『はたらくWell-being AWARDS 2023 by PERSOL』を開催
[23/03/08]
提供元:PRTIMES
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〜“はたらく”ことの先にある“笑顔”を社会のチカラに変えた4組5名を表彰〜
総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、『はたらくWell-being AWARDS 2023 by PERSOL』の授賞式を3月7日(火)に開催しました。
なお、本イベントの様子は3月19日(日)16:00〜17:00にテレビ東京にて特番として放送されます。
【受賞者情報などを掲載した特設サイト:https://www.persol-group.co.jp/special/well-being-awards/2023/ 】
[画像1: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-aab152c7b57fed6cfa1c-5.jpg ]
『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』は、自らのキャリアを主体的に描き、選んで行動した結果、この1年間でもっとも「はたらくWell-being」を体現していた方に贈るアワードです。
はたらくことを通じてその人自身が感じる幸せ―「はたらくWell-being」を体現し、その先にある笑顔を社会のチカラに変えた方を表彰することで、一人でも多くの方々がご自身の「はたらくWell-being」について、考えていただくキッカケを提供することを目的としています。
本年の『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』では、株式会社山屋の代表で山に関する仕事はすべて請け負う山のマルチクリエイター、秋本真宏(あきやま・まさひろ)さん、オストメイト(※)モデルで医師としても活躍するエマ・大辻・ピックルス(えま・おおつじ・ぴっくるす)さん、ラブシーン撮影時に俳優と制作現場の間に立って調整するインティマシーコーディネーターの西山ももこ(にしやま・ももこ)さん、知的障害者の手によるアートをビジネスに転換する株式会社ヘラルボニー株式会社の松田崇弥(まつだ・たかや)さんと松田文登(まつだ・ふみと)さん(五十音順)の4組5名を表彰しました。
※病気や障害などで人工肛門や人工膀胱を作った人のこと
■受賞者と選考委員のコメント
秋本真宏さん(株式会社山屋代表)
[画像2: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-4d67c599bc35519e9c09-2.jpg ]
コメント
本日はこのような機会を与えていただきありがとうございます。私は山が好きで、これまでずっと山に登ってはたらいてきました。最初は山に関する仕事にどのようなものがあるのか、まったく想像できませんでした。だからこそ、まずはひたすら山に関わる人たちを訪ね歩いて話を聞いて回りました。おかげで山に関する仕事はさまざまなものがあるのだと知ることができたと思っています。その一つひとつを自分でやってみて、今に至っているという感じです。そうした活動の延長で、このような場に呼んでいただけることはまったく想定していませんでした。今はただただ驚いていますが本当に光栄に思っています。ありがとうございました。
プロフィール
1991年、静岡県沼津市生まれ。中学を卒業後、化学者を志し5年一貫教育の沼津高専物質工学科に入学。
高校生のときに長野県の木曽駒ヶ岳の登山で山に目覚める。その後、信州大学農学部森林科学科に編入し、日本各地の山を学ぶ。大学卒業後は、木材の会社に就職するもまもなく退社。山に関するさまざまな仕事を経験するため個人で活動を続け、2021年、株式会社「山屋」を設立。
選考委員 池澤あやかさんより
「好きだから」という理由で、ご自身のライフスタイルに合わせて仕事を新しく創ったところが素敵だなと感じました。好きなことを突き詰める才能があることは本当にすごいと思います。
選考委員 バービーさんより
今回、審査をする中で、「本当に心が熱い人だな」と感じたのが秋山さんでした。まったくのゼロの状態から山に関わる仕事をご自身で創ってしまうあたりに秋山さんの心の強さを感じました。何より自分のしたいことをきちんと形にしたことが一番素晴らしいと思います。
エマ・大辻・ピックルスさん(医師/オストメイトモデル)
[画像3: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-9623714ffd55eebd0c42-4.jpg ]
コメント
私がオストメイトになったのは約4年前で、その前の29年間は原因がわからない難病ということで苦しんでいました。オストメイトになることはあくまでも治療の一環で、私自身はポジティブな気持ちでした。しかし、いざ手術が近づいてくるとネガティブな情報しか入ってきません。そんな中、たまたまインスタグラムを見ていたら、海外にはオストメイトモデルという人たちがいて、オストメイトになったことでハッピーになったということを伝えている人たちがいると知りました。私は病気になったことで医師としてのキャリアに引け目を感じていたのですが、私を助けていただいた医療関係者の方々やお世話になった方々に恩返しをしたいという気持ちでこれまで活動を続けてきました。本日はこのような栄誉ある賞を賜り、本当に感極まっています。
