【プリンスホテル】食品ロス削減に向けた取り組みとして全国のブッフェレストランにて食品ロス削減啓発POP、ポスターを展開
[19/12/26]
提供元:PRTIMES
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2019年12月27日(金)より
株式会社プリンスホテル(本社:東京都豊島区南池袋1-16-15 代表取締役社長:小山正彦)は、2019年5月に「食品ロス削減に向けた実施計画」を策定し、世界的な問題となっている食品ロスに対する取り組みを進めております。その第一段階として2019年5月に軽井沢プリンスホテルのブッフェレストランにおいて食品ロス削減手法に関する調査を実施いたしました。その調査結果を検証し、対応を検討した結果、2019年12月27日より当社が運営しているホテルのブッフェレストランにおいて、今回の調査で一定の効果が見られたブッフェボード上へのPOP掲示およびレストラン店頭への啓発ポスターの掲出を行い、食品ロス削減に取り組んでいくことに決定いたしました。また、更なる食品ロス削減に向け「需給予測モデルの開発」を進めてまいります。
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[画像2: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-187966-0.jpg ]
【食品ロス削減啓発POP、ポスターの展開について】
当社が運営する全国37ホテルのブッフェレストラン(朝食会場として使用している宴会場を含む)にて、ブッフェボード上への食品ロス削減啓発POPの掲示およびレストラン店頭への啓発ポスターの掲出を2019年12月27日(金)より進めてまいります。
【食品ロス削減に向けた実施計画】
世界的な問題となっている食品ロスに対し、当社は国内最大級のホテルチェーンとしてその課題に取り組むべく、「食品ロス削減に向けた実施計画」を2019年5月に策定いたしました。この計画は2019年5月より「調査」、「検証」、「需給予測モデルの開発」、「運用」を段階的に行い、食品ロス削減に取り組んでいくものです。
■2019年5月に策定した【食品ロス削減に向けた実施計画】
1.調査
・ブッフェレストランにおける提供食品量、実消費量、食品ロス量の計測調査
・お客さまへのアンケート調査
2.検証
・調査結果をもとにした「仕入れ」「調理」「提供」の食材フローの作成
3.需給予測モデルの開発
・調査結果、施設属性、外部環境を踏まえた需給予測モデルの開発
4.予測モデルに基づいた食品提供の実施
【調査の内容】
調査はみずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区神田錦町二丁目3番地 代表取締役社長:向井康眞)と業務委任契約を締結し、2019年5月下旬に軽井沢プリンスホテル内のブッフェレストランにて朝食営業時に実施しました。調査内容は食品ロス削減効果が見込まれる、レストラン内への食品ロス削減の啓発POPの掲示および9分割のパレットスタイルプレートを導入し、導入前後の実消費量や食品ロス量等の計測を実施し、また、ご利用のお客さまへのアンケートを行いました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-740970-3.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-113168-2.jpg ]
【調査結果概要】
(1)啓発POPの掲示による効果の調査結果
啓発POPを掲示した期間は、一人あたりの取り分け量が550gで掲示していない期間よりも33g増加しました。
一方で食べ残しは掲示した期間が22.3g、掲示していない期間が21.7gとほぼ同程度でした。料理を取り分ける量が増えると、その分食べ残しも増える可能性がありますが、啓発POPにより食べ切りを意識することで喫食量が増えたにもかかわらず、結果として食べ残しが同程度となった可能性があることから、啓発POPに食べ残し削減の効果があると考えられます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-853396-4.png ]
(2)9分割のパレットスタイルプレート導入効果の調査結果
一人あたりの取り分け量は、パレットスタイルプレートが平均520gで従来の皿と比較して15gの減少となっており、料理の取りすぎの抑制効果が得られたと考えられます。
しかしながら、一人あたりの食べ残し量はパレットスタイルプレートは平均27gと従来の皿と比較して8gの増加となり、期待した効果は得られませんでした。
[画像6: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-536328-5.png ]
