%
【各活動ステータスに到達した学生の割合】(6月1日時点)
「面接・試験段階」91.6%
(前月比+8.3ポイント、前年同月比+6.4ポイント)
「内定獲得段階」47.9%
(前月比+24.2ポイント、前年同月比+16.8ポイント)
内定獲得率は、6月1日時点で47.9%、6月15日時点で60.1% 半月で12.2ポイント上昇
「内定獲得/就活終了段階」は、6月1日時点で18.4%、6月15日時点で35.5% 半月で17.1ポイント上昇
◆内定獲得社数
6月1日時点:平均1.8社 6月15日時点:平均2.2社
◆1日の活動時間
「就職活動に費やす時間」は3.6時間で、前回調査(5月1日時点:4.5時間)から0.9時間の減少
「学業に費やす時間」は3.3時間で、前回調査(5月1日時点:2.9時間)から0.4時間の増加
◆面接選考企業数
「5〜9社」30.7% 「10〜19社」29.4% 「1〜4社」27.7%
平均8.6社 前年同月調査(6.8社)より1.8社の増加 前回調査(6.4社)から2.2社の増加
◆現在選考中の企業数
「5〜9社」30.1% 「1〜2社」25.4% 「3〜4社」21.2%
平均5.3社 前回調査(6.6社)から1.3社の減少
◆就職活動の進捗感
「予定よりも進んでいない」43.7% 「予定よりも進んでいる」29.0% 「予定通り」27.2%
「内定なし」学生の66.8%は「予定よりも進んでいない」
≪今後の就職活動予定≫
◆企業への新たな応募予定
企業への新たな応募予定が「ある」学生
6月1日時点:64.5% 6月15日時点:67.8%
3月1日以降減少し続けていたが、6月15日時点で初めて増加
今まで興味がなかった”業界”や“職種”への応募を考えている学生
【業界】6月1日時点:58.3% 6月15日時点:62.9%
【職種】6月1日時点:43.1% 6月15日時点:49.8%
3月1日以降減少し続けていたが、6月15日時点で初めて増加
◆6月上旬の面接予定
「ある」87.0% 24.7%が「5月上旬」以前に面接予定が決定
面接予定企業数は、「2社」24.7% 「1社」22.9% 「4〜5社」22.9%
最終面接の予定がある学生は43.9%
◆就職活動の終了見込み時期
「6月末頃まで」34.8% 「7月末頃まで」28.1%
「内定あり」学生の59.9%が、「6月末頃まで」に終えたい意向
≪内定企業・入社予定企業について≫
◆内定企業からの意思確認
「内定承諾書等の書類提出」56.8% 「口頭で確認」34.2%
入社予定企業が中小企業である学生ほど、書類提出を求められている傾向
◆内定企業への入社意思表示の期限
「6月」が51.0%で最多 すでに入社意思を表示した学生は58.5%
うち、40.6%が引き続き他の企業に応募する意向
≪学生の意識≫
◆「育児休業」制度の利用意向
「利用したい」 男性49.5% 女性92.0%
◆「時短勤務」制度の利用意向
「利用したい」 男性49.8% 女性89.2%
◆「残業の免除」制度の利用意向
「利用したい」 男性56.1% 女性86.2%
※ 本ニュースリリースは調査全文の一部を抜粋しているため、調査全文をご希望の際は、
下記広報担当へお問い合わせいただくか、下記のウェブサイトからダウンロードしてください。
https://apj.aidem.co.jp/enquete/
<本件に関するお問い合わせ先> 株式会社アイデム 広報担当/望月・栗木 電話:03-5269-8780
<株式会社アイデム 会社概要>
【求人媒体事業】アピール型就職活動サイト「JOBRASS新卒」・求人サイト「イーアイデム」運営
新聞折込求人紙「しごと情報アイデム」(関東圏・静岡県・関西圏・岡山県・福岡県)、求人フリーペーパー「ジョブアイデム」企画・発行
【人材紹介事業】「Aidem Smart Agent」(新卒・転職・シニア)
【アイデム 人と仕事研究所】人材育成:各種セミナー、ビジネスマナー、講師派遣(オリジナル研修)、新入社員育成プログラム
調査・情報サービス:会員制ホームページの運営、オリジナル調査資料の定期発行、人事・労務管理情報紙の編集・発行
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-4-10 電話/03-5269-8711(代)http://www.aidem.co.jp