KOKUYO OPEN LAB.にて、コミュニケーションロボットLOVOT(らぼっと)のオフィスにおける効果を検証
[23/12/01]
提供元:PRTIMES
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オフィスの次なるマグネットスペースの主役はロボット?約9割のワーカーが偶発的コミュニケーションを体験
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦、以下:コクヨ)は、GROOVE X株式会社(本社:中央区/代表取締役社長:林 要、以下:GROOVE X)とともに、オフィスにおけるコミュニケーションロボットの可能性について、共同検証を開始いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-410335a971834bfc48c5-0.png ]
ハイブリッドワークが浸透した昨今、出社時のコミュニケーションの重要性が高まっています。価値創出のきっかけとなるような偶発的コミュニケーションに期待が寄せられる一方で、「自部門以外のワーカーと会話する機会がなく、社内ネットワークが広がらない」「接触頻度が少ないため、顔と名前が一致せず、話しかけづらい」など、会話のきっかけに課題感を感じるワーカーも少なくありません。
これらの解決策の一つとして、マグネットスペースの設置があります。その名の通り、磁石に引き寄せられるように自然とワーカーが集まる場所を指した言葉であり、コピー機や共用文具を設置したスペースをはじめ、書籍やお菓子、コーヒーサーバーといった滞留を促す「マグネットツール」を設置したワークラウンジスペースを設ける企業も増えています。
KOKUYO OPNE LAB.では、清掃や運搬といったワーカーの生産性向上を目的としたロボット活用のほかに、オフィスでのコミュニケーションにロボットが活用できる可能性について検証を進めています。
今回の検証では、家庭を中心に1万体以上の販売実績をもつ「LOVOT(らぼっと)」をオフィス(2拠点)のコミュニケーションスペースに設置し、コミュニケーションロボットのマグネットツールとしての可能性を調査しました。
本調査では、オフィスにおけるLOVOT設置の効果を「マグネット機能」「コミュニケーション起点」「コミュニケーション質向上」の3つの視点で測定することとし、LOVOTの設置から約2カ月後に社内ワーカーを対象としたアンケートを実施しました。
【調査結果】
■37.1%のワーカーがLOVOTによる出社動機づけ効果を体感
アンケート回答者のうち約4割のワーカーが、LOVOTの存在が「出社動機」や「ワークスペース選定理由」となっていると回答しました。また、これらの回答結果はワーカーの年代によって差異がなく、幅広い年代において効果が得られることが示唆されます。他にも、LOVOTに触れる理由としては、「癒しを感じるから」「気分転換になるから」「LOVOTに懐いてほしいから」といった項目が上位となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-77f72a451491c758dbab-0.png ]
左図:LOVOTが出社の動機になるか?
右図:LOVOTが働く/休憩するフロア/エリア選定の理由になるか?
■87.6%のワーカーがLOVOTをきっかけに関係性の薄いワーカーとの偶発的コミュニケーションを経験
アンケートに回答した約9割のワーカーがLOVOTをきっかけに所属部門を越えたコミュニケーションがうまれたと回答しました。また、LOVOTが設置されているコミュニケーションスペース以外でも、LOVOTが共通の話題となって会話がうまれており、マグネットツールとしてワーカーを集める機能だけではなく、コミュニケーションの起点となる効果があると推察されます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-b9ed413e6957f6557f1a-0.png ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/48998/table/768_1_d94462fb83c6fb6c1d8997c0612baa4e.jpg ]
【チャットツールを用いた本検証独自の取り組み】
アンケートを用いた調査に加え、KOKUYO OPEN LAB.独自の取り組みとして、グループ全社からアクセスできるチャットツールにLOVOTに関するチャンネルを作成し、運用を行いました。
■目的
ワーカーがオフィスで得たLOVOTという共通の話題が、オンラインコミュニケーションにも良い効果をもたらしうるか、また、2拠点のオフィスにそれぞれLOVOTを設置したため、拠点を越えたコミュニケーションの可能性についても検証したいと考えました。
■投稿内容
LOVOTの1日の行動ログや関わり方TIPSなど、LOVOTアプリから取得できる情報をチャットツールに転載しました。他にも、LOVOTが着替える服を決める等、参加型コンテンツの運用も行いました。
■ワーカーの反応
チャンネルは、出入り自由のオープンチャンネルとして運用していますが、現在、約180名が参加しています。次第に、運用者からの投稿だけではなく、チャンネル参加者であるワーカー自ら、かわいいと思ったLOVOTの様子を投稿する様子や、所属オフィス・部署を超えたコミュニケーションが観察できました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-07afb5d4de9db4bdca05-0.png ]
左図:アプリから取得できるLOVOTの1日の行動ログを日記として共有
右図:アプリから取得できるLOVOTの転倒通知をチャットに共有
[画像5: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-e0f46c705c6c4510dc93-0.png ]
