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“コクヨのサステナビリティ”が一挙に集まった初の社内イベント「Sustainable Academia weeks」を実施

全社員の意識をサステナブルにシフト、体験型イベントに延べ1285名が参加

コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田英邦、以下:コクヨ)は、社員のサステナビリティに対する意識の向上や、2024年のサステナビリティへの活動参加人数100%達成を目的としたイベント「Sustainable Academia weeks(サステナブルアカデミアウィークス)」を2023年10月3日(火)から10月18日(水)にわたり開催しました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/48998/737/resize/d48998-737-f68326042960103570a8-6.jpg ]

<Sustainable Academia weeksレポート動画:https://youtu.be/iNGeYhGD9nA
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=iNGeYhGD9nA ]

東京と大阪の両オフィスで実施した「Sustainable Academia weeks」は、全社員のサステナビリティへの理解を深めるために、5つの重点課題(Well-beingの向上・社会価値創出に向けたマネジメントシステム改革・気候危機への対応・循環型社会への貢献・自然共生社会への貢献)をテーマにしています。美術館のように、見て、気づき、考えられるギャラリー展示や、体験を通じてサステナビリティを学ぶことができるワークショップ、セミナーなど、独自のコンテンツを展開しました。開催期間中、リアルな参加者は、品川が641名(東京勤務の55%)、大阪が424名(大阪勤務者の67%)となり※、インクルーシブなものづくりや、循環型社会を作るために必要なことを学んだり、新たな商品やサービスに繋がるアイデアについて話し合いました。 ※各イベント参加者の延べ人数

■代表取締役社長 黒田が語った「コクヨが目指すウェルビーイングな社会」
品川オフィスでは10月12日に代表取締役社長の黒田 英邦と、「オール・インクルーシブ経済圏」を目指しファッションブランドを立ち上げた、SOLIT株式会社代表の田中 美咲氏による社会のウェルビーイングを実現するためのインクルーシブデザインをテーマにしたトークセッションが行われました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48998/737/resize/d48998-737-86f8bb9d20529afb5c5a-0.jpg ]

冒頭、黒田が“一番大切なのは、会社自身が事業活動を通じて社会に貢献したいと思っているのか”とした上で、「コクヨの提供する商品やサービス、事業は人々の生活に近いので、我々がダイバーシティ・インクルージョンの観点で作ると、多くの人に伝わる可能性がある。」と、インクルーシブデザインに力を入れる意義について語りました。そして、田中代表からは「地球環境にも人にとっても良い仕組み“オールインクルーシブ”という考え方に企業が変わっていく必要がある」と話し、必要な人に必要なものが必要な分だけ届けられる仕組み作りや、社員それぞれの生活にコミットした組織作りなど、現在の取り組みやそこに至った背景について語っていただきました。

また、コクヨが掲げる「自律協働社会」について話が及ぶと、黒田は「自律と共生はセットだけど相反している。共生してるんだから意見を聞け!ではなく、同じ目的を持っているからこそ自分のやりたいことを言えて、そこから新しいアイデアが生み出される循環ができれば。」とコクヨが目指す社内環境について語りました。それを受け田中代表は「それぞれの魅力が最大限発揮されるからこそチームが強くなるという構造に憧れる。強みと弱みを理解し合っていないと成立しない。SOLITの仲間も障がいやセクシャリティの違いはあるが、それを話すことができる“心理的安全性”があって気持ちよく働ける環境を作っています。」とSOLIT社の取り組みに絡めて話しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/48998/737/resize/d48998-737-3d01bde83d41246c4fef-8.jpg ]

最後に、課題に取り組むコクヨ社員を励ますメッセージを田中代表に求めると、「極論は誰かが誰かを助けるではなく、一人ひとりがハッピーなら全員がハッピーになれる。まずは自分をハッピーにすることが重要なので、自分のWell-beingを最優先に。」とアドバイス。黒田は「僕が一番なるほどと思いました。自分のWell-beingを考えます。」とトークセッションを締めくくりました。



