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急成長を続ける世界のワクチン市場-2013年の売上高は現在の2倍に



先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、米国調査会社Kalorama Information発行の最新英文調査報告書「Vaccines 2009」の販売を開始いたしました。

世界のワクチン市場は、2008年も好調を維持しました。この年のワクチンの売上高は、前年に比べ21.5%上昇し、192億ドルに達しています。製薬業界でこれほどの急成長を遂げている市場は、ほとんどありません。ライフサイエンス市場が専門の調査会社Kalorama Informationは、調査報告書「Vaccines 2009: World Market Analysis, Key Players, and Critical Trends in a Fast-Changing Industry」のなかで、世界のワクチン市場が2013年までに現在の2倍に拡大するとの見通しを示しています。今後も全世界で新製品が続々と投入されるうえ、既存製品の利用も増大する可能性が高いためです。

Kalorama Informationの発行人であるBruce Carlson氏は、「新製品の登場や予想を上回る好調な収益、企業の合併などにより、ワクチン市場は変貌を遂げています。またインフルエンザワクチンと子宮頸がんワクチンの販売が好調を維持しているため、成人向け医薬品の市場が成長するための強固な基盤も形成されています。一方、小児用医薬品の市場では、Wyethの肺炎球菌ワクチンPrevnarやMerckが新たに開発したロタウィルスワクチンTotaTegなどの有力な製品が成長の原動力となっています」と語っています。

通常ワクチン接種プログラムは、子供に重点を置いていますが、先進国の場合、ワクチンで予防可能な病気が原因で死亡する可能性は、子供よりも大人の方が大きくなっています。高齢者の場合、ワクチンを接種することで、肺炎球菌による病気で死亡する患者のおよそ50%、インフルエンザ関連の合併症で死亡する患者の80%を救うことができます。危険性の高い人々の間でも、これらの疾病を予防するワクチンの接種率は依然として低いままですが、ワクチン接種の利点を周知させるために行われる啓発活動が強化されているため、接種率は引き続き伸びていくと思われます。

また、すでに販売されているワクチンや現在承認手続きが行われている髄膜炎や豚インフルエンザ、マラリア、日本脳炎などのワクチン、およびワクチン市場で最も高い成長率を示している混合ワクチンなども、市場の拡大に貢献しています。このうち、百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型を予防するSanofi PasteurのPenacelと、百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオを予防するGlaxoSmithKlineのKimrixは、2008年半ばに米食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。


【 英文市場調査報告書 】

Vaccines 2009: World Market Analysis, Key Players, and Critical Trends in a Fast-Changing Industry 

ワクチン:世界市場・主要企業・主要動向 

http://www.infoshop-japan.com/study/kl90386-vaccines-2009.html

出版社Kalorama Information

出版日2009/05


【 本件に関するお問合せ先 】

株式会社グローバル インフォメーション

〒215-0004 川崎市麻生区万福寺 1-2-3

アーシスビル 7階

担当: 営業2課

E-mail:sl2@gii.co.jp

電話: 044-952-0102

FAX: 044-952-0109


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