効率・速度・信頼性を向上させた最新の16V CMOSアナログ・コンパレータを発表
[16/11/21]
提供元:PRTIMES
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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、最新のプロセス技術を採用したデュアル/ クワッド型の16V CMOSアナログ・コンパレータを発表しました。これらの製品は、コンパレータあたりの標準動作電流を5μAに低減すると共に、伝搬遅延時間の改善と4kVまでのESD耐量を実現しています。
従来品と互換性のあるTSX393、TSX339、TSX3702、およびTSX3704は、競合するバイポーラ・コンパレータに対し、STのCMOSデバイスが持つ性能と効率の優位性を有しています。これらのコンパレータは、単一電源の供給電圧範囲が2.7〜16Vと広く、産業分野や自動車分野など多くのアプリケーションで標準的に使用されている各種電圧で動作可能です。
これらの新製品の動作温度範囲は、-40℃〜125℃です。また、従来品よりもESD耐量が高く、過酷な環境でのセンシングが可能となり、制御システムの信頼性向上に貢献します。
TSX393およびTSX339には、それぞれ2回路および4回路のコンパレータが集積されています。これらはオープン・ドレイン出力となっており、OR回路やレベル・シフト回路の設計簡略化に役立ちます。デュアルタイプのTSX3702とクワッドタイプのTSX3704は、プッシュプル出力回路なのでプルアップが不要で、信頼性のある信号伝達が可能です。最大20mAの出力ドライブ能力により、さまざまなアナログまたはデジタル負荷に直接接続することができます。
STは、これらの最新製品に、基板レイアウトや配線を簡略化し、デザインインを容易にするより小型の新しいパッケージ・スタイルを導入しています。TSX393とTSX3702は、実績のある各種パッケージ(SO-8、Mini-SO8、TSSOP-8)に加え、DFN8パッケージ(2 x 2mm)でも提供されます。TSX339とTSX3704は、SO-14とTSSOP-14のほか、QFN16パッケージ(3 x 3mm)で提供可能です。現在STでは、SO-8ならびにTSSOP-14パッケージを使用し、AEC-Q100への適合認証プロセスを進めています。
STの新しいTSXシリーズ・コンパレータは、現在生産中です。単価は1000個購入時に、TSX393とTSX3702(デュアル型)が0.395ドル、TSX3704(クワッド型)が0.527ドル、TSX339(クワッド型)が0.546ドルです。価格はすべて、1000個購入時のものです。
詳細については http://www.st.com/tsxcomps-pr をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
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