(3)アンケートの結果
お客さまに啓発POP、9分割のパレットスタイルプレートのそれぞれについてご意見をいただきました。
1.啓発POP掲示について
啓発POPを見た後の行動として最も多かったものは「取った料理は、食べ残さないように気をつけた」が55%でした。次に多かった行動は、「最初に取る量をいつもよりも減らした」の35%でした。これらのことから、啓発POPにより、大皿からの盛りすぎの抑制と食べ残しの削減の両方への訴求ができていると考えられます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-286520-6.png ]
2.9分割のパレットスタイルプレートについて
良かった点としては、「料理の味が混ざらない」が62%、「栄養バランスを考えやすい」が47%となり、食べ残し削減効果が期待できる「区分けになっていることで、つい料理を多く取りすぎることを予防できる」も46%となりました。
今回の調査では期待した効果は得られなかったものの、良かった点が改善した方がよい点よりも多くの回答を得ており、お客さまからはパレットスタイルプレートは概ね好評であったと考えられます。
[画像8: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-384339-7.png ]
【需給予測モデルの開発】
当社の食品ロス削減に向けた次の段階として「需給予測モデルの開発」に着手いたします。そのため当社はみずほ情報総研株式会社と新たに業務委託を締結いたしました。みずほ情報総研株式会社の協力のもと、2020年3月までに当社の各施設の「想定廃棄量基準」を設定する作業を進めてまいります。そして、その基準と現状の廃棄量を照らして、各施設の廃棄量削減の目標値を設定し、目標達成のための取り組みを実施してまいります。
【西武グループのサステナビリティアクション】
西武グループでは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として積極的に推進しております。また、特に環境に関する方針として「西武グループ環境方針」を策定し取り組みを進めております。
当社では、西武グループの中核を担う企業として自然エネルギーによる発電事業や自治体と連携した環境保全活動、使い捨てプラスチック製ストローの廃止やゴルフ場における使い捨てビニールの廃止などの取組みを実施してまいりました。こうした活動に加え、国内最大級のホテルチェーンとして食品ロス削減に向けた取り組みを実施していきます。
今後もグループビジョン、サステナビリティアクションおよび西武グループ環境方針に基づき、環境負荷低減、 環境保全に関する取り組みを進めてまいります。
株式会社プリンスホテル(本社:東京都豊島区南池袋1-16-15 代表取締役社長:小山正彦)は、2019年5月に「食品ロス削減に向けた実施計画」を策定し、世界的な問題となっている食品ロスに対する取り組みを進めております。その第一段階として2019年5月に軽井沢プリンスホテルのブッフェレストランにおいて食品ロス削減手法に関する調査を実施いたしました。その調査結果を検証し、対応を検討した結果、2019年12月27日より当社が運営しているホテルのブッフェレストランにおいて、今回の調査で一定の効果が見られたブッフェボード上へのPOP掲示およびレストラン店頭への啓発ポスターの掲出を行い、食品ロス削減に取り組んでいくことに決定いたしました。また、更なる食品ロス削減に向け「需給予測モデルの開発」を進めてまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-671084-1.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-187966-0.jpg ]
【食品ロス削減啓発POP、ポスターの展開について】
当社が運営する全国37ホテルのブッフェレストラン(朝食会場として使用している宴会場を含む)にて、ブッフェボード上への食品ロス削減啓発POPの掲示およびレストラン店頭への啓発ポスターの掲出を2019年12月27日(金)より進めてまいります。
【食品ロス削減に向けた実施計画】
世界的な問題となっている食品ロスに対し、当社は国内最大級のホテルチェーンとしてその課題に取り組むべく、「食品ロス削減に向けた実施計画」を2019年5月に策定いたしました。この計画は2019年5月より「調査」、「検証」、「需給予測モデルの開発」、「運用」を段階的に行い、食品ロス削減に取り組んでいくものです。
■2019年5月に策定した【食品ロス削減に向けた実施計画】
1.調査
・ブッフェレストランにおける提供食品量、実消費量、食品ロス量の計測調査
・お客さまへのアンケート調査
2.検証
・調査結果をもとにした「仕入れ」「調理」「提供」の食材フローの作成
