電磁両立性(EMC)をシステム設計に導入する無償の多機能シミュレータを発表
[16/07/04]
提供元:PRTIMES
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・ESD保護デバイスの電気的特性と信号品質への影響を比較する無償オンライン・シミュレータ
・最適な部品を選択できることにより、コストのかかるシステム設計の変更や遅延を解消
・Keysight Technologies社のAdvanced Design System(ADS)ソフトウェアを採用
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、基板設計の初期段階より、適切なESD保護デバイスの選択を可能にする新しい多機能シミュレータを発表しました。このシミュレータは、シャツのポケット、自動車のダッシュボード、オフィスのデスクなど、静電気の危険性がある場所で使用されるスマート・デバイスの保護機能向上に役立ちます。
人体、衣類および物体は、数千ボルトの静電荷を容易に帯電してしまいます。人体は微量なショックを受ける程度で済みますが、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、テレビなどが搭載する微細プロセスで製造されるICへの脅威は高まっています。USBやHDMIの差込口のような外部に露出したポートは、これらのESD(静電放電)に対して特に脆弱です。ESDのエネルギーに対処するために必要な保護回路は、試作開発段階でのテストが求められることが多く、後から設計変更をする際には余分なコストや遅延が生じることがあります。
STの新しい無償オンライン・シミュレータであるESD-SIMは、回路の保護状態および信号品質を評価できるため、ハードウェアを構築する前に、STのポートフォリオから最適なESD保護デバイスを選択することができます。
STのASD・IPAD事業部 マネージャであるRicardo De Sa Earpは、次の様にコメントしています。「ESD-SIMは、回路基板の設計効率を飛躍的に高めます。エンジニアはSTの部品モデルと共にKeysight社のシミュレーション技術を使用することで、保護デバイスの電気特性をオンライン上で評価し、迅速に設計に取り組むことが可能になります。」
STは、設計・シミュレーションに、高周波かつ高速のシミュレーション・ソフトウェアとして定評のあるKeysight EEsof EDA(ADSを含む)を採用しました。ESD-SIMによって、このADSシミュレータのオンライン利用が可能になり、STの保護デバイスを評価することができます。
また、ESD-SIMはESD保護デバイスを設計の早い段階で確定させることができるため、開発者は、プロジェクト後半における余分なコストや遅延発生を懸念することなく、より付加価値の高い製品開発に取り組むことができます。
ツール・ベンダーのTransim社がST向けに開発したESD-SIMは、シミュレーションにKeysight社のADSを採用しています。ESD-SIMは、ADSが持つ業界標準の高速・高周波SPICEシミュレーション・エンジンを使用し、ST製品の性能をすばやく簡単に評価することができます。このオンライン・ツールによる検証は無償であると共に、市販の設計ソフトウェアによる設計プロセスを迅速に開始するためのADSワークスペースも提供されます。
Transim社の開発・エンジニアリング マネージャであるTorsten Goebner氏は、次の様にコメントしています。「無償シミュレータである革新的なESD-SIMは、あらゆる回路基板の設計手法を変える可能性があります。また、回路基板の完成間際に予期せぬ問題によって設計変更が必要になるような状況もなくなります。」
このシミュレータは、STのTVS(過渡電圧サプレッサ) SmartSelectorを使用し、アプリケーションがデジタルかアナログか、あるいは車載用か電源用かなどの条件に応じて、最適な保護デバイスを選択します。その後、Transmission Line Pulseシミュレーション、アイ・パターン、時間領域反射とSパラメータを用いて、USB 3.1、HDMI(TM)、DisplayPort(TM)、またはSATAなどの高速信号が適切な規格に準拠するよう、ESDと信号品質のシミュレーションを実行します。このプロセスを、わずか7回のクリックですばやく簡単に完了することができます。事前設定済みのシミュレーション・セットアップと信号テストが含まれているため、ユーザはテスト作成や関連規格への準拠が不要になります。これらのシミュレーションはカスタマイズ可能で、ユーザは設計を保存し、ローカル・チームやESD-SIMコミュニティと共有することもできます。
my.st.com に登録済みのユーザは、ESD-SIMを無償で使用することができます。
詳細については、 http://www.st.com/esd-design-pr をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com/jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
