スマート・インダストリや高級家電向けに、性能と簡潔さを最適化した、高機能モータ制御用SiPを発表
[16/11/14]
提供元:PRTIMES
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・高集積なSiPが、スマートな製造装置、ドローン、高級家電および携帯型BLDCモータのインテリジェントなモータ制御を簡略化
・各種ツールとモータ制御用アルゴリズムを含んだソフトウェアで構成される、強力なSTM32開発エコシステムの活用が可能
[画像: http://prtimes.jp/i/1337/743/resize/d1337-743-308151-0.jpg ]
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、Industry 4.0などのスマート・インダストリの普及を加速させる高機能モータ制御用システム・イン・パッケージ(SiP)を発表しました。同製品は、インテリジェントなモータ制御を1パッケージで実現します。
STの新しいモータ制御用SiPであるSTSPIN32F0は、パワー素子とマイクロコントローラ(マイコン)・ベース駆動の柔軟性を組み合わせており、使いやすく小型です。スマートな製造装置、電動工具とその冷却ファン、ドローンや小型ロボットなどの急成長中のハイテク製品、さらには高性能携帯型掃除機や空気清浄機などの高効率モータを内蔵する生活家電といったアプリケーションに最適です。
STのインダストリアル & パワー・コンバージョン事業部ジェネラル・マネージャであるDomenico Arrigoは、次のようにコメントしています。「Industry 4.0および高級家電の設計では、モータ制御手法を最適化できる柔軟性に加え、中央コントローラによる処理を最低限に抑えたオートメーション向けの高い処理性能が必要になります。STSPIN32F0は、これらの機能を小型で使いやすい1つのSiPに集積しています。同時に、STM32の充実した開発エコシステムが持つ電源制御用のライブラリおよびアルゴリズムを利用できるため、インテリジェント、多機能かつ高精度なモータ制御の開発が合理化・簡略化されます。」
STSPIN32F0は、マイコンとアナログICを小型QFNパッケージ(7 x 7mm)に集積し、マイコン・ベースのモータ駆動の柔軟性とパワー素子を、使いやすい小型の1パッケージで提供します。このソリューションは、独自のモータ制御IPで既存の資産を活用する開発者にも、すぐに使用できるモータ制御アルゴリズムが必要な開発者にも、魅力的な製品です。
また、その他のマイコンベースのモータ駆動ソリューションと比較した場合、STSPIN32F0には、ファームウェア開発を合理化するためのベクトル制御(FOC)や6ステップ制御等の一般的なモーション・コントロール・アルゴリズムと共に使用できる、ソフトウェア・ツール、ファームウェア・ライブラリ、ミドルウェアを含む広範なSTM32エコシステムが提供されるため、設計が大幅に簡略化されます。
STSPIN32F0は現在量産中で、QFNパッケージ(7mm x 7mm )で提供されます。単価は、1000個購入時に約1.95ドルです。
技術情報
・STSPIN32F0には、ARM(R) Cortex(R)-M0プロセッサ搭載の32bitマイコンであるSTM32F0が内蔵されており、センサありまたはセンサレスによるFOC、6ステップ制御等の多様なモータ制御アルゴリズムをホストできます。この高い性能が、高速回転のトルクと速度の精密制御に必要なアルゴリズムの高速実行を可能にするほか、追加機能をサポートするための帯域幅とヘッドルームを確保します。
・STSPIN32F0に内蔵されている高集積アナログICは、ブートストラップ・ダイオードを内蔵した、3相ハーフ・ブリッジ・ゲート・ドライバです。ゲート駆動電流は最大600mAのため、設計者は選択したモータに適した定格のパワーMOSFETを選択できます。内蔵の保護メカニズムとして、リアルタイムに設定可能な過電流保護、破損の可能性があるシュートスルー電流を防止するための貫通電流防止、および減電圧保護と過熱保護の機能を備えています。
・集積されている複数のオペアンプが、コスト効率に優れたセンサレスまたはホール効果センサ・フィードバック・システムを設計するための柔軟性を最大化します。
・外付け部品点数の削減とシステム設計を簡略化する、内蔵の3.3V DC-DCバック・コンバータと12V LDOリニア・レギュレータにより、マイコン、外付け回路、およびゲート・ドライバに給電するための電圧レールが提供されると共に、電力効率が向上します。また、このSiPは、スタンバイ・モードに移行することで、マイコンに給電しているDC-DCコンバータ以外のすべての内蔵回路を無効化できるため、消費電力を最小化できます。
