MUとST、超小型超音波診断装置でアフリカの「へき地医療」に貢献
[16/04/15]
提供元:PRTIMES
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STの超音波パルサーIC、MUの超音波診断装置の妥協のない性能と 携帯性・コスト効率の向上に寄与
[画像: http://prtimes.jp/i/1337/699/resize/d1337-699-736915-1.jpg ]
ジェネリック医療機器メーカーの株式会社MU(以下MU)と、多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STの超音波パルサーIC「STHV800」を搭載したMUのポータブル超音波診断装置「US-304」が、アフリカのへき地におけるポイント・オブ・ケア診断の品質向上に貢献していることを発表しました。
この超音波診断装置は、当初、アフリカにおいてへき地医療を提供する「ドクターカー(移動型診療車)」プロジェクト向けに開発されました。このプロジェクトでは、医療従事者が乗車する遠隔医療システムを搭載したドクターカーが、医療施設の十分に整備されていないへき地を巡回し、住民の診療を行います。US-304が取得した診療データは、必要に応じて、通信回線経由で都市部の医療機関に転送され、詳細な診断や適切な治療に役立てられます。MUは、US-304を、アフリカのドクターカーや診療所向けに引き続き出荷していく予定です。
MUのUS-304は、皮下15cmまでの腹部超音波検査が可能なコンベックス型超音波診断装置(3.5MHz)です。どこにでも持ち運ぶことができ、ノートPCやタブレットにUSB接続するだけで簡単に使用することができます。US-304は、8チャネルのトランスデューサー駆動回路(1)を内蔵した高耐圧・高速の超音波パルサーIC「STHV800」を搭載しています。この製品は、高耐圧CMOS回路、高精度アナログ回路および堅牢なパワー段を同一チップ上に形成することができるST独自のSOI-BCD(2)プロセス(200V耐圧)で製造されています。
また、業界で最も集積度の高い超音波パルサーICであるSTHV800は、低ノイズおよび小型サイズを特徴としており、据え置き型の超音波診断装置よりも大幅に低コストかつ低消費電力なUS-304の鮮明な診断画像の映し出しに役立っています。
MUの代表取締役社長である田村泰弘は、次の様にコメントしています。「ポイント・オブ・ケア診断用の超音波診断装置の開発課題は、性能を落とすことなく、高い携帯性と低い取得コストを実現することでした。STはこの課題を解決する理想的なソリューションを提供してくれました。当社はこれからも、STと共に、発展途上国の医療に貢献する製品を開発し続けると同時に、この超音波診断装置の可能性を畜産分野を含む新たな領域に拡大していきたいと考えています。」
STマイクロエレクトロニクス株式会社 アナログ・MEMS・センサ製品グループ ディレクターである野口 洋は、次の様にコメントしています。「MUのポータブル超音波診断装置は、大きな課題となっているへき地医療の診断品質を高めます。今回のST製品の採用は、超音波診断装置市場に最高性能のICを供給するという当社のコミットメントを裏付けると共に、人々の健康やクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献する革新的なアプリケーション開発のパートナーであるSTの地位を確立します。」
STは、超音波パルサーIC STHV800とARM(R) Cortex(R)-Mマイコン STM32F4を搭載した低価格開発ボード「STEVAL-IME013V1」を提供しています。この開発ボードのGUIとプリセット波形は、さまざまな状況下におけるパルサー試験を簡略化します。
(1) STHV800の各チャネルは、それぞれ±2.0Aのシンク/ソース電流容量と最大±90Vのトランスデューサー駆動能力を有しており、幅広い超音波診断装置に理想的です。
(2) Silicon on Insulator - Bipolar-CMOS-DMOS
STHV800データブリーフ
http://www2.st.com/content/ccc/resource/technical/document/data_brief/c6/ea/5c/d8/86/b2/4f/cd/DM00109430.pdf/files/DM00109430.pdf/jcr:content/translations/ja.DM00109430.pdf
STEVAL-IME013V1ユーザマニュアル
http://www2.st.com/content/ccc/resource/technical/document/user_manual/13/ce/b6/34/81/3f/4d/5d/DM00245237.pdf/files/DM00245237.pdf/jcr:content/translations/ja.DM00245237.pdf
MUについて
MUは、設立以来、OEM開発メーカーとして、生体センサ(ECG)とその周辺システム、超音波プローブおよび睡眠センサなど、ジェネリック医療機器の開発に取り組んでおり、遠隔医療の発展に貢献することを目指しています。現在、これらの製品はOEM品として市場に供給されています。さらに詳しい情報はMUのウェブサイト( http://llcmu.jp/ )をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆MUへのお問い合わせ先
株式会社MU
代表取締役 社長
田村 泰弘
Info@llcmu.jp
TEL : 03-5829-6421 FAX : 03-5829-6428
◆STへのお客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス株式会社