■“視覚のない世界”で見えた新たな発見
完全に光を遮断した暗闇の中で、視覚以外の感覚を研ぎ澄まし、心をひらいて他者とつながる体験を提供する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。視覚に頼らないコミュニケーションを通してインクルーシブデザインの本質を学べるコクヨオリジナルのプログラムを行いました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/48998/737/resize/d48998-737-1e4671244b20967d94dc-0.jpg ]

司会からの「ダイアログ・イン・ザ・ダークを体験されたことがある方はいますか?」という問いかけから始まったイベント。始めは手を挙げて応えていた参加者でしたが、アテンド役で視覚障がいのある“せとせっとさん”(ニックネーム)から、「僕は目が見えないのでわからないんですよね」といった言葉が出ると、挙手した人は「はっ」とした様子を見せていました。(この時点では照明あり)

各テーブルには視覚障がいのあるスタッフがアテンドにつき、小さなランタンの灯りを囲んでニックネームによる自己紹介を行いました。ランタンの灯りが消され、いよいよ会場が“純度100%の暗闇(完全に光を遮断した状態)”に。1つ目のお題は、「ニックネームの50音順で席替え」。テーブルや椅子を触りながら移動をしたり、声を掛け合って順番を確かめながら、席に着きます。無事に席替えができたテーブルからは、拍手や歓声で喜びを分かち合いました。続いて行われたのは、配られた文房具を触るワークショップ。配られた「手動の鉛筆削り器と鉛筆」を手に取り、手先から伝わる感覚を頼りに言い当てていました。いつもなら簡単に使うことができる道具でも、暗闇で使おうとすると一苦労。手間取る様子もありましたが、実際に鉛筆を削り始めると、その音や手から伝わる感覚、香りなど、普段あまり気に留めなかった部分に感覚を集中しているようでした。

最後のお題は、「誰もが使いやすい、新しい文房具を作ってみよう」。配られた粘土を使って、視覚情報にとらわれない文房具開発に挑戦しました。粘土を形成しながら、他の人に触ってもらったり、アイデアを出し合ったりする声が会場に響きました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/48998/737/resize/d48998-737-9119c15dc0fb5733f385-0.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/48998/737/resize/d48998-737-b178c2eeb4a09ca125c4-7.jpg ]

東京・大阪と合計4回行われたコクヨオリジナルのダイアログ・イン・ザ・ダークには、合計176人が参加。特に席替えのシーンが印象に残ったという女性社員からは、「名前を呼んだり、どこにいるよと伝えたり、すごく当たり前の情報伝達を日常生活の中ではつい省いていたなと思った。自分は分かるから、という立ち位置でいてはいけないなと感じた」と話していました。また、新しい文房具を作るワークショップでハサミ作りに挑戦した男性社員からは「ハサミはパーツに分けないと作れない。暗闇の中でどう組み立てていくか考えるのが難しかった。自分が見てるものがすべてじゃないということを肝に銘じないといけないと思った」と話し、純度100%の暗闇で得た気づきを今後に生かしていきたいと意気込んでいました。

■Sustainabl Academia weeksから、サステナブルへのシフトを加速
<コクヨ株式会社 CSV本部 サステナビリティ推進室 横手綾美>
[画像7: https://prtimes.jp/i/48998/737/resize/d48998-737-bcd6c9d5f254bef0db82-0.jpg ]

今回のイベントは、サステナブルな活動を一部の人が取り組むものではなく、全社員がジブンゴトにすることを目的として開催しました。アンケートでは76.2%の社員が、自身の業務やコクヨでの生活に活かせるヒントが見つかったと回答しており、まずは結果を嬉しく受けとめています。

1人1人がそれぞれの業務にサステナブルな視点を取り入れること、それを会社として束ねて大きな社会価値、環境価値にしていく事の両輪が大切だと思っており、今回社員が得た気づきを基に、更に議論を重ねていきたいと思います。

コクヨグループは今後も、社員全員でサステナブル経営の実現を加速していくとともに、今後様々な商品やサービスを通して、社会課題の解決に貢献していきます。
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