プロフィール
1978年、イギリス生まれ。慶應義塾大学法学部、同大学院政策メディア研究科を経て、鹿児島大学医学部医学科学士編入。東京大学法医学教室客員研究員兼東京医科大特任助教。がん研有明病院健診センター非常勤務医。16歳から難病である慢性偽性腸閉塞症(CIPO)と25年間闘病。2016年7月には胃亜全摘術、2019年の9月にはストーマ(人工肛門)造設するなど、患者として生死をさまよう経験を持つ。医師、日本初のオストメイトモデルとして活動中。
選考委員 呂布カルマさんより
自分がオストメイトであることは、本来隠しておきたいことなのかもしれません。まだ世間の理解や認知も十分に進んでいない状況の中、あえてグラビアという世界に飛び込んで、極端なことをすることでオスメイトを知ってもらおうとする「意志」が素晴らしいと思います。
選考委員 若新雄純さんより
僕自身も子供の頃は「こんな自分嫌だな」「もっとこういう風に変わりたい」と諦められないことがたくさんありました。しかし、大人になるにつれて「これも自分なんだ」と前向きな受容をすることで生きやすくなることがたくさんあったと感じています。
そんな僕の経験とオストメイトの方々を一緒にすることはできないかもしれませんが、自分の人生に起きた出来事、大げさに言えば運命みたいなものを前向きに堂々と受け止める。それがエマさんがモデルとしてご活躍されている大きな要因なのではないでしょうか。人生におけるWell-beingとは何かっていうことを踏み込んで考えさせてもらえる活動でした。
西山ももこさん(インティマシーコーディネーター)
[画像4: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-7a999a344037461531e0-0.jpg ]
コメント
本日は『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』に表彰いただきありがとうございます。以前の私はアフリカのロケをメインに活動するコーディネーターでした。依頼主からのオーダーすべてにイエスと言うことがいいコーディネーターだと思っていたのですが、それが果たして人のためになっているのかと疑問を感じるようになりました。「これは一度立ち止まって考えなければならない」と感じたことがインティマシーコーディネーターとして活動するようになったきっかけです。
インティマシーコーディネーターはまだ新しい仕事で、私自身、特段何かを成し遂げたわけではありません。自分は世間に対して何ができるのか、社会をどのように変えていけるかということを、これからも模索し続けていきたいと思います。
プロフィール
高校から大学卒業まで6年間、アイルランドで学生生活を送る。その後、チェコのプラハ芸術アカデミーに留学。2009年からは日本でアフリカ専門のコーディネート会社にて経験を積み、2016年よりフリーランスに転向。 月1〜2回のペースでアフリカ、欧米、アジアでの海外ロケだけでなく、国内でのロケ、また国内外のイベント制作に携わる。 2020年にインティマシーコーディネーターの資格を取得。他、ハラスメント相談員、ハラスメントカウンセラーの資格も保持。
選考委員 池澤あやかさんより
日常生活の中でも「性的に嫌だな」と感じる場面はあると思います。そんな時に、声を出して主張することができないもどかしさを感じている人もいるのではないでしょうか。そうしたもどかしい気持ちを撮影現場で代弁してくださる西山さんのような存在は、多くの方々のはたらきやすさにつながっています。まさに「はたらくWell-being」を支える仕事をしていて、素晴らしいと思いました。
選考委員 若新雄純さんより
僕たちは小さい頃からずっと何か夢中になることを推奨されて生きてきました。何かに熱中するあまり、いろいろなことを冷静に見れなくなったり、盲目的になってしまったりすることもあると思うんです。時には自分でも気づかないうちに、引き戻せない状況に陥ってしまうこともあります。しかし、だからといって「夢中にならない」「熱中しない」「真剣に生きない」醒めて生きる人生は寂しいですよね。
西山さんの活動は、盲目的になってしまうほど夢中になっている人に伴走し、その人が何かを冷静に見れなくなってしまっている時に、そっと耳元で囁いてあげたり、うまくフォローしてあげたりする。そうした存在がとても大切なのだと思います。こうしパートナーシップを築いて、誰かをサポートしている人のWell-beingもあるのだと感じました。
松田崇弥さん(株式会社ヘラルボニー)
松田文登さん(株式会社ヘラルボニー)
[画像5: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-994eb29230de1eb616df-1.jpg ]
コメント
この度は身に余る賞をいただきありがとうございます。私たちは4つ上の兄が先天性の知的障害を伴う自閉症で、小さい頃から兄に対して「かわいそう」と言われる機会が多くありました。私たち双子の中では彼が「かわいそう」という感覚はありません。しかし障害者という枠組みの中に入ってしまうと、社会的に「かわいそう」に見えてしまうところに大きな違和感がありました。そんな風潮を本気で変えていこうとチャレンジしたことが私たちのはじまりです。