詳細については、 http://www.st.com/stspin をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ & MEMS製品グループ
TEL : 03-5783-8250 FAX : 03-5783-8216
・各種ツールとモータ制御用アルゴリズムを含んだソフトウェアで構成される、強力なSTM32開発エコシステムの活用が可能
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多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、Industry 4.0などのスマート・インダストリの普及を加速させる高機能モータ制御用システム・イン・パッケージ(SiP)を発表しました。同製品は、インテリジェントなモータ制御を1パッケージで実現します。
STの新しいモータ制御用SiPであるSTSPIN32F0は、パワー素子とマイクロコントローラ(マイコン)・ベース駆動の柔軟性を組み合わせており、使いやすく小型です。スマートな製造装置、電動工具とその冷却ファン、ドローンや小型ロボットなどの急成長中のハイテク製品、さらには高性能携帯型掃除機や空気清浄機などの高効率モータを内蔵する生活家電といったアプリケーションに最適です。
STのインダストリアル & パワー・コンバージョン事業部ジェネラル・マネージャであるDomenico Arrigoは、次のようにコメントしています。「Industry 4.0および高級家電の設計では、モータ制御手法を最適化できる柔軟性に加え、中央コントローラによる処理を最低限に抑えたオートメーション向けの高い処理性能が必要になります。STSPIN32F0は、これらの機能を小型で使いやすい1つのSiPに集積しています。同時に、STM32の充実した開発エコシステムが持つ電源制御用のライブラリおよびアルゴリズムを利用できるため、インテリジェント、多機能かつ高精度なモータ制御の開発が合理化・簡略化されます。」
STSPIN32F0は、マイコンとアナログICを小型QFNパッケージ(7 x 7mm)に集積し、マイコン・ベースのモータ駆動の柔軟性とパワー素子を、使いやすい小型の1パッケージで提供します。このソリューションは、独自のモータ制御IPで既存の資産を活用する開発者にも、すぐに使用できるモータ制御アルゴリズムが必要な開発者にも、魅力的な製品です。
また、その他のマイコンベースのモータ駆動ソリューションと比較した場合、STSPIN32F0には、ファームウェア開発を合理化するためのベクトル制御(FOC)や6ステップ制御等の一般的なモーション・コントロール・アルゴリズムと共に使用できる、ソフトウェア・ツール、ファームウェア・ライブラリ、ミドルウェアを含む広範なSTM32エコシステムが提供されるため、設計が大幅に簡略化されます。
STSPIN32F0は現在量産中で、QFNパッケージ(7mm x 7mm )で提供されます。単価は、1000個購入時に約1.95ドルです。
技術情報
・STSPIN32F0には、ARM(R) Cortex(R)-M0プロセッサ搭載の32bitマイコンであるSTM32F0が内蔵されており、センサありまたはセンサレスによるFOC、6ステップ制御等の多様なモータ制御アルゴリズムをホストできます。この高い性能が、高速回転のトルクと速度の精密制御に必要なアルゴリズムの高速実行を可能にするほか、追加機能をサポートするための帯域幅とヘッドルームを確保します。
・STSPIN32F0に内蔵されている高集積アナログICは、ブートストラップ・ダイオードを内蔵した、3相ハーフ・ブリッジ・ゲート・ドライバです。ゲート駆動電流は最大600mAのため、設計者は選択したモータに適した定格のパワーMOSFETを選択できます。内蔵の保護メカニズムとして、リアルタイムに設定可能な過電流保護、破損の可能性があるシュートスルー電流を防止するための貫通電流防止、および減電圧保護と過熱保護の機能を備えています。
・集積されている複数のオペアンプが、コスト効率に優れたセンサレスまたはホール効果センサ・フィードバック・システムを設計するための柔軟性を最大化します。
・外付け部品点数の削減とシステム設計を簡略化する、内蔵の3.3V DC-DCバック・コンバータと12V LDOリニア・レギュレータにより、マイコン、外付け回路、およびゲート・ドライバに給電するための電圧レールが提供されると共に、電力効率が向上します。また、このSiPは、スタンバイ・モードに移行することで、マイコンに給電しているDC-DCコンバータ以外のすべての内蔵回路を無効化できるため、消費電力を最小化できます。
詳細については、 http://www.st.com/stspin をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ & MEMS製品グループ
TEL : 03-5783-8250 FAX : 03-5783-8216