インダストリアル&パワー・ディスクリート製品グループ
TEL : 03-5783-8270 FAX : 03-5783-8216
・最適な部品を選択できることにより、コストのかかるシステム設計の変更や遅延を解消
・Keysight Technologies社のAdvanced Design System(ADS)ソフトウェアを採用
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、基板設計の初期段階より、適切なESD保護デバイスの選択を可能にする新しい多機能シミュレータを発表しました。このシミュレータは、シャツのポケット、自動車のダッシュボード、オフィスのデスクなど、静電気の危険性がある場所で使用されるスマート・デバイスの保護機能向上に役立ちます。
人体、衣類および物体は、数千ボルトの静電荷を容易に帯電してしまいます。人体は微量なショックを受ける程度で済みますが、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、テレビなどが搭載する微細プロセスで製造されるICへの脅威は高まっています。USBやHDMIの差込口のような外部に露出したポートは、これらのESD(静電放電)に対して特に脆弱です。ESDのエネルギーに対処するために必要な保護回路は、試作開発段階でのテストが求められることが多く、後から設計変更をする際には余分なコストや遅延が生じることがあります。
STの新しい無償オンライン・シミュレータであるESD-SIMは、回路の保護状態および信号品質を評価できるため、ハードウェアを構築する前に、STのポートフォリオから最適なESD保護デバイスを選択することができます。
STのASD・IPAD事業部 マネージャであるRicardo De Sa Earpは、次の様にコメントしています。「ESD-SIMは、回路基板の設計効率を飛躍的に高めます。エンジニアはSTの部品モデルと共にKeysight社のシミュレーション技術を使用することで、保護デバイスの電気特性をオンライン上で評価し、迅速に設計に取り組むことが可能になります。」
STは、設計・シミュレーションに、高周波かつ高速のシミュレーション・ソフトウェアとして定評のあるKeysight EEsof EDA(ADSを含む)を採用しました。ESD-SIMによって、このADSシミュレータのオンライン利用が可能になり、STの保護デバイスを評価することができます。
また、ESD-SIMはESD保護デバイスを設計の早い段階で確定させることができるため、開発者は、プロジェクト後半における余分なコストや遅延発生を懸念することなく、より付加価値の高い製品開発に取り組むことができます。
ツール・ベンダーのTransim社がST向けに開発したESD-SIMは、シミュレーションにKeysight社のADSを採用しています。ESD-SIMは、ADSが持つ業界標準の高速・高周波SPICEシミュレーション・エンジンを使用し、ST製品の性能をすばやく簡単に評価することができます。このオンライン・ツールによる検証は無償であると共に、市販の設計ソフトウェアによる設計プロセスを迅速に開始するためのADSワークスペースも提供されます。
Transim社の開発・エンジニアリング マネージャであるTorsten Goebner氏は、次の様にコメントしています。「無償シミュレータである革新的なESD-SIMは、あらゆる回路基板の設計手法を変える可能性があります。また、回路基板の完成間際に予期せぬ問題によって設計変更が必要になるような状況もなくなります。」
このシミュレータは、STのTVS(過渡電圧サプレッサ) SmartSelectorを使用し、アプリケーションがデジタルかアナログか、あるいは車載用か電源用かなどの条件に応じて、最適な保護デバイスを選択します。その後、Transmission Line Pulseシミュレーション、アイ・パターン、時間領域反射とSパラメータを用いて、USB 3.1、HDMI(TM)、DisplayPort(TM)、またはSATAなどの高速信号が適切な規格に準拠するよう、ESDと信号品質のシミュレーションを実行します。このプロセスを、わずか7回のクリックですばやく簡単に完了することができます。事前設定済みのシミュレーション・セットアップと信号テストが含まれているため、ユーザはテスト作成や関連規格への準拠が不要になります。これらのシミュレーションはカスタマイズ可能で、ユーザは設計を保存し、ローカル・チームやESD-SIMコミュニティと共有することもできます。
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詳細については、 http://www.st.com/esd-design-pr をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com/jp )をご覧ください。
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品川インターシティA棟
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