「ヘラルボニー」とはそんな兄が、ノートや自由帳などいたるところに書いていた謎の言葉です。彼にとっては何かしら意味がある言葉なんだろうと思っています。重度の知的障害がある人たちが心では面白いと思っていても、それが周囲に伝わらない。そうしたものを可視化できる会社になりたいと思っております。ヘラルボニーという言葉がいつか共通言語になる、そんな未来に向けて一生懸命走っていきたいと思っています。
プロフィール
兄・松田文登。東北学院大学共生社会経済学科卒業。大手ゼネコンで被災地再建に従事。
弟・松田崇弥は、東北芸術工科大学企画構想学科卒業。小山薫堂率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズにプランナーとして入社。お互い別の道に進んだがある時、転機が訪れる。弟・崇弥が24歳の時に訪れた岩手県花巻市の「るんびにい美術館」。そこに展示される障害者の独創的で魅力にあふれたアート作品に大きな衝撃を受ける。その後、双子で障害者のアートをプロダクトに落とし込み、社会に提案するブランド「MUKU」を立ち上げる。2018年に社名「ヘラルボニー」とし株式会社を設立。
日本全国の主に知的な障害のある福祉施設や作家とライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に事業を展開。
選考委員 バービーさん
障害者の方々の仕事は、依頼する側がある種の手心を加えたり、購入する側が慈善活動的な文脈で購入したりすることもあると思います。しかし、彼らの仕事は障害者の方たちが持つ独特の想像力を活かして、それをきちんと市場で勝負できる形に落とし込んでマネタイズしています。とても素敵だと思いました。
選考委員 呂布カルマさんより
彼らのイベントを観に行ったことがあります。実際、すごくかっこよかった。障害者の方が持つ独特の色彩感覚や発想がきちんと作品に反映され、商品に落とし込んでいました。そこにはセンスが必要です。ただ美談として終わらせるのではなく、ビジネスとして価値を生み出しているところが、特に僕が評価しているポイントです。
■パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 和田孝雄のコメント
[画像6: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-348f090dbbc6d3cbe972-3.jpg ]
受賞された皆さんおめでとうございます。パーソルは「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げています。『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』は、そんな私たちのビジョンに直結する取り組みです。今回表彰された方々は、はたらき方や人生の過ごし方が素敵な人たちばかりです。志も高く、一人ひとりの個性が輝いています。こうした「はたらくWell-being」を体現する方々を表彰し、私たちの信じる価値観を世の中に広げることで、社会を豊かにできればと考えています。受賞者から刺激を受けた多くの方々が、ご自身にとってのよりよいはたらき方を考え、それぞれの「はたらいて、笑おう。」を実現していただければと思います。
■「はたらくWell-being」とは
はたらくことを通してその人自身が感じる幸せを「はたらくWell-being」と定義しています。パーソルグループは、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて一人ひとりの選択肢を広げ、はたらく自由を広げることで、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。一人でも多くの方々が自ら選択した仕事やはたらき方で、喜びや楽しみ、さらには人や社会の役に立っていることを実感できる多様で豊かな社会を創造することで、世界中で「はたらいて、笑おう。」を実現していきます。
■『はたらくWell-being AWARDS 2023 by PERSOL』開催概要
開催日時 :2023年3月7日(火)12:00〜18:45 (12:00受付開始、12:30〜トークセッション、
14:45〜授賞式、17:30〜バラエティ企画)
開催場所 :六本木ヒルズ 49F アカデミーヒルズ
(〒106-6149 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー49F)
主催者 :パーソルホールディングス株式会社
視聴方法 :YouTube Liveにて無料配信(事前申し込み不要)
※視聴URLは特設サイトにて随時ご案内いたします。
特設サイト:https://www.persol-group.co.jp/special/well-being-awards/2023/
■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、再就職支援など総合人材サービスを展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2022年3月期売上高1兆608億円。