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
TEL : 03-5783-8250 Fax : 03-5783-8216
[画像: http://prtimes.jp/i/1337/699/resize/d1337-699-736915-1.jpg ]
ジェネリック医療機器メーカーの株式会社MU(以下MU)と、多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STの超音波パルサーIC「STHV800」を搭載したMUのポータブル超音波診断装置「US-304」が、アフリカのへき地におけるポイント・オブ・ケア診断の品質向上に貢献していることを発表しました。
この超音波診断装置は、当初、アフリカにおいてへき地医療を提供する「ドクターカー(移動型診療車)」プロジェクト向けに開発されました。このプロジェクトでは、医療従事者が乗車する遠隔医療システムを搭載したドクターカーが、医療施設の十分に整備されていないへき地を巡回し、住民の診療を行います。US-304が取得した診療データは、必要に応じて、通信回線経由で都市部の医療機関に転送され、詳細な診断や適切な治療に役立てられます。MUは、US-304を、アフリカのドクターカーや診療所向けに引き続き出荷していく予定です。
MUのUS-304は、皮下15cmまでの腹部超音波検査が可能なコンベックス型超音波診断装置(3.5MHz)です。どこにでも持ち運ぶことができ、ノートPCやタブレットにUSB接続するだけで簡単に使用することができます。US-304は、8チャネルのトランスデューサー駆動回路(1)を内蔵した高耐圧・高速の超音波パルサーIC「STHV800」を搭載しています。この製品は、高耐圧CMOS回路、高精度アナログ回路および堅牢なパワー段を同一チップ上に形成することができるST独自のSOI-BCD(2)プロセス(200V耐圧)で製造されています。
また、業界で最も集積度の高い超音波パルサーICであるSTHV800は、低ノイズおよび小型サイズを特徴としており、据え置き型の超音波診断装置よりも大幅に低コストかつ低消費電力なUS-304の鮮明な診断画像の映し出しに役立っています。
MUの代表取締役社長である田村泰弘は、次の様にコメントしています。「ポイント・オブ・ケア診断用の超音波診断装置の開発課題は、性能を落とすことなく、高い携帯性と低い取得コストを実現することでした。STはこの課題を解決する理想的なソリューションを提供してくれました。当社はこれからも、STと共に、発展途上国の医療に貢献する製品を開発し続けると同時に、この超音波診断装置の可能性を畜産分野を含む新たな領域に拡大していきたいと考えています。」
STマイクロエレクトロニクス株式会社 アナログ・MEMS・センサ製品グループ ディレクターである野口 洋は、次の様にコメントしています。「MUのポータブル超音波診断装置は、大きな課題となっているへき地医療の診断品質を高めます。今回のST製品の採用は、超音波診断装置市場に最高性能のICを供給するという当社のコミットメントを裏付けると共に、人々の健康やクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献する革新的なアプリケーション開発のパートナーであるSTの地位を確立します。」
STは、超音波パルサーIC STHV800とARM(R) Cortex(R)-Mマイコン STM32F4を搭載した低価格開発ボード「STEVAL-IME013V1」を提供しています。この開発ボードのGUIとプリセット波形は、さまざまな状況下におけるパルサー試験を簡略化します。
(1) STHV800の各チャネルは、それぞれ±2.0Aのシンク/ソース電流容量と最大±90Vのトランスデューサー駆動能力を有しており、幅広い超音波診断装置に理想的です。
(2) Silicon on Insulator - Bipolar-CMOS-DMOS
STHV800データブリーフ
http://www2.st.com/content/ccc/resource/technical/document/data_brief/c6/ea/5c/d8/86/b2/4f/cd/DM00109430.pdf/files/DM00109430.pdf/jcr:content/translations/ja.DM00109430.pdf
STEVAL-IME013V1ユーザマニュアル
http://www2.st.com/content/ccc/resource/technical/document/user_manual/13/ce/b6/34/81/3f/4d/5d/DM00245237.pdf/files/DM00245237.pdf/jcr:content/translations/ja.DM00245237.pdf
MUについて
MUは、設立以来、OEM開発メーカーとして、生体センサ(ECG)とその周辺システム、超音波プローブおよび睡眠センサなど、ジェネリック医療機器の開発に取り組んでおり、遠隔医療の発展に貢献することを目指しています。現在、これらの製品はOEM品として市場に供給されています。さらに詳しい情報はMUのウェブサイト( http://llcmu.jp/ )をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆MUへのお問い合わせ先
株式会社MU
代表取締役 社長
田村 泰弘
Info@llcmu.jp
TEL : 03-5829-6421 FAX : 03-5829-6428
◆STへのお客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス株式会社
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
TEL : 03-5783-8250 Fax : 03-5783-8216