3.需給予測モデルの開発
・調査結果、施設属性、外部環境を踏まえた需給予測モデルの開発
4.予測モデルに基づいた食品提供の実施
【調査の内容】
調査はみずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区神田錦町二丁目3番地 代表取締役社長:向井康眞)と業務委任契約を締結し、2019年5月下旬に軽井沢プリンスホテル内のブッフェレストランにて朝食営業時に実施しました。調査内容は食品ロス削減効果が見込まれる、レストラン内への食品ロス削減の啓発POPの掲示および9分割のパレットスタイルプレートを導入し、導入前後の実消費量や食品ロス量等の計測を実施し、また、ご利用のお客さまへのアンケートを行いました。
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【調査結果概要】
(1)啓発POPの掲示による効果の調査結果
啓発POPを掲示した期間は、一人あたりの取り分け量が550gで掲示していない期間よりも33g増加しました。
一方で食べ残しは掲示した期間が22.3g、掲示していない期間が21.7gとほぼ同程度でした。料理を取り分ける量が増えると、その分食べ残しも増える可能性がありますが、啓発POPにより食べ切りを意識することで喫食量が増えたにもかかわらず、結果として食べ残しが同程度となった可能性があることから、啓発POPに食べ残し削減の効果があると考えられます。
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(2)9分割のパレットスタイルプレート導入効果の調査結果
一人あたりの取り分け量は、パレットスタイルプレートが平均520gで従来の皿と比較して15gの減少となっており、料理の取りすぎの抑制効果が得られたと考えられます。
しかしながら、一人あたりの食べ残し量はパレットスタイルプレートは平均27gと従来の皿と比較して8gの増加となり、期待した効果は得られませんでした。
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(3)アンケートの結果
お客さまに啓発POP、9分割のパレットスタイルプレートのそれぞれについてご意見をいただきました。
1.啓発POP掲示について
啓発POPを見た後の行動として最も多かったものは「取った料理は、食べ残さないように気をつけた」が55%でした。次に多かった行動は、「最初に取る量をいつもよりも減らした」の35%でした。これらのことから、啓発POPにより、大皿からの盛りすぎの抑制と食べ残しの削減の両方への訴求ができていると考えられます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-286520-6.png ]
2.9分割のパレットスタイルプレートについて
良かった点としては、「料理の味が混ざらない」が62%、「栄養バランスを考えやすい」が47%となり、食べ残し削減効果が期待できる「区分けになっていることで、つい料理を多く取りすぎることを予防できる」も46%となりました。
今回の調査では期待した効果は得られなかったものの、良かった点が改善した方がよい点よりも多くの回答を得ており、お客さまからはパレットスタイルプレートは概ね好評であったと考えられます。
[画像8: https://prtimes.jp/i/24668/690/resize/d24668-690-384339-7.png ]
【需給予測モデルの開発】
当社の食品ロス削減に向けた次の段階として「需給予測モデルの開発」に着手いたします。そのため当社はみずほ情報総研株式会社と新たに業務委託を締結いたしました。みずほ情報総研株式会社の協力のもと、2020年3月までに当社の各施設の「想定廃棄量基準」を設定する作業を進めてまいります。そして、その基準と現状の廃棄量を照らして、各施設の廃棄量削減の目標値を設定し、目標達成のための取り組みを実施してまいります。
【西武グループのサステナビリティアクション】
西武グループでは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として積極的に推進しております。また、特に環境に関する方針として「西武グループ環境方針」を策定し取り組みを進めております。
当社では、西武グループの中核を担う企業として自然エネルギーによる発電事業や自治体と連携した環境保全活動、使い捨てプラスチック製ストローの廃止やゴルフ場における使い捨てビニールの廃止などの取組みを実施してまいりました。こうした活動に加え、国内最大級のホテルチェーンとして食品ロス削減に向けた取り組みを実施していきます。
今後もグループビジョン、サステナビリティアクションおよび西武グループ環境方針に基づき、環境負荷低減、 環境保全に関する取り組みを進めてまいります。