■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。
総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、『はたらくWell-being AWARDS 2023 by PERSOL』の授賞式を3月7日(火)に開催しました。
なお、本イベントの様子は3月19日(日)16:00〜17:00にテレビ東京にて特番として放送されます。
【受賞者情報などを掲載した特設サイト:https://www.persol-group.co.jp/special/well-being-awards/2023/ 】
[画像1: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-aab152c7b57fed6cfa1c-5.jpg ]
『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』は、自らのキャリアを主体的に描き、選んで行動した結果、この1年間でもっとも「はたらくWell-being」を体現していた方に贈るアワードです。
はたらくことを通じてその人自身が感じる幸せ―「はたらくWell-being」を体現し、その先にある笑顔を社会のチカラに変えた方を表彰することで、一人でも多くの方々がご自身の「はたらくWell-being」について、考えていただくキッカケを提供することを目的としています。
本年の『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』では、株式会社山屋の代表で山に関する仕事はすべて請け負う山のマルチクリエイター、秋本真宏(あきやま・まさひろ)さん、オストメイト(※)モデルで医師としても活躍するエマ・大辻・ピックルス(えま・おおつじ・ぴっくるす)さん、ラブシーン撮影時に俳優と制作現場の間に立って調整するインティマシーコーディネーターの西山ももこ(にしやま・ももこ)さん、知的障害者の手によるアートをビジネスに転換する株式会社ヘラルボニー株式会社の松田崇弥(まつだ・たかや)さんと松田文登(まつだ・ふみと)さん(五十音順)の4組5名を表彰しました。
※病気や障害などで人工肛門や人工膀胱を作った人のこと
■受賞者と選考委員のコメント
秋本真宏さん(株式会社山屋代表)
[画像2: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-4d67c599bc35519e9c09-2.jpg ]
コメント
本日はこのような機会を与えていただきありがとうございます。私は山が好きで、これまでずっと山に登ってはたらいてきました。最初は山に関する仕事にどのようなものがあるのか、まったく想像できませんでした。だからこそ、まずはひたすら山に関わる人たちを訪ね歩いて話を聞いて回りました。おかげで山に関する仕事はさまざまなものがあるのだと知ることができたと思っています。その一つひとつを自分でやってみて、今に至っているという感じです。そうした活動の延長で、このような場に呼んでいただけることはまったく想定していませんでした。今はただただ驚いていますが本当に光栄に思っています。ありがとうございました。
プロフィール
1991年、静岡県沼津市生まれ。中学を卒業後、化学者を志し5年一貫教育の沼津高専物質工学科に入学。
高校生のときに長野県の木曽駒ヶ岳の登山で山に目覚める。その後、信州大学農学部森林科学科に編入し、日本各地の山を学ぶ。大学卒業後は、木材の会社に就職するもまもなく退社。山に関するさまざまな仕事を経験するため個人で活動を続け、2021年、株式会社「山屋」を設立。
選考委員 池澤あやかさんより
「好きだから」という理由で、ご自身のライフスタイルに合わせて仕事を新しく創ったところが素敵だなと感じました。好きなことを突き詰める才能があることは本当にすごいと思います。
選考委員 バービーさんより
今回、審査をする中で、「本当に心が熱い人だな」と感じたのが秋山さんでした。まったくのゼロの状態から山に関わる仕事をご自身で創ってしまうあたりに秋山さんの心の強さを感じました。何より自分のしたいことをきちんと形にしたことが一番素晴らしいと思います。
エマ・大辻・ピックルスさん(医師/オストメイトモデル)
[画像3: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-9623714ffd55eebd0c42-4.jpg ]
コメント
私がオストメイトになったのは約4年前で、その前の29年間は原因がわからない難病ということで苦しんでいました。オストメイトになることはあくまでも治療の一環で、私自身はポジティブな気持ちでした。しかし、いざ手術が近づいてくるとネガティブな情報しか入ってきません。そんな中、たまたまインスタグラムを見ていたら、海外にはオストメイトモデルという人たちがいて、オストメイトになったことでハッピーになったということを伝えている人たちがいると知りました。私は病気になったことで医師としてのキャリアに引け目を感じていたのですが、私を助けていただいた医療関係者の方々やお世話になった方々に恩返しをしたいという気持ちでこれまで活動を続けてきました。本日はこのような栄誉ある賞を賜り、本当に感極まっています。
