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これからのビジネスパーソンが学ぶべきは、経済学ではなくお金学だ! 『NHK出版 学びのきほん 大人のためのお金学』が発売

2時間で読める教養の入り口「学びのきほん」。子どもに教えたくなる新しいお金の教科書が登場。

「NHK100 分de 名著」 で、ベストセラー『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』の解説を担当し、大きな反響を呼んだ経済学者・中山智香子さん。新刊『NHK出版 学びのきほん 大人のためのお金学』(2023年7月26日発売)では、「市場」「資本」「投資」など数々の必須知識を身につけつつ、お金の起源を知ることで、私たちが当たり前だと思っているお金に対する考え方を一変させてくれます。

 なぜ今、大人はお金について学ぶべきなのか、著者インタビューをお届けします。




[画像1: https://prtimes.jp/i/18219/746/resize/d18219-746-fd12d99f78f2efcac1d5-0.jpg ]

――いま、日本では不動産がすごいバブルだと言われていますが、このことをお金学の観点から見ると、どういう世界が見えてくるのでしょうか。

 今のバブルの問題というのは日本に限らずで、株価を誘導、操作することで株価があがっていくという状況になっているわけです。なので、あまりいい動きではないんですね。

 今の状況は、まったく地に足がついていません。Covid19のパンデミックが終わったかどうかの局面で、すばらしい状況なんてまだあるはずがないのに、人びとは「いいじゃん、株価が上がってるんだから」と言って目を背けている。でも、ふと周囲や国際情勢を見渡せば、悪い材料ばかりが目立ちます。株価が上がる道理がないわけです。にもかかわらず、株価が上がっていると言って煽り立てている状況だと思います。これが、本書でも言及している「投機」の恐ろしさですね。

 これをお金学の観点から見れば、どんどん個人の欲望を煽り立て、自分の目先の欲望が満たせればそれでOK、という状況ですね。これは本書の核にもなっていますが、そのような個人の欲望だけで完結するお金のあり方は、やがて個人を追い込むリスクに満ちています。確かに株価も上がっているし、不動産の価格も上がっているんだけど、お金学の視点から考えると、無理に膨らませたバブルが永遠に続くことはありえません。だからそういった動きと一蓮托生と思わず、一線を画して考えることが大切だと思います。

 バブルのときって、その状況に水を差すような意見が本当に嫌われるんですが、私はこの本を読んでもらって精一杯嫌われてみたいと思っています(笑)。


 あと、バブルのときには、よく「今回は違う」と言われるんです。”This time is different”という本があるくらいで。「今回は違う」「私は違う」といった言葉が飛び交うのですが、そんなことはあるはずがないんです。調子に乗ってバブルに踊らなくとも、私たちはそんなに大きな規模ではない、一線を越えないような形で楽しいことはできるし、その範囲で十分、充実した暮らし方を見つけることができる。案外人びとは、そのようなマインドをもって生きているのではないかと思います。それで十分考えられることってあるよね、ということも本書で伝えたかったことの一つです。

――経済思想がご専門ですが、なぜ今回はおカネをテーマにしたのでしょうか。

 ここ数年、お金のことばかり考えているんですよ(笑)。

 経済思想から見ると、お金ってすごく難しいファクターなんです。きっかけはビットコインの登場でした。詳細は省きますが、ビットコインはおカネのあり方を根本から問い直す必要を突きつけるものでした。そこから類似物がものすごくたくさん現れ、やがてフェイスブック(現・メタ)が打ち出した「リブラ」という暗号資産は、先進諸国や国際機関が規制の動きに出て、みんなでつぶしてしまったような形になりましたが。

 このときつくづく感じたのが、人々のおカネへの関心が現実に噴き出してきている、ということでした。それは、ただ単に儲けたいということだけではないんです。デジタル技術の進展もあり、人びとにはおカネを通してできること・やりたいことがあるのに、それを既存のおカネのシステムでは支えきれていない。だからビットコインが出てきたし、リブラがつぶされても次なるリブラもどきが出てくるだろうし、それはもう、止めようがないんだと思います。

 なので、そのような観点から見ると、これからの大人、特にビジネスパーソンは、経済学よりもお金学を勉強したほうがいいのではと思います。

 お金を通して人びとの中でやりたいことがあって、それを既存のシステムでは支えきれていないのだとしたら、「ミクロ経済学」とか「マクロ経済学」とか、そういった既存の学問を学んでも現実に対応できないことが出てくるでしょう。それでも結局、どんな人だって仕事をしていればお金を動かしているわけですよね。だから、お金学の考え方を学んで活かせば、これからの世の中のあり方をさまざまに構想できて、結果として仕事の捉え方も変わってくるのではないかと思っています。

著者の中山智香子さんへのインタビュー続編や、
本書「はじめに」を NHK出版デジタルマガジンにて公開
https://mag.nhk-book.co.jp/article/34024

著者情報


[画像2: https://prtimes.jp/i/18219/746/resize/d18219-746-4a98726ffb19efdcdbfb-1.jpg ]

中山智香子(なかやま・ちかこ)
1964 年、神奈川県生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専門は経済思想史。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学、ウィーン大学大学院経済学研究科博士課程修了。著書に『経済戦争の理論 大戦間期ウィーンとゲーム理論』( 勁草書房)、『経済ジェノサイド フリードマンと世界経済の半世紀』(平凡社新書)、『経済学の堕落を撃つ 「自由」vs「正義」の経済思想史』(講談社現代新書)、『ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ アメリカからグローバル世界へ』(共編、東京外国語大学出版会)など。「NHK100分de名著forティーンズ」(2022年8月) では、バルファキス『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』の解説を担当。

『NHK出版 学びのきほん 大人のためのお金学』目次


はじめに
第1章 おカネの超・基礎知識
第2章 おカネって、どうやって生まれたの?
第3章 おカネへの欲望が止まらない
第4章 「新しいおカネ」の誕生
第5章 おカネは自己責任?
第6章 おカネとの関わり方を変えてみる
一歩先に進むためのお金学のブックガイド30冊

商品情報


[画像3: https://prtimes.jp/i/18219/746/resize/d18219-746-92e4ac81c768fd486a66-2.jpg ]

書名:NHK出版 学びのきほん 大人のためのお金学
著者:中山智香子
出版社:NHK出版
発売日:2023年7月26日
定価:770円(税込)
判型:A5判並製
ページ数:112ページ
ISBN:978-4-14-407298-7
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064072982023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4144072983/
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