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新型インフルエンザ流行で、体外診断薬業界に新たなビジネスチャンス



豚インフルエンザの流行が拡大する中、公衆衛生面での検査技術の重要性が強く意識されるようになり、この疾病に関連する診断検査薬などの製品を製造している製薬会社にとって新たなビジネスチャンスが生まれつつあります。

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、ニューヨークに本社を置くKalorama Information社の発行する調査報告書「Swine Flu Market Alert」の販売を開始しました。


同報告書は、今回の流行の深刻度が最終的にどのようなレベルになるにせよ、免疫学的検定と分子検査の市場は間違いなく大きな影響を受けることになると指摘しています。製品の売上拡大という点もさることながら、1968年以前と比べ世界的な大流行に対する公衆医療コミュニティ側の備えを大幅に改善するうえでこれらの製品が重要な役割を担っているという認識が広がれば、検査薬の市場にとって大きなプラスになるからです。

また、簡易免疫学的検定(平常時におけるその臨床面での有効性は限られています)に対する注目度も高まると思われます。この種の製品の販売は、季節的なインフルエンザ流行の深刻度に左右されることが多く、この数年深刻な大流行は発生していません(このため製品の売上は芳しくありません)。豚インフルエンザの流行が拡大すれば、短期的であるにせよ、製品の収益にはプラスとなります。


同報告書の執筆者Shara Rosen氏は、「通常患者の多くは、検知可能なウィルスが体外に放出されるような段階になるまで、医院や病院に行って検査を受けようとせず、そのような段階になってしまえば、簡易検査は役に立ちません。しかし、世界的な大流行の危険があるという警告が発せられ、人々がインフルエンザの危険性に対してより敏感になると、このシナリオも大きく変わります。さらに、インフルエンザが世界的に大流行し、医療サービスが十分に受けられないような事態になった場合、簡易免疫学的検定は、治療面での意思決定に欠かせない重要情報を提供する手段になります」と語っています。


同社では、豚インフルエンザ流行の影響が分子検査にも及ぶとの見通しについても報告書の中で示しています。分子検査は、近年培養法に代わるウィルス株判定の手法として多用されるようになっていますが、世界的な大流行の可能性が強く意識され、十分な検査能力と迅速性を確保することが重要であるという認識が高まることで、この分野への投資がさらに拡大すると見られているのです。


また、過去に発生したインフルエンザの流行が市場に及ぼした影響や、従来型の検査と分子検査の両方に対する豚インフルエンザの影響を分析するとともに、この分野で事業を展開している25社近い製薬メーカーのプロファイルも紹介しています。

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詳細

[英文調査報告書]
豚インフルエンザ市場アラート(最新データ、企業プロファイル、免疫測定および分子検査)
Swine Influenza Market Alert
商品コード : 86566
出版日 : 2009/05
出版社 : Kalorama Information
http://www.infoshop-japan.com/study/kl86566-swine-influenza.html
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お問い合わせ先

株式会社グローバル インフォメーション / 営業2課 (医療分野)
〒215-0004 川崎市麻生区万福寺 1-2-3
アーシスビル 7階
Tel : 044-952-0102
Fax : 044-952-0109
E-mail : sl2@gii.co.jp

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