プロフィール
1978年、イギリス生まれ。慶應義塾大学法学部、同大学院政策メディア研究科を経て、鹿児島大学医学部医学科学士編入。東京大学法医学教室客員研究員兼東京医科大特任助教。がん研有明病院健診センター非常勤務医。16歳から難病である慢性偽性腸閉塞症(CIPO)と25年間闘病。2016年7月には胃亜全摘術、2019年の9月にはストーマ(人工肛門)造設するなど、患者として生死をさまよう経験を持つ。医師、日本初のオストメイトモデルとして活動中。
選考委員 呂布カルマさんより
自分がオストメイトであることは、本来隠しておきたいことなのかもしれません。まだ世間の理解や認知も十分に進んでいない状況の中、あえてグラビアという世界に飛び込んで、極端なことをすることでオスメイトを知ってもらおうとする「意志」が素晴らしいと思います。
選考委員 若新雄純さんより
僕自身も子供の頃は「こんな自分嫌だな」「もっとこういう風に変わりたい」と諦められないことがたくさんありました。しかし、大人になるにつれて「これも自分なんだ」と前向きな受容をすることで生きやすくなることがたくさんあったと感じています。
そんな僕の経験とオストメイトの方々を一緒にすることはできないかもしれませんが、自分の人生に起きた出来事、大げさに言えば運命みたいなものを前向きに堂々と受け止める。それがエマさんがモデルとしてご活躍されている大きな要因なのではないでしょうか。人生におけるWell-beingとは何かっていうことを踏み込んで考えさせてもらえる活動でした。
西山ももこさん(インティマシーコーディネーター)
[画像4: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-7a999a344037461531e0-0.jpg ]
コメント
本日は『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』に表彰いただきありがとうございます。以前の私はアフリカのロケをメインに活動するコーディネーターでした。依頼主からのオーダーすべてにイエスと言うことがいいコーディネーターだと思っていたのですが、それが果たして人のためになっているのかと疑問を感じるようになりました。「これは一度立ち止まって考えなければならない」と感じたことがインティマシーコーディネーターとして活動するようになったきっかけです。
インティマシーコーディネーターはまだ新しい仕事で、私自身、特段何かを成し遂げたわけではありません。自分は世間に対して何ができるのか、社会をどのように変えていけるかということを、これからも模索し続けていきたいと思います。
プロフィール
高校から大学卒業まで6年間、アイルランドで学生生活を送る。その後、チェコのプラハ芸術アカデミーに留学。2009年からは日本でアフリカ専門のコーディネート会社にて経験を積み、2016年よりフリーランスに転向。 月1〜2回のペースでアフリカ、欧米、アジアでの海外ロケだけでなく、国内でのロケ、また国内外のイベント制作に携わる。 2020年にインティマシーコーディネーターの資格を取得。他、ハラスメント相談員、ハラスメントカウンセラーの資格も保持。
選考委員 池澤あやかさんより
日常生活の中でも「性的に嫌だな」と感じる場面はあると思います。そんな時に、声を出して主張することができないもどかしさを感じている人もいるのではないでしょうか。そうしたもどかしい気持ちを撮影現場で代弁してくださる西山さんのような存在は、多くの方々のはたらきやすさにつながっています。まさに「はたらくWell-being」を支える仕事をしていて、素晴らしいと思いました。
選考委員 若新雄純さんより
僕たちは小さい頃からずっと何か夢中になることを推奨されて生きてきました。何かに熱中するあまり、いろいろなことを冷静に見れなくなったり、盲目的になってしまったりすることもあると思うんです。時には自分でも気づかないうちに、引き戻せない状況に陥ってしまうこともあります。しかし、だからといって「夢中にならない」「熱中しない」「真剣に生きない」醒めて生きる人生は寂しいですよね。
西山さんの活動は、盲目的になってしまうほど夢中になっている人に伴走し、その人が何かを冷静に見れなくなってしまっている時に、そっと耳元で囁いてあげたり、うまくフォローしてあげたりする。そうした存在がとても大切なのだと思います。こうしパートナーシップを築いて、誰かをサポートしている人のWell-beingもあるのだと感じました。
松田崇弥さん(株式会社ヘラルボニー)
松田文登さん(株式会社ヘラルボニー)
[画像5: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-994eb29230de1eb616df-1.jpg ]
コメント
この度は身に余る賞をいただきありがとうございます。私たちは4つ上の兄が先天性の知的障害を伴う自閉症で、小さい頃から兄に対して「かわいそう」と言われる機会が多くありました。私たち双子の中では彼が「かわいそう」という感覚はありません。しかし障害者という枠組みの中に入ってしまうと、社会的に「かわいそう」に見えてしまうところに大きな違和感がありました。そんな風潮を本気で変えていこうとチャレンジしたことが私たちのはじまりです。
