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シニアは「キャッシュレスを使わない」は誤解? 女性に強い「使い分け」傾向

〜7/4(木)14時より企業交流会を開催。「シニア層とキャッシュレス決済」の利用動向について情報交換〜

報道関係のみなさま
シニアは「キャッシュレスを使わない」は誤解? 女性に強い「使い分け」傾向
朝日新聞Reライフプロジェクトが50代以上にリサーチ実施

クレジットカードに大きな信頼を寄せて現金と使い分ける一方、「スマートフォン決済」などの新しい手段を使うかどうかは過去の消費体験次第で対応が分れる――。株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:渡辺雅隆)のReライフプロジェクトが、自社の読者コミュニティで「キャッシュレス決済」に関するアンケートや個別インタビューを実施したところ、こんな結果が浮かびあがりました。

「キャッシュレス決済」に関する調査は、朝日新聞Reライフプロジェクトのシニアコミュニティ「Reライフ読者会議」のメンバーを対象に、5月22日〜6月20日にかけてインターネット上で実施。50代以上の792人から回答を得ました。その後、個別インタビューやグループインタビューを行い、キャッシュレス決済の利用実態やインサイトを探りました。

インターネット上のアンケートでは、キャッシュレス決済を利用したことがある人は94%で、よく使う手段は、「クレジットカード」が最多の91%。次いでSuicaやPASMOなどの「交通系電子マネー」が68%、WAONやnanacoなどの「流通系電子マネー」が46%、楽天ペイ、PayPayなどの「スマートフォン決済」が16%、「デビットカード」が10%でした。「シニア層は若者よりもキャッシュレスを使わない」という見方もあるなか、今回の回答者はキャッシュレス決済を積極的に活用している層でした。
利用動向や利用場面を見ると、「3000円未満の支払い」での利用率は、どの決済手段も下がりました。また、プリペイドの入金の目安は、5000円未満が55%と過半数、「オートチャージ機能」の利用率は14%にとどまりました。

グループインタビューでは、QR決済などの新しい手段はまだ使っていない「ライトユーザー」層のクレジットカードへの信頼の大きさが浮き彫りになりました。「過去に被害にあったが、自分も気づかないうちにカード会社のほうから連絡がきた。補償もあるから安心」(60代後半男性)、「現金も持たない。お財布の中身は、ほぼクレジットカードだけ」という50代後半女性も「QRコード決済はセキュリティが怖い。でも、高い還元率やポイントは魅力。クレジットカードとひもづけられるなら安心」、70代女性も「還元率が高いから、スマホ決済を使ってみたくなった」と利用に前向きな姿勢を見せました。
一方、スマホのQR決済もクレジットカードも使いこなす「ヘビーユーザー」層では、女性メンバーが、キャンペーン内容を調べて還元率の高い店で買い物をすることに意欲的で、多くの決済手段を使い分けている様子が浮かびました。

こうした調査結果を紹介し、「シニア層とキャッシュレス決済」の利用動向について情報交換する企業交流会を同プロジェクト主催で7月4日(木)14時から、東京・築地の朝日新聞東京本社で開催します。
編集局経済部の久保智記者が取材報告をした後、Reライフプロジェクト・主査の見市紀世子がリサーチ結果について報告します。さらに、株式会社インテージ・コンサルティング部の平井公一氏が「読者会議メンバー座談会から見えた『シニア消費者インサイト』」についてお話しします。

<関連リンク>
・「高齢社会とキャッシュレス」企業交流会のプログラム詳細とお申し込みはこちら
https://www.asahi.com/corporate/info/12455268
・現金とキャッシュレス、「使い分け派」が50代以上の6割
https://www.asahi.com/relife/dokusha/voice/12484884
・キャッシュレス生活、お得に使う派? 不安でためらう派?
https://www.asahi.com/relife/dokusha/report/12479717
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