工場自動化システムの消費電力・コスト・基板面積を低減する高速デジタル入力電流リミッタICを発表
[16/04/22]
提供元:PRTIMES
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[画像: http://prtimes.jp/i/1337/700/resize/d1337-700-607334-1.jpg ]
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、工場自動化システムの回路を保護する2種類の高速デジタル入力電流リミッタICを発表しました。SCLT3-8BQ7およびCLT01-38SQ7は、スマート・ファクトリや産業ロボットの「頭脳」である産業用のプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)を、入力信号の電流スパイクから迅速かつ堅牢に保護すると同時に、消費電力、基板面積および部品コストの低減を実現し、電流リミッタICの新たな基準を確立します。
この2種類の新製品には、STが長年市場を牽引してきた過渡電圧サプレッサ(1)の経験と、最先端のパッケージ技術が融合されています。両製品とも超小型パッケージ(QFN-48L、7x7mm)で提供され、周辺温度が100oC以上になった場合に電力損失を最適化する大型の露出サーマル・パッドを採用しています。
特徴
・高速SPI保護出力(8ポート)
・高速SPI出力(8/16bit)
・共通接地のハイサイド入力
・内蔵レギュレータ(5V)
・逆極性保護(30V+)
・状態を視覚的に示す電力不要のLED出力信号
・電力損失 : チャネル当り78mW
・温度 / 電圧アラーム・オプション
高速の入出力は、クラス最高のPLC要件に準拠しています。
また、CLT01-38SQ7は、最も厳格なEMC規格(IEC 61000-4.2、IEC61000-4.4、IEC6100-4.5など)にも準拠する堅牢性を備えています。
SCLT3-8BQ7およびCLT01-38SQ7は現在量産中で、1000個購入時の単価は約0.90ドルです。また、両製品の評価ボードも提供中です(SCLT3-8BQ7用評価ボード: STEVAL-IFP030V1、およびCLT01-38SQ7用評価ボード: X-NUCLEO-PLC01A1)。
詳細とデータシートについては、http://www.st.com/current-limiters-qfn48-nb をご覧ください。
(1)調査会社であるIHS社によると、2015年、STは過渡電圧サプレッサ市場で約15%のシェアを獲得し、同製品の世界第1位のサプライヤです。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
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品川インターシティA棟
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インダストリアル&パワー・ディスクリート製品グループ
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