「ヘラルボニー」とはそんな兄が、ノートや自由帳などいたるところに書いていた謎の言葉です。彼にとっては何かしら意味がある言葉なんだろうと思っています。重度の知的障害がある人たちが心では面白いと思っていても、それが周囲に伝わらない。そうしたものを可視化できる会社になりたいと思っております。ヘラルボニーという言葉がいつか共通言語になる、そんな未来に向けて一生懸命走っていきたいと思っています。
プロフィール
兄・松田文登。東北学院大学共生社会経済学科卒業。大手ゼネコンで被災地再建に従事。
弟・松田崇弥は、東北芸術工科大学企画構想学科卒業。小山薫堂率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズにプランナーとして入社。お互い別の道に進んだがある時、転機が訪れる。弟・崇弥が24歳の時に訪れた岩手県花巻市の「るんびにい美術館」。そこに展示される障害者の独創的で魅力にあふれたアート作品に大きな衝撃を受ける。その後、双子で障害者のアートをプロダクトに落とし込み、社会に提案するブランド「MUKU」を立ち上げる。2018年に社名「ヘラルボニー」とし株式会社を設立。
日本全国の主に知的な障害のある福祉施設や作家とライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に事業を展開。
選考委員 バービーさん
障害者の方々の仕事は、依頼する側がある種の手心を加えたり、購入する側が慈善活動的な文脈で購入したりすることもあると思います。しかし、彼らの仕事は障害者の方たちが持つ独特の想像力を活かして、それをきちんと市場で勝負できる形に落とし込んでマネタイズしています。とても素敵だと思いました。
選考委員 呂布カルマさんより
彼らのイベントを観に行ったことがあります。実際、すごくかっこよかった。障害者の方が持つ独特の色彩感覚や発想がきちんと作品に反映され、商品に落とし込んでいました。そこにはセンスが必要です。ただ美談として終わらせるのではなく、ビジネスとして価値を生み出しているところが、特に僕が評価しているポイントです。
■パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 和田孝雄のコメント
[画像6: https://prtimes.jp/i/16451/754/resize/d16451-754-348f090dbbc6d3cbe972-3.jpg ]
受賞された皆さんおめでとうございます。パーソルは「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げています。『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』は、そんな私たちのビジョンに直結する取り組みです。今回表彰された方々は、はたらき方や人生の過ごし方が素敵な人たちばかりです。志も高く、一人ひとりの個性が輝いています。こうした「はたらくWell-being」を体現する方々を表彰し、私たちの信じる価値観を世の中に広げることで、社会を豊かにできればと考えています。受賞者から刺激を受けた多くの方々が、ご自身にとってのよりよいはたらき方を考え、それぞれの「はたらいて、笑おう。」を実現していただければと思います。
■「はたらくWell-being」とは
はたらくことを通してその人自身が感じる幸せを「はたらくWell-being」と定義しています。パーソルグループは、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて一人ひとりの選択肢を広げ、はたらく自由を広げることで、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。一人でも多くの方々が自ら選択した仕事やはたらき方で、喜びや楽しみ、さらには人や社会の役に立っていることを実感できる多様で豊かな社会を創造することで、世界中で「はたらいて、笑おう。」を実現していきます。
■『はたらくWell-being AWARDS 2023 by PERSOL』開催概要
開催日時 :2023年3月7日(火)12:00〜18:45 (12:00受付開始、12:30〜トークセッション、
14:45〜授賞式、17:30〜バラエティ企画)
開催場所 :六本木ヒルズ 49F アカデミーヒルズ
(〒106-6149 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー49F)
主催者 :パーソルホールディングス株式会社
視聴方法 :YouTube Liveにて無料配信(事前申し込み不要)
※視聴URLは特設サイトにて随時ご案内いたします。
特設サイト:https://www.persol-group.co.jp/special/well-being-awards/2023/
■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、再就職支援など総合人材サービスを展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2022年3月期売上高1兆608億円。
■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。