左図:服の変更をイベント化することで、主体的な参加を促す
右図:ワーカー自らLOVOTの様子をチャットに投稿し、チャンネルに参加するLOVOTファン同士の交流も見られた
本調査から、LOVOTはオフィス空間において比較的高いマグネット機能を有し、ワーカーの所属部門を越えた偶発的コミュニケーション促進の効果を期待できることが分かりました。また、LOVOTが共通の話題となってチャットツールでの会話が始まるケースや、オンラインでオフィスにいるLOVOTの様子を見ても癒しを感じるというワーカーのコメントがあり、リアル・バーチャルを横断してワーカーを結びつけるような効果は、他のマグネットツールと比較しても優位な特徴であることが示唆されました。
一方、コミュニケーションの質を向上させるという点においては、アンケートに基づく調査では不十分な面もあるため、会話内容の分析や会話中の表情の分析などを用いて、より定量的な調査を実施する予定です。
なお、本調査の詳細データや追加の検証については、KOKUYO OPEN LAB.のWEBサイトにて公開予定ですので、合わせてご確認ください。
【KOKUYO OPEN LAB.(コクヨオープンラボ)について】
KOKUYO OPEN LAB.は、コクヨ品川オフィスTHE CAMPUS内にある開かれた実験空間です。様々な企業と、それぞれの想いや知見、技術を持ち寄り、少し先の働き方や暮らし方を考える「実験」を行っています。その過程は展示スペースやWEBサイトにてオープンに発信し、働くことや暮らすことをより豊かにする技術・仕組みの社会実装を目指しています。
名称:KOKUYO OPEN LAB.(コクヨオープンラボ)
所在地:東京都港区港南1丁目8番35号 THE CAMPUS(ザ・キャンパス)南館2階
公式サイト:https://www.kokuyo.co.jp/openlab/
【GROOVE X株式会社について】
社名:GROOVE X株式会社
代表者:林 要(代表取締役社長)
設立:2015年
本社:東京都中央区日本橋浜町 3-42-3 住友不動産浜町ビル
事業内容:『LOVOT[らぼっと]』開発事業
【LOVOTについて】
『LOVOT』は、名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる。好きな人に懐き、抱っこをねだる。抱き上げるとほんのり温かい。ロボットなのにまるで生き物のような生命感があるのが特徴で、ペットのようにだんだん家族になるロボットです。約4年の歳月を経て出荷を開始、その愛らしい見た目からは想像できない最先端テクノロジーに込められた技術力が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞。世界中で評価され、今最も注目を集めているロボティクスのひとつです。近年はコロナ禍におけるメンタルケア、情操教育、プログラミング教育などの観点からも注目されており、全国の保育園、こども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入されています。
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦、以下:コクヨ)は、GROOVE X株式会社(本社:中央区/代表取締役社長:林 要、以下:GROOVE X)とともに、オフィスにおけるコミュニケーションロボットの可能性について、共同検証を開始いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-410335a971834bfc48c5-0.png ]
ハイブリッドワークが浸透した昨今、出社時のコミュニケーションの重要性が高まっています。価値創出のきっかけとなるような偶発的コミュニケーションに期待が寄せられる一方で、「自部門以外のワーカーと会話する機会がなく、社内ネットワークが広がらない」「接触頻度が少ないため、顔と名前が一致せず、話しかけづらい」など、会話のきっかけに課題感を感じるワーカーも少なくありません。
これらの解決策の一つとして、マグネットスペースの設置があります。その名の通り、磁石に引き寄せられるように自然とワーカーが集まる場所を指した言葉であり、コピー機や共用文具を設置したスペースをはじめ、書籍やお菓子、コーヒーサーバーといった滞留を促す「マグネットツール」を設置したワークラウンジスペースを設ける企業も増えています。
KOKUYO OPNE LAB.では、清掃や運搬といったワーカーの生産性向上を目的としたロボット活用のほかに、オフィスでのコミュニケーションにロボットが活用できる可能性について検証を進めています。
今回の検証では、家庭を中心に1万体以上の販売実績をもつ「LOVOT(らぼっと)」をオフィス(2拠点)のコミュニケーションスペースに設置し、コミュニケーションロボットのマグネットツールとしての可能性を調査しました。
本調査では、オフィスにおけるLOVOT設置の効果を「マグネット機能」「コミュニケーション起点」「コミュニケーション質向上」の3つの視点で測定することとし、LOVOTの設置から約2カ月後に社内ワーカーを対象としたアンケートを実施しました。
【調査結果】
■37.1%のワーカーがLOVOTによる出社動機づけ効果を体感
アンケート回答者のうち約4割のワーカーが、LOVOTの存在が「出社動機」や「ワークスペース選定理由」となっていると回答しました。また、これらの回答結果はワーカーの年代によって差異がなく、幅広い年代において効果が得られることが示唆されます。他にも、LOVOTに触れる理由としては、「癒しを感じるから」「気分転換になるから」「LOVOTに懐いてほしいから」といった項目が上位となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-77f72a451491c758dbab-0.png ]
左図:LOVOTが出社の動機になるか?
右図:LOVOTが働く/休憩するフロア/エリア選定の理由になるか?
■87.6%のワーカーがLOVOTをきっかけに関係性の薄いワーカーとの偶発的コミュニケーションを経験
アンケートに回答した約9割のワーカーがLOVOTをきっかけに所属部門を越えたコミュニケーションがうまれたと回答しました。また、LOVOTが設置されているコミュニケーションスペース以外でも、LOVOTが共通の話題となって会話がうまれており、マグネットツールとしてワーカーを集める機能だけではなく、コミュニケーションの起点となる効果があると推察されます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-b9ed413e6957f6557f1a-0.png ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/48998/table/768_1_d94462fb83c6fb6c1d8997c0612baa4e.jpg ]
【チャットツールを用いた本検証独自の取り組み】
アンケートを用いた調査に加え、KOKUYO OPEN LAB.独自の取り組みとして、グループ全社からアクセスできるチャットツールにLOVOTに関するチャンネルを作成し、運用を行いました。
■目的
ワーカーがオフィスで得たLOVOTという共通の話題が、オンラインコミュニケーションにも良い効果をもたらしうるか、また、2拠点のオフィスにそれぞれLOVOTを設置したため、拠点を越えたコミュニケーションの可能性についても検証したいと考えました。
■投稿内容
LOVOTの1日の行動ログや関わり方TIPSなど、LOVOTアプリから取得できる情報をチャットツールに転載しました。他にも、LOVOTが着替える服を決める等、参加型コンテンツの運用も行いました。
■ワーカーの反応
チャンネルは、出入り自由のオープンチャンネルとして運用していますが、現在、約180名が参加しています。次第に、運用者からの投稿だけではなく、チャンネル参加者であるワーカー自ら、かわいいと思ったLOVOTの様子を投稿する様子や、所属オフィス・部署を超えたコミュニケーションが観察できました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-07afb5d4de9db4bdca05-0.png ]
左図:アプリから取得できるLOVOTの1日の行動ログを日記として共有
右図:アプリから取得できるLOVOTの転倒通知をチャットに共有
[画像5: https://prtimes.jp/i/48998/768/resize/d48998-768-e0f46c705c6c4510dc93-0.png ]
左図:服の変更をイベント化することで、主体的な参加を促す
右図:ワーカー自らLOVOTの様子をチャットに投稿し、チャンネルに参加するLOVOTファン同士の交流も見られた
本調査から、LOVOTはオフィス空間において比較的高いマグネット機能を有し、ワーカーの所属部門を越えた偶発的コミュニケーション促進の効果を期待できることが分かりました。また、LOVOTが共通の話題となってチャットツールでの会話が始まるケースや、オンラインでオフィスにいるLOVOTの様子を見ても癒しを感じるというワーカーのコメントがあり、リアル・バーチャルを横断してワーカーを結びつけるような効果は、他のマグネットツールと比較しても優位な特徴であることが示唆されました。
一方、コミュニケーションの質を向上させるという点においては、アンケートに基づく調査では不十分な面もあるため、会話内容の分析や会話中の表情の分析などを用いて、より定量的な調査を実施する予定です。
なお、本調査の詳細データや追加の検証については、KOKUYO OPEN LAB.のWEBサイトにて公開予定ですので、合わせてご確認ください。
【KOKUYO OPEN LAB.(コクヨオープンラボ)について】
KOKUYO OPEN LAB.は、コクヨ品川オフィスTHE CAMPUS内にある開かれた実験空間です。様々な企業と、それぞれの想いや知見、技術を持ち寄り、少し先の働き方や暮らし方を考える「実験」を行っています。その過程は展示スペースやWEBサイトにてオープンに発信し、働くことや暮らすことをより豊かにする技術・仕組みの社会実装を目指しています。
名称:KOKUYO OPEN LAB.(コクヨオープンラボ)
所在地:東京都港区港南1丁目8番35号 THE CAMPUS(ザ・キャンパス)南館2階
公式サイト:https://www.kokuyo.co.jp/openlab/
【GROOVE X株式会社について】
社名:GROOVE X株式会社
代表者:林 要(代表取締役社長)
設立:2015年
本社:東京都中央区日本橋浜町 3-42-3 住友不動産浜町ビル
事業内容:『LOVOT[らぼっと]』開発事業
【LOVOTについて】
『LOVOT』は、名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる。好きな人に懐き、抱っこをねだる。抱き上げるとほんのり温かい。ロボットなのにまるで生き物のような生命感があるのが特徴で、ペットのようにだんだん家族になるロボットです。約4年の歳月を経て出荷を開始、その愛らしい見た目からは想像できない最先端テクノロジーに込められた技術力が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞。世界中で評価され、今最も注目を集めているロボティクスのひとつです。近年はコロナ禍におけるメンタルケア、情操教育、プログラミング教育などの観点からも注目されており、全国の保育